海外釣行記（メキシコ）－「ＬＡＫＥＥｌＳＡＬＴＯ "ＡＧＡＩＮ"」

海外釣行記　メキシコ、レイク・エルサルト

トップ > 釣行記・お便り > 2012年1月　メキシコ、レイク・エルサルト

★★ 釣行記や写真を頂き感謝！先輩達の体験談こそが次の釣行者の大きな助けになるのですから ★★

「ＬＡＫＥＥｌＳＡＬＴＯ "ＡＧＡＩＮ"」　[埼玉県・佐藤様]
2012年1月　メキシコ、レイク・エルサルト

■はじめに

今回で２度目の釣行をサポートして頂いた、本サイト運営者様達に御礼を申し上げます。

あれから、６年が経った。前回の釣行では１０Ｌｂｓの夢は達成した。次回行くことがあれば、それ以上を釣りたいと思い描いて毎日を過ごしてきた。釣り仲間である後輩の○浅を口説いて今回の釣行を決めたときは２０１１年９月であった。折りしも空前の円高ということもあり、前回同様の日数でもかなり安く済ませることができた。手配は完了した。釣りに必要な道具は全て用意した。後は行くだけだ！準備は万端、体調の管理だけをしっかりして出発日である１月１日の元旦をあっという間に迎えることとなった。

■旅立ち

往路　２０１２年１月１日　　大韓航空　ＫＥ００１便　→　アラスカ航空　ＡＳ２４６便
成田では、ロッドに課金されることを予測していたが、なぜか大韓の受付の女性は『釣竿ですね？』の一言で課金もなくすんなりと受付をしてくれた。ロッドの預け入れは別の場所にあるのでそれをそこへ持って行き、すんなりと第１の関門であるロッドの預け入れは終了した。
成田より定刻どおりに出発し、ロスへは定刻より若干早い同日の７:２０ＡＭに到着した。ロスの入国審査は時間がかかることは前回の釣行でわかっていたので、飛行機を出てからは走って入国審査の場所へ行った。そのため待ち時間もなくすんなりと入国審査は完了。
尚、入国審査で聞かれた内容は、
　１．どこへいくのか？　２．何日滞在するのか？　３．何をしに行くのか？
の３点であった。
同様の内容を同行者も聞かれているので、行かれる方はこの回答をあらかじめ英語で用意するのもいいかと思う。
入国審査が終わったら次は到着荷物の引取りだが、ロッドはＯＶＥＲＳＩＺＥＤＢＡＧＧＡＧＥと書かれたエレベータから出てくる。尚、大韓の担当者が通常荷物の受け取りエリアにいるので、随時ロッドはいつ出てくるかと確認をすることも可能だった。
荷物を受け取ったら、次は税関審査となる。ここもまたかなりの人が並んでおり時間をロスする場所だ。申告するものが無ければそのままそこを抜けて、右側の道を進んで、乗り継ぎ便の為の荷物再預け入れとなる。ここでは、ロッドも含めて全ての荷物を預けることができた。その荷物を預けると漸くブラットレーターミナルを出ることができる。ここまでかかった時間はおよそ５０分だった。アラスカのフライトは１０：２０ＡＭであったと思うので、この時点ではまだかなり時間の余裕があった。

アラスカ航空は第３ターミナルなので、ブラットレーを出たらそのまま左を歩くと５分程度で到着する。到着したら、次はマサトランまでのチェックインだ。
前回の釣行でもここのチェックインは物凄く時間がかかり、かなりの時間並んだので今回も予想はしていたが、前回以上の人の多さで前回以上並ばされることとなった。
係員のミスもあり並ばなくてもいい外の列に並ばされた挙句（１時間程度）さらに違う列に並ばされた時は、時間的な余裕もなく、係員にもう一度状況を説明したところそのミスをした係員の配慮もありすんなりと空いているカウンターでチェックインしてもらえた。

ブラットレーターミナル出口

アラスカ航空混雑状況

アラスカでの長いチェックインを終えて漸く、アラスカ航空の出発ゲートへ行くことができた。
ＡＳ２４６便も定刻どおりに出発し、無事マサトランへ定刻より若干早く到着することができた。
荷物も無事到着し、入国審査→税関検査を経て出口を出るとロッジのオーナーであるスイギスが迎えにきており、ここで、日本人グループ１名と、ロス在住の日系人１名と合流し、ロッジへ向かった。およそ１時間半程度のドライブでロッジに到着し、夕飯前までにはやる気持ちを抑えながら次の日からの釣りの準備に取りかかった。また、スイギスへは前回同様ガイドはセスで頼むとお願いした。

■釣行１日目

セスと７年ぶりの対面を果たし、お互いが老けたことを確認しながらまずは朝一番の定番であるトップから始めることとした。ポイントは立ち木があるエリアで５投程度したころ、反応がないことから、やはりこれも定番のセンコーワッキーという言葉が出た。その通りワッキーに変えると程なくエルサルトバス特有のひったくるようなあたり。まずは７年ぶりのエルサルトバスとの対面を程なく済ますことができた。

今回の目標は前回の６２ｃｍ、１０Ｌｂｓを越えることが自分の中の目標であったことから、あきらかに小さいサイズは、目方も測らず、長さも測定せずに全てガイドのセスに針もはずしてもらって魚に触ることなくリリースした。
１日目は、５０アップは頻繁にでるのだが、見た目５Ｌｂｓを超えるようなサイズは全くでなかったが午前中はほんとうによく釣れた。午後のあのにっくきネットが張られるまでは。
午後から漁師のネットが湖全域に張られ、その影響か午前程釣れることなく１日目は終了した。

■釣行２日目

この日も朝はトップからスタート。前日は出なかったが、ポッパーなどに反応がよくサイズは小さいが（４０アップ程度）飽きがくることなく２時間ほどトップを投げて楽しんだ。

しかしながら、２日目はネットの影響かどうかはわからないが前日ほどのバイトはなく２日目はエルサルトでの釣りとしてはかなりのプアーな結果で終了。しかしながら、バイブレーション、スピナーベイトなどでまずまず楽しむことができた。

■釣行３日目

３日目も朝はトップからスタート。本日はワンドのあるエリアでトップをスタートした。岸際ではかなり大きいサイズであると思われるバスが盛んにボイルしておりかなり期待が持てるエリアであることがわかる。岸ギリギリにキャストし、数秒おいてからポッパーを動かした。ポーズを数秒取ったところ、見たこともない水柱が立ち私のポッパーが視界から消へグランデ特有の引きが竿をしならせた。ほどなく、ネットを使ってあげたところ６Ｌｂｓ弱のサイズのバスであった。

ルアー丸呑みのプリプリのバスであった。トップを３時間程度行って日も上がったことから次のポイントへ移動することとなった。そのポイントが今まで経験したことがない１投１匹の入れ食いを経験することとなる。午前中だけでガイドが数えて数でおよそ１００匹前後。ダブルヒットは数知れず、サイズも５０アップを中心に数およびサイズ的にも楽しめる内容であった。
が、ここでも狙っていたグランデサイズはかかることはなかった。

午後は毎日お約束のように１時から風がかなり強く吹く。その為、午後の釣りは風の中での水深１０－２０ｍ程度の底をどうやってとるかが一番のキーであると感じた。風があることで、水の中で潮のような流れが発生し１／２程度のシンカーでも流されてしまいうまく底が取れないことが多々ある。底が取れると確実にバイトがありバスを釣ることができることから、バスは底べたにいることだけははっきりとわかる。

■釣行４日目

朝はやはりトップからのスタート。可もなく不可もなくといった状況で、程なく前日の爆釣ポイントへ移動。しかしながら、バスが回っていないのか、餌であるベイトがいないのか、よくわからないが前日のようなお祭り状態は本日は催されることはなかった。午後はやはり、風がふいて釣りづらい状況が続いた。その為、夜にスイギスがいたので昼飯はボートで食べるのでシエスタなしで１日釣りをしたいとお願いした。

■釣行５日目

朝のトップをやらずに、数日間１０Ｌｂｓが上がっているポイントへ朝一番から入ることとした。
ここのポイントは、昔の川の跡があり、その川の跡に沿ってかけ上がりがあるポイントとなっており、やはりそのかけ上がりに魚が異常な程ついていた。１投１匹の状態がここのポイントでも続いた。ビックベイトでもよく釣れたが、狙っているサイズは釣れることはなかった。本日はシエスタなしで釣りをしたが、残念なことに数は釣れるのだがサイズがでなく後は残り半日の釣りのみとなってしまった。

■釣行最終日

フライトの関係で１１：００までしか釣りができない。今日は最終日なのでまずはトップで釣って、その後はサイズを狙うことよりも数を出してその中で大きいのが混じればと思いスタート。
エルサルトはポッパーが一番釣れるんでは？と思うくらいに良くつれる。６Ｌｂｓ弱を釣った同じポイントで、若干小さいが良型をポッパーで釣ることができた。

ほどなく例の爆釣ポイントなどを周り、数を釣り最後の１匹まで諦めずにグランデを狙ったが前回を越えるサイズは釣ることができずに１１時ジャストに今回の釣行が終わってしまった。

■復路　２０１２年１月７日

アラスカ航空ＡＳ２１１便にて、ロスまで戻りロスに一泊し次の日のＫＥ００２便にて成田へ到着した。復路は往路ほどの時間的な制約もないので詳細は省略する。（ロスでの一泊は、ホリデーインにて。）ホリデーインの目の前はマックがあり、側のガソリンスタンドの中にはコンビニがあるのでかなり便利だ。しかしながら、喫煙者にとっては完全禁煙のホテルなので、少々しんどいかもしれない。

■最後に

目標を達成することができず残念な結果に終わったが、普通に考えたら日本で釣る１年分のバスは釣ったんでは？と思うくらいの数は釣れている。また測ってはいませんがキロアップは数知れず釣れている。同行の後輩は初エルサルトだったが自身の記録は更新できていた。
同じ日程でロッジ入りしていたロス在住日系人は毎日のように１０Ｌｂｓ以上を釣っており、話を聞くとポイントおよび釣り方で釣果にかなりの差が出ていたことは忘れることができない。エルサルトでの経験値がもろにでたんでは？と思うような状況だった。やはり引き出しの多さがグランデに近づくのでは？と思った。
今回６０が釣れなかったこと、最大が６Ｌｂｓ弱であったことから次回はこの経験が色あせる前に再度エルサルトに挑戦したいと思う。その折にはまた本サイトにお願いすることになると思うので宜しくお願いします。

ＧｅｔａｌａｒｇｅｎｕｍｂｅｒｏｆｈｕｇｅＢａｓｓ !!

という言葉で今回の釣行を終えたいと思う。

［以下アンケートより抜粋］
●釣果はどうでしたか？（わかる範囲、概算でも構いません）

　あなたの本数：［　数えておりません　］本
　大物ベスト5　（体重順でも体長順でもお好きに）
　　（※○.○lbでも○lb○ozでもOK。ただし1lb未満の表記に注意。1lb=16ozなので例えば「8.75lb」は「8lb12oz」ということになります）
　　---------------------------------------
　　1位：体重：［　　６］lb［？？　　］oz　　体長：［？　　］cm
　　　ルアー：［　　　ポッパー　　　　　　］　　色：［　　チャート　　　　　　　］
　　　リグ：［　　　　　　　　　］　　バイト深度：［０　］m
　　---------------------------------------
　　2位：体重：［　　］lb［　　］oz　　体長：［　　］cm
　　　ルアー：［　　　　　　　　　］　　色：［　　　　　　　　　］
　　　リグ：［　　　　　　　　　］　　バイト深度：［　］m
　　---------------------------------------
　　3位：体重：［　　］lb［　　］oz　　体長：［　　］cm
　　　ルアー：［　　　　　　　　　］　　色：［　　　　　　　　　］
　　　リグ：［　　　　　　　　　］　　バイト深度：［　］m
　　---------------------------------------
　　4位：体重：［　　］lb［　　］oz　　体長：［　　］cm
　　　ルアー：［　　　　　　　　　］　　色：［　　　　　　　　　］
　　　リグ：［　　　　　　　　　］　　バイト深度：［　］m
　　---------------------------------------
　　5位：体重：［　　］lb［　　］oz　　体長：［　　］cm
　　　ルアー：［　　　　　　　　　］　　色：［　　　　　　　　　］
　　　リグ：［　　　　　　　　　］　　バイト深度：［　］m
　　---------------------------------------
　50cm超の本数：［　？　］本　（うちロクマル［　０］本）
　7lb超の本数：［　０］本　（うち8lb台［　］本、9lb台［　］本、10lb台［　］本）

　同行者の本数：［　　数えてません　］本
　大物ベスト5　（体重順でも体長順でもお好きに）
　　（※○.○lbでも○lb○ozでもOK。ただし1lb未満の表記に注意。1lb=16ozなので例えば「8.75lb」は「8lb12oz」ということになります）
　　---------------------------------------
　　1位：体重：［　５．６　］lb［　　］oz　　体長：［？　　］cm
　　　ルアー：［　リザード　　　　　　　　］　　色：［　　ウオーターメロン　　　　　　　］
　　　リグ：［　テキサス　　　　　　　　］　　バイト深度：［８　］m
　　---------------------------------------
　　2位：体重：［　　］lb［　　］oz　　体長：［　　］cm
　　　ルアー：［　　　　　　　　　］　　色：［　　　　　　　　　］
　　　リグ：［　　　　　　　　　］　　バイト深度：［　］m
　　---------------------------------------
　　3位：体重：［　　］lb［　　］oz　　体長：［　　］cm
　　　ルアー：［　　　　　　　　　］　　色：［　　　　　　　　　］
　　　リグ：［　　　　　　　　　］　　バイト深度：［　］m
　　---------------------------------------
　　4位：体重：［　　］lb［　　］oz　　体長：［　　］cm
　　　ルアー：［　　　　　　　　　］　　色：［　　　　　　　　　］
　　　リグ：［　　　　　　　　　］　　バイト深度：［　］m
　　---------------------------------------
　　5位：体重：［　　］lb［　　］oz　　体長：［　　］cm
　　　ルアー：［　　　　　　　　　］　　色：［　　　　　　　　　］
　　　リグ：［　　　　　　　　　］　　バイト深度：［　］m
　　---------------------------------------
　50cm超の本数：［　？　］本　（うちロクマル［　　］本）
　7lb超の本数：［０　］本　（うち8lb台［　］本、9lb台［　］本、10lb台［　］本）

●全体的に最も効果的だったと思う場所や深さ、ルアー、釣り方は？
　　　［朝のポッパー、AM中のシャローに隣接したディープエリア１０－１５ｍ　　　　　　　　　　］

●大きい魚に限って言えば、どんな場所、深さ、ルアー、釣り方が効果的？
　　　［朝一のポッパー。朝一のシャローはかなりデカイサイズがバシャバシャしてました。　］

●あまり反応がなかったと思われる場所や深さ、ルアー、釣り方は？
　　　［１５ｍ以上のディープ　　　　　　　　　　　　　　　　］

●今回のベストルアーは？（名前/大きさ/重さ/色　※複数回答可）
　　　［ポッパー　リザード、スーパーフルーク　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　］

●釣りに関して他に読者の参考になりそうなことはありませんか？（テクニック、トラブルやその対処等何でも）
　　　［Tree　Areaの場合根がかりが頻発しますので、シンカー、ハリを多めに持っていくことを薦めます。
　　　　ポッパーは音が大事。１０ｍ以上キャストしても聞こえるような低音で響くサウンドにかなりのバイトあり。　］

［サイト管理者より補足］
この方はメキシコでもめったに釣れない10ポンドを前回の初釣行で釣ってしまった非常に幸運な方なんですが、さすがに2回連続で10ポンドを引き当てるというわけにはいかなかったようですね。抽選会で大当たりを2回連続で当てるのと同じで確率的にものすごく難しいことですから、2回連続で釣ってしまうことのほうが逆に怖いくらいなんですけど（笑）。
私達は前回の釣行記の末尾の補足欄で次のように書いていました。
-------------------------------------------------
「10ポンドは簡単な魚ではないのですが、初めての釣行で釣ってしまうと、その価値が逆にわからないかもしれません。もう次に行く時は10ポンド以下では不満になるでしょうし、そういう意味では逆に大変かなあという気もします。まさに「メキシコ病」としては「重症」になられたのではないかということです。」
-------------------------------------------------
今回の釣行記を読んで、この予想がある意味現実になったと言えるかもなあと思いました。初釣行で10ポンドを釣ってしまうのは確かにすごく幸せだけど、めったに釣れない10ポンドが自分にとってのメキシコの「標準」になってしまいます。その後の釣行ではそれを超えないと満足できなくなってしまうので、たとえ「１投１匹の入れ食い」を体験しようが、「午前中だけで100匹」を体験しようがあんまり感動がなくなってしまうのかもしれません。
メキシコに行ったことがない人は確かに「何と贅沢な悩み！」と思うかもしれません。でも実際メキシコ行ったら私達が言っている意味を感じていただけるんじゃないかと思います。

10ポンドは狙って釣れる魚じゃなく、あくまで釣りの神様の気まぐれなプレゼントに運良く当たった人にしか釣れない魚なので、皆さんもあまり10ポンドにこだわらずメキシコの釣り自体をご自分の釣り人生の中の「お祭り」として楽しむ方向に意識を向けるようにするといいかもしれません。とは言いながらやっぱり私達も「食えー、10ポンドー！」になっちゃうんですけどね（笑）。

現実にこんなのを狙えるレイク！日本では出来ない釣りにチャレンジ！　※メキシコがイチ押しの理由→こちら

このロッジも手配サポート可能です。もっと情報が欲しい方や予約したい方はこちらへご連絡下さい。

今回の釣行記もぜひ参考に。「役立つサイト」目指してます！　→今日のバスサイトランキング

このサイトを友達にも教えてね！（クリック！）

| ページ先頭へ |