育児指導の具体例 B      07

運動発達が遅れているとの相談を寄せられた家族に共通する問題

症例] ○ 5ヶ月を過ぎても、HP に説明されている肘支持が出来ません   

     ○ 7ヶ月を過ぎても寝返りが出来ません

     ○ 標準と異なる発達ルートをたどる

 運動発達が遅れているとの相談を寄せらた方には、三ヶ月頃・六ヶ月頃の写真を届けてもらいます。 乳児の姿勢を分析するのが主目的ですが、写されている部屋の状況を確認するのも目的にしています。

 共通して指摘できるのが部屋の乱雑です。 手に持って遊ぶ玩具ではなく、小型遊具と云える室内用滑り台・大型のビニール製動物、等々が所狭しと転がっています。 天井からもぶら下がった物も見えます。

 これでは乳児も移動したいと想うモチベーションの高まりを阻害されます。 寝返って物を手にしたいとの欲望も阻害されます。 物を見つめる集中力もたたれます。 乱雑は育児には大きな障壁です。 無駄な、ジャマで阻害する物の購入止めてください。  

 部屋の広さを問題にはしていません。 不要な育児用品を揃えすぎているのです。 手遊びに必要な小型の玩具を数点で充分です。 資格を愉しませる物は壁のカレンダー・家具等で満足させられます。

 寝返りが両方向に三回は可能。 四つ這いを始めたら、手の交互運動を 10 回連続出来る距離。 これらが確保できればじゅうぶんです。

 【モチベーションを高める】 の項を読んでください。 

 

このコーナーの目次  

   紹介した事例と不安が一致した方は、まとめ のコーナーに進んでください。 → まとめ

   この事例が合わない場合には、次の紹介例から選んでください。

  ① 症例-1 反り返りが強い  ② 症例-2 肘支持が遅れている  ③ 症例-3 お座りが出来ない  ④ 症例-4 手支持が出来ない・四つ這いが遅れている   ⑤ 症例-5 通過点を飛ばした発達をしている  ⑥ 症例-6 通過点を速く通過している  ⑦ 発達遅れに共通する原因

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