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DXFファイルの特徴
大抵の3DソフトではDXF形式をサポートしていて、六角大王も読み込みこそできないものの書き出しを行うことができます。ただ、おおよその見当はつくだろうとは思いますが、全てのデータが正確にかき出される訳ではありません。以下のデータが変化してしまうこと事を注意しておく必要があります。
【線の情報】
* DXFファイルというのは面の情報のみを記述するファイル形式です。だから、線の色や太さなどの情報はまったく変換されません。逆に言えば、DXF出力を想定してモデリングする分には、線の色や太さを気にする必要はまったくありません。また、左右非対称な形を出力した場合も、削除した面や隠した線の情報は記述されないので、別アプリケーションで読み込んだときにこれらの情報が再現されることはありません。
【グループ化の情報】
* 六角大王ファイルでは、グループ化の情報はそのまま保存できますが、DXF形式に出力すると、この情報は全て消えます。代わりにDXFファイルでは赤い面のグループ、黒い面のグループというように、面の色ごとにグループ化が行われます。だから、グループ化の情報を引き継ぎたいときには、それぞれのグループを違う色にするか、別ファイルに分ける必要があります。
【色の情報】
* 六角大王で使用している色は、DXFファイルには正しく反映されません。しかも、ただ変化してしまうだけならともかく、異なる色が同じ色に変換されてしまったりします。これを回避するには、「ツール−カラーパレットのプロパティ」を選び、カラーパレットの各色ごとに、DXF色番号の設定を変更します。この番号を全部違う数字にしておけば、それぞれの色が全て異なる色に変換されます。ここで指定した調整後のカラーパレットのDXF色番号は、左から、9,4,5,11,3,2,21,12,7,8,6,1,7、です。左から9番目と13番目の色(影無しの白と影付きの白)のDXF色番号を同じ数字7に指定しているので、この場合はDXF出力したときに同じ色として扱われ、一つのグループとして処理されます。この事は上のグループ化との関連で、覚えておくと便利だと思います。Mac版の六角大王でも事情が同じかどうかは判りませんが、右に対応表を示しておきます。
ソフトによっては、あまりこれらのことは気にならないかもしれませんが、少なくとも たき が「Ray Dream 3D」でアニメーションを作成するにあたって苦労したことをあげてみました。



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