英会話の落し穴(まず己を知ろう!)
ネイティブ英語<子どもと同じように習得すべきと思っていたが...>
英語思考回路<英語で考えるべきと思っていたが...>
日本人英会話<他の外国人と同じ方法で良いと思っていたが...>
和順英会話<日本人が世界の非ネイティブに自己表現で負けないためには.
. .>
ネイティブ英語<子どもと同じように習得すべきと思っていたが...><日本語成人>
子どもは母親から母国語を学ぶ.そして母国語で考える.考えることは母国語の学習となる.つまり子どもは24時間母国語を学習していることになる.
三歳からの学習速度は特にすばらしく、 とても大人が対抗できるものではない.そして母国語の思考体系は小学校の高学年までには完成すると言われている.
白紙状態の子どもに対して、既に一つ言葉の入っっている大人が外国語を学習する時、全く異なる状況が発生する.
ここで一つ定義をしておこう.日本語が完成した小学校の四年生以上の日本人を日本語が完成した成人という意味で日本語成人と仮称しておく.
日本語で考えたり、話したりしている日本語成人は英語学習の時間でも日本語モードが作動してしまって日本語で考えている事が多い.
日本語成人は英語で考えようと努力してもなかなか実行できない.
これではネイティヴの子どもと同じように習得しようとしても無理なことである.
英語思考回路<英語で考えるべきと思っていたが...>
誰の助けもなく外国人と話さねばならない時なら、いわゆる火事場の馬鹿力がでる.
ブロークンイングリッシュでも話せるものである.
でも日常生活の中で火事場状態を維持するのは極めて難しい.
火事場状態でなくても恵まれた環境にいる人、あるいは語学の才能がある人ならば、長期間にわたって英語思考を維持できるかもしれないが、一般の日本語成人にとってはすごくエネルギーを要することである.
私は学生時代に日本語を話したら罰金というESSの合宿に参加したり、会社の同僚とか夫婦間の日常会話を英語でやろうと試みたが、その都度挫折してしまった.
次第に同じ努力をするなら、もっと効果的な学習方法はないものだろうかと思うようになった.
日本人英会話<他の外国人と同じ方法で良いと思っていたが...>
私はロサンゼルスでの体験により日本人は中南米のラテン系の人達より遥かに不利な条件にある事を知った.
彼らによるとスペイン語の約7割の単語が英語と語源を共にするらしい.しかも語順について大きな問題はない.その上
彼らは発音や文法なんかお構いなしに自分の意見を発表する.
そんな彼らに対して文法や発音に潔癖症の日本人が、いくら頑張っても彼らに勝てるものではない.中でも語順問題は日本人の英会話にとって予想外に大きな障害となっている.
日本語成人が英会話を習得する場合にその方向を間違わないようにするためには日本語の特徴を知ることが重要である.己を知る事でベストの対策も立つと言うものである.
英会話を学ぶ観点から世界の主だったことばを分類すれば、概ね次ぎの三つに分類できる.
一つ目はラテン語系のように語源と語順が英語と同類のことば.
(英語学習上最も有利な言葉である)
二つ目は中国語のように語順だけが英語と同類のことば.
(語順問題は英語学習上大きな問題であり、語順問題が少ない中国語系の人々は英語学習においてはやはり随分有利である)
三つ目は日本語のように語源も語順も英語と異なることば.
(三番目のことばは英語学習上最も不利である)
和順英会話<日本人が世界の非ネイティブに自己表現で負けないためには. . .>
私は留学時代のラテン系の人々だけではなく、社会に出てからの中国系の東南アジアの人々との商談においても彼らには敵わないことを体験した.
英検一級を持っていようと通訳免許を持っていようと、とても彼らの自己表現力には敵わないことを体験した.
そんな私でも日本語の語順を活かした英会話を駆使すれば なんとか彼らと渡り合えるようになった.
直感的な右脳英単語を活かした和順英会話こそが日本人が体得すべき日本人のための英会話であると確信する.
なぜ和順英会話が必要か? ⇒ ペラペラ・ダンマリ型英会話からの脱出
!
暗記依存型英会話からの脱却 ⇒ Laurieに向かって話せばペラペラ話せる
!
|