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英会話習得法(英会話革命しよう!)
例えば英検一級の二次試験では日本語で考えていたのでは間に合わない.
自分が思うことを『テキパキ』と表現できねばならない.
ところが『テキパキ』と英語で話すということは日本語成人にとってはかなりの負担である.なぜなら日本語モードで考えたことを英語モードに変換せねばならないからだ.
これを『テキパキ』と実践することはあたかも『自分で自分の同時通訳をする』ようなものである.
自分で自分の同時通訳をするためにはどうしても越えねばならないハードルがある. それが語順問題だ.次の三つの場合はとくに語順問題が発生する.
1.長い主語の場合
<日本語とちがって英語では修飾語が後ろに付き順序が逆になる>
2.主語と動詞の位置が逆になる疑問文の場合
<この逆転は主語が人称代名詞でない場合けっこうてこずる>
3.主語を省いて考えた場合 (日本人は主語を省いて考えることが多い)
< 直接目的語から話す場合無理やり続けようとすると受身形にせねばならない>
このようなケースではどのようにすれば『語順問題』を乗り越えて英語モードへ転換することが出来るのだろうか ?
4.なぜ和順英会話(=右脳英会話,ラベル英会話,和順英会話,能動英語)が必要か?
『語順問題』を乗り越えるための方法論として『和順英会話』を提案したい.
『和順英会話』は次の二つのステップで構成される.例えばこんなことを言いたいとする.
- 『話のラベル』→直感的なキーワーズを先に出す(右脳英会話)
- 『基本文型』→話のラベルを代名詞で受けて自分の考えを基本文型でまとめる.
『愛知県人の平均寿命は全国で何番目ですか?』
この文章の主語は『愛知県人の平均寿命は』である.
このように主語が長くなると英語の語順を考えて会話が止まってしまうことが多い.
主語は単数か複数か、動詞はisかareかdoかdoesかなどなど
会話の中で英文法が気になってしまったらおしまいである.
和順英会話ではこの長い主語をラベルとして最初に出してしまう.
そしてこのラベルを the で受けて疑問文を作る.
The average life span of the people in Aichi Prefecture.
What is the ranking in the whole country?
このように長い主語だと疑問文を作るのも大変だが、これをラベルとして出すことにより、疑問文はずっと楽にまとめることが出来る.
右脳英会話<直感的な右脳を使う映像英会話>
ラベル英会話<キーワーズを活用する英会話>
和順英会話<ラベル英会話をつなぐ英会話>
能動英語<能動英単語から能動英会話まで攻めて学ぶ能動英語>
1.テキパキと話せる
キーワーズをラベルとして出しておいて、あとは簡単な基本文型でまとめれば良いのでテキパキと話せるようになる.
とくに自分が考える内容が複雑であったり、 主語が長くなったり、 疑問文で主語動詞の逆転がわずらわしい時に、自分が思うことをラベルとして出しておくと話をまとめやすくなる.
2.自分の気持ちが話せる考える順序にラベルを出して話せるから自分の気持ちを込めることが出来る. <感情移入ができる>
3.英会話の上達の理に適っている
意志を伝えることばの中核的は話の表題(ラベル)だから、ラベルに強くなる事は英会話に強くなることを意味する.
<ラベル英会話を発展させた和順英会話はことばの理に適っている>
4.話を発表する勇気が湧く
ネイティヴの会話でも単語だけの単語会話やフレーズだけのラベル会話が多いという事実をアメリカ映画などで発見すれば、日本人ならば当然許されるべき会話法であると確信できる.
その確信は複雑な文章でもラベルさえ出すことが出来ればなんとかなるという勇気に変わる.話が複雑になればなるほど和順英会話が有効になる.
<積極的になれる>
6.会話にリズムが出てくる
会話はキャッチボールのようなもの. 和順英会話ならば文法を気遣う必要がなく会話にリズムが出てくる.
ラベルの中の冠詞問題や単複問題は上級になるまでは勘弁してもらう. まずは世界のノン・ネイティヴの中で対等に渡り合えるようになることが先決である.
実際、文法を考えて相手を待たせるよりも、会話をテキパキと進める事のほうが大切であるし、相手にも喜ばれる.
5.自分の人生で蓄積してきた日本語能力が武器となる
この和順英会話の一番の特徴は、自分の日本語能力を捨てなくても良いこと. その多彩な日本語を活用して、小学生にも伝たわる日本語で考えて英会話をするとペラペラ話せる.<私の実体験を読んで納得して頂ければもうペラペラ英会話に突入です!>
6.話の方向性が決まる
キーワーズをラベルとして出すことは話の整理整頓に役立ち、話しの方向性が定まる.
7.結論を先に話す習慣がつく話のテーマ<キーワーズ>を先に出せるということは結論が早く出せることにつながる.
8.土壇場で力を発揮できる
右脳英単語さえ出せれば何とかなる.これであなたは土壇場に強くなれる.逆境に強くなれる.それがシンプルな英会話、和順英会話効果である.
私自身もまだまだ発展途上であるが、一応和順英会話の上達過程を表にしてみた.
<単語レベル> 1.能動英単語 アメリカ映画<卒業>では約13%が単語会話であった |
言葉を覚える最初の段階
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<フレーズ レベル> 2.ラベル英会話 アメリカ映画<卒業>では約42%がフレーズ会話であった (主語・動詞を完備していないすべてのフレーズをカウント) |
語句や簡単な文章での会話段階
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<文章レベル> 3.和順英会話 映画<卒業>では約45%が文章会話であった |
ラベル英語を使って和順英会話ができる段階
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4.装飾和順英会話 | ラベルに英語らしい帽子やフレーズをつける余裕ができる段階 ネイティブの話からこれを盗みとって、自分のPet Expressionsとして活用できるようになると、 もう和順英会話なのか英順英会話なのかだんだん区別がつかなくなってくる. |
5.日本人英会話 映画<卒業>では半分以上が単語とラベルの会話であった →日本語の日常会話でも半分以上がラベル会話であると思う |
日本人英語で考えることが出来て、充分に国際交流ができる段階
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7.攻守逆転の発想<能動英単語から能動英会話まで攻めから学ぶ能動英語>
私自身は語源とか語順問題以前に、会話そのものに問題を持っていた.私のように会話に劣等感を持っておられる方へ私ができるアドバイスはReading, Listeningという受身の英語よりもSpeaking, Writingという能動的な取組みの方が英語の上達は早いという事である.特に攻めのSpeakingがベストである.貴方も攻守の逆転を試みませんか?
<最も消極的な 発言民族> 日本人の 守りの英会話から |
なぜ第一声が出なかったのか? 1.知らない単語でひっかかっていた. <知らなければ相手に聞いてしまうという機転も度胸もなかった> 2.時制、冠詞、語順などの文法で迷っていた. <ミスを犯すまいと必死であった> 3.文章が未完成であった. <文章でないと会話ではないと錯覚し、恥をかくまいと自分の面子を守っていた> 4.正しい英語、 正しい発音、 ナチュラルスピード などを考えて 発言のチャン スを逃した. <ペラペラと格好良く話したいと背伸びをしていた> 5.体調が悪く 気おくれしていた. <英会話をすることに重労働のような負荷をかけていたので気楽に話せなかった> 第一声を出すことが能動英語の第一歩である. |
中南米人のような 攻めの英会話へ <最も積極的 な発言民族> |
具体的にはどうすればラテン系の人のように話せるか? 1.ラベル英語で 会話をスタートさせよう. 2.ラベルだけでも良い.文章にしなくてもよいと考えるだけで気が楽になる. 3.自分の考えはラベルを代名詞で受けた 単純な基本文型でまとめよう. 4.ラベル英語で リズムを取り戻そう. 5.知らない単語は聞いてしまおう. 6.発音に難があっても、言い換えをして意思を伝える強い意志を持とう. 能動英語の結果、認識単語の十分の一程度の会話単語を三分の一程度まで活用できるようになる. 認識単語の三分の一を会話単語として活用できるようになれば能動英語は完成である. |
英会話の七つの壁へ入る |