これまでは土日きれいに休めたが、徐々にシフト勤務入り。土曜日も出勤した。
六本木ヒルズ前は、報道陣わんさか。カメラがうっとおしいので、一瞬だけ手を合わせてきた。
仕事の一環で、K-1を観る。
あのヒキガエルみたいな人。最初は、「まったく違う世界に来たのだから」と謙虚でよかったが、最近は「相撲ルールを認めろ」など発言がおかしくなってきた。TV局が言わせているって趣もあるだろうけど。
曙。キックボクシングの技術はゼロに近いが、やはり前に出る力は圧倒的。離れた距離では技術で圧倒する武蔵も、近距離での打ち合いは危険だと判断。曙が中に入ってくると、首相撲と言うかクリンチワークで対処する。ムエタイおたくだという武蔵。クリンチの仕方も相手の腕をきちんとおさえ、打撃攻撃を防ぐなど理にかなっている。
曙は前に出るだけで、距離をキープすることを知らない。相撲技が使えなくても、相手をプッシングすることはできる。突き放してパンチ→突き放してパンチと繰り返せばいいのだが、「手」を「パンチを打つためのもの」という認識でしか捉えてないため、前に出ても入り込まれてそれで終わり。
俗に首相撲というが、単に組合うことを指すわけではない。こうした「パンチ」以外の目的での手の使い方、打撃を当てるための伏線としての手の使い方/距離の作り方、これが空手やボクシングにはない、ムエタイを源流とするキックボクシングの技術。「ムエタイ」をベースとする選手(シウバやイグナショフなど)が、総合にいってもうまく打撃を使いこなせるのは、こういった技術をあらかじめ持っているからだと思う。
ボクシングに蹴りを加えたもの=キックボクシングと思っている方は大間違い。それでもK-1なら勝てるが、ムエタイやムエタイ的技術を持った選手には勝てない。K-1でも、打ち合わず現実的な闘いをする武蔵あたりには勝てない。
曙に首相撲の技術があれば、武蔵のクリンチにも対処できた。エンターテイメントとして全員が打ち合ってくるという前提があれば、K-1ルールは面白い。しかし、競技が成熟してくれば、現実的に勝ちにくる選手は増えてくる。柔道が好例。一本にこだわる日本選手が、ポイント重視の欧州の選手に勝てなくなった時代があった。
まあ、競技にする気はないみたいだから、柔道とは事情は違いそうだけど。。。でも、昔はオリンピック競技狙っているみたいなことを言っていたなぁ。
いまの関係者すべて外さない限り無理だね。
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