八千代市保育園父母会 連絡会ニュースNo.91 |
2006年10月10日(火)発行
八千代市保育園父母会連絡会広報部
[9月定例会報告&2006要望書提出]号 |
高津西保育園受諾法人内定(9/28選考委)
〜市長承認後、10月中旬正式決定へ。10/10高津西にて部長が説明〜
9月24日(日)福祉センターにて、第5回定例運営委員会(兼第6回保育士さんとの懇談会)が開かれました。最初に、2006要望書について と 民営化問題の進捗状況について の 情報交換と協議をし、その後「保育園の民営化について」協議するグループ1つと「日常の子育てと保育について」相談するグループ2つ、の3グループに、それぞれ保育士さん2〜3人ずつが入り、1時間半近くの話し合いの場を持ちました。保護者も40人ほどが集まり、有意義なひと時となりました。以下に報告します。
9月29日市議会最終日前日の28日、受諾法人が内定したそうです。
民営化問題の進捗状況について(定例会合後に入った情報,第1グループ協議内容含む)
@ 9/22(金)受諾法人選考委員会(当初9/28(木)予定ながら「森田委員長が10月に子ども人権関係のシンポで長期出張することになったので、選考委員会を前倒し」)にて書類選考開始。応募法人は5法人(保育園1・幼稚園3・乳児院1、内乳児院は職員確保の見込みが立たず視察前に候補から外れる)。
A 9/23(土)緑ヶ丘駅周辺にて、高津西保護者を中心に、大和田西,村上南,高津南父母や保育園支部の先生も参加し、民営化の問題点について、市民に訴えました。「9/23街頭行動訴え文」及び「当日配布ビラ」は連絡会HPにアップロードしてあります。ご一読下さい。
B 9/28(木)、受諾法人選考委員による応募法人4箇所視察。別便で、高津西保護者5名も法人視察。視察後、選考委員会にて法人内定。当初10/10予定の選考委は無くなり、市長承認後、10月中旬には正式決定の運びとなる。その後、父母との懇談会を開く予定。この推移のあまりの早さに、該当園保護者は非常に当惑している。父母の強い要望に応え、10/10佐々木子ども部部長が高津西父母に説明会を行う。
C 9/29(金)「高津西保育園の民間移管の延期を求める陳情書」、総括審議にて不採択(傍聴記後述)。これに先立つ9/13(水)福祉常任委員会では、採決の結果は同数で、江端委員長(受諾法人選考委員の一人)採決により不採択。
D 該当園(高津西)保育園父母会版と連絡会版「提言書」提出。その他、民営化該当園3園、連絡会より各園説明会等の推移を見守りつつ随時、質問書や要望書を提出。
1. 高津西:9/15「法人選考にあたっての要望および質問について」提出、9/21付市長名回答書。9/17『八千代ナビ』の取材(八千代市の保育園民営化に「ちょっと待って!」父母会の声)。9/20「森田受諾法人選考委員長宛要望書」提出。
2. 大和田西:9/22&9/23説明会。事前要望書8/24提出。9/21付市長名回答書。
3. 村上南:9/27説明会。事前要望書9/7提出。9/15付市長名回答書。
4. 連絡会:9/15「高津西保育園の19年度民間移管に関する選考時における要望書」提出、9/21付市長名回答書。9/26緊急要望書提出、9/27付市長名回答書。
E 市議会対応&議員懇談など。
1. 9/10谷敷市議と懇談「『時間がなさすぎ』という点で、共感。」(保護者7名参加)
2. 9/12公明党の江端,菊田,坂本市議3名と懇談。開口一番「死んだ子の歳を数えても仕方ないでしょ」との言葉。父母は大きな失望感を抱く。(保護者7名参加)
3. その他にも高津西父母が中心になって、多くの市議と、議会傍聴前後に控え室で懇談したり、電話・メールで相談したりしました。
F 事務局にメールアドレスをお知らせいただいている方に、「連絡会メール通信」を随時お届けしています。ニュース紙面では伝えきれないこと・速報を伝えていますので,ご活用ください。又、連絡会HPの「掲示板」コーナーに「市議会傍聴記」など載っています。意見書き込みも含め,ご利用ください。
「文字指導:園では無理強いせず、興味に繋がる工夫」(保育士)
〜第2・3グループ概要報告[ふだんの生活・保育の中で思う事など]〜
日常的に分からないこと、子供の全体的な話を、第2グループ12名(父母10+職員3)第3グループ10名(父母7+職員3)でそれぞれ懇談しました。以下の記述は、グループごとの書記がまとめた内容にもとづくものです。当日の発言とニュアンスが異なるかもしれません。ご容赦下さい。
@人見知り・休み明けに泣くことへの不安について
保育士「人見知りは社会性の成長の一つ。 子どもは見通しがつくと安心する。保育園のリズムになれると止む。」
A噛み癖のある子がいてよく噛まれる。出来れば相手を教えてほしい。
保育士「何度か続いたり、親からの要望があれば伝える。噛みつきは1,2才児にある問題。子どもは言葉が未発達。口で感触を確かめるなど成長の過程でもあるので・・ただしフォローは大事。園としても気をつけている。」
B1才児クラス たたいてしまうのですがどうしたらいい?
保育士「子どもの気持ちを大事にして気持ちを代弁して「やめて」がでるように」
C2〜3才児になって先生が減って不安。子どもをしっかり見てくれているのか。
保育士「2〜3才児は6対1から15対1に、5才も30対1なので戦後の基準を改善してほしい。どんどん基準が下がる懸念。声を上げなくては!!」
D行事が平日なのはなぜ?
保護者「ゆりのき台は運動会が平日でしたが、要望を出して土曜日になりました。」
保育士「決まっていない。園毎で違う。市としては土日がダメとは決めていない。」
E2歳未満児のおむつ外しについて:
保育士「子どもの排尿間隔や発達にもよるので一概には言えないが始めてみたいのなら、担任に相談して両方で協力して進めていくと良いと思う。」
F(2歳以上児の親)小学校に上がるまでには、自分の名前くらいは書けるようにしておかないと、心配ではないか?
保育士「保育園では基本的に個々の興味に合わせて、無理強いはせず、教室にあいうえお表を貼ったり、字の積み木、練習帳など用意して興味に繋がる工夫をしている。」
G日頃子供と接する時間がなくて、増やさなくてはいけないと思っている。会社から帰って来て、ご飯の支度→お風呂→寝るの流れ作業的に毎日がなっている。
・母親はおこるだけではなく、団欒の時が必要である。
・帰って来てから流れ作業的にはなっているが、その間で、20〜30分位は、子供と話す時間をつくっている。
・少し時間がかかっても、ご飯の支度、野菜の洗いなど一緒に作るのもいい。
H0歳から預けているのに、毎朝泣く。後ろ髪引かれる思い。どうやって朝分かれて良いのか分からない。
保育士「子どもに『行って来るからね』ときちんと別れてから行ってくれると、子ども達も諦めがつき、気持ちを切り替えられるので、お願いしたい。」
その他、駐車場や施設・設備の老朽化の問題についても話題になりました。
10/2「2006要望書」(リンク先参照)提出,10/13回答踏まえ、後日懇談会
会派名 |
氏 名 |
6/23議案 |
6/23陳情 |
9/29 |
|
福祉常任委員 |
可決 |
採択 |
不採択 |
市民クラブ |
長岡 明雄 |
× |
× |
× |
|
秋山 亮 |
× |
× |
× |
|
江野沢 隆之 |
× |
× |
× |
|
木村 利昭 |
× |
× |
× |
|
武田 哲三 |
× |
× |
× |
|
田中 利孝 |
× |
× |
× |
|
茂呂 利男 |
× |
× |
× |
|
横山 博美 |
× |
× |
× |
公 明 党 |
坂本 安 |
× |
○ |
× |
|
江島 武志 |
× |
○ |
× |
|
江端 芙美江 |
× |
○ |
× |
|
菊田 多佳子 |
× |
○ |
× |
|
高橋 敏行 |
× |
○ |
× |
自民クラブ |
田久保 良 |
× |
× |
× |
|
海老原 義 |
○ |
○ |
△ |
|
小林 幸三 |
× |
× |
× |
|
林 利彦 |
× |
× |
× |
日本共産党 |
山本 陽亮 |
○ |
○ |
○ |
|
植田 進 |
○ |
○ |
○ |
|
遠藤 淳 |
○ |
○ |
○ |
|
小林 恵美子 |
○ |
○ |
○ |
緑 風 会 |
菅野 文男 |
△ |
○ |
○ |
|
石井 敏雄 |
× |
× |
× |
|
西村 幸吉 |
△ |
○ |
○ |
|
松原 信吉 |
○ |
○ |
○ |
市民のひろば |
秋葉 就一 |
○ |
○ |
○ |
|
岡本 秀衞 |
○ |
○ |
○ |
谷敷 時子 |
○ |
○ |
○ |
|
未 来 |
浜 寿道 |
× |
× |
× |
|
伊東 幹雄 |
× |
× |
× |
社民クラブ |
佐藤 健二 |
○ |
○ |
△ |
無所属(議長) |
松井 秀雄 |
|
|
|
秋山・田久保 |
○反対 |
○採択賛成 |
||
|
両市議、発言 |
×賛成 |
×採択反対 |
|
|
皆無,挙手のみ |
△棄権(議場退席) |
9/29総括審議にて不採択
採択賛成は10名、「市民のひろば」3名、「日本共産党」4名、「緑風会」石井市議を除く3名でした。右表は、6月議会における議案と陳情・9月議会における陳情に対する各議員の態度表明です。
〜9/29審議傍聴の高津西父母からの報告メール〜
午後から始まった陳情の審議の結果は不採択でした。事前に議員さんたちに会ったり、電話で話してきたので結果はわかっていました。が、反対討論(委員会での不採択に反対)に4人も立つとは思いませんでした。松原議員(緑風会)は先日の緑が丘駅前での私達のスピーチ原稿をほとんど全部読みあげてくれました。20分位?延々と…街頭でマイクを持っていたときは夢中で話していたのですが、聞く立場になるとこみあげて来るものがあり涙を堪えるのがたいへんでした。『情報公開…』のおじさんたちが傍聴席にはいっぱいいて、「うんうんそうだそうだ!」としっかり聞いていたので、口コミで私達の気持ちと民営化の現状が広がるかも!
小林議員(日本共産党)[市議HPに概要報告有り]はご自身のお子さんの事を例に話始めると、涙で声が詰まってしまい、これまたもらい泣きしてしまいました。西村議員(緑風会)は保護者の過半数の同意がなければ進めるべきではないと。秋葉議員(市民のひろば)は議案を議会で審議する前に、素案の段階から検討すべきだ。6月議会の条例案採択と陳情採択の矛盾についても言っていました。ひとつの陳情に対して一時間以上の討論が行われたのは異例な事だそうです。
あっ…採択の際は議員のみなさんは議長が数えるまでじっと立ったまま、いい子にしていましたよ〜
傍聴にいらした皆さん、お疲れ様でした!議員のみなさんありがとうございました!高津西は来週からは次の説明会に向けての作戦会議に入ります。
連絡会2006年度第6回運営委員会 10月22日[日]午前10:00〜正午、福祉センター(市役所隣)です。 各園独自発行の「父母会ニュース」等ありましたらぜひ増刷(30部程度)してお持ちより下さい。