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1985年にJACが発売したバトルマスターに初めて搭載された作動システム。
語源
「弾がバルブになる」という特徴からBVという名前がついたという話があるが「バレルが振動する」という意味でも取れるため、この語源については定かではない。
作動の仕組み
BV式ガスガンはこのような作動方式をとる。
エアスイッチを解放する→高圧ガスがユニット内に入り、BB弾が前進する→BB弾がOリングに固定されバレルが前進する
Oリングが作動のキモであるため、定期的にオイルを塗布する必要がある。
その一方で、このように非常にシンプルな構造のためパワーアップがしやすく80年代後半から90年代前半にかけてゲームフィールドでのシェアを独占した。
給弾方式
このBV式の方式は2種類存在していたことが判明している。マガジン内部にエアの圧力が掛かる構造という点ではどちらも同じであるが、構造には大きな隔たりがある。
代表的なメーカー
機構が単純だったために、様々なメーカーが参入した。
基本的な機構は同じであるが、細部においてメーカーごとに異なっている点が興味深い。
過剰なパワー競争
BV式の特徴の一つとして、初速が圧力に比例するところがあった。
発展するにつれ、過剰なハイパワーカスタムが流行し、サバイバルゲームを楽しむ人が少なくなり、過疎化を迎えることとなった。
現在におけるBV式
電動ガンの出現以後、BV式の主なメーカーは次々と業界から撤退し、現在ではメーカーの保障が受けられない状態となっている。
電動ガンと比較すると、ホースがあり取り回しに不便な上、機構上ホップアップが上手く働きにくいことも向かい風となっている。
また、ハイパワー時代の反省(あるいは偏見)からか、外部ソースを禁止するフィールドも多く、決して使いやすいとは言えない。
上記の理由から、BV式の銃をフィールドで見ることはほとんどないため、ゲーム環境への影響力はほとんどないと言ってもよい。
新銃刀法への対応
新銃刀法の適用後、このタイプのエアガンの扱いをどうするか、各地で激しい議論を呼んでいる。
BV式の特徴により、圧力を上げるだけで容易に初速を上げることが可能であるために規制をオーバーしてしまうのだ。 |