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JAC - 1985年に[[バトルマスター]]を発売し、それ以後[[東京マルイ]]が[[電動ガン]]を発売するまでトップに君臨したメーカー。__

目次

1985年にバトルマスターを発売し、それ以後東京マルイ電動ガンを発売するまでトップに君臨したメーカー。
BV式ガスガンと共に一世を風靡した。
現在では、ややアウトローなイメージが大きい。

名前の読み方

読み方については「じぇーえーしー」と「じゃっく」 の2通りがあるとされるが、基本的にどちらでも通用する。「どちらが正しい」という事は特にないようである。
ちなみにこの「JAC」が何の略称なのかは、いまだに良く知られていないことである。

有名なエアガン

UZI
M16シリーズ
MP5シリーズ
などである。これらはいずれもBV式である。

また、ブローニングHPのような、アフターシュート式のガスブローバックガンも発売していた。
末期に発売した高級志向のモデルも現在では希少性が高く、10万円以上で取引されているものも存在する。

JACの電動ガン

東京マルイ電動ガンを発売し、台頭を始めたころ、JACも電動ガンを発売、話題になった。

しかし、性能についてはマルイ製の物と比べ物にならないほど粗悪であった。
これについては「メカボックスが固定されていない」等の(今では信じられないような)説が挙がっている。
現在JAC製の電動ガンを入手することは困難である為、この具体的な検証を行うことは難しくなっている。

撤退とその原因

JACは1995年前後に倒産しているが、これの理由については諸説ある。

最も有力なのは「電動ガンに敗北した」ということである。
基本性能はもちろんの事だが、当時JACのガスガンは箱出しでは十分な性能が得られず、ユーザーによる調整が必要とされていた物もあった。

これに対し、マルイの電動ガンは初期不良を除けばほとんど完成した性能で販売されていたために、初心者にも受け入れやすかったのだろう。

その後、M16エクスポートモデルではユニットが見直され、改善されたものの、東京マルイにかなうことは出来なかった。

また、土地投資に失敗して倒産したなどの説もある。

いずれにしてもJACはユーザーに調整を任せてしまう体質があったため、倒産は免れなかっただろう。

倒産後の処理

JACの一部の金型が他のメーカーに渡り、再販やリメイクが行われた。

サンプロジェクトが一部の金型を買い取り、ブローニングHPを再販した。
また、ASCS式ブローバックシステムを使用したM16シリーズが発売されているが、これらの金型もJACのものを引き継いでいるようである。
(同社製M16A1カービンエクステンションチューブに、その痕跡が見られる。)

また、ユースエンジニアリングが、MP5の金型を買い取り、2001年頃までMP5A5を発売した。

規制への対策

近年の銃刀法の改正に対して、JAC製のガスガンに対する具体的な案は出ていない。

現在では、外部ソースに対する不信感からか基本的には破棄するしかないとの見解が一般的になっている。
またメーカーが存在しないことから、デチューン用のパーツを自分で調達するしかないためにそこの合法性が問われることもある。

これに対し、一部のユーザーからは「銃に責任はなく、それを使う者の責任を問うべきだ」として反論している。

いずれにせよ、この問題を解決するまでには長い時間がかかりそうである。