夜桜弘治公式デビュー戦のレポート書こうと思ったが、ちしまつが書いたので、まあいいや。内職で忙しくて‥‥‥‥。
若干、レポートに補足。
とにかく技術でいってかなうわけがない。しかし、夜桜と手を合わせたものはわかるだろうけど、リズムが無茶苦茶で、とにかくやりづらいんです。だから、いかに砂田選手といえどかなり慣れるのは時間がかかるはず。
そこで夜桜には「1ラウンドで試合決めるつもりで行け! 最低でも1ラウンドはポイントとれ」と指示をしました。そのとおりに最初からアクセル全開で行きました。しかも、試合のスタミナってのは肉体的なものだけじゃないんです。自分のペースで試合しているときと相手のペースで試合しているときでは、疲れ具合がまったく違う。今回は相手が百戦錬磨の砂田選手ですから、そりゃバテますわ。
あと、「魔法の止血」などと書いていたが、知っている人は当然のように知っているでしょう。
魔法の正体は「タバコ」です。
1R夜桜の目じりが切られ、大流血。「こりゃやべえ」と思って、近くで夜桜を応援していた人に「タバコくれ!!!!」と命令して(面識ない人でしたが)、その場で解体。葉っぱを夜桜の傷口にあてて止血しました。タバコに含まれるニコチンに止血作用があるのです。事実、あれほど吹き出していた血が、3Rにはぴたっと止まりました。1R終了時、ドクターは止めたそうな顔してたんですけどねえ。
少なくとも、このタバコ止血は北星ジムでは普通にやってました。数か月前に、練習生がスパーリング中にハイキック食らって大流血しました。かなりの量だったので、タバコの葉をまぶして止血らしいことをして、病院へ直行。そこの医者は、傷口をみるなり「これは‥‥あ、タバコで止血したんですね。はいわかりました」と納得してました。
後でこのやり方が正しいかその医師に聞いてみたところ、「タバコ中のニコチンに止血効果は確かにあって、昔の人はこういったことをよくやります。ただ、傷口に余計なものが入ってしまうので、その分のデメリットがあります。縫う前に傷口から葉っぱを除くのは大変なんですよ。よっぽどすぐに止血したいとき以外は、使わない方がいいかも」とのことでした。
ということで、一般人ならまだしも、試合中のキックボクサーならどちらを選択するかは明かですな。
しかし、この方法がベストではないと思います。ボクシングでは止血専門の「カットマン」をセコンドに入れるほどです。もっと近代的な方法があるのでしょうが、私は知りません。今度、ボクシング関係の人に、習ってこようと思います。
いずれにしても今回の夜桜の試合、セコンドについたキーマオ1号が、くじけそうな夜桜に放ったゲキがすべてを表してました。
「もう試合したくないの? 試合したいんでしょ! あきらめるな!」
今後も試合をしたい夜桜は、ダウンを最後まで拒否し、次への道を切り開いたのです。
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