お知らせ

2024/11/21
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出張しての講義または講演を受け付けます。私としては、以下のタイトルでの出前出張講義を受け付けることにします。中高生や一般の方の集まりで、昆虫にまつわる話題提供(30分から1時間くらい)をご希望でしたら連絡下さい。多少の準備期間は必要ですが、できるだけ期待に添えるように話したいと思います。以下は現時点で可能なタイトルです。
 



「昆虫の性フェロモンとその利用」‥‥昆虫の性フェロモンの発見から始まり、世界で最初に同定された性フェロモン、その利用の現状などを解説します。
「化学生態学とは?」‥‥1960年代から化学物質を介した自然現象を研究対象としたこの分野が産声を上げました。その後の発展などを解説します。
「たで食う虫も好き好き」‥‥タデは虫が嫌う植物の代表とされて、このようなことわざが知られていますが、その嫌がる物質はどんな物質でしょうか?昆虫と植物の相互作用の関係を紐解きます。

「昆虫と植物のせめぎ合い」‥‥昆虫と植物の関係は両者が地球上に現れたときから始まります。食う食われるの関係は、どのような進化を遂げるでしょうか。

「食われる植物とそれを助けようとする寄生蜂」‥‥植物が昆虫に食われるのはごく当たり前に目にしますが、植物は食べられるままにしているでしょうか?三者系とも言われる植物・植食者・寄生性昆虫との関係を見ていきます。

「害虫防除事始め」‥‥害虫防除の歴史は紀元前から記録にあります。現在までの、害虫防除史を年表に従って紐解きます。

「ヤドリバエの生物学」‥‥ヤドリバエ科と言われると余り知られていない昆虫のグループですが、天敵であったり害虫であったり、その興味深い寄生生物学に迫ります。

「養蚕業とキョウソの歴史」‥‥「キョウソ」と聞いて、すぐにわかる人はいないでしょうが、昭和初期、養蚕業が盛んであったころ、びっくりするほどの大害虫で、養蚕業に携わる人々の脅威でした。この大害虫カイコノウジバエにまつわる寄生生物学を解説します。

「寄生蜂の寄主制御」‥‥「寄生去勢」と言う言葉をご存知ですか?寄生蜂が寄生された寄主は様々な形でその影響を受けます。その生物学の現象をスライドで紹介します。

2023/04/17
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新年度になり早くも2週間が経過しました。私の科研費プロジェクトも最後の年になり、まとめの年になります。また、今年度より帝京科学大学の非常勤講師となり「昆虫学」の講義をすることになりました。前期は、上野原の東京西キャンパス、後期は千住キャンパスでの講義です。先週、1回目の授業が終わり、いくつか新たな課題も見つかり、学生諸君の希望にも答えていきたいと思います。本サイトのメニューにも、「Q&A」を入れて授業中の疑問・質問にも答えていきたいと思います。よい質問は、みんなの参考になるので、公開していきたいと思います。「昆虫学」を受講している学生諸君は、掲示板としても利用しますので、時々見てください。
2023/03/24
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2022年度もあと1週間ほどで終わりになりました。久しぶりにオンサイトの応動昆大会が3月13-15日に摂南大学で無事に終わりました。ブログにまとめましたので見てください。


2022/08/22
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昨年度から大きい更新はしていませんでしたが、今回、大島さん(プレンティ)のご協力で大幅に更新しました。メニュー項目にブログを追加し、今後つれづれなるままに日々の思いを書き込むことにしました。研究内容も、最新の情報に入れ替えました。しばらくお待ちください

2022/04/03
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新年度が始まりました。明日は入学式で、新たな気持ちで大学に入学する学生諸君も多いと思います。私の所属するラボも、准教授、助教と新たな体制になり、新規の研究もスタートすることになります。以下に私の研究テーマを記しておきます。もし、興味があれば話を聞きに来てください。①蛾の葉への産卵により植物の誘導が引き起こされ、植物の揮発成分の変化により寄生バチが誘引されるか探索行動を刺激される現象がわかった。この解明のため、化学的、分子生物学的アプローチで研究を行う。②果樹の害虫ナシヒメシンクイの雌が、幼虫加害した新芽のにおいに誘引されることがわかったので、この現象を利用してナシヒメシンクイの雌誘殺に使えないかを検討する研究。③風洞実験を行うと、チャノコカクモンハマキという雄蛾は雌のフェロモン源に定位飛翔することがわかっている。そこで、この風洞の内側に各種のパターンを描いて飛翔行動にどう影響するか調べると、そのパターンによって飛び方が異なることがわかった。さらに、LEDを点灯して流れを作ると、飛翔行動が阻害されることがわかった。この現象を害虫防除に使うことができるだろうか?
2022/03/30
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今年度も明日で終わりとなりました。研究員として1年間過ごして、新たな発見もあり、今まで気づかなかったこともあり、がっかりしたこと、いろいろあったように思います。その中でも、私の研究グループの中から、修士一人、博士二人を修了生として送り出すことができたのは大変喜ばしいことです。




2021/3/14
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3月13日の最終講義が終わりました。ご参加いただいた方々、Zoomを通して視聴いただいた方々、準備をしていただいた教員、技官さん、学生諸氏にお礼を申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。当日は、雨模様で足下も悪い中でしたが、多くの方々に来場していただきました。予定の時間をオーバーしてしまい、終盤であわてて急ぎ足になったため、予定していた最近の研究の話がすっ飛んでしまいました。遡れば、講義用のPPTの準備を始めた頃は、いかに1時間半持たせようかと次々と内容を追加していきました。仕上がったのが講義日の前日で、結構なスライドの枚数になっていました。これが災いしました。あと1日かけて短く絞るべきでした。後の祭りですが。とにもかくにも、ご参加ありがとうございました。最後に、この35年間、実験補助や秘書として昆虫の飼育や事務仕事をしていただいた方々にお礼を申し上げたいと思います。過去からたどると、近藤さん(技官)、鈴木さん(技官)、中村さん、小須賀さん、石川さん、神林さん、掛下さん、難波さん、吉村さん、中杉さん、田村さん(現在の秘書さん)。もし順番が間違っていたらごめんなさい。皆さんには会場でお礼を申し上げるべきところですが、準備不足でしたので、失礼してこの場で御礼申し上げます。これまで行ってきた研究室の運営は皆さんのお力なくしてはあり得ませんでした。本当に、ありがとうございました。




2021/2/19
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最終講義の日程が決まりました。2021年3月13日土曜日10:30~12:00です。コロナウイルス対策として、教室の人数制限をしますので、下のサイトにて事前登録を行ってください。定員オーバーの場合は、その方々にはできるだけ早くお知らせしますので、当日お知らせするZoomサイトからリモート参加してください。Zoomサイトは開始10分前に開く予定です。こちらが登録フォームのURLです。https://forms.gle/FXms1gMyraKYVpkM6



















2021/02/18
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2/25(木)16:00より、ドイツのドレスデン技術大学の、Dr. Dagmar Voigtにカスミカメムシの歩行についての講演をしていただきます。Zoomで行いますので、希望される場合には戒能までメールください。