家の作り方は、在来工法、2×4工法が住宅とすると多いでしょう。その他にも、コンクリート造で住宅を建てる人もいます。鉄骨造で建てる人もいます。それぞれに一長一短があります。
私達は、在来工法の家を設計することが多いです。コンクリート造や鉄骨造で設計をしたこともあります。2×4工法の住宅も設計しました。建主の希望で、いろいろな構造の家を設計してきましたが、お勧めは「在来工法」です。
私達は、在来工法に「外断熱」をして、通気層を壁と屋根に設けています。そうすることによって、夏に涼しく、冬に暖かい家を設計しています。
在来工法にしている理由は、在来工法で家を作っている大工さんが多く、木材を機械でカットするプレカットの工場などが出来て、コスト的に安くできるようになったからです。
また、2×4工法と違い、豊かな空間を作りだすことが可能となります。なので、多くを在来工法で設計しています。大きな吹抜けのある家や開口部の大きな家などが設計できます。
私達は、在来工法に、断熱材を外側から張り、ジョイントをテープ貼りとすることで、簡易に気密が高く、断熱性能の高い住宅を作れるようにしています。
簡易にすることで、工事のミスなどを少なくでき、地元の大工さんでも作ることが可能となります。そして、暖かいです。
その外断熱材の上に、通気層を設けます。通気層は壁と屋根に設けます。通気層を設けることで、夏の暑さが断熱材に伝わり難くなります。それは、通気層の熱気が抜けるからです。熱気が抜けると、部屋の中が暑くなり難くなります。嬉しいですね。
また、発泡系の断熱材なので、熱を溜めてしまうことがありません。板状なので、温まってもすぐに冷めてくれます。これが、繊維系の断熱材や吹き込み系の断熱材だと、熱を溜めてしまいます。
繊維の中に温まった空気が入り込んでしまうと、これが、セーターなどと同じ状況なのですが、冷めないんですね。一度溜めてしまった熱は、なかなか冷めません。エアコンなどをつけないと、寝苦しい夜となります。
どの断熱材を使っても同じなのですが、家具や床・壁・天井材が、日中に温まらないわけではありません。それらが温まってしまうと、そこから出る熱で、部屋が暑くなることがあります。
夜、窓を開けると冷たい風が入ってくると感じるのは、家具や床・壁・天井から、日中に蓄えられた熱が出て、部屋を温めてしまっているからなんです。家具や床・壁・天井材が冷えれば、部屋の中も涼しくなります。
発泡系の断熱材は、冷めやすいということもありますが、外張りにして、断熱材の部屋側にも通気層を設けてあれば、断熱材からの熱は、更に部屋に伝わり難くなります。なので、早く冷えます。私達は、そんな理由から、発泡系の断熱材を柱・梁の外側に張るようにしています。
断熱材は、残念ながら、完璧に熱を遮断してくれません。また、家には窓があるので、日射熱が窓から入ってきます。それから、建築基準法で決まっている強制換気による外気の流入などもあります。人の体温も36度ちょっとあるので、暖房器具を置いているようなものです。食事の準備中にも熱が出ます。家の中が温まらないようにしたいのですが、温まる要素を完全に排除することは不可能です。
なので、温まってしまうことを前提にした家造りをしなければなりません。その対応が、断熱材の内外に設ける通気層です。断熱材を挟んで、通気層が2重になります。通気層によって、熱が伝わり難くなることと、温まった空気が抜けやすい状況を作ってあげることで、温まり難く、冷めやすい家を作ることが可能となります。
私達は、内側通気層の空気が天井裏に抜けるようにしています。そして、天井裏に、換気用の窓か、換気扇を取り付けています。温まった空気を外に抜くためです。そうすることによって、壁の中と天井裏が温まり難い状況を作っています。ポイントは、温め難くして、冷めやすくするということです。
冬は、この逆で内側通気層が冷めてしまうと部屋が寒くなります。なので、天井裏の換気用窓は閉めます。天井裏の換気扇はOFFにします。そうすることによって、暖房で温めた空気が家の外に出ないようにしています。高気密の状態を保ち、温かい空気が出ないので、暖かい家となります。
私達は、このように夏に涼しく、冬に暖かい家を作っています。
「快適な室内環境」を実現する為には、設計士に温熱環境の知識が必要です。
夏は、なぜ家が暑くなるのか、冬は、なぜ寒くなるのかを知らない設計士では困ってしまいますよね。
そして、夏に暑くなった部屋をどうしたら涼しくできるのか。冬に寒くなった部屋をどうしたら暖かくすることができるのかを知っている設計士との家造りが重要なカギとなります。
それらの知識を持っている設計士に頼むことで、あなたは快適な生活が送れるのではないでしょうか。
あなたは、良い家が建てられると思いますか。
家を手に入れる方法は沢山あります。そんな中、自分や家族にとって、良い家を手に入れる方法がないかと模索している途中だと思います。
実は、良い家を手に入れるのは簡単です。良い家を作ってくれるところに頼めば良いわけです。でも、これが、なかなか難しいんですよね。良い家をどこが作ってくれるのか・・・。
良い家になるかどうかは、「設計」で決まってしまいます。良い設計ができなければ、良い家にはなりません。
あなたもご存じだと思いますが、使い難いデジカメや車のパーツ、コンピューターのソフトなど、設計が悪いと「こうしたい!」と思っても、いうことを利いてくれません。
安いコンピューターのソフトなどは、特にそうですよね。かゆいところに手が届いた設計に、なっていません。でも、「このデジカメは、使い易いなあ!」ということもあると思います。
車では、欲しいところに収納やポケットがついていたりします。
また、車のスピードメーターが読み易いのは、設計時に「考えられた位置」に付けてあるからです。偶然ではありません。
それから、考えたことがないかもしれませんが、車の日差し避け用のサンバイザーは、本当に重宝します。でも、日差しによっては、役に立たない場合もあります。大きさや形が、影響します。
サンバイザーを付けるか付けないか、どんな大きさで、どんな形かは、設計の時に決まっています。「設計」がどうかということですね。もし、サンバイザーを付け忘れた車があったら、買いませんよね。気付かずに買ってしまったら最悪です。これって設計が悪いんですよね。
あなたの家の場合、「設計」をする人は、「誰」でしょう。
それは、あなたが依頼した設計事務所に所属する設計士か、住宅業者に所属する設計士です。
口の上手い営業マンではありません。営業マンは、自分の会社の設計士に、バトンタッチすれば終わりです。ちょっと、無責任ですね。
家の設計には、いろいろな進め方があることをご承知ください。十人の設計士がいれば、十通りの進め方があり、十通りの設計になります。なので、十軒の違う家になります。どんな設計士が、あなたの家の「設計」をするのかによって、出来上がる家が変わります。慎重に選択しないといけませんね。
自分らしい、自分に合った、使い易く、住み易い家を作るには、いろいろな能力を「設計士」が持っていなければ、難しいことをお話してきました。
自分らしい家を作るのに、必要な能力の復習です。
・お金を予算内に納める能力
・無駄なお金を使わないための能力
・工事がキチンと行われているか確認できる能力
・家族間の意見の食い違いを統一する能力
・現在の住まいから問題を感じとれる能力
・問題に気づく能力や問題を解決する能力
・希望の雰囲気を作り出す能力
・快適に住める家を作れる能力
これらの能力を、全て建主が持っていれば、なんの問題もなく、自分らしい、自分に合った、使い易く、住み易い家が建つと思います。でも、現実は、持っていないですよね。
なので、「設計士の力」を借りることになります。設計士の力なくして、本当に、自分に合った家を建てることは難しいでしょう。やはり、最後は「どんな設計士に家造りを頼むのか」ということが、問題になるということです。
私達は、建主の為の、建主に合った、建主が喜ぶ家造りを目指しています。それが、建主が「この家に住めて良かったな!」と思える家造りに、つながると信じているからです。
今まで、お話したことは、どれだけ建主のことを思い、どれだけ建主に成り切り、どれだけ建主のために、誠心誠意を尽くせるかということでしかありません。
建主の言葉に集中して、神経をすり減らし、小さなことも見逃さない注意力を持って、建主との打合せに望まなければなりません。それには、「建主を思う気持ち」がなければできないことです。
ここで、「なぜ、それ程までに建主のことを思えるのか」という疑問が湧くと思います。
その理由は、自分達が設計した家で、その家に住む人達が、笑顔で楽しそうに暮らしている姿を創造することに、幸せを感じているからです。
人の喜ぶ顔、楽しそうな顔、笑顔が大好きで、そんな顔が見たいので、頑張っています。建主が笑顔になると、私達も笑顔になれます。
私達は「笑顔が絶えない幸せな家族」を増やしたいと、毎日考えています。そんな、気持ちを持って、建主と向かい合っています。
そして、常に実践し、追求しています。建主が本当に喜ぶ家造りとは、どんな家造りなのかを。
最後まで、読んで頂いてありがとう御座います。
「私達」という部分は、かなり売り込みに感じられたかと思います。
設計のマニュアルがあり、全ての設計事務所がマニュアルに沿った、同じ設計の進め方をしていれば、このような表現は使わずに、お伝えすればよいことなのですが、そうではありません。
各設計事務所では、その事務所の独自の進め方をしています。その進め方は多種多様です。
建主のために設計をするというより、自分の作品の為に設計している設計事務所もあります。雑誌などを、賑わせているのは、デザインを中心に考えている設計事務所です。結構、奇抜で、使い難そうな家が多いですよね。私は、何か勘違いしているのではないかと思っています。
デザイン性は、無視できませんが、どれだけ建主に合った、使い易い家、暮し易い家を設計してくれるかは、もっと重要ではないかと思います。
なので、私達は、既製の洗面台を薦めます。ユニットバスを薦めます。使い勝手がよく、掃除がしやすいからです。その他にも、普通のフローリングや普通のクロスをお薦めしています。
これらは、変わったものではないので、雑誌などには、取り上げられません。寂しいですけど、話題性がないということです。
私達は、建主に合わせた家造りを目指していますので、ご希望であれば、デザイン性の高いものも設計します。ただ、犠牲になる部分が出てくるかもしれません。まあ、中間というのもできますけどね。
デザイン性を気にされるようであれば、ホームページの「私の手掛けた建築(住宅以外)」を参照してください。レストランなど商業的な建物も40店舗ほど設計しています。
写真は抜粋です。雰囲気も写真では、正確に伝わりませんが、良い雰囲気のレストランばかりです。
住宅のデザイン性については、無視しているわけではありませんが、建主に合わせた、建主らしい家造りを目指しています。建主本位で、建主の幸せを願って、家造りのお手伝いをしています。
そんな、家造りをしている設計事務所があることを、気にとめて頂けたら幸いです。 |
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