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■ てぶくろを買いに 投稿日:2014年06月15日(日)



てぶくろを買いに
◆タイトル てぶくろを買いに
◆制作 棚橋プロジェクト
◆サイト simple text
◆ジャンル サウンドノベル
◆対象 全年齢(一桁から)
◆ツール 吉里吉里2/KAG3

→男性可?




昨今の世知辛い世の中にツンとくる、新美南吉の名作ノベル化作品でございます


絵本好きな方は皆知ってる、興味のない方も「ごんぎつね」と同作者と言えばピンとくるのではないでしょうか
ただしこちらは「ごんきつね」のように悲劇ではありませんので、その辺が苦手な方も安心して読むことができます
かくゆう私も日本三代トラウマ絵本が「ごんぎつね」「安寿と厨子王」「泣いた赤鬼」なものですから(笑)
←大人物は結構展開でも割りと平気で読むが、子供(特に女子)や動物、非人間が可哀想な目にあうのは耐性が低い
この「てぶくろを買いに」を手に取った当初は新美南吉作の作者名に「そりゃないよ展開」を恐れ、何年も読むことがありませんでした
ある先輩に「これは可哀想な展開じゃないよ」と教えられ恐る恐る読んだのは、なんと20代に入ってから!
以来、気に入り自分で本を買ってしまったくらい、大好きなお話です
短編だし、あらすじ等は語らない方が良いかと…
(あえていうならタイトルまんま、小きつねが「てぶくろを買いに」いく話です 笑)

「てぶくろを買いに」は新美南吉が生涯をかけて追求したテーマ「生存種族を異にするものの魂の流通共鳴」の代表作もいえる作品で、ラストのきつねのお母さんの人への呟きは、人間である読み手にこそ「どうなのかな…」と考えさせられる永遠の課題です

〜と、小難しいことを抜いても、その情景描写(自然に存在する美しさ、感情を自然に描写することがいかに難しいか…けして大げさではなく、そこにあるものをあるままに拾い上げる表現力の巧みさ+場面展開の上手さ)、きつねの親子の可愛らしさには何度読んでも感嘆と締まらないニヤけ顔が止まりません

ふーっ…何度読んでもほっくりするわ。もっかい読もう(笑)

さて、絵本は同じ文章で異なる挿絵が楽しみの一つですが、この作品も黒地に線画のスクラッチ画のような味のある挿絵です。

一緒にオリジナル画像に差し替えられる「開発環境版」が頒布されていますので、絵心のある方、絵を描くことが好きな小さいお子さんをお持ちの方は、ぜひ「自挿絵版」を製作なさってみてはいかがでしょうか

2011/08/27


■ らんだむダンジョン 投稿日:2014年06月04日(水)



らんだむダンジョン

◆タイトル らんだむダンジョン
◆制作/サイト はむすたブログ
◆ジャンル ロールプレイング
◆対象 全年齢
◆ツール RPGツクールVX
※ 要:RPGツクールVX RTP (ランタイムパッケージ)DLが
    必要です
    こちらで無料DLできます



いや〜嵌った(笑)この4.5日こればかりプレイしていました
一応一通り終わってからレビューする方針なので、区切りがつくまでと頑張りました…
現在メインラスボスを倒し、賞金首、脇ゲスト強敵、ラスボス後の追加イベント強敵二名をぶっ倒した所です
でもまだアイテム欄の数箇所が埋まっていません。本当にキリの無い面白さ
←ここで近いうちにまた後日談追加ダンジョン入がバージョンアップされる旨を聞き「その前に!」と慌ててエディタを起動しました

ラスボス倒してから★だの◆だのの装備が揃ってくるのも何か空しいですが(あの時これがあれば…)このアイテム集めだけでも嵌ります
←これの説明文がまた面白くて、イチイチ読んじゃうんだよ。これだけでも一見の価値有り
思い出したよ、自分が重箱の隅っこつつきの大好きなゲーマーだという事を

昨今のツクール作品全体に言えることですが、過去散々「ツクール製作品に名作はない」と野卑られたことこそ、風化伝説と化しましたね
今は「下手な商業RPGより、ツクール作品の方が余程面白い物がある」と言い切れる
吟遊詩人に謳って貰ってもいい

ストーリーは田舎ギャルズが村にできたダンジョンで探検、冒険しつつ村おこししたり、その村おこしから新旧入り混じった村の人々と交流し(殆ど人知れず)世界を救う
時にシリアスに、ほぼパロディテイストコメディに
〜友情とシニカルとシビアと懐かしさとサービス…とにかく、とにかく(二回)作り込まれたゲームです

戦闘システムは結構厳しいです
ここもこのゲームの特徴なんですが、例え負けても(一部のボス戦を除いて)ゲームオーバーにはなりません
ダンジョンの外に吐き出されるだけ(村で回復して、またすぐダンジョンに戻れます)
負けた戦闘にだけは経験値が入りませんが、それまでの戦闘経験値、取ったアイテム等もそのまま。レベルやステータスへのペナルティ等もありません
最初は「負けたら終了セオリーのRPGに、変わったシステムね」と思ったのですが…
これが雑魚キャラでも結構な強さで、かなりのレベルになるまで油断は許さない感じでして、レベルに応じた敵が出てくるものの、MPが無くなった時に囲まれて負けるなんてザラ
確かにこのバランスでいちいちゲームオーバーになっていたら、イベントの一つもこなせない

そして、レベル90代くらいになって、装備もステータスもいっぱしになり、一寸やそっとじゃ雑魚キャラに負けなくなり、自分のレベルより高いボスクラスにも「工夫」して勝てるようになる(それでも大概初戦は敗退しますが 笑)そうなった時、しみじみ思いました
「ああ、これが本当の「経験値」ってものだよね。負けなきゃ、何も考えないもの」と(笑)

上記の戦闘もそうですが、やり込んでいく毎に痒い所のバランス配分にも気を配られているのが解ります
基本的には「イベントをこなしながら、ダンジョン最深部まで辿り着いてボスの撃破を目指すゲーム」で、これだけで満足なら、それのみこなしてラストまで行くようになっています
けれどその他に倒さなくても良い敵、深く関わりたくなければ関わらなくていい村の面々、漁らなくてもそれなりに進められる宝箱…
気になる人には、とことん気にする要素が散りばめられています
←そしてここに馬鹿な冒険者がまた一人…(笑)

キャラクターはパーティを始め、その殆どが女性です
女性キャラ大好きな私ですが、反面ギャルゲーの女性ばかりの展開も、独特のノリもまた苦手で
←乙女ゲームをしてみた多くの男性陣もそうなのでしょうが、割り切ってても「女はここで絶対喜ばねーよ」と、ふと辛辣になる瞬間はある
同時に「じゃあやるなよ、男モンを」と諭す自分が苦笑いしてますので、ご容赦を(笑)

最初は少し構えていましたが、どうしてどうして、女性から見ても可愛い女の子ばっかりです

バカだけど、バカには誰も勝てないアナンタちゃん
一寸いじっぱり、でもどこか惚けてて可愛い物大好きなシズナちゃん
クールで皮肉屋、でも本当は真に優しいベネットちゃん
そして後から4人目に入る、いかにも秘密を匂わすアイちゃん
この子の普段の冷めた様子に、ふと子供らしいところを見せた時の可愛いらしさといったら
ミニキャラの小ささといったら!(だから何なんだ。趣味なんだ)
自分が本来ロリコンだって事を思い出しました(最近ショタづいてたからな)
他にも女好き(♀)のカナヅチ妖精さん、ツンデレのアデラ、畑の女神レイチェルetc…味のある女性ばかりです
私的に妖精さんだけは見てくれ・行動言動はあのままで、男の子がよかったなーとは思うものの、小さい物はそれだけで良いから、ま、どちらでもいいか(笑)

そして数少ない男性陣は皆どこか情けなく卑屈で、滑稽。そこが可愛らしい
フェイス画面のない福引屋の親父すら、愛らしい脇キャラです
やっぱ女は卑怯度胸、男は愛嬌(笑)
ヘタレはね、ヘタレなりに何時かはいあがるのが良いヘタレなんですよ

さっきWikiを読んで、良ヘタレ代表ラルフ君を1ターンで倒せば「ヒーローふんどし」なる装備が取れると知ったのですが、こんなに仲良くなってからでは、どうにもきまづくて取れん…
彼、ホント良い子だしね…オレ様王子キャラなら、勢いよく剥ぎ取ってやるんだが(笑)
因みに小生意気担当脇キャラはショタっこなので、何言ってても「よしよし」で許せてます
←追加イベントで戦ったら、コヤツ結構強かった

とにかく、環境がある方で「コツコツ系RPG好き」なら、手放しでお奨めできる作品です

「私、うっかり者の大雑把だからなあ…」って方でも大丈夫。なんとか進められますよ
なんたって、つい先程レビューを書くにあたって、はじめて説明を読み返し「セーブが20個あった」と知った女でもクリアできましたから
うん、一画面に見える4つしか無いと思っていました。今の今までね
ガーン!恥ずかしい!

うう…追加バージョンも楽しみにしています…グスグス(追加は5個目以降にセーブしようっと)

2010/3/28


■ フルムーン・プリンセス 投稿日:2014年06月04日(水)



SUGAR STAR


◆タイトル フルムーン・プリンセス
◆制作/サイト 桜井ひかる(SUGAR STAR)
◆ジャンル シミュレーションゲーム
◆対象 全年齢
◆ツール NScripter


朝の来ない呪われた城がある。
その城に住む、銀髪の悪魔・オディール。
彼女は召使として、一人の死人を召喚する。

オディールの願いは、薔薇の咲き誇る庭園の復活。
その願いを叶える為、死人・アゲハの奮闘が始まる!

〜サイト内ストーリー紹介文引用


こちらの作品はいつもエラー>>強制終了で、中々プレイすることができませんでしたが、とうとう何事もなく進められるものが!やたー!
←NScripterなので、私のパソコンとそう相性は悪くない筈なんですが、組み方とかの関係なのかな?
〜と思ったら、この作品でゲーム製作引退されるそうです。がーん!
理由(ゲーム内に記載されています)を読むと納得は致しますが、なんとも残念です
いや、人道的にはとっても良いことなんだけど…うー

このゲームはシリーズの一エピソードな作りのようで、所々「他作品もプレイしているともっと楽しめたのだろうな」と予想される箇所もありましたが、これだけでも充分楽しかったです

概要にあるとうり主人公は悪魔(元人間)に召還された死人美少女
せっせと薔薇を育てつつ、自分の生前エピソードを絡め、館の悪魔達・その他と交流していくお話です
主要の園芸育成以外に本人の育成、自室や容姿等小さな着せ替えのアイテムを集める楽しみもあって、小さいもの・着せ替え好きココロをくすぐられました

まずは館の悪魔・その周辺を攻略しつつ、ラスト大元主人公自身のエピソード(このエピソードは高いレベルが必要)を攻略の形が自然かと思います
最初主人公は本当に弱いので、用意された仮想空間を利用しつつ地道にレベル上げをし、好みの転生所まできたら転生してまたレベル上げ、を繰り返します
私はキリが解らなくて、一発で最高レベルの虫が倒せるようになるまで育てましたが、三発くらいで倒せるくらいになったら多分ラスボスも楽勝だと思います

エピソードは女性攻略対象が人生邂逅系、男性攻略対象がプラス恋愛要素といった感じ
登場人物が死人や悪魔ですからどうしてももの悲しい要素が付きまといますが、最後まで攻略できれば誰の話も希望が灯るラストになっていて読後感はほのっとしています

女性が好みそうでな点でお奨めなのは、やはり長男・次男の話。特に次男かな?
女の子は弱いよね、こういう過去に傷のあるタイプ(笑)
裏・女嫌いになった訳を明かすエピソードは私にもグッときました。ロマンチストめー
私は三男が一番好きです。ショタっぽいからではなく(笑)なんだかんだいって、一番頼りになりそうだし、世話するのもその優しさも楽な形(自分好み)だから
目を伏せた時が狛犬のようで可愛いし(あれ?動物萌えの方?)
女性は御主人のオディール話が好きです対とかそういうの、未だに弱いです

グラフィックは萌え系とは一寸違うかもだけど、ずんぐり可愛いタイプ
何かこうムラムラと、けしからん色気が良いですね
ゲーム中も殆ど主人公のヘソに目が集中してました(オヤジか)
もう少し、途中や日常な所にもスチルが欲しかった気がしますが、日程も詰まってらしたみたいだし、それは贅沢かな

それにしても、本当にやっとプレイ出来た途端に製作終了=お別れは悲しい
卒業式に憧れの先輩の第二ボタンは貰えたけど、先輩は卒業…その後二度と会うことはなかったみたいなオチ
先輩の最後の笑顔は私の中で永遠のメモリーです…ぐすっ

←'11 サイト再開>>移転されました。復活してくれて嬉しい
   現在は主にシェアゲームで活躍されています


◇他にプレイにした桜井ひかるさんの作品
◆箱の中のネコ(合作)
別記

2010/2/7


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