海外釣行記 メキシコ、レイク・エルサルト |
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★★ 釣行記や写真を頂き感謝!先輩達の体験談こそが次の釣行者の大きな助けになるのですから
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「親子でレイク・エルサルト」 [ケンタッキー州在住・T様]
2009年4月 メキシコ、レイク・エルサルト
《経緯》
ここ数年しばらく釣りから離れていたのですが、我が家は2007年からアメリカに赴任し、たまたま自宅の裏の池にバスがいたので長男(大貴)と一緒にバス釣り再開しました。大貴は6歳からバス釣りを始めましたが釣り運が強く、いきなり40オーバーを連発し7歳にして45クラスを何本も上げ、生意気にも50オーバーを釣りたいと言うようになりました。自分が小学1年のころは10cmのオイカワを釣って喜んでいたのに、恐るべきスーパーキッズです。
赴任が今年で最後なのでアメリカにいる間に何とか大貴に50オーバー、私は60オーバーがキャッチできないかと日々思っていました。ワールドレコードクラスはカリフォルニアやレイクフォークもしくはフロリダで上がっているのですが、60もしくは10lbクラスとなると圧倒的にメキシコのほうがはるかに確率が高いことを知りました。ガイド&ロッジのコストもAccessさんのホームページ等で調べるとメキシコのほうが安く、ライセンスや送迎費込みでもアメリカのベース金額より安いので、すっかりメキシコに行く気満々になっていました。妻も私がこちらにいる間にBigバスを釣りたいと言っている事を知っており、大貴もメキシコに行きたいと言っていたので、快く了解してくれました。娘にはもともと欲しいと言っていたものを買うと言うことで了解してもらい、晴れてエルサルト行きが決定しました。4/5〜9(釣りは3日間)
航空券やロッジはこちらに住んでいるので自分で手配しましたが、ロッジはAccessさんを通したほうが安くできるとスィギスから連絡があった為、Accessさんを通すことにしました。
《準備》
過去ロッドケースに課金されたとレポートがあったので、航空会社の規定を念入りに調べ、ロッドは6ft以下、スーツケースは大貴と併せて1個にしたため、全く課金無くスムーズにチェックインできました。タックルは特にロッドは破損の可能性もあるので、安物でそろえました。
私用:
ミデアムヘビー ベイトキャスト 25lbライン(ナイロン)
ミデアムヘビー ベイトキャスト 20lbライン(ナイロン)
ミデアム ベイトキャスト 20lbライン(ナイロン)
ミデアム ベイトキャスト 20lbライン(PE)
ミデアム スピニング 20lbライン(PE)
大貴:
ミデアム ベイトキャスト 17lbライン(ナイロン)ほとんど使用せず
ミデアム スピニング 10lbライン(ナイロン)
ルアーはマグナムリザード、ソルティースーパーフルーク、センコー5"のウォータメロンレッドフレーク、ソルティースーパーフルークのパールホワイト、ワイルドアイ・スイムシャッド4"チャート系、ラトルトラップ、POP-R、チャグバグと過去よく登場したものをそのまま購入。Walmartやバスプロショップの安売りですべて2〜3ドルで揃えました(2ヶ月ぐらいかけ安売りを見つけては購入)。もちろんチャート染色液もラインも安売りを見つけては3ドルぐらいで、チビチビと購入して、エルサルト用の買い物を楽しみました。今まで重さを気にしていなかったのですがせっかくなのでバークレーのデジタルスケールを購入しました。しかし現地では液晶が真っ暗で結局ガイドの物を使用し出番無し(帰宅後偏光グラスのためだったということが判明)。
《出発》
ケンタッキー州からなので、あまり参考にならないので省略しますが、1点メキシコ入国時驚いたことがおきましたので紹介します。税関を通過後、警官に呼び止められ「母親はどこにいますか?」と尋ねられ「家で留守番」と言うと、なんと「許可証を見せてください」と言うではないですか。そんなこと聞いていねぇよぉ。一瞬あせりましたが冷静に「母親に電話してOKと言えばいいでしょ」と家に電話して妻に大貴の生年月日など軽く尋ねられ無事釈放・・・。メキシコでは子供の誘拐が多く臓器売買などに売られると聞いた事があり、このような警察の対応に妙に納得しました。
《到着》
皆さんが書いているように空港には名前を持ったドライバーが待っており、1時間ぐらい走り到着。これまたいつものようにマルガリータでお出迎えされ、部屋に案内されました。部屋の様子や食事等は過去のレポート通りで釣りの寝泊りには十分です。送り迎えやランドリーサービスや食事など考えると本当にコストバリューがあると思いました。余談ですがケンタッキーと時差が2時間だったので、5時半起床もケンタッキータイムで7時半とちょうどぴったりで大変楽でした。
《釣り1日目》
悪路を5分ほど走りいよいよ船着き場に到着。ガイドを紹介され、いよいよ乗船。さすがに7歳の子供用のライフジャケットは無いので大貴のものは持参。ボートはフルフラットではないがFRPバスボートタイプで、そんなに大きくないエルサルトにはちょうど良いサイズ。11月から4月が乾季で水位が低くティラピア漁が行われ、ネットがいたるところに張られ、ネットの迷路の中で釣りをしている感じであった。話によると1日から10日まではネットが張られ、5日間間を空けて15日から25日まで再び張られるそうだ。今回の釣行は最悪にもネットが張られているタイミングであった。ネットをよけつつ、はじめはシャローの立ち木エリアに到着。さてお決まりのポッパーかと思いきや、いきなりスピニングを渡されフルークと一言。えっ。皆スピニングは使わなかったと書いているのに…不審に思いかけていたが…「いや。ここはガイドのアドバイスに従おう。」とワンキャスト。と、いきなり小粒のバスがぐいぐいとヒット。「なるほどこれが皆の言っていたエルサルトバスは良く引くということか」と感心していると、大貴にもヒット。とりあえず順調なすべり出しに安堵。とその直後、大貴の竿に大物がヒット。あげてみると52cmのグッドサイズ。早速大貴の目標であった50オーバーは30分も立たずして軽くクリア。わが子ながら恐るべき大貴。そして恐るべきレイク・エルサルト。ここでのパターンはノーシンカーのフォーリング中かその後に2〜3回トゥイッチするとヒットするパターンであった。
しばらく流し45クラスがバンバン釣れるが、なかなかサイズアップせず移動。次は比較的ディープな立ち木エリアで、ガイドの指示はテキサス。マグナムリザードのテキサスで探るも40クラスがぽつぽつと反応するのみ。ガイドは私に投げやすいボートポジションを取るため、大貴はリアシートで投げづらく悪戦苦闘。バックラッシュや飛距離が伸びないベイトに見切りをつけ、スピニング一本宣言。さすがに7歳の子にはこの立ち木の中でのキャスティングは無理か・・・。
その後何箇所かディープエリアをテキサスで探るも40クラス止まりで午前中を終了。すでに30匹以上釣っており早くも手が疲れてきた。
食事と休憩を挟み2時半から午後の部がスタート。ロッジにもう一組居たメキシコ人が午前中に11ポンドオーバーを釣り上げた為、俄然やる気になり通常3時と言っていたが、30分早めてもらった。大貴は休憩なんかいらないと豪語していたが、部屋に戻るとパタッと一瞬で寝てしまった
。
昼からもテキサスでのスタートであったが全く沈黙。ブレイクから上がったフラットエリアでバイブレーションやワイルドアイ・スイムシャッドで探ると40クラスのバスがぽつぽつ釣れ始めた。ややシャローのほうにキャストしてみると、グッドサイズがヒット。56cmの自己新が釣れとりあえずほっとしました。
ブレイク側に移動しても56cmがヒットし、さすがエルサルトと改めて感心。シャローもディープもスローリトリーブ中にボトム近くでヒット。大貴もバイブレーションなどでポツリポツリと上げるもののサイズが伸びず。ものすごい日差しですでにグロッキー気味。暑い暑いとぐずり始めました。
日が傾きシャローへ移動し、またまたフル―クのノーシンカー。大貴も最後の力を振り絞り、50cmをキャッチ。別のシャローで私も同じくフルークのノーシンカーで50cmをキャッチ。7時半を過ぎ日が沈んだので本日は終了。本日は2人で50匹以上、MAX56cmであった。ガイドにお礼とチップを渡し「明日こそ60オーバーか10lbオーバーを釣りたい」と告げ、ロッジへ向かった。私も大貴も真っ黒に日焼けし本当にくたくただった。
ロッジに帰るとすぐに夕飯を食べたが、大貴はすでに限界であまり食欲も無かった。何とか眠らないようにがんばって食べさせ、部屋に戻り速攻で爆睡。
《釣り2日目》
2日目は「我々が単なるファミリーフィッシングではなく本気で60cmもしくは10lbオーバーを狙っている」とガイドが悟り、大型の反応が無いとぽんぽんとポイントを変えた。朝一のシャローをどんどんチェンジして探ったがいまいちで9時ぐらいまでノーフィッシュ。マグナムフルークやワイルドアイ・スイムシャッド6"など大型ルアーを試したが反応無し。日が昇りブレイクラインを攻めると、ワイルドアイ・スイムシャッド4"が大爆発で、1時間で50オーバー5本。バラシた物やガイドが釣った物を入れると10本ぐらいが1時間でヒット。それも15m×15mぐらいの特定のエリアで固まって釣れた。日本ではこれだけスレずに釣れ続けることは考えられない。相当たくさんの50オーバーがストックされていると改めて痛感。我が子の勇姿をビデオ撮影したり、記念撮影したりしてこの結果なので、普通の人がやったら1時間に10本以上は50オーバーをあげていただろうと思った。それぐらいすごいラッシュだった。大貴もしっかりと57cmを上げ、さらに自己記録更新。それも57、57、56と立て続けに上げ、あっさりと私の自己新を抜き、スーパーキッズぶりを発揮していました。これはやばいぞ(汗)。大貴のタックルは私の昔使用していた15年以上前のアルテグラと一度折れて適当に継いだクァンタムの竿に10lbライン。全く日本の野池向けタックルですが、しっかりとドラグ調整をしていたので、ラインブレイクも無く完璧にキャッチしていました。ただ、腕力が無いのでフッキングがどうしても弱く、ミスフッキングは多々ありましたが、それにしても我が子ながらお見事だと思います。
ラッシュが終わり立ち木のディープに移動しテキサスで探るもポツリポツリと45クラスが上がるだけで冴えなかった。大貴も私も先ほどのラッシュで放心状態になり完全に気が抜けてビールを飲みながら余韻に浸っていた。日差しも強くなり大貴も限界に近くなったところで午前の部を終了。
今日も午後からは2時半からスタート。大貴は発熱で薬を飲みながら限界直前だったが、昼飯時に今日からスタートのアメリカ人が10lbオーバーを朝一でキャッチしたとの情報が入ったため、やる気満々で午後からもスタート。やはり日が高いうちは立ち木エリアでテキサスの指示。今回どうもテキサスが不発でサイズが伸びない。午前中のラッシュエリアからフラットにかけて再度チャレンジするも不発。4時ぐらいにようやくグッドサイズがフラットエリアでヒット。57cmの自己新記録。「よかった。よかった。大貴に並んだ。」ルアーはもちろんワイルドアイ・スイムシャッド。しかし、その後サイズが伸びず。別のブレイクエリアへ移動。
ぱっと見なにも無いようだが、いつもガイドは魚探を見ることも無く、こちらに向かって投げろと指示。完全に頭の中に地形が入っていて、「もう少し右」「もう少し奥」と細かく指示を出します。ここにきてようやくキャロライナの指示。みんなキャロ地獄と言っているのに2日目の夕方まで全く指示は無く、ようやく真打登場と言う感じでした。大貴と「リザードこんなに買ってこなくて良かったじゃん」とぼやいていましたが、やっと消費する時が来ました。さすがキャロは良く釣れ入れ食い状態でした。大貴もロングキャロで地面にワームをこすりながらのキャストで悪戦苦闘。時々ガイドに投げてもらっていましたが、まぁそれにしてもよくキャロでも釣ります。2人とも50アップは釣れませんでしたが、45アップばかり連発し手がだるくなりました。そんな中、一回大貴の竿に超大物が掛かりました。ぎーぎーぎーといきなり大貴の竿が持っていかれ、ガイドも私も「グランデ、グランデ。竿立てて!!」と叫びましたが、大貴は一度も竿を立てることができず3回絞り込まれたところでスポッと抜けました。ラインブレイクしたわけでもなく、フックが伸びたわけでもなく、マグナムリザードだけ無くなっておりました。
その後、夕方のお決まりのシャローへ行きフルークで数匹上げ2日目終了。今日は40匹程度と数は伸びなかったが、平均サイズは圧倒的に伸びた。
今回、メキシコ人、アメリカ人それぞれ10lbオーバーが1回だけヒットしており、ある意味我々にもその1回が来た訳ですが、キャッチできませんでした。時間、ポイント、ルアーすべてガイドが助けてくれるので、あとは必ず3日ぐらい居れば1〜2回やってくるチャンスを物にするかだけです。ガイドも「何日居るの?」「3日」「じゃあキャッチできるかも。がんばろう。」そんなノリです。細かいテクニックや能書きはここでは要らないとつくづく感じました。しかし、その1回を逃したので、いよいよ「あせり」が出てきました。
《釣り3日目》
ついに最終日になった。今回は60を釣ることが目的だったので、とにかくガイドを信じてガイドの提案通りにやった。大貴も目標も達成し、私のサイズも徐々に上がり、後は60さえ釣れれば文句なしという状態であった。しかし疲労は徐々に増し、大貴も薬を飲んでの出船となった。
朝一はシャロー。完全にこのガイドの行く場所がパターン化され一日の動きも把握できた。そしてそこでやるべきこと、投げるポイントも把握できていた。また、誰かも書いていたが。9時ぐらいから11時まで、ブレイクから上のフラットに大量にバスが上がって「お食事タイム」が始まり。昼から3時ぐらいから4時半ぐらいまで同様に「お食事タイム」が始まる。そしてそのルートは決まっており、ガイドはその水中の地形変化を網羅しておりルート上の溜まり場も知っている。したがって毎日その時間は同じポイントを攻める。逆に見切りも早い。「お食事タイム」に盛り上がらないときは、ほかの同じようなポイントを攻めて行く。しかし、今日は今まであったネットが外されなくなっていた(規定の収穫量に達すると10日前でも外すそうだ)ので、ちょっと長めにシャローで粘った。しかし、サイズが伸びない。「早くお食事場のフラットに行きたい」ふと、あせってそんな気になってきた。次はやや深めのところでキャロの指示。「お〜い。お食事タイム始まっているよ。早く昨日のところへ行きたい。」そんな気持ちを反映してか、キャロではミスフッキングの連発。10時前にようやく昨日の爆発ポイントへ移動。しかしそこには先客が…。同じロッジのメキシコ人たちだった。「9lbオーバーが釣れた。今日はクランクが当たりだ」と聞き、フラストレーションは頂点に…。「あー。シャローで無駄時間をすごさなければ良かった」悶々としながら昨日大当たりのワイルドアイ・スイムシャッドを引くが、「お食事タイム」は終わったのか、全く反応がない。クランクも駄目。ガイドはさっとその場所を見切り、上流のフラットへ移動。ここは午後の風が吹き始めてから「お食事タイム」に攻める場所だが、前倒しで午前から入った。しかしその判断が大当たりで、ブーマーのファットフリーシャッドで大爆発。45〜55cmぐらいのバスが入れ食いになった。メキシコ人の言う通りであった。50cm以下はフックを外すのも面倒なのでボート際でエラ洗いさせて自動的にフックオフさせた。完全にメキシコ病にはまった。腕が痛くなるまでクランクを引き倒した。大貴は腕力が無くディープクランクは巻ききれないので、スイムシャッドにチェンジ。しかしクランクの圧勝であった。すでに大貴の疲労も絶頂で、集中力を欠き、根がかりを連発させていた。11時を過ぎ定刻通り「お食事タイム」終了となった。
これまたお決まりとなった「お食事タイム」後のキャロポイントへ移動。早速54cmの良型を上げ、その後もぽんぽん45クラスを上げるものの60は姿を見せず午前中は終了。ただ、エルサルトの「お食事タイム」のすごさを実感して、すでに十分満足になり、あせりは完全に消えた。また、併せてガイドへの信頼もまた一層増し、3日間ガイドを信用して良かったと思った。大貴もキャロが大好きになり、ひとつステップアップが実感できた釣行となった。
最終日は大貴の希望で2時からのスタートとなった。1時間しかお昼寝タイムがないが寝れるか?と心配したが2人とも疲労絶頂で即爆睡であった。今日は初めてボートランプの近くの両岸が切り立った水路のようなポイントに行った。いつもそこにはボートが浮かんでおり人気のあるところのようだった。しかしそこは沈黙。午後からはやや風が強く非常に投げ辛かった。結局3時に午後のお食事場へ。しかし風が強くなり濁りが入りいまいち反応が悪くなった。少しずつ移動しながらLV500で広範囲を探っていると、おもむろにガイドが巨大バイブを取り出し、「これが良いのだ」とキャスト。いきなり50クラスがヒット。すぐに私に貸してくれ、第一投すると重い…。まるでクランクのような引き心地。ガイドがもっと早く巻くように指示。OKと巻くとすぐにガツンと56cmがヒット。その後もぽつぽつキャッチするが本当に良型ばかり。55cmを追加しあたりがやんだところで移動。
お決まりになってきたお食事場の後のキャロ。いつものように「こちらからこちらに向かって」と細かい指示。まもなくコツと小さなあたり。午前中はミスフッキング連発だったので、渾身の大あわせ。今までに無い強烈な引きで上がってきたのは顔と胴がやけに太い57cm。その後も45クラスをがんがん釣ったが60オーバーは姿を見せず。大貴も本当に体力の限界で鼻血も出て、「横になって休んだら?」と提案するも、「いや。やりたい」とがんばります。
再び移動して、60オーバーを狙いキャロを投げまくり。ここでもキャロがあたり大貴と交代で入れ食い状態。大貴も私も54cmを上げ大満足。
最後はお決まりのシャローを攻めたが不発で今回の釣行の終了となった。最終日も57cmを筆頭に2人で70匹ぐらい釣り上げた。特に私はこの一日だけで50オーバーを7匹釣り大満足であった。過去の釣行記を見ると大体そのうち1〜2本60オーバーが混じっているはずなのだけど…とちょっぴり残念。後ろ髪を引かれる思いで湖を後にした。
《移動日》
この日もフライトまでやらないかとスィギスに勧められたが、もはや大貴も限界で、マサトランの町並みも見てみたかったので断った。遅めの朝ごはんを食べ、少し観光をして空港に送ってもらった。他のレポートにもあるように、マサトランはカンクンやアカプルコほどメジャーではないが華やかなリゾート地だった。シニアフロッグズというチェーン店の発祥の地とかで、お土産はここで購入。いたるところにカエルのお店やカエルのグッズ(便乗品?)がありました。次回は妻と娘を連れて「女組みはリゾート」・「男組みは釣り」というのも良いなぁと思った。行き同様、帰りのフライトも問題なく順調にケンタッキーに帰ることができた。
《まとめ》
7歳の子連れで、3日間本当にできるだろうかと心配だったが、発熱・鼻血などあったが何とか無事3日間やることができた。釣果も3日で私が50アップ13匹、大貴が6匹と十分上出来。「糸が絡まった」「根掛りした」「うまく投げられない」「暑い」「寒い」普通ならなかなか釣りにならない状況下ではあったが、ガイドが適宜ヘルプしてくれて、思ったより釣りに集中することができたし、ガイドの指示もパーフェクトだった。私の目標であった60アップは釣れなかったが、大貴の50アップは達成し、エルサルトの強烈な「お食事タイム」のラッシュも体感でき十分満足できた。この釣行中に40歳の誕生日を迎え、最高の誕生日プレゼントとなった。また、3日間ともリアシートでスピニング一本という状況で、大人並の釣果をたたき出した大貴の釣り運の強さに、改めて感心した。
《子連れの人にアドバイス》
・子供用のライフジャケットは持参したほうが良い
・子供は暑がるが、帽子はもちろんだが、絶対に長袖・長ズボン(日焼けは体力を消耗させます)
・熱中症防止に多めに水分をとらせる
・根掛り&ライントラブルは積極的にガイドにお願いし子供に退屈な思いをさせない
(子供は頻繁に根掛りさせるので最低でも2本は竿を準備したほうが良い)
・あまりの暑さと疲労で食欲が無くなるので、日本から好みのお菓子を持ってくると良い
《残念だったこと》
・最後の最後に大貴が糸の塊に根掛りさせガイドが手繰り寄せると、ロッド&リールが水中から出てきた。「60は釣れなかったが大物が釣れた」と喜んでいたら、下船時にガイドが「手繰り寄せたのは俺だから」と持って行ってしまった。なんだかおとなげないなぁと残念な気分になった。
・今回スケールを持参したが、冒頭にも書いたように故障と勘違いして、ガイドのスケールを使うことになった。50アップはすべて計測したが、どうも値が怪しいので今回は重量報告無しとした。毎回ガイドに計測してもらっていたが、その際液晶をお客に見せるため若干斜めにしていた気がした。デジタルスケールなので小細工はできないと安心していたが、ここに落とし穴があった。私も帰宅後初めて知ったのだが、斜めにするとラパラやバークレーのボールチェーンタイプはボールが本体に触れ値が変化します。私は長さ至上主義なので気にしませんが、重さを気にする人は正しい持ち方で、自分で計測することをお勧めします(ガイドたちが故意にやっているとは思いたくありませんが…)。下の写真は他船のバスの計測風景。この持ち方では正確に計測できません。
《お礼》
1年ぐらい前に息子に「バスはこんなに大きくなるのだよ」とビッグバスの写真を見せるために検索していたところこのサイトに出会った。それまでは裏庭の池で満足していたが、日本からこんなにたくさんの人がメキシコを目指してやってきていると知り、アメリカに住んでいる間に何とか1回でいいからメキシコに行きたいと強く思うようになった。過去の先輩たちの詳しいレポートで、いろいろな不安が解消され、タックルやルアーの準備もスムーズにでき本当にこのサイトに感謝している。今後もますます活発にこのサイトが運営されていくことを祈念しております。
[以下アンケートより抜粋]
●釣果はどうでしたか?(わかる範囲、概算でも構いません)
あなたの本数:[約120]本
大物ベスト5 (体重順でも体長順でもお好きに)
(※○.○lbでも○lb○ozでもOK。1lb未満の表記に注意。1lb=16oz)
1位:体重:[ ]lb[ ]oz 体長:[57]cm
ルアー:[マグナムリザード] 色:[ウオーターメロン・レッドフレーク]
リグ:[キャロライナ] バイト深度:[ ]m
2位:体重:[ ]lb[ ]oz 体長:[57]cm
ルアー:[ワイルドアイ・スイムシャッド4”] 色:[ファイヤータイガー]
リグ:[ ] バイト深度:[ ]m
3位:体重:[ ]lb[ ]oz 体長:[56]cm
ルアー:[ワイルドアイ・スイムシャッド4”] 色:[ファイヤータイガー]
リグ:[ ] バイト深度:[ ]m
4位:体重:[ ]lb[ ]oz 体長:[56]cm
ルアー:[ワイルドアイ・スイムシャッド4”] 色:[ファイヤータイガー]
リグ:[ ] バイト深度:[ ]m
5位:体重:[ ]lb[ ]oz 体長:[56]cm
ルアー:[ガイドに借りたBIGバイブレーション] 色:[青]
リグ:[ ] バイト深度:[ ]m
50cm超の本数:[13]本 (うちロクマル[ ]本)
7lb超の本数:[ ]本 (8lb台[ ]本、9lb台[ ]本、10lb台[ ]本)
同行者の本数:[約40]本
大物ベスト5 (体重順でも体長順でもお好きに)
(※○.○lbでも○lb○ozでもOK。1lb未満の表記に注意。1lb=16oz)
1位:体重:[ ]lb[ ]oz 体長:[57]cm
ルアー:[ワイルドアイ・スイムシャッド4”] 色:[ファイヤータイガー]
リグ:[ ] バイト深度:[ ]m
2位:体重:[ ]lb[ ]oz 体長:[57]cm
ルアー:[ワイルドアイ・スイムシャッド4”] 色:[ファイヤータイガー]
リグ:[ ] バイト深度:[ ]m
3位:体重:[ ]lb[ ]oz 体長:[56]cm
ルアー:[ワイルドアイ・スイムシャッド4”] 色:[ファイヤータイガー]
リグ:[ ] バイト深度:[ ]m
4位:体重:[ ]lb[ ]oz 体長:[54]cm
ルアー:[マグナムリザード] 色:[ウオーターメロン・レッドフレーク]
リグ:[キャロライナ] バイト深度:[ ]m
5位:体重:[ ]lb[ ]oz 体長:[52]cm
ルアー:[ソルティースーパーフルーク] 色:[ウオーターメロン・レッドフレーク]
リグ:[ノーシンカー] バイト深度:[ ]m
50cm超の本数:[6]本 (うちロクマル[ ]本)
7lb超の本数:[ ]本 (8lb台[ ]本、9lb台[ ]本、10lb台[ ]本)
●全体的に最も効果的だったと思う場所や深さ、ルアー、釣り方は?
[ブレイクのスイムシャッド。ブレイク上フラットのクランク&バイブレーション。
ブレイクに絡むピンスポットでのキャロライナ(マグナムリザード)]
●大きい魚に限って言えば、どんな場所、深さ、ルアー、釣り方が効果的?
[ブレイクに絡むピンスポットでのキャロライナ(マグナムリザード) ]
●あまり反応がなかったと思われる場所や深さ、ルアー、釣り方は?
[立ち木エリアのテキサス(マグナムリザード) ]
●今回のベストルアーは?(名前/大きさ/重さ/色 ※複数回答可)
[ワイルドアイシャッド4”ファイヤータイガー ]
●釣りに関して他に読者の参考になりそうなことはありませんか?(テクニック、トラブルやその対処等何でも)
[ガイドを信じて、ガイドの意図を早く汲み取ること。]
[サイト管理者より補足]
こんなに小さい子供のころからエルサルト経験者になるなんて何と贅沢なっ!羨ましい!いいお父さんを持ったなあ。でももうアメリカでいくら釣りしても「これじゃつまんない。メキシコ行こうよ、お父さん!」なんて体になってしまったでしょうから、それはそれで大変かもしれませんね(笑)。せっかくメキシコに近いアメリカ赴任中なんですから帰国前にもう一度念願の「ロクマル」を狙いに釣りに行けることを願うばかりです。帰国してからまたメキシコに向かうのは大変ですからね。
アメリカに住み、そこで釣りもしているこの方が現におっしゃってるように、いろいろ考え合わせるとアメリカで釣りするよりメキシコで釣りしたほうがコストパフォーマンスがずっと良かったりします。私達が「どうせ行くならアメリカよりメキシコへ」と薦めているのはそれを実感してるからです。このサイトにはこの釣行記の他にもアメリカ在住の日本人釣行者からの釣行記がいくつかありますけど、みんなメキシコについて非常にいい評価であることもそれを裏付けてると思います。
サイト内にも書いているんですが、せっかく人生最大のバスを狙って釣行するんですから計量は自分で行って納得するよう私達は強く薦めています(→釣りの注意、→タックルは持っていったほうがいい?)。サポートした人には念のため釣行前に簡単な資料をお送りしてその中でもこのことは書いているんですが、この方がいるのは遠いアメリカだったし、英語は出来る方だし、このサイトのページはある程度は読んでるはずだし、日常でチップというものを理解しているはずだとこちらも思ってしまってたのでそこまではしてませんでした。
どこのレイクだろうがどこのロッジだろうがそうですけど、ガイドは私達日本人のように「道楽」で釣りをしているのではなく「生活」をかけてガイドをしています。彼らにとってチップは重要で、少しでも多くチップをもらいたいわけです。だからガイドの中にたまによこしまな考えに流されてしまう人が出てくる可能性はどうしても残ってしまうんです。ただ、これだけは念を押しときますけど、ガイドがみんなそうだというのでは全然ないのでお間違えなく。
総じてガイドは釣りに関して非常に優秀ですから、私達はその力を借りていい釣りをしたいし最後まで楽しく過ごしたいわけです。だったら疑問を抱く余地なんか生じないように最初からしておくに越したことはありません。だから「自分の秤(事前に調整しとくのは言うまでもない)を使い、自分自身で計って納得を!」と言っているわけです。
私達は当初からサポート釣行者に対してこのことを言ってきたし、帰国後に釣果や写真をもらって気をつけているので、このサイトの釣行記には「明らかに変」というものはないだろうと思います。
「今回の釣行は最悪にもネットが張られているタイミングであった」とありますけど、たぶん他の釣行記でネットがあると釣れないというようなことが書かれていたためにそう思ってしまったのかもしれませんね。「ワイルドアイ・スイムシャッド4"が大爆発で、1時間で50オーバー5本」とか「大貴もしっかりと57cmを上げ、さらに自己記録更新。それも57、57、56と立て続けに上げ・・・」とかあるように、ネットがある時でも釣れる時は釣れているわけだし、7歳の小さな子供のペースに合わせて通常よりはるかに遅いペースで釣りをしている中で50cm超が19本も釣れているわけですから、冷静に考えると「ネットがあると釣れない」というわけでは全然ないんです。
ネットが釣りに影響を及ぼすことがあるというのは確かにそのとおりだと思いますけど、釣りでは思い込みはあんまりいい方向に働かないことが多いので、皆さんもネットは過度に気にしないようにしてあくまでその時点その時点で状況を冷静に判断するようにしたほうがよりいい釣果に結びつくような気がします。
現実にこんなのを狙えるレイク!
日本では出来ない釣りにチャレンジ! ※メキシコがイチ押しの理由→こちら
このロッジも手配サポート可能です。もっと情報が欲しい方や予約したい方はこちらへご連絡下さい。
今回の釣行記もぜひ参考に。
「役立つサイト」目指してます! →今日のバスサイトランキング
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