PART I  フリートーキングに失敗していた原因

ローリーに 英作文 キーワード 前置詞 動詞 構文 表紙

I−6 構文を使ってキーワードを出す  

キーワードをリードする前置詞や動詞があることに気づいた後、
今度はキーワードをリードする文章があることに気づきました。

例えば、 It's〜、That's〜、There's〜、I have〜、I've got〜 などです。

It's my dream. My dream since I was a little girl. So you've got to listen to me.
わたしの夢なの。 小さいときからの私の夢なの。 だから私の言うことを聞いて。
It's がキーワードであるドリームをリードしています。 そしてその後ドリームの説明に入っています。

これが中年夫婦の会話だとすると、ご主人は、この後の奥さんのことばが恐いですね。

That's sweet.  Really sweet.  The sweetest thing I've ever heard.
うれしいわ。 ほんとにうれしいの。 こんなうれしい事はじめてよ。(今までに聞いた中で最高よ)
同じように That's の後の sweet がキーワードですね。 続けて話が発展しております。

若いカップルの会話の場合、こんな事を言われたら最高にハッピーですね。

There's something I want to tell you.
君に言いたいことがある。
There's がキーワードである something I want to tell you をリードしています。

上役からこんな風に言われたら、どうですか? ちょっと構えてしまいますね。
良い話なら最初から次のように言ってほしいですね。
There's a good news for you.
君に良い知らせがあるよ。

I have a request to you.
アナタにお願いがあるの。
I have が キーワードである a request to you をリードしています。
奥さんからこう切り出されたらアナタならどう反応しますか?

これらは文法的には It's〜、That's〜、There's〜 キーワードである 〜 部分はbe動詞の補語ですね。
I have〜、I've got〜 では キーワードの部分が動詞の目的語になっています。