高津西父母会 9/23街頭行動訴え文 (別紙資料:行動の際、配布したビラ[pdfファイル])

1)        はじめに(総論)

2)        今の保育を奪わないで

この部分は、参加者自身の言葉でリレートークする。

「自分と子どもにとって保育(園)とは何か」「どんな点を保育の質と思うのか」「どんな不安・憤りを感じているのか」「正直な気持ち」「市や市民にいいたいこと」など。短くてもいいので、メガホンを回す。

3)        民営化強行は市民負担が増えるだけ

4)        市民に向き合わない市役所と議会

1)    はじめに(総論)

 ご通行中の八千代市民のみなさま、子育て世代のみなさま、休日のひとときにマイクで呼びかけることをお許しください。

 私たちは、八千代市立高津西保育園に子どもを預けている保護者です。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、○○街道の先の△△の駐車場の裏側にある保育園です。まだ抱っこの赤ちゃんから小学校入学前の5歳児クラスまで、100人余りが、「第2のおうち」として毎日を過ごさせてもらっています。

 この、私たちの高津西保育園が来年4月から、民間の社会福祉法人に引き渡されることになりました。園長先生以下、先生方全員が一斉に入れ替わる、いわゆる民営化です。すでにお聞き及びかも知れませんが、この間の6月の市議会で、高津西と大和田西、村上南の3つの保育園を、来年春から3年連続で民営化する、という条例改正案が突然だされ、可決されました。

 最近判明したところでは、少なくとも18億円を新たに持ち出して、実行するのだそうです。私たち父母には、6月議会の直前まで何も知らされていなかったので、急きょ「拙速な民営化はしないでください」という内容の陳情を市議会に提出しました。その際は多くの方々に署名にご協力いただきました。本当にありがとうございました。おかげさまで、陳情は議会で採択していただくことができました。

 それなのに、なぜ、きょう、私たちのような普通の母親がこうして街頭に立つことになってしまったのでしょうか。別にどこか特定の政党のシンパでも、何が何でも民間が悪いといっている頭でっかちでもありません。正直言って相当勇気がいりました。

 それは、ただ、みなさんにこの問題の真実を知ってほしいからです。そして、同じ市民として私たちのつらく、悲しい気持ちを聞いて頂き、力を貸していただきたいのです。

 6月議会の後、私たちは民営化の当事者となり、はじめて市からの説明を受けました。でも、なぜ対象園になったのか、民営化したら何が良くなるのか、どのように引き継ぎをしてくれるのか、など、私たちの疑問には答えてもらえませんでした。それどころか、説明会の次の日には、市は保育園を受ける社会福祉法人の募集を始めてしまいました。

また、不安を解消するために、私たちから出した改善のお願いは、ことごとく聞いてもらえていません。せめて保育園を運営している社会福祉法人を募集してください、と要望したのに、お年寄りの施設や幼稚園のみを運営していたり、これから立ち上げる新規法人でも構わない、と突っぱねられてしまいました。

さらに、今頃になって、3園を民営化するために単純計算で18億円の持ち出しが必要だという試算が明らかになりました。市役所内部でもこの支出には疑問の声があがっているのだそうです。3園で毎年3億円ずつ18億円持ち出して、子育て支援に回る保育士さんは市内全体で20人です。同じ人数を採用すれば、正規職員でも年間8000万円で済みます。地域の人材も活用すれば、その何倍も手厚い支援ができます。

どうして、こういう大事な話を、6月議会で議決する前に公開し、十分議論してくれなかったのか、不信感がつのります。

本当に、この計画を強行することが、市内全体の子育て支援を拡大するためにベストな方法なのでしょうか。

 このあと、私たちは次の3つの点について、順番にお話ししたいと思います。まず、純粋に、なぜ私たちが民営化してほしくないと思っているのか。いずれ卒園するわけですが、その後に続く方々のために、守り、託したいものは何なのか、本音を聞いてください。

 次に、本当にこの民営化計画が、八千代市の、中でもここ緑が丘・高津地域の次世代育成支援計画としてふさわしいものなのでしょうか。これまで発表されてこなかった問題点をお話しします。

 最後に、当事者になったことで、私たちが八千代市や市議会からどのように扱われたのか、を聞いてください。私たちも最初は、全員が反対していたわけではありません。この問題で味わった、「教えない」、「聞かない」、「決定事項には従わせる」という行政の一方的なやり方は、保育園以外の分野でも行われているのではないか、と心配します。

 市内で子育てするお父さんお母さん、これから親になるかもしれない若いみなさん、そして、私たちの子育てを見守ってくださる地域のみなさん。どうかこの思いをお聞きいただき、お力を貸してください。


2)    今の保育を奪わないで

 ではまず、なぜ民営化をしてほしくないと私たちが思っているのか、を一人ずつお話しします。保育園はただ子どもを預ける託児施設とは違います。子どもたちにとってはもう一つの家庭であって、保育士さんをもう一人の親として愛しています。私たち自身にとっても、壁にぶつかりながらの子育てと仕事を支えてくれる我が家なのです。

ではお願いします。

(以下、参加者が順番に言いたいことを訴える)

私たちは保育園で、我が子のちょっとした変化を日々保育士さんとキャッチボールし、他の子どもたちの成長を互いに喜び、励まし合い、意見が違った時には歩み寄って信頼関係を取り戻し、時には父母側からイベントや保育活動を働きかけ、子育ての絆を築いてきました。そうした「子育て共同体」の輪は、この地域の中で30年以上かけて、子育ての先輩から後輩へ、子どもから次の世代の子どもへと引き継がれて育ってきました。いってみれば地域の財産です。さらにこれからは、この保育園が、緑が丘・高津地域の親子全体の拠り所になれるような「子育て支援拠点」として発展してほしいと願っています。

それを民営化するとは、どういうことなのでしょう。子どもたちから生木を裂くように先生を奪うことです。長年積み重ねてきたこの地域の子育ての輪をぶち壊すことです。「保育の質は落とさない」と行政の方は軽くおっしゃいます。でも、保育の質とは、多様なサービスが増えることでしょうか、保育士の中にベテランが混じることでしょうか。それはあくまで保育の量の話です。どんなにお金をかけて素晴らしい民間法人が来てくださっても、今デリケートに育てている絆を壊してしまったら、それを復元するまでは気が遠くなるような道のりが必要です。

私たちは民間だから保育内容が劣るとは言っていません。公立以上に高い志を持つ施設はたくさんあります。重要なのは、質の高い福祉法人は、その地域で長い間、信頼関係を築く努力をされてきた結果であって、場所を移せばまたゼロからの出発だということです。

こうして、たまたま保育園に通えているからといって一部の親子を泣かせ、傷つけることが、市の言うような良い子育て支援につながるのでしょうか。子育て支援とは、人と人のつながりを思いやる心そのものではありませんか。民営化してほしくない、という私たちの願いは、そんなにわがままなのでしょうか。


3)民営化強行は市民負担が増えるだけ

 みなさんは、ひょっとして保育園を民営化するとコスト削減になる、とお考えではありませんか。実際はその逆です。公務員の保育士さんを人員整理する訳ではないので、どんなに安上がりな民営化でもコストは増えます。八千代市の場合、3園を民営化するのにいくらを見込んでいると思いますか。実は、単純計算でも「18億円」を新たに持ち出すのです。民間園1園につき運営費と補助金で1億円、来年度から7年間かけて18億円を持ち出し、その赤字分を回収するのにさらに10年かかる、という、私たちには気の遠くなるような話です。

金額以上に驚いたのは、この「18億円」が、つい最近の9月市議会まで明らかにされなかったということです。少なくとも、民営化を巡って条例案を審議した6月の議会では、市はこうした全体コストについての情報は公開してくれませんでした。昨年度、市が3園民営化方針をはかったと説明している「子ども行政あり方検討委員会」でもまったく示されていませんでした。

いうまでもなく18億円は市民の税金です。議会で可決されるまで、そういう大事な数字を隠しておく、というのは、あまりにセコすぎやしませんか。実際のところ、この支出については市役所内の財政や行革担当者からも疑問の声があがっているそうです。

問題は、これが18億円に足る事業なのかどうかです。みなさんは民営化で何が良くなるのか、聞いていらっしゃいますか。実はそのプランはまだあまり具体化されていないのです。

これまでの市の説明では、3園民営化で浮いた公立の保育士さんを市内7圏域に一つずつ残す公立保育園やすてっぷ21に配置して、在宅で子育てをしている家庭の訪問などに回ってもらうのだそうです。ただし、対象となる40人のうち、実際に子育て支援に回るのは20人。残り半分は、ここ何年も退職者を補充せず、代わりに配置してきた臨時職の保育士さんと入れ替えるための、いわば穴埋め要員です。

どんな在宅児支援をするのか、今のところ分かっているのは、母子手帳を、拠点となった保育園で配布し、赤ちゃんが生まれた後は保育士と保健師ができれば全戸を家庭訪問し、時にはどこかの部屋を借りて赤ちゃん広場を行う、という内容です。一見良さそうですが、これを私たちの緑が丘・高津地域にあてはめるとどうなるでしょうか。

 

民営化される高津西保育園は、現在は月2、3回程度、地域の子育て親子のための遊ぼう会などを開き、やがて地域開放の回数や出張保育などを増やしていこうとしていました。一方、高津南保育園は緑が丘駅から30分近く歩いた高津ローズタウンの中にあり、一部屋は専任の先生がいて毎日通える「こあらルーム」となっています。連日多くの親子でにぎわっています。

高津西が民間施設になってしまえば、公共の子育て施設として活用していくことは難しくなります。みなさんご存じの通り、緑が丘地域には子育て中の親子がいつでも集える居場所はいまだにありません。公民館も80団体以上がフル活用し、親子が大手を振って使える状況にはありません。新木戸小も1250人を超すマンモス校で、放課後の子どもたちの居場所はおろか、教室も不足しています。おまけに、市は新木戸小の隣に持っていた公共施設用地を昨年暮れに、民間業者に売ってしまいました。

逆に、高津南の先生は民営化で3、4人は増えるかもしれません。でも緑が丘からベビーカーで行くには遠すぎます。また、保育士さんによる家庭訪問の目的は、児童虐待のおそれのある家庭や、障害を持ったお子さん、育児不安で孤立化している親を発見することにあると聞いています。確かに、特別ケアが必要な親子を救い出すセーフティネットの機能は強化されるかもしれません。でも、何も引っかからない大多数の親子にとっては、子育て支援がどれだけ拡大するというのでしょう。ただ一つの近場の拠点は失われ、遠くの高津南に行っても、子どもたちの過ごせるスペースが増える訳ではありません。民間園に期待がかかる一時保育も、本当に毎日実施できるかは未知数です。

 子育て支援の専門家を20人増やすだけのことに、18億円もかけて民営化する方法しか選択肢はないのでしょうか。親子の居場所も増えないのに、多大な犠牲を払ってまで強行する価値のある計画なのでしょうか。子育て支援の輪を地域で育てるのに、18億円も必要ありません。18億円あったら、市内に一つもない児童館を地区ごとにつくる方がずっとありがたい、と思いませんか。

さらに、保育園や幼稚園の将来について、10年、15年後の長期的な展望も示されていません。5年後には八千代市でも子ども人口が減少に転じると言われています。放っておいても、公務員保育士も大量に退職し人員削減になります。子ども園や直接契約方式など制度の激変も迫っています。どこにどんな子育て施設を残すのか、よく見極めてから民営化に踏み切った方がよかったのではないでしょうか。

公立園として残っていれば保育園としての役割を終えても、公共の施設として市民の役に立ちます。民営化して建物を譲渡してしまえば、保育園を閉園することもできず、代わってまた別の公立保育園をつぶすことになるでしょう。

まだ、条例が可決されたといっても、この短絡的な計画を見直すチャンスはあります。「決定事項だから」という市のメンツに押し切られて無駄な税金投入を認める前に、私たちと一緒に声をあげていただけませんか。


4)市民に向き合わない市役所・市議会

 これまでお話ししたように、今回の保育園の民営化は八千代市の保育にも市民にとってもメリットがないことが分かってきました。それでも、もし、市がせめて去年から計画を教えてくれ、対話を重ね、要望を聞き入れて余裕を持ったスケジュールに変更してくれていたら、私たちも少しは穏やかな気持ちで新しい法人を受け入れる準備ができていたかと思います。

 でも、悲しいことに現実は違いました。春が来たら自分の園が別の保育園になってしまう、という事実を私たちの一部が知ったのは、もう6月議会に条例案を提出する直前でした。

市全体の父母会連絡会の求めに応じて担当部長が対応してくれましたが、「在宅児支援のために公立保育園を拠点化し、残り3園は民営化します」という決定方針を告げられただけでした。そして「言いたいことがあったら、ここに書き加えて提出して」と、「民営化ガイドライン案」と書かれたコピーを1部渡されました。後で分かったことですが、そのガイドライン案は、東京都世田谷区の区民と区職員が10回以上も意見交換してまとめた民営化のルール集のほとんど丸写しでした。八千代市の受諾法人の選考委員長が世田谷区でも民営化に携わったからです。それなのに、八千代市案には、世田谷区がもっとも苦労して決定したルールである、「民営化の発表から移管まで最低2年間を確保する」という項目が入っていませんでした。八千代市は6月議会で発表してからわずか10ヶ月で、保護者に説明をし、法人を選び、引き継ぎ保育まで終わらせて引き渡そうとしているのです。

 その根拠は、「平成13年に移管した茶々おおわだみなみ保育園が同じ方式でうまくいったから」なのだそうです。でも、当時は前の市長がすでにその2年半前に、民営化方針を公立保育園の利用者全員に通知し、2年をかけて話し合いを重ねた末の民営化でした。今とは違います。

それでも、6月議会で発表し次の春には民営化を完了した、という当時の八千代方式は、全国の注目を集めました。横浜市も視察に来ました。けれども、みなさんご承知の通り、八千代に学んだスケジュールで、茶々と同じ法人を選んだ横浜市は保護者から訴えられ、今年5月には「発表から1年の民営化は理解を十分得ていない」として横浜地裁から賠償命令が出されたばかりです。ちなみに八千代は1年より短い10ヶ月です。

さらに、この横浜地裁判決、同様に大阪府大東市に賠償を命じた大阪地裁判決を聞き、県内のいくつかの自治体は、6月議会で民営化提案を見送りました。それを知った、我らが豊田市長は役所でこうおっしゃったそうです。「ほかの市長は、ポーズを見せてるだけで本当は民営化したいんだ。おれが実行したら、よくやったと感謝されるよ」。男子たるもの、一度決めたら引き返すな、という心意気なのでしょうか。

6月議会の際には、みなさんから署名をいただき、せめて拙速な民営化はしないでください、という陳情を提出しました。恐る恐る傍聴にも行きました。ところが、陳情は採択されたのに、肝心の民営化を決定する条例案も、陳情と裏腹に可決されてしまいました。

6月議会の質疑で明るみに出た矛盾点はたくさんありました。「子ども人口が300人でも4000人でも子育て拠点は1園でいいのか」とか、「民営化した園は5年間で園長が3人代わり、保育士が15人も辞めた」などです。中でも裏切られたのは、この3園がすでに3月14日に、受諾法人選考委員会で決められていた事実が発覚した時です。私たちは、同じ3月14日にこの委員会の作業部会で、どこか1園だけを民営化するという説明を受け、保育条件づくりを急がされていました。それが、同じ日に相談もなく3園分の条件にすり替わり、対象園まで決められていて、6月に条例案を提出するまでずっと隠されていたわけです。

6月議会では、いろいろな疑問が出たため到底この議会では結論を出さないだろうと思いました。でも残念なことに、真剣に質問をぶつけてくれたのは一部の議員さんだけです。

大多数の議員さんは「うちは与党だからしょうがない」といって、疑問も表明せず、市に注文をつけることもしてくれず、いとも簡単に、私たちにとっては民営化決行の核ボタンを押してくれたことは忘れられません。市長与党だったら、なおさら厳格に費用対効果や市民サービスの公平性を審議するのがつとめなのではありませんか。

 おまけに、議会最終日には、私たちの陳情採決の結果を、数え間違え、否決したと逆の宣言を出してしまう事件も発生しました。市議会がどのように市民の願いに答えようとしているのか、皆さんも機会があったら、見に行ってみることをおすすめします。

 6月議会が終わった後、私たちの保育園で3度説明会を開いていただきました。でも次の日には淡々と受託法人の公募が始まってしまいました。これまでにいろいろな要望をしましたが、耳を傾けてもらえません。例えば、「せめて応募する社会福祉法人は前回と同じように保育園をやっている所にしてほしい」。これははねつけられ、幼稚園でも老人施設でも、経験がない法人も対象になりました。また、「せめて選考過程を公開してほしい。園長候補者に対面させてほしい」という願いも、だめでした。

民営化はどこの地域でもこじれていますが、うまく行っている自治体のポイントは、受けてくれる法人が決まってから、引き継ぎ保育に入ってくるまで1年以上の準備期間を確保している点です。保育士を採用し、保護者と対話を重ねて誤解を取り除き、園の年間サイクルを理解するためには必要な時間なのです。八千代市は、それも、まったく聞く耳をもってくれません。10月までに選考をし、父母の気持ちがほぐれるのを待たずに、来年1月には引き継ぎ保育に入るのだそうです。理由は、「もう決まったことだから」「もう予算を取ってあるから」ということです。

 私たちは、「せめて、準備期間として1年延期してほしい」という思いで再び、9月議会に陳情を出しました。そして6月の陳情を採択してくれたある会派にお願いに行きました。次世代育成支援に力を注いでいる政党です。ところが、こう言われました。「死んだ子の歳を数えても無駄だ」。ひどい例えですが、いったん条例を可決したのだから、後戻りできないという意味でしょう。では、十分審議もしてくれないで、6月議会で「死なせた」のはどなたでしょう。市も市議会も、権力のない市民には入り口から向き合ってくれないところなのでしょうか。本当に疲れ果てました。

八千代市のこの方針、「大事なことは教えない」、「意見は聞かない」、「決定事項には従わせる」というやり方は、果たして保育園に限ったことでしょうか。他にも、いろいろな分野で似たようなことが進められているのではないでしょうか。

 私たちはこれまで政治に興味があったわけではありません。でも、これでは選挙に無関心でもいられないと思いました。八千代市では12月17日に市長選と市議選が同時に行われるようです。子育て世代の皆さん、人口が急増する緑が丘・高津地域に住む皆さん、どなたが出るか、まだ分かりませんが、課題を共有してくれる人を見極めましょう。

長い時間聞いてくださってありがとうございました。本当に18億円かけた民営化が必要なのかどうか。再び動く時がきたらどうぞお力を貸してください。(完)


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