南鳥島特別航路
池澤夏樹

　平凡社／1986年刊行
　新潮文庫／1989年刊行

この本には、自然地理に関わるテーマ（火山、鍾乳洞、雪、潮、宇宙線など）を選んで、日本中を歩いた12の紀行文が収められています。一般人には行けないような場所（タイトルの南鳥島は日本最東端の島。気象庁と自衛隊関係者が駐留しているだけで、当然、定期航路ありません。）もあって、ちょっとした探検気分です。日本にこんな面白い場所、神秘的な場所があったのかと驚きます。なかでもAKIは、沖縄の池間島で一年に一度だけ現われる干潟で行われるサニツというお祭りの話が好きです。いつか行ってみたいと思っています。

恐るべきさぬきうどん
麺地創造の巻
麺通団

　新潮OH!文庫／2000年刊行

四国でしか手に入らないとされていた幻の「恐るべきさぬきうどん」（ホットカプセル刊行：全4巻）の抜粋が文庫化されました。この場で紹介するのは場違いかな？と思いつつも、AKIはこの本を読んで香川まで行ってしまったんですから、旅に誘う本であることは間違いありません。読めばあなたも香川にうどんを食べに行きたくなるでしょう。単なるうどん店紹介ではなく、とても楽しい探訪記になっています。できれば全4巻を文庫化して欲しいな〜あの店もこの店も入ってないじゃない〜と思っていたら続編「麺地巡礼の巻」も出ました。