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どーでもいい話から入りますが、私、匂いフェチなんです。 それもちょっと人工的な匂いに弱いです。
地下鉄の埃っぽいカビ臭い匂いとか、タクシーの匂いとか、本屋や図書館の匂いとか、靴買ったときの箱の匂いとか、新しいエレベーターの匂いとか、新車の匂いとか、い草の匂いとか…胸いっぱいに深呼吸しまくりです。
だから(?)ガンガンを開いたときのインクの匂いとか本当たまりません。ジャンプはあんまり匂わない気がするんですよね。やっぱページ数に比例してるのか?
今月もぶ厚いガンガン、大阪はなんと今日売り出し!メールで出てるよって教えてもらうまで、そんなに早いと思ってなかった。慌てて本屋に駆け込みました。なんと先月よりもさらにゴージャスな展開が…!!鼻息のあまり鼻毛も全部抜ける勢いでネタバレです!非ネタバレ派の方は白線の内側まで下がって下がって〜。
今月のヒューズ…28コマ (立ち位置でいうとこの足はそうかなっていうのが他に2,3コマ)
今月のロイ…おでこ12コマ・イシュヴァール14コマ (リザの横のいるのがロイだったら15コマ)
今月のリザ…23コマ
今月のキンブリー…18コマ
ええっ…今月もこんなにヒューズが…!?っていうか先月のネタバレ感想で「もうちょっと黒いヒューズが見たい」などと贅沢こいてた私ですが、いったいどういう恐ろしい等価交換なのか 『ヒューズがグラン大佐と組んで、使えない上官を謀殺する』 などという、鳥肌ものの展開が待っていましたよ?!まあまあ、落ち着いて順を追って参りましょう〜。
まずはロイとリザの過去シーンから。
リザのお父さんはやっぱりお亡くなりになってしまったようです。二人して墓のまえに佇むロイとリザ。ロイのおでこちゃんっぷりがちょっと足りないなどと言っておりましたが、とても可愛いオンザ眉毛になっております。
身寄りのなくなったリザに、困ったら軍に訪ねておいでと連絡先を渡すロイ。この国の礎となって皆をこの手で守れたら幸せだと真顔で夢を語ってから照れるロイ。
その決意を聞いて、リザは背中の秘伝をロイに見せる気になります。
そしてシーンはイシュヴァールへ戻り、リザはどうしてこんな事になってしまったでしょうと嘆きます。言葉もなく立ち尽くすロイ。
リザの問いに答えるのはキンブリーでした。
「それが兵士に与えられた任務だからです」
十数人が車座になって休息を取る間、キンブリーはコーヒーカップを片手に、むしろどうして割り切れないのだという風に語ります。そして逆にリザに問います。「貴方は相手を倒したとき、少しも達成感が無いと言い切れますか?」と。思わずキンブリーに掴み掛かるロイ(青さがたまりません…!)を、キンブリーは「一人二人なら殺す覚悟はあったが、何千何万は耐えられないと?」と揶揄します。
さりげなく車座になってるとき、あたりまえのようにロイの隣にヒューズが陣取ってて、公園でいちゃつくカップルを目撃してしまったように慌てて目を逸らしました。
集合の鐘(?)が遠くで鳴り、「仕事に行かなければ」とキンブリーは輪を離れます。ヒューズも今日の作戦区画をロイに告げて立ち去りかけますが、ロイに呼び止められます。
「おまえはなぜ戦う」
ヒューズは困ったような顔をしてから 「簡単だ。死にたくねえ。ただそれだけだ」と告げます。 納得のできないロイ。 お前がいるからだなんて、こんなに回りに人がいたら言えないよ、ロイ。
ヒューズが配属されているのは、フェスラー准将というもみあげ司令官の隊でした。戻ったヒューズが見たのは、イシュヴァールの子供を抱えて泣いているアームストロングと、彼を怒鳴り散らすフェスラー准将。他の地区が片付いたのを知って、功を焦る准将は「死ぬ気でいけ!」と無茶な突撃命令を出します。その命令を苦々しい顔で聞いているヒューズ。思わず小さく呟きます。
「…この能無しが!!」
能無しが…!! 無能よりさらに厳しいお言葉! もっと酷い言葉で罵って!!
ヒューズは、無駄に犠牲を出すこの使えない上官に、憤懣やるかたないご様子。なんとフェスラー准将隊にはロアも配属されています。兵を使い捨ての駒としか思っていないのか…と、命令を伝えられた下士官たちにも不満が広がっていきます。
そこへ、アームストロングのかわりに到着したグラン大佐が!味方の屍が延々と横たわっているのを見て発奮したグラン大佐は、ズンズン歩いてさっさと前線へ。「大佐自らそんな…」と慌てる兵を押しとどめ、壁を大砲に錬成し、あっという間に大戦果を上げます。頼りになるグラン大佐に兵士たちもメロメロ。「大佐を死なせるな!」と援護に出ます。
なんかアニメのイメージが強くて、グラン大佐は悪そうな人だと勘違いしてました。かっこいい…!!惚れ惚れ!ああ…スカー、惜しい人を殺して…(涙)。
その頃本部は、グラン大佐の活躍に沸き返ります。「よし、このまま突き進め!」と興奮気味のフェスラー准将を、また冷たい目で見てるヒューズ…。心の声も辛辣です。
「クソが!てめえの無鉄砲につきあわされて、味方が何人死んだと思ってやがる」
クソが…!! だんだんお口が悪くなっていきますよ! 来月はきっと「黙れこのミジンコが」とか言い出しますよ!
きっとね、ヒューズには大抵の人は無能に見えると思うの。 だからそんなに厳しく非難しないであげて欲しいの。 たとえ、「俺とロイだけの方が効率よくやれるぜ」と思っていても…!
そんなヒューズに、最近読んだこんな本を捧げます。

しかしグラン大佐の向かった北地区は順調でも、他の地区は通信が途絶えたり救援を求めてきたり散々。ヒューズは西区へ出るように命令されます。ヒューズが率いるのは10人ぐらいの小隊。もう何度も死線を潜ってきた仲間なのか、短い伝達で全てを分かりあう感じです。
「いいかてめーら!!なるべく死ぬなよ!!」
なんて男前な言葉を最後に、ヒューズはGOを出します。イシュヴァール軍に斬り付けられる仲間、建物を自分もろとも吹き飛ばすイシュヴァール人、衛生兵を呼ぶヒューズの声も爆音にかき消されるのです。こういうのが見たかったのです。幸せが怖いです。
混乱極まる戦場に、翻る一枚の白旗。驚いて顔を上げるヒューズ達の前に、イシュヴァラ教の大僧正、ローグ=ロウが武僧たちを伴ってあらわれます。自分の首とひきかえに、今生き残っているイシュヴァール人の助命をと嘆願する大僧正。双方死ぬのは私で最後に、という申し出に、ヒューズは軍帽を脱いで、上へ取次ぐと約束します。
ところがフェスラー准将は、戦闘をやめて戻ってきたヒューズとグランにカンカン。連れていった大僧正に目もくれず、さっさと戻って殲滅しろと怒鳴り散らします。そんなフェスラーに、グランはライフルを突き付け、引き金を引きます。訳もわからず地面に転がる准将に、ヒューズはただ「流れ弾だ」と言い、ヒューズの部下も煙草に火を付けながら同意します。この人なんて名前なのかしら。かなり美味しいポジションなんですが。グランとヒューズが軽く示し合わせてたとしか思えないこの展開、ホントにかっこいい…!ちょっと皇国の新城と猪口みたいだよ。(皇国知らない方すいません)ヒューズはこれからもこうやって流れ弾の所為にして、何度ロイの貞操を守るおつもりなのか…。
グランは「こうなっては仕方ない、わしが指揮を取らねば」と言い、ヒューズに大僧正を大総統の元へ連れていくように言います。ヒューズのスピード出世の謎、その影にはグラン大佐とのコンビネーションがあった。上がどんどん死んでいくのにはこんな訳が…!見無能必殺。サーチアンドデストロイ。まさに震撼。
しかし、大総統はその申し出をあっさり拒否します。
「貴様一人の命と残り数万の命が同等?自惚れるな。 一人の命は、その者一人分の価値しか無い」
確かにそう言われちゃうとなんだかそれも正論。ぐうの音も出ないヒューズと、怒りに震える武僧たち。神の鉄槌が下るぞ!と叫ぶ武僧たちに、大総統は「神など弱い人間が寄る辺が欲しくてつくり出した偶像」だと言い、イシュヴァール人達を連行させ、ヒューズにも持ち場へ戻るように告げます。
なんか張り切って長々と書き過ぎて指が疲れてきました…。 読む方も疲れていらっしゃったのでは。 でももうヒューズは出てこないですよ、残りもあとちょっと!
アエルゴとアメストリスの国境には、亡命を求めるイシュヴァール人がつめかけていました。ところがアエルゴの国境警備兵は決して門を開こうとしません。扇動するだけしておいて、保護する気は皆無です。憤るイシュヴァール人達。
そしてウィンリィの両親は、次々と担ぎ込まれてくる子供達に、「自分の子供と同じ年頃なのに…絶対死なせない!」と泣きながら必死の治療です。
ところがそんな二人のいるカンダ地区を担当するのはキンブリー。キンブリーの上官チョビヒゲは、一応は二人を救出する気があるようなことを言いながらも、救出するのにはアメストリス軍にも多大な被害が予想されるとも言い、「助けにいく前に、偶然戦火に巻き込まれて死んだらどうしよう」などとキンブリーに語ります。
「そうですね。偶然に」
上官の指示を飲み込んだ顔で笑うキンブリー。
その頃、スカー兄弟は…。
いつまでも避難せずに錬金術に夢中になってる兄者にいらいらするスカー。兄者の腕にはいつのまにか、分解と再構築を意味する錬成陣を刻んだ入れ墨が入っています。「東の術を研究し私なりに〜」と真剣に語り出す兄者を、「そんなことはどうでもいい!」と怒るスカー。スカーが正しい。逃げなくちゃ、兄者。
ところがスカーを宥めにくるイシュヴァール人達がいます。兄者の研究は、もしかしたらアメストリス軍に対抗する切り札になるかもしれないと言うのです。「こっちも錬金術で報復してやろう!」と言う同胞に、スカーは怒りを隠せません。いくら兄者が幸せのために研究していても、結局はこんな使われ方しかしないのだと。そこへアメストリス軍から砲撃が加えられます。高台からスカー達を見下ろしているのは、腕を鳴らすキンブリー。来月に続く!
いやもう今月は…。
今月は…。
やっぱ原作のイシュヴァールは最高だね…!!
来月はキンブリースペシャルになる予感ですので、こんなにヒューズとロイが出てこないかもしれませんが、今月号だけで年末までご飯食べられる。本当に本当にありがとうございました神様。
とか言いつつ…。
来月はロイを庇って負傷するヒューズとか、ロイの錬金術の威力をはじめて見て「俺のばかばか…!もっとロイの悩みをちゃんと聞いてあげなきゃ!」なヒューズとか、ダガーで能無しを始末するヒューズとか、そんなのが見たいです神様。等価交換にもなりませんが、7月までクーラーを我慢しますので…(そんなんじゃ無理)。 |
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