28.21.7 返信: サーマン・マンソン

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番号	日付	題名	投稿者	返信元	読出数
28	1/2(水) 18:10:01	返信: サーマン・マンソン	まさひろ。	No.21	312


古老 wrote ; > ７０年代ＭＬＢ第２弾。サーマン・マンソン。こんにちわ、古老さん、3：16さんこの掲示板を覗くと70年代のＭＬＢの話題ですね。実をいいますと私もリアル・タイムで70年代のＭＬＢを見る機会はなかったですね。ですから　当時についてはそんなに詳しいことはないですよ。でも新聞記事等で見たり、人の話の記憶、あるいは本で読んだりしたことはある程度、書けますがね。その程度です。あまり期待しないでくださいね。 70年代では初期に日本の新聞をにぎわせたのはヴァイダ・ブルーだったような記憶があります。なにしろ凄いサウスポーで球が速い。確か、江夏の登場とかなりオーバーラップしていたと思います。「江夏は凄い。でもメジャーのヴァイダ・ブルーってその江夏の何倍も凄いのだろう。一度観てみたいな」と思った記憶がありますね。たしかアスレチックス3連覇の当初は凄かったのじゃなかったでしょうか。そのような記憶があります。実際には見たことはないですね。今日はマンソンですね。彼はどこかの本で読んだのですが、スローイングはスリークォーターであまりうまくなかったようです。でもここ一番では凄い送球をしたそうです。オリオールズのキャプテン、マーク・ベリンジャーに言わせますと、彼は野村監督同様、ささやき戦術を使ったそうです。新人には「調子はどうだい」ベテランには「家族は元気か」とバッターボックスに入ると決まって聞いたそうです。ある時ベリンジャーは「おい、サーマン、狙いは分かっているぞ。お前のお陰でおれは全然打てないじゃじゃないか。もうほっておいてくれ。次にしゃべったらバットで殴りつけるぞ」とマンソンに言ったそうです。マンソンは非常に傷ついた様子で「そうか。悪かったなぁ。もうしゃべりかけないよ。約束する」と言ったそうです。でも次の打席ではなにごともなかったように「よう、家族は元気かい」と聞いたそうです。古老さんのおっしゃるように決して目立ちはしませんが、渋い活躍でヤンクスの黄金期を支えましたね。走塁はピート・ローズのように派手ではなかったですが、状況判断は的確で闘志あふれるスライディングも時として見せたそうです。バッチィングはしぶとく、ジム・パーマーをして「うまく追い込んだし、攻め方も間違っていない。でも最後にはうまく合わされヒットにされちゃう」といわしめるほどでした。惜しむらくは同リーグにボストンのカールトン・フィスク、そしてナ・リーグにはジョニー・ベンチという偉大な捕手が同世代にいたことでしょうね。（古老さんもおっしゃていますね）その為に少し影が薄くなってしまったかなぁ。 > > サーマン・マンソンは１９７９年８月２日に飛行機事故で死亡しました（３２歳の若さです）。 > 事故の直後、ヤンキースタジアムで追悼セレモニーが行われ、親友ボビー・マーサーが、 > 弔辞を読みましたが、彼は「ピンストライプのユニフォームに１５番をつけたサーマン・マンソン > 以上に偉大な人はもう現れないでしょう」と語り、全米のＭＬＢファンの涙を誘いました。たしか　マンソンが死亡事故を起こしたときにはスタインブレナーとレジー・ジャクソンは口も利かないほどの犬猿の仲だったそうです。ジャクソンは釣りに行っていました。「スタインブレナーから電話で」という声に「話たくないと言ってくれ」とジャクソンは言ったそうです。「どうしても話したいそうです」ともう一度、付き人が言ってきました。「一体、スタインブレナーは俺に何の話があるのだ」不審に思って受話器をとったジャクソンはスタインブレナーからマンソン事故死の報を聞き、絶句したといいます。（この逸話は以前何処かで読んだと思います。どこの本だったかは忘れました）キャプテンのあまりにも早過ぎる死でしたね。