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Mary had a little lamb

Mary had a little lamb,

 Its fleece was white as snow;

And everywhere that Mary went

 The lamb was sure to go.

 

It followed her to school one day,

 That was against the rule;

It made the children laugh and play

 To see a lamb at school.

 

And so the teacher turned it out,

But still it lingered near,

And waited patiently about

Till Mary did appear.

 

メリーさんの羊

ゆきのように白かった

メリーさんがいくとこ どこにでも

羊は かならず ついていった

 

ある日 羊は学校へついてった

ほんとは だめなんだけど

子供たちは 羊をみて

よろこんで おおさわぎ

 

先生が追い出したけど

羊は近くをうろうろ

メリーさんが出てくるのを

じっとまっていた

 

【語句】

fleece 「羊の毛皮」。(参)woolは「羊毛」

【解説】

 1877年にエジソンが蓄音機を発明して最初に吹き込んだのが、この唄であった。

 作者のはっきりしている唄で、アメリカ、ボストンのヘイル夫人が1830年に発表したものである。父の農場で子羊をかわいがっていた子供時代の思い出を歌ったものという。

 この唄がよく知られるようになったのは、ほぼ50年間アメリカの公立学校の標準教科書であったマクガフィの副読本に、1858年に掲載されたからであろう。

 一方、マサチューセッツ州サドベリーのメリー E.ソーヤーがこの唄のモデルであるという「メリー実在説」もあるが、ヘイル夫人は死ぬ少し前に手紙でこれを否定している。(メリーさんが通った学校へ

Mary, Mary, quite contrary 

Mary, Mary, quite contrary,

 How does your garden grow?

With silver bells and cockle shells,

 And pretty maids all in a row.

 

いじっぱりの メアリーさん

あなたの お庭 どんなふう?

銀のすず 貝がら きれいなおんなのこ

みんな ならんで さいてます

【語句】

Mary, Maryが Mistress Maryとなっている版もある。

Mistressの意味は「女主人、女王」。

【解説】

 このメアリーを「聖母マリア」だとする宗教的解釈がある。「銀の鈴」は聖歌を歌うときの祭鈴、「貝殻」は聖地巡礼の際に笠などにつけたしるし、「きれいな女の子たち」は尼僧を指すという。

 また、このメアリーをスコットランドの女王、メアリー・スチュアート(上の絵)だとする説は、ディズニーの短編アニメ映画『マザーグースのうた』'The Truth About Mother Goose'(1957.US)に詳しく描かれている。女王の派手な振る舞いが、当時の宗教改革者ノックスを不機嫌にさせたという。

 この場合、「貝殻」はフランス皇太子からもらったドレスについていた飾り、「きれいな女の子たち」は侍女たちを指すという。

 バーネット原作の小説『秘密の花園』は、この唄を強く意識して書かれた話である。それは、この小説が最初は'Mistress Mary'という題で発表されたという事実からも、よくわかる。

 花園(garden)が物語の中で大きな役割を果たすこの話では、主人公の名前はメアリーでなくてはならなかったのだろう。

 映画『秘密の花園』の中でも、2度この唄が歌われている。1回目は、ひねくれものだったメアリーをみんながからかって歌うとき。2回目は、ディコンと秘密の花園に球根を植えるとき。

 映画の中のメアリーの表情の変化に注目していただきたい。蘇る花園とともに明るくなり、笑顔を見せる素直な少女へと変わっていくのが、よくわかる。

Matthew, Mark, Luke, and John 

Matthew, Mark, Luke, and John,

Bless the bed that I lie on,

 Four corners to my bed,

 Four angels round my head;

 One to watch and one to pray

 And two to bear my soul away.

 

マタイにマルコ ルカにヨハネ

わたしのねているベッドをおまもりください

 ベッドに4隅

 枕元に4天使 

 1人は見守り 1人はおいのり

 2人はわたしの魂をおはこび 

【解説】

 子供たちが寝る前に捧げるお祈りの中で、もっともよく知られているもの。「夜の暗闇」を恐れる気持ちから発した古い呪文に由来するものだと言われている。

 イギリスの詩人チョーサーの"The Miller's Tale"(1387年)の中でも、このお祈りに言及がなされている。

 

Monday's child is fair of face

Monday's child is fair of face,

Tuesday's child is full of grace,

Wednesday's child is full of woe,

Thursday's child has far to go,

Friday's child is loving and giving,

Saturday's child works hard for his living,

And the child that is born on the Sabbath day

Is bonny and blithe, and good and gay.

月曜の子供は かわいいおかお

火曜の子供は 品がいい

水曜の子供は 苦しみいっぱい

木曜の子供は 遠くへ行く

金曜の子供は 気前よい

土曜の子供は はたらきもの

安息日のこどもは

かわいくほがらか やさしく陽気

【語句】

woe[wou]「苦悩、悲哀」。(参)in weal and woe 幸いにも災いにも

Sabbath 「安息日」。ヘブライ語 shabbath(休息する)に由来することば。キリスト教では日曜日、ユダヤ教では土曜日を指す。

blithe 「朗らか、陽気な」。

【解説】

 1948年にチャールズ皇太子が日曜日に生まれたとき、海軍大臣がお祝いのことばとして、この唄を引用した。(ただし最終行は'Is fair and wise, and good and gay'となっていた。)

一方、「'Sunday's child is full of grace'が正しい」と言う人も出て、大論争となったという。

このマザーグースは、ビートルズの歌でも、引用されています。

それでは、次のサイトで、自分の誕生日を調べて、何曜日の子供が、占ってみましょう。私は・・・苦しみいっぱいの水曜日の子供でした・・・。いやだぁ〜!

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