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M4A1 - http://www2u.biglobe.ne.jp/~cgi/begin/e2m4a1c.jpg

目次

M4A1は、M16A2を短縮化したカービンライフルである。

実銃のM4A1

「M4カービン」はM16A2同様に3バーストを有するが、「M4A1カービン」はフルオートモデルである。
この項目では、後者のM4A1を取り扱う。

M4A1カービン 実銃データ

全長767mm/851mm(ストック伸長時)
重量3480g(マガジン、スリング含む)
銃身長370mm
装弾数30発
弾丸5.56mm×45NATO弾
初速921m/秒
連射速度800〜850発/分

名称について

M4カービンはM1カービンやM2カービン同様、カービン銃として採用されたライフルである。
それに続き、4番目にアメリカ軍に正式採用された銃としてM4と名づけられたという説が有力なようだ。
(ただし、それ以前に存在していたXM177M733などのカービンモデルはどうなるのか、とても疑問である。)

開発の流れ

M727(XM4)をベースに改良され、1994年に正式化される。

1989年から始まったCQBカービンプロジェクトSOSTによるアクセサリーキットの計画が始められていた。後のSOPMODである
XM4は固定式のキャリングハンドルであったが、これでは使用できる工学機器に制限があった。
そこでキャリングハンドルを脱着式にし、20mmレールを装備することによって選択肢の幅を広げることに成功したのである。
またハンドガードにも改良がなされ、それまでのカービンモデルに比べ、加熱に強くなっている。

使用状況

M4A1は当初は特殊部隊向けであったようだが現在では幅広く使われており、現用アメリカ軍を代表する自動小銃へと急成長している。

イラク戦争では最新鋭の光学機器を装備したM4A1が広く流通している。
またアフガニスタンでの軍事行動の際には約9割の兵士が「M4A1に信頼性を置いている」と答えている。
ただし、銃身が短いことからバレルが加熱しやすいという欠点も持っているようだ。

特徴

M4A1は、それまでのカービンモデルとはやや異なった概観を有している。

M4A1の特徴として、M727でも特徴的だった段差のあるアウターバレルである。
ハンドガードは放熱板が強化され、それ以前のものよりも一回り太くなっている。
また、このM4A1はキャリングハンドルが脱着式であることも特徴の一つである。

改良されたM4A1

近年のM4A1は、ストックが6ポジションの新型エンハンスドストックに変更されている。

トイガンのM4A1

実銃では非常にメジャーな部類であるため、トイガン界でも様々なメーカーが発売している。
今現在発売している物でもモデルガンからBV式まで、動作方法も幅広いのが特徴。
いずれもその作動方式のジャンルにおいて、優れた性能をもってることが印象深い。

さらに2007年現在では、タニオコバからカナディアンマガジンを装備したC8カービン、またウエスタンアームズからもマグナブローバックのM4A1の発売が予定されている。

さらにPDIからもシミュレーターズというペイントガンが発売されるなど、これからM4をめぐる各社の激しい競争が予想される。

ちなみにマルゼンの2001年のカタログにはガスブローバックの新作として開発予定欄に入っていたが、今では消え去っている。

海外製品を含めると膨大な量になるため、ここでは割愛している。

東京マルイのM4A1

電動ガンの大御所、東京マルイからM4A1が発売されている。
定価は34800円。(旧タイプは32800円)

発売時から人気が高いモデルであり、様々なバリエーションが発売されている。
新たなモデルが次々に発売されてもなお、その人気は衰えることを知らず、カスタムパーツも多くそろっている。
そのようにゲーマーを中心に人気のあるモデルであるが、欠点として首回りの弱さがあげられることがある。

現在、東京マルイが発売しているM4A1は改良モデルである。(画像は旧モデル)
アウターバレルが一体形成となった他、アッパーレシーバーの(いわゆる「耳」と呼ばれるパーツ)強化などが図られた。
ストックも、現用のエンハンスドストックである。

M4A1カービン エアガンデータ

全長767mm/851mm(ストック伸長時)
重量3000g
銃身長372mm
装弾数68発
弾丸6mmBB弾
初速90m/秒(軽量弾)
連射速度750〜850発/分

MGCのM4A1

モデルガンで名高いMGC(新日本模型)より、モデルガンで発売された。
定価は41475円(税込)。

初弾をチャンバーに送り込むために、チャージングハンドルを引いて装填するなど、実銃に近い物がある。
モデルガンとしては非常に安定した発火性能を持つことでも有名である。

最終生産品がMGCのショップに置かれていることから、近いうちに、あるいは既に絶版となっているようである。

M&GのM4A1

現在では珍しい、BV式ユニットを使用している。フルオートオンリー。
定価は136000円。

海外製の金属製レシーバーを利用している。
基本的な動作はBV式そのものであり、アサヒ・ファイアーアームズ製のそれと似ている。
一定量の圧力を超えないようになっている独自のシステムにより、新銃刀法をクリアすることに成功している。

M4A1カービン エアガンデータ

全長795mm/873mm(ストック伸長時)
重量3000g
銃身長372mm
装弾数100発
弾丸6mmBB弾
初速90m/秒
連射速度750〜850発/分

マルイや実銃に比べ、少しサイズが大きい。

システマのM4A1

トレーニングウェポンの名前の通り実戦用トレーニング用のエアガンであるが、一般でも容易に購入できる。
定価は126000円。

電動ガンであるにもかかわらず非常に薄いグリップ、金属パーツの多用による合成の高さが売りである。
また前弾撃ちつくすと作動を停止し、マガジンを交換後ボルトキャッチを押さない限り起動しないなどのリアルさをとことん追及した面が特徴。
不死鳥の刻印も印象深いが、一部のファンからはここの刻印が好まれていない事も事実である。

フルオートではなくバースト仕様の「M4」、セミオートのものも存在する。
また、一部の部品が変更された「MAX-2」というモデルも存在している。
(こちらは定価156000円)

プラムプロジェクトのM4A1

サンプロのM16A2カービンをベースに、その性能を向上させた発展モデル。いわゆる[[外部ソース]]のガスガンである
定価は189000円。

外見においてはシステマのアッパーレシーバーを使用しているために首回りの強度が上昇し、また上下レシーバーのガタつきも軽減している
また、ロアーレシーバーにダミーピンを使用するなど、細かいところまで改良されている。

内部のカスタムも充実しており、「セパレートノズル式ユニット」を採用することで2重給弾や弾割れを防止することに成功している。
また、上記のユニットを採用することで同時に燃費の向上、低圧作動を実現した。(一説には1.5倍多く撃てるようになったと言われる)。
同時にシステマのマガジンをそのまま使用することで、ボルトストップを可能にしている。

最大の欠点は性能に関することではなく、その価格の高さと納品の遅さである。(半年かかると言われている)

L.A.StudioのM4A1

システマのMAX-2をガスブローバック化したもの。多くのパーツを削り出しで製造している。
定価は298000円。

L.A.Studioでは当初、JACのレシーバーにコクサイのユニットを入れるカスタムを行っていた。
それが発展し、現在では内部パーツのほぼ全てにわたり自社で生産するに至っている。
(詳しくはL.A.Studioの項目を参照)

その金属製のボルトが生みだすリコイルは最大級であり、最大の売りでもある。
逆に、サイクルはやや遅めである。

また、プラムプロジェクトのものにも言えることであるが、ボルトが後退した際に真鍮の部品が見える特徴がある。
一部のファンにとっては、これはデメリットであり、「真鍮こんにちは」などと批判された。

(タニオコバがC8カービンを発表した際には「真鍮サヨウナラ」という発言が出回ったほどである。)