GLN(GREEN & LUCKY NET)からこんにちは「ことわざ・金言名言(Proverb)」

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  思い内にあれば、色外にあらわる。
 解釈:心に何か思っている事があると、自然に顔つきや動作に現れるものだ。
 類義:心内にあれば、色外にあらわる。心内に動きては、言葉外に現す。心
内に動けば、詞(ことば)外に現る。

  思い面瘡(おもくさ)、思われ面皰(にきび)。
 解釈:人を恋したり人から恋されたりすると、できものやにきびができる。
若い年頃の男女を冷やかす言葉。

  思い立ったら吉日(きちにち)。
 解釈:何かしようと思い立ったら、ためらわずに直ぐ着手するのがよいとい
うこと。
 類義:思い立ったが吉月。思い立つ日が吉日。思い立つ日に人神(にんじん)
なし。思い立つ日に日咎め(ひとがめ)なし。好機逸すべからず。善は急げ。
日々是好日(ひびこれこうじつ)。

  思い半(なか)ばに過(す)ぐ。
 解釈:よく考えてみれば、思い当たる事が多いという意。また、事実は想像
した以上であるという意にも用いる。

  思う事言わねば、腹ふくる。
 解釈:言いたい事を言わずに我慢(がまん)していると、腹の中に何かがつ
かえているようで、気分が悪い。
 類義:言わねば腹膨(ふく)る。

  思う事、一つ叶えばまた一つ。
 解釈:望みが一つ叶うと、また別の欲望が次々にわいてきて、満足するとき
がない。

  思うに別れて、思わぬに添う。
 解釈:恋しい人とは結ばれず、好きでもない相手と結婚する。男女の縁は、
思いどおりにはいかないということ。
 類義:思うに添わで、思わぬに添う。思う人には遠ざかり、思わぬ人のしげ
しげ。

  思う念力、岩をも通す。
 類義:念力岩をも透す。

  思うようなら子と三人。
 解釈:思うとおりになるのなら、親子三人が一番よい。子供が無事に成人す
るのなら、一人でよい。
 類義:多し少なし子三人。負わず借らずに子三人。三人子持ちは笑うて暮ら
す。死なぬものなら子一人。

  思えば思わるる。
 解釈:こちらが相手のことを思えば、相手もこちらを思うようになる。親切
にすれば、報われるものだということ。
 類義:情けは人のためならず。

  親思う心にまさる親心。
 解釈:親のことを思う子供の心よりも、子を思う親の慈愛の方が、更に深い
ものである。「今日のおとずれ何と聞くらむ」と続く、吉田松陰の辞世の歌。

  親が親なら、子も子。
 解釈:親子は長所も短所もよく似るということ。多くは、悪い点が似ている
場合に用いられる言葉。
 類義:親に似ぬ子なし。親も親なり、子も子なり。
 反義:親は親、子は子。
 参考:Like father, like son.(この父にして、この子あり)

  親が死んでも、食(じき)休み。
 解釈:どんな場合にも、食後の休憩は必要である。また、どんなに忙しいと
きでも、休まずに働く者はないということ。
 類義:叔母の家焼けても、ゴク(食事をすること)休み。親は死んでも、子
は食休み。倅(せがれ)が死んでも、今一服。隣が火事でも、まず一服。
 参考:続けて「千服吸っても、立ち煙草」ともいう。

  親子の中でも、金銭は他人。
 解釈:金銭の事は、たとえ親子の間柄でも、他人と同様に水臭いものである。
 類義:金に親子はない。金は親子も他人。金銭は他人。銭金(ぜにかね)に
は親子がない。銭金は親子でも他人。
 参考:Trade knows neither friends or kindred.(商売には友も親類もな
い)

  親子は一世(いっせ)、夫婦は二世(にせ)、主従は三世(さんぜ)。
 解釈:親子の関係は、この世だけのものであり、夫婦の関係は二世(前世と
現世)にわたるもの、主従の関係は三世(前世と現世と来世)にわたるもので
ある。親子の関係は自然に生まれるが、夫婦や主従は深い縁がなければ結びつ
かないということ。
 類義:親子は一世、師は三世。

  親擦れ(おやずれ)より友擦れ。
 解釈:子供には、親の影響よりも、友人の影響の方が大きい。友人の感化で
世間の事を覚えたり、悪ずれしたりする。
 類義:善悪は友による。

  親と子供は、銭金(ぜにかね)で買われぬ。
 解釈:子にとって親はかけがえのないものであり、親にとって子は宝のよう
に大切なものである。
 類義:親の掛替え(かけがえ)はない。子に過ぎたる宝なし。

  親と月夜は何時もよい。
 解釈:親も月夜も、何時見てもいいものだ。
 類義:親の傍(そば)と月夜は何時もよい。

  親に似ぬ子は鬼子(おにご)。
 解釈:子は必ず親に似るものであるということ。もし似なければ、人間の子
ではないということになる。
 類義:親に似ぬ子は芋の子。親に似ぬ子は島流し。親に似ぬ子は茗荷(みょ
うが)の子。蛙の子は蛙。子は親に似る。
 参考:形は生めども心は生まず。子は生むも、心は生まぬ。

  親に目無し。
 解釈:親は子への愛に目がくらみ、子の欠点や誤りに気付かないものである。
 類義:親の目はひいき目。親の欲目。自分の子には目口が明かぬ。我が子の
悪事は見えぬ。
 反義:子を視ること親に如(し)かず。

  親の甘茶(あまちゃ)が毒となる。
 解釈:子供を甘やかして育てるのは、その子の将来のためによくない。

  親の意見と茄子(なすび)の花は、千に一つも仇(あだ)はない。
 解釈:親が子のためにする意見には、決して無駄がない。茄子に無駄花がな
いのと同じである。
 類義:親の意見と茄子の無駄花。冷や酒と親の意見は後できく。

  親の意見と冷や酒は後できく。
 解釈:親の意見は、そのときは何とも思わなくても、後になってから思い当
たるものだ。冷や酒はしばらくしてから酔う。
 類義:冷や酒と親の意見は後薬(あとぐすり)。

  親の意見より無い意見。
 解釈:親がいくら意見しても聞かない放蕩(ほうとう)息子も、金がなくな
れば遊びに行けない。親の説教よりも金のないのがよい説教となる。
 類義:無いが意見の総じまい。

  親の因果が子に報う(むくう)。
 解釈:親がした悪い行為の結果、その子が災いを受ける。何の罪もない子を
親の悪事の犠牲にしないよう身を慎めということ。
 類義:親の運は子に知れる。親の善悪は子に報う。親の罪、子に報う。親の
涙雨、子にかかる。親の罰は子に当たる。
 反義:親の光は七光。

  親の恩は子で送る。
 解釈:父母から受けた恩は、わが子を立派に育てることで恩返しができる。
「送る」とは、恩に報いること。
 類義:親の思いは子に送る。親の恩は次第送り。

  親の恩より、義理の恩。
 解釈:親から受けた恩に報いるより、主人や世話になった人に報いる方が先
である。また、生みの親の恩よりも育ての親の恩の方が重いということ。
 類義:親の恩より師の恩。

  親の心、子知らず。
 解釈:親の深い心を知らないで、子が勝手気ままに振る舞うこと。
 反義:子を持って知る、親の恩。
 参考:これに対して「子の心、親知らず」という言葉もある。

  親の十七、子は知らぬ。
 類義:姑(しゅうとめ)の十七、見た者がない。

  親の脛(すね)を噛じる。
 解釈:子がまだ独立して生活できず、親の世話になっていること。脛かじり。

  親の光は七光。
 解釈:親の威光や声望のお蔭で、子が世間から恩恵を受けること。
 類義:親の光は七とこ照らす。
 反義:親の因果が子に報う。

  親の目はひいき目。
 解釈:親はわが子の事となると、何でも実際よりよい方にとるものだという
こと。
 類義:親に目無し。親の欲目。

  親の欲目。
 解釈:親はわが子への愛情から、わが子を実際以上に買いぶってみるもので
ある。
 類義:親に目無し。親の甘いは子に毒薬。親の目はひいき目。親馬鹿。
 反義:子を視ること、親に如かず。
 参考:The crow thinks her own birds fairest.(烏はわが子を鳥の中で最
も美しいと思っている。)

  親は親、子は子。
 解釈:子が親に似るとは限らない。親がよくても、子は悪いこともあり、親
が悪くても、子はよいということもある。
 類義:親は親だけ、子は子だけ。形は生めども心は生まず。
 反義:瓜の蔓に茄子(なすび)はならぬ。親が親なら、子も子。

  親は親でも、子は子たれ。
 解釈:親がどのような親でも、子は子としての孝行を尽くさなければいけな
い。

  親馬鹿子馬鹿。
 解釈:親はわが子への愛に目がくらんで、子の愚かなのを知らず、子は親の
愛に慣れて、馬鹿な事をしている。はたから見れば、親も馬鹿なら、子も馬鹿
である。
 類義:親馬鹿子機嫌(きげん)。親馬鹿子外道(げどう)。親馬鹿子畜生
(ちくしょう)。親守(も)り、子機嫌。

  親はなくとも、子は育つ。
 解釈:親が死んでも、残された子は何とか成長していくものである。世の中
の事は、そう心配するほどのものではないということ。
 類義:藪の中でも若竹育つ。渡る世間に鬼はなし。

  親は木綿着る、子は錦着る。
 解釈:親は質素に暮らして蓄財するが、その子は贅沢をして遊んで暮らすと
いう意。

  お山の大将、俺一人、
 解釈:つまらない仲間のうちで偉ぶっている人。小さな成功を得意がってい
る人。

  親を見たけりゃ、子を見ろ。
 類義:勇将(ゆうしょう)の下(もと)に弱卒(じゃくそつ)なし。

  泳ぎ上手は川で死ぬ。
 類義:川立ちは川で果てる。

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