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建築Q&A



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Q1.
雑誌などの設計料を見るとかなり高いような印象を受けるのですが。

  • 私は、高いとは、思いません。
    設計事務所に依頼する利点として、複数の施工業者に見積り依頼が出来るという点が上げられます。詳細な図面を書きますので、施工業者を競争させて値段を下げる事が出来ます。安いので悪い仕事をされては、困りますが、設計事務所がきちんと、図面通りに施工されているか、チェックしますので手抜き工事が出来ず、建物が妥当な値段で出来る訳です。
     たとえば、A社からの見積りが5000万円、B社からは5100万円、C社4500万円、D社4800万円というようにかなりの差が出てきます。
    1社指名では、5000万円以下では出来ないと言われてしまえば、そうですかと言うしかありません。差額を計算すれば、500万円ほどになります。設計料などすぐに、捻出する事が可能です。同じ金額で極め細かな部分までの設計をして貰えるならば設計事務所を選ぶべきでしょう。より良い建物妥当な値段手に入る事になります。
     これは、設計事務所詳細な図面を作成するので
    複数の施工業者見積り依頼が出来る為です。
     それから、施工業者によっては、この位の建物ならば、○○○円で出来ますと言うところが出てくると思いますが、建物の断熱性能仕上げ材料のグレードなど疑問の残る所が多いと思います。屋根と壁があれば良いということは無いと思いますので、素人の方には、グレードの判断がしにくいのでは、ないでしょうか。

住宅建設のコストを参照して下さい

Q2.
知り合いの施工業者に設計と施工を頼もうと思っています。何かアドバイスはありますか。

  • 知り合いと言うことであれば、手抜き工事をされる心配は無いと思いますが、価格の面でどの位下げてくれるのかという事と、設計の能力がどの位あるかという事が問題になるのでは無いでしょうか。
     1社指名という事になるので、競争の原理を使う事が出来ませんし、設計にどの位時間を掛けてくれるのか解りません。(設計には経費が掛かる)今までの付き合いを取るか、より良い建物を取るかでしょう。

Q3.
設計事務所に頼めば、本当に良い建物が建つのでしょうか。

  • はっきり言って何処でも良いという訳にはいかないでしょう。設計事務所と建主の相性もありますし、信頼の置ける所でないと設計事務所に手抜きをされてしまいます。
    相性は、設計事務所の過去の作品を見て気に入るかどうかという事と、顔を合わせて話しをする事で過去の各作品の設計の考え方住宅に対する考え方仕事に対する意気込みなどを聞けば大体予想は、付くのではないでしょうか。設計事務所によっては、何色にも染まる事の出来る所があります。それは、建主色に染まれるという事です。(建主の人格を察知して建主の希望する方向に進めていくという事)建主の色を敏感に察知する能力のある設計事務所を選ぶ事がより満足の出来る建物になると思います。

Q4.
工事金額の妥当性を確認したいのですがどうすれば良いのでしょうか

  • 建物の工事は、何十種類もの業種の人達が入れ替わりにやって来て割り当てられた仕事をして出来上がっていきます。そこで使われる材料も何十種類にもおよぶのでその一つ一つの見積り(内訳書)が必要です。住宅一件と言うと50〜60ページにおよぶでしょう。その全て項目をチェックするのは、素人の方ではかなり大変でしょう。実際には、公表価格という事で、刊行物で値段が解るものが出版されていますので可能だとは思いますが、刊行物を使うにも知識が必要です。又、見積り金額が下請け(職人さん)の金額という訳ではありません。必ず、単価の何割かは、親請けの業者(工務店、ハウスメーカー)の経費となっています。公表価格も実際は、その何割かがカットされ親請けの業者の経費になっています。良く聞く話で一般経費の金額を値引きさせて貰いますとか、設計料はいりませんという話を聞きますが、それは、各材料の金額と下請け業者への発注金額のところで少しずつ捻出しているからなのです。会社の経費がいらない訳はないのですから。設計事務所ですとその辺の掛け 率を経験上目安を付けることができます。大体どの位の工事金額になるか概算の見積書を作ってくれる所もあります。素人の方より設計事務所の方がより正確に工事金額の妥当性をつかめると思います。
Q5.
手抜き工事にはどの様なものがあるのでしょうか
  • 手抜き工事と言ってもいろいろなものがありますので、チェック項目を上げたいと思います。全部の工事についてという事になると、かなりの量になるので重要と思われる、隠れてしまう部分を中心にピックアップします。
    1. 支持地盤の確認(地盤が建物を支持出来るかどうか、既存の建物の埋め戻し土の上にならないようにする)
    2. 砕石(砂利)の転圧はしているか(基礎コンクリートの下に砕石を敷き機械の振動で固める)
    3. 基礎コンクリートに鉄筋が入っているか(図面通りの間隔、太さで入っているか、中心にあるか)
    4. 基礎コンクリートの厚さ、高さ、深さ(建物を支える部分なので重要)
    5. 基礎コンクリートの強度(コンクリート強度が設計通りか。)
    6. 床下換気口はあるか(基礎コンクリートで囲まれてしまっていて外気が入らない状態になっていないか)
    7. 土台のアンカーボルトは図面のピッチで入っているか(通常1.8m位)
    8. ホールダウン金物は使用されているか(出隅、入り隅部分。柱と基礎コンクリートを連結するもので、地震時に柱が抜けないようにする物。重要)
    9. 土台の防虫、防蟻処理をしてあるか(湿潤地域は重要)
    10. 間柱の防虫、防蟻処理をしてあるか(土台から1m位の範囲)
    11. 筋かいの固定方法(かすがい、スクリュウクギを使ってあるか。地震時に見た目、引き抜けないか)
    12. 柱と梁の接合部が見た目強固に固定されているか(通常はほぞがありかすがいで止めたり、羽子板ボルトを使用していたりである。又、継ぎ足しなどがないか)
    13. 構造材(柱、梁、土台等の木部)は乾燥した物を使っているか(後で、隙間が出来る事がある。含水計で計る)
    14. 床下、壁、天井に断熱材(グラスウール)は入っているか。厚さ、密度は図面通りか(長野では、厚さ、壁で10センチ、床で15センチ、天井は20センチは入れたい。密度は16〜24s/m3程度。又、床のグラスウールは入れるだけでなく、垂れないようにする)
    15. 1階の天井下地は2階の根太から取らない(2階の歩いた時の音が伝わる)
    16. 階段の手すりの固定は強固か(見た目と触った感じで判断)
    17. 天井裏の換気孔は取ってあるか(屋根裏に熱が隠る)

以上で全部という訳には行きません。抽象的な言い回しや専門用語を使ってしまっているのでわかりずらくもなっていますが、一般的にという事でまとめてあります。もっと重要な事がある場合もあります(電気、設備等)、手抜き工事がどうしても不安ならば管理者(設計事務所等)を頼む方が安心していられるのではないでしょうか。住宅は何度も建てられないのが普通です。わずかなお金を惜しんで一生後悔するか。安心して新居の完成を迎えられるかは大きな違いがあると思います。

設計事務所が管理者である場合は施行業者もあまり手抜きをしなくなりますので、ひどい手抜き工事には出会った事がありません。(他には有ると思いますが)

Q6.
建主、設計事務所、施行業者の信頼関係は
  • 建主は設計事務所、施行業者共に信頼の置ける所を選ばなければ納得のいく建物は建てられないでしょう。設計内容にしても、施行工事にしても業者に任せる部分がかなり多く、信頼していなければ多額の費用を掛けて建てる建物を全て任せる事が出来なくなります。信頼の置けない設計事務所、施行業者に依頼すると全て建主が自分で確認をしないと気が済まなくなってしまいます。設計内容の全ての確認工事現場に毎日通い業者が手抜きをしないか見張っていなければなりません。はっきり言って不可能です。どうせなら建主自身が設計から施行まで全てやった方が良いぐらいになってしまいます。設計事務所も施行業者も信頼の置ける所を選んで下さい。業者との信頼関係良い建物を作ります。
  • 設計事務所は過去の作品、設計に対する考え方を確認する事で信頼出来るか見当が付けられると思います。
  • 施行業者は過去の実績と施行した建物を見学させてもらい(モデルルーム以外)そこに住む方のお話が聞けるような業者が良いと思います。
Q7.
設計事務所はどんな仕事をしていますか
  • 設計事務所の仕事は建主との打ち合わせにより建主に合わせた住宅を作る事です。
    一般的なプランでなく個性的で使いやすいく、自分らしい住宅を建てる事が可能になります。設計図は平面図、立面図、矩計図、詳細図、展開図、建具表、外構図等を作成します。途中で概算見積を行い、建主の予算との照合をし、修正をします。又、要求があれば立体図(パース)、模型の作成も致します。図面の完成後、その図面を基準として複数の施行業者に見積もり依頼をします。
    ですから、同一条件で最低価格の業者を選ぶ事が出来ます。よって、良質な住宅適正な価格で手に入れる事が出来る訳です。又、監理業務として工事が図面通りに作られているかを確認するので、手抜き工事のなどの心配が無くなります。

    住宅は一生の内に何度も建てられません。建主の方には住み易い住宅気持ちよく暮らして貰きたい。私達はそのお手伝いをさせて頂ければと思っています。

Q8.
設計事務所はどんな仕事の進め方をしていますか

  • 設計事務所の仕事はどうしてそんなにお金が掛かるのと思っている方が多いでしょう。そこで、設計事務所の仕事の流れを記載いたします。
  • 設計の依頼を受けてからという事でお話しましょう。まず、建主の要望を聞き、動線プランを作成します。
  • 建主に動線プラン(部屋と部屋のつながり)が良いか確認をします。この時点で、おおよその部屋の配置が決まります。(変更は可能であり不確定)
  • 続いて、検討用の平面図(部屋の配置を書いたもの)を作成します。この時点で、設計事務所としてはおおよその外観デザインをイメージします。それは、外観と平面図連動しているからです。部屋の配置が動くと外観もそれに伴って変わります。常に、平面図と外観図の整合性が保てるように進めます。それこそ、3歩進んで2歩下がる状態です。
  • そして、検討用の平面図を元に建主使い勝手将来の家族構成による変化と対応を確認し、その他の要望事項の打ち合わせをします。この時点ではおおよその外観図は作成いたします。(まだ未完成で整合性もない)
  • 建主の要望通りの平面図にならなかったり、建主の要望が改まったりするので、その後、検討用の平面図は2〜5回ぐらい提出させて頂きます。(建主の希望に添うまで提出する)
  • 途中で検討用の外観図も一緒に打ち合わせをさせて頂きます。(外観によって平面図に無理が起こる)
  • そして、検討用の平面図と外観図が良いとなったら、平面図と外観図の照合を行いながら、書類審査用(確認申請用)の平面図と立面図を作成いたします。
  • ここまでで、設計の約40%が終わりです。それは、勘違いして頂きたく無い部分なのですが、平面図が決定したという事は各部屋の大きさだけでなく、外観のデザインや内部空間のデザイン、キッチンの大きさ、洗面台の大きさ、ドアーの形、自動車の配置や塀の位置など全てが決まっているという事になります。全てが絡み合っていますので当たり前のことです。(家というのは3次元ですので、2次元平面図だけでは、実現可能にはなりません)
  • ここまでで、早くても2,3ヶ月掛かります。そして、設計の大部分が完了したと言っても言い過ぎではありません。
  • そして、概算見積もりを設計事務所が行います。金額が建主と折り合うか確認をして、合わなければ部分的に建具のグレードや床のグレード、外壁などの金額の下がりそうな部分の変更をして、建主の希望金額に合わせる努力をします。そして、業者の値引率なども考慮しながら最終の仕様を決定します。
  • この後、作成される図面(実施設計)は作業という事になります。ここで作成される図面はあくまでも設計士の意思を施工業者や職人さんに伝える為の手段に過ぎません。住宅を建てる事において図面は家の一部ではありません。図面は建主から設計士、設計士か施工業者、施工業者から職人さんへと建主の意思伝達する手段です。ですから、用が済んだらほとんど必要無いものになります。(改修時には必要)設計士にとっても最終目的図面を書くことでもデザインを考える事でもありません。良い住宅を建てるという事が最終目的です。
  • そして、申請用の図面が出来あがった段階で確認申請公的機関に提出します。これは設計事務所が代理となって建主の変わりにこんな建物を建てて良いですかという申請をします。公的機関から良いですと回答を貰えると建物を建てる事法律的に建てる事が出来る事になります。
  • 確認申請が良いとなる頃、その他の図面が出来あがり建主の確認が取れた段階で見積もり複数の業者から取ります。
  • 業者からの見積もりが出揃ったら、見積もりのチェックを行います。金額の低い業者の見積もり(内訳書)の見積もりを忘れている物は無いか、金額が妥当かなどです。金額が建主の希望に合ったかを確認し、建主に報告します。予算が建主と合わない場合は、最低業者と打ち合わせして、設計変更をしたり、業者の値引きを多くしてもらうなどの金額調整を行います。予定価格に達した段階で施工業者契約を結んで頂きます。
  • ここまでが業者決定までの流れです。(全て、この文章で表現出来ている訳ではありません。部分的に抜けている所もあります。ご注意ください)
  • この後は、工事現場の管理になります。施工業者が手抜きをしないように見張ったり、図面で表現しきれない部分の打ち合わせをしたりします。(設計事務所が、数回現場に出向く)
  • 途中で建主に外壁や内装の色などの提案をさせて頂き、良ければ工事を進めます。
  • 工事が完了間際に設計事務所の検査を行います。そして、その後、建主の検査をして頂きます。手直し工事を行った後、引渡しとなります。
  • そして、工事の引渡しが終わると共に設計事務所の仕事も完了する訳です。
  • 大体の流れはこんな所です。ここに記載した事項は全ての設計事務所が行っているという事ではありません。私の事務所の内容です。もっと多くの事をしてくれる事務所もあれば、全然してくれない事務所もあるでしょう。ご注意下さい。
  • 上記の内容を全て行う訳です。工事費の10〜15%の金額が掛かるのも分かって頂けたと思います。ただ、設計料が高い訳ではありません。設計図という基準があるので施工業者を競争させる事が出来ます。それによって、設計料ぐらいの金額はすぐに捻出出来ます。どちらが徳か良くお考え下さい。

Q9.
設計事務所にはどんなタイプがありますか

設計事務所のタイプ
  • デザイン優先型
    • 外観や内観のデザインを最優先に考えて設計をするタイプの設計事務所である。斬新な建物になるが、建主の要求とのくいちがいが発生した場合、建主の要求かデザインの良さが失われる。多くはデザインが優先されてしまう。出来あがった後、建主が満足すれば良いのだが使い勝手の悪さなどが発生し、建主が我慢をしなければならない事が多いケースとなる。
  • 使い勝手優先型
    • 建主の要求の使い勝手を最優先で考えるタイプの設計事務所である。建主の要求に左右され建主が何を要求するかによって、いろいろな形の建物が出来あがる。(外部リビングなど)建主の満足出来る建物になりやすいがデザインの制約がかなり大きくなり独自性のあるものになり難い。
  • 自分の意見を押し通してしまう型
    • デザインやこの考え方が使い易いからという事で建主の意見を聞かずに勝手に設計してしまうタイプの設計事務所である。建主の意見を取り入れない為に出来あがって、やはり使い難いという事が出てくる。
  • 建主と打ち合わせをしない型(手抜き型)
    • 一度あって要望をわずか聞くだけで設計を完了してしまうタイプの設計事務所である。当然、建主要望を聞き入れる事もせず、設計の手間を省き設計を完了してしまうので、建主の満足いく建物にならない。
  • 建主のいいなり型
    • 建主の要望を全て取り入れ、設計するタイプの設計事務所である。建主にとっては言った事を全て実行してくれるので、良い設計事務所のような気がするが、逆に建主が間違った選択をしている時も指摘をしないという事になる。「言われた通りに図面を書きます。そのかわり、出来あがった建物が使い勝手が悪くなっても知りません」という事である。つまり自分が設計した建物に責任を持たないという事務所です。
  • ローコスト型
    • ローコストを目指すタイプの設計事務所である。安く、性能が良くと言うことを最優先に考えるので、コストの面ではとても良い事務所でる。しかし、コスト優先の為、デザインや性能、使い勝手が犠牲になっている事が少しあるようだ。
  • シルバー住宅型(バリアーフリー型)
    • 高齢者に優しい住宅を設計するタイプの設計事務所である。高齢者優先の為、デザインや使い勝手が少し犠牲になる事がある。
  • 良いものを追求型
    • より良くと言うことで設計に時間をかけるタイプの設計事務所である。良いものが出来ると思うが、時間が掛かる。つまりお金が掛かる。
  • 建主と一緒に考える型
    • 設計事務所が一方的に考えるので無く、建主も一緒に考えるタイプの設計事務所である。建主のやる気がものすごく必要となる。建主が自分で全て設計しているような状態になる。当然、設計事務所も提案を行う。この時、設計事務所はアドバイザーとなる。(全て建主が出来る訳ないので、多くは設計事務所の作業となる)
  • 自分で現場監督までやってしまう型
    • 工務店やハウスメーカーに頼むと掛かる経費を削減する為に現場監督までしてしまうタイプの設計事務所である。設計から現場監督までする事で経費分のコストダウンを計っているので、少し安く建てられる。一歩間違うと設計能力のある工務店になってしまう。
  • 提案型
    • 全てを提案するタイプの設計事務所である。提案する事で建主の意見を聞き同意を求めながら進めていくので、建主は安心である。設計事務所は勝手に進める事がない。
  • 研究・勉強型
    • 常に研究・勉強をしているタイプの設計事務所である。最新の情報を常に持っていたり、いろいろな作り方をしっているので良いアイデアをもらえる。
  • 管理重視型
    • 管理に力を入れているタイプの設計事務所である。本来の設計事務所の目的は建物を建てる事である。設計だけでは良い建物は建たない。管理を重視することで手抜きをさせない。より良い工事をさせるという事である。
  • 自然素材型
    • 自然素材を多く取り入れているタイプの設計事務所である。自然素材を使う事で化学物質の室内汚染から逃れようとしている。それから、自然素材の良さを実感出来る建物を目指している事務所である。
以上、いろいろな設計事務所があります。今ある、全ての事務所がこの中に当てはまるという事ではありません。しかも、一つだけという事は無く、複数当てはまる事務所がほとんどだと思います。それも、それぞれのタイプが中位とか低いとか、かなり高いとか、各設計事務所でどのくらいに考えているかは、本当にいろいろだと思います。
建主側からして、どんなタイプの設計事務所が良いか、研究してみてください。どんなタイプの設計事務所が自分に合っているかが、満足いく建物になるかを決定します。
又、実績などにとらわれ易いのが人間です。ですが上記のようなタイプの設計事務所がある中、実績だけを信じて設計事務所を決めてしまうと、建主の思い通りの建物にならない可能性が高いと思います。ご注意下さい。
私が考えるにはどれだけ前向きに建主の為に設計をしてくれるかという方が重要だと思いますが如何でしょうか?

Q10.
住宅の完成までのタイムスケジュールはどうなりますか

解り易くする為に1月1日から打合せが始まった事としてスケジュールをお話します

1.要望確認 1月 1日
2.動線プランの作成〜仮に決定 1月10日
3.平面図の作成・変更〜決定 3月10日
4.外観図・断面図の作成・変更〜決定 3月20日
5.各種材料検討〜決定 3月20日
6.配置図作成〜決定 3月20日
7.確認申請用の図面作成 3月30日
8.工事費の概算金額を算出 4月10日
9.設計図の作成〜各部詳細の打合せ〜決定 5月10日
10.業者見積り〜金額調整〜工事費決定 6月 5日
11.工事着工〜基礎工事 6月30日
12.建て方 7月10日
13.屋根工事 7月30日
14.断熱材、外壁工事 8月30日
15.内装工事 10月30日
16.照明、キッチンなどの取りつけ 11月20日
17.クリーニング〜完成 11月30日
良い家を建てようと思うと、ほぼ11ヶ月くらいは設計から完成まで掛かります
設計期間はほぼ5ヶ月、工事期間は6ヶ月程度欲しいです。ただ、内容や拘りによって変わります。
工事は急がせると仕事が雑になったり、手抜き工事の原因になります。あまり、期間があり過ぎると気が抜けた工事になってしまいます。工事期間は仕上げ材によりますが、5〜6ヶ月欲しい感じです。

土地があっての話ですので土地からというともっと掛かります
こちらは、運が良いか悪いかにも左右されますので期間を決めることは難しいと思います



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