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トップ > 釣行記・お便り > 2006年7月 メキシコ、レイク・エルサルト

★★ 釣行記や写真を頂き感謝!先輩達の体験談こそが次の釣行者の大きな助けになるのですから ★★

「Grande!Grande!Grande! 〜レイクエルサルト釣行記〜」 [東京都・よよよ様]
2006年7月 メキシコ、レイク・エルサルト

7月中旬にレイクエルサルトに行ってきました'よよよ'と申します。
念願だったレイクエルサルトでの釣行が実現し、素晴らしい体験をする事が出来ました。これも偏にこのサイト「Access!海外バスフィッシング」の協力で実現する事が出来た次第です。何から何までお世話になり、心より御礼申し上げます。ちょっとした旅行代理店レベルの手助け/協力を無料でして戴き、正直驚いております。この場をお借りして心より御礼申し上げます。
さて、釣行記のご依頼を頂きましたが、私と同じ夢を現実にかなえる方のお力になれる様、準備も含めて行程を紹介させていただきたいと思います。ご参考にして頂ければ幸いです。
今回の釣行は私と同行者Tの2名。果たしてどんな旅になりますやら。。。


(準備編)

1.旅行手配
ロッジの手配は、その全てをサイトの管理者様にフォローして戴いた次第です。無論何の心配も無く、早々に完了しました。正直、ちょっとした旅行代理店レベルです。非常にスムーズで簡単に終わってしまいました。
航空券は自分で手配しました。今回は旅行代理店に依頼し手配してもらいましたが、格安航空券を確保できましたので安く済みました。ただ、旅行代理店や航空会社のサイトで調べて価格比較をしてから手配した方が最良と思います。
一つ情報を。ご存知の方も多いと思いますが、ここ最近の原油高騰の影響で、航空券とはべつに燃料代が航空会社から請求されますのでご注意を。今回の渡航では1名あたり往復16000円でした(イタイ!)。

2.タックル編
@ロッド
ロッドの準備ですが、当然ビッグバスの引きに耐えられる事と耐久性が高い事、巻物用はロングキャスト性能とノりの良さ、ワーム/ジグ用は感度とヘビーカバーに対応できる事を基準に選択しました。
  ・deps スラップショット × 2  ※スピナーベイトとヘビキャロ用
  ・同上 スーパーボーダー × 1  ※テキサスリグ/ラバージグ用
  ・同上 ボアコンストリクター × 1  ※大きい巻物全般(今回大活躍!)
  ・同上 アウトクロス × 2  ※スピナーベイト、バズベイト用
  ・同社 ハザードマスター × 1  ※ペンシルベイト、ビッグワームのノーシンカー用
  ・BOUZ C3 Shore 7 × 1  ※ライトリグ、小型プラグ用

これらが私の準備したロッドです。全体的に耐久性が高く、強いロッドを選んだ次第です。
(この選択が結果的に大正解でした)

Aリール
20lbラインを中心に使用することを考慮し、ラインキャパシティとトラブルの少なさを中心に選びました。
  ・シマノ アンタレスDC
  ・シマノ カルカッタコンクエスト250DC
  ・シマノ メタニウムMG
  ・シマノ メタニウムXT × 2
  ・ダイワ TD-Z  BBS
  ・ダイワ TD-Z  103H
  ・ダイワ イグジスト2508

Bライン
ベイトは全てフロロカーボンの20〜30lb、スピニングはPEを選択し、とにかく'獲れるライン'を選択した次第です。
  ・東レ スーパーハードストロング 20・25・30lb (ベイト用)
  ・バリバス ガノアスタウト 20lb (ベイト用)
  ・DUEL SMOOTH #1.5 (スピニング用)

Cルアー
ルアーの準備は、先に釣行された先輩方の準備と結果を参考にさせていただき、自分が日本で使用して実績のあるものを織り交ぜて選択しました。ただ、中には夢を見られる???ものも選んでいます。これはご愛嬌という事で。

(トップ系)
  ・REBEL POP−R (大/小)
  ・ダイワ TDポッパー
  ・deps ラドスケール   ・deps バズジェット  ・deps マッドウェバー
  ・へドン オリジナルザラスプーク
  ・TOルアー TOバズ 3/8oz
  ・ゲーリーヤマモト ジャンボバズ   
  ※カラー : ポッパー/ペンシルはクローム系中心、バズは白と黒

(クランクベイト)
  ・ビルノーマン DD-22
  ・ティファ ディープショット  ・ティムコ マッドペッパーマグナム
  ・ボーマー ファットフリーシャッド
  ※カラー : チャート系、ホワイト系、ゴースト系、クローム系を各種

(バイブレーション)
  ・ビルルイス ラトルトラップ 3/4oz
  ・ラッキークラフト LV-D15 1OZ
  ・ダイワ TDバイブ US108
  ※カラー : ブルークローム(前評判から)、チャート系

(スピナーベイト)
  ・deps Bカスタム 1/2〜1oz
  ※カラー : ホワイト、アボガド、ホワイトチャート、ブルースモーク他

(ワーム系)
  ・deps デスアダー 6〜8"  ・deps デスアダーグラブ
  ・deps デスアダーホッグ  ・deps キンクー 7"/13"
  ・ゲーリーヤマモト ヤマセンコー 5〜7"  ・ゲーリーヤマモト 8"グラブ
  ・バークレー 10インチパワーワーム  ・バークレー パワーホッグ 5"
  ・ZBC マグナムリザード
  ・ノリーズ ビッグエスケープツイン
  ・HIDE UP スタッガーワイド 7" 
  ※カラー : ウォーターメロン系、パンプキン系、ブラック他

(小物)
  ・ワームフック : ノガレスフッキングマスターモンスタークラス 5/0〜10/0
  ・シンカー : タングステンバレット 1/4〜1OZ
  ・ドラグチェッカー  : 5kgモデル(これ、大事です)
  ・ランディングツール : ボガグリップ30lbモデル
  ・プライヤー

(その他)
  ・絆創膏 : 釣れすぎで親指がボロボロになる恐れがあるため(過剰な期待です)。
  ・日焼け止め : 絶対必須です。塗っても日焼けします。
  ・虫除け : 蚊がすごいと予想した為。

タックルの準備はちょっとヤリ過ぎの感もありますが、無くて後悔するよりあって邪魔な方が良いと感じ、徹底的に用意した次第です。ルアーやラインはセールやバーゲン等を活用し、できるだけ費用を抑えるように努力しました。結果的には時間をかけたので意外と安く抑えらました。特に米国製のルアーはワゴンセールなどを活用すれば、安く手に入れられますのでおススメです。
ライン等は安価なものは使用せず、実績のあるものや信用できるものを(バーゲンされていたら大人買いで)準備した次第です。安価なものを使用したために、ビッグフィッシュにラインを切られて後悔するのだけは避けたいと考えた為です。


(渡航編)

1.成田空港→ロスアンゼルス空港
戴いたアドバイスと釣行記での皆さんの前例を拝見していたので、全く問題ありませんでした。
入国審査は非常にスムーズで、30分程度で完了。ロッドに関しては受け付けで質問されますが、「Fishing Rod!」と答えると「OK」の回答(なんてスムーズなんだろう)。
審査を完了し、Exitを目指して歩いていくと、出口付近で荷物の一次預かりの受付を発見。係りの人から声を掛けてきたので非常にスムーズに再預け入れを完了(どうしてこんなにスムーズなんだろう)。
※因みに大韓航空の機内食はビビンバがおススメです。

2.ロスアンゼルス空港→マサトラン空港
荷物を預けた後、アラスカ航空のカウンターがある「Terminal 3」を目指します(もうご存知ですよね)。マサトラン行きのカウンターは最右のカウンターで、多くの人が並んでいたので一目瞭然。これも先輩方のレポートに記載されてあった通りでした。ちなみに「Baggage 〜」に並んでもチェックインできませんので気をつけて下さい。
チェックインでは荷物が無いので即完了(何故にこんなにスムーズなんだろう)。
飛行機に乗り込み、そこからマサトランまでの行程はおおよそ2時間半。いよいよ夢のフィールドまでわずかの所です。

3.マサトラン空港→ロッジ
マサトランに到着し、入国審査もスムーズ! 海外渡航でこれほどスムーズなのは初めてといってもいいくらい。空港を出ると、すぐに出迎えの看板を発見(自分の名前に妙に感動。。。)。車に向かうと???タクシー?皆さんの釣行記に掛れている流れとちょっと違う???(小さい話ですが、お金がかかるの?と思いました)。10分程度走った時、いきなりショッピングモールの駐車場へ(えっ、何?)。ここでなんと、お迎えのシェビーに乗り換え。何らかの理由で空港に来られなかったようです。無論(心配していた)タクシー代はロッジが負担してくれました。ここから1時間強、記憶はありません。。。

4.ロッジ到着
ロッジの第一印象は、「思ったより綺麗!」。「期待しないで下さい」と言われていたのですが十分です。いまや伝説と化しているウェルカムドリンク「フローズンマルガリータ」が運ばれてきた時は、「遂に来たね〜、ここまで」と実感。本当においしいですよ、これは(実は翌日、お代わりをしました)(笑)。
ここで初めて'スィギス'とご対面。状況を聞くとあまり浮かないようすで「悪くないよ」との事。「ん〜、良くないんだな〜」と予想(しますよね〜)。「今日の最大は?」と聞くと「アメリカーナの8lb」との回答! 10lbはここのところ出ていないようです。トホホ…。
まあ、来てしまった以上は全力を持って頑張るしかないのかな〜、と。。。


エルサルトロッジ

(実釣編)

(初日)
5時前に目を覚まし、運んでもらったモーニングドリンク飲んでからテラスにて朝食。いよいよ釣行が近づいてきました。ワクワクです。車に乗り込みボートランプまで移動です。
ボートランプに到着して、マネージャーからガイドのご紹介。今回のガイドは'ハビエル'。前日のスィギス曰く、「いいガイドだよ。予約が入っているから最終日の半日は他のガイドに代わってしまうけど、4日間は同じガイドを準備しているから」と言われています。さあハビエル選手、どんな釣りをさせてくれるのでしょうか。楽しみ楽しみ。。。
まだ夜が明けぬ暗い中、いよいよ出船。この日の出船はなんと私たちだけ!! 良いのかなほんとに。。。

まずは中流域でボートはスローダウン。最初に入ったエリアはメインチャンネルに面したシャローフラットで、無数の立ち木が入っているエリア。「これは釣れるわ」というのが第一印象です。
ガイドから「TOP or BUZZ」の指示が出たのでラドスケールをとりあえず言われるがままにキャスト! 案の定、2投目で早くも「グァバッ!」すごい出かたをしますよ、ここのバスは。しかも'引く引く!'。上がってきたのはいきなりの50UP!!  「やはりメキシコは凄いね〜」を実感します。ランディングからフックを外す作業まで、ハビエルは何から何までしてくれるのでちょっとコソバユイですぅ。。。フックを外してもらった後、とりあえず1匹目だし記念撮影でもと思った瞬間、なんとハビエルが勝手にリリース(オイオイ)。「こんなサイズじゃ、物足りねーだろ」といった顔してます。
気を取り直してキャストすると、またヒット!(スゲーな、オイ)。ジャンプした魚はさっきよりおっきい! やっぱり引く! ランディングしてハビエルが体長を図ると、なんとジャストでロ・ク・マ・ル!! これにはかなり驚きました。人生初のロクマルを、こんなに簡単に釣ってしまうとは。。。(無論、「写真とらせて」と言って漸く記念撮影です)
その後、バズジェットやポッパーで50UPを数匹と40前後を多数追加した後、日が上がってきてからはTOPへの出が悪くなってきました。すかさずガイドから「BUZZ Bait」の指示。「バズは日が出てからも良い」とハビエル。すぐにバズに「グゥわブぅシャ!」さっきのロクマルより更に引く! 何回かのジャンプと突っ込みを交わし、ランディングした魚はなんとなんと「8lb」!! この先一体どうなってしまうのか。。。
こんな感じで私も同行者Tもバズベイトにて40〜50p台を何匹かキャッチした後、出が悪くなってきたので「Move」の声で次のポイントへ移動。移動の最中では「エライトコ来ちゃったな〜」。

次のエリアは上流域にあるワンドの出口付近の岬。沖にも立ち木が入っています。多分、真中の立ち木の無い所がメインチャンネルと、容易に想像できます。
ハビエルからは「ラトルトラップ」の指示(ちなみにここのガイドはみんな、バイブレーションの事を'ラトルトラップ'と言います)。まずは同行のTが数投目でヒット! これもまあまあサイズの50前後。同行者Tは漸くエンジンが掛ってきた様子です。そしてすぐに私にもヒット! なんと船の真下でヒットした魚はまたもやロ・ク・マ・ル! ウエイトは8lb。レイクのポテンシャルに正直ビビリまくり! しかしこの後があまり続かず、ハビエルから「Move」の声。

3箇所目はバックウォーター付近の2つの流れが合流するインターセクションエリアで、メインレイクのチャンネルとバックウォーターのチャンネルが合流する「いかにも」なエリアです。しかもバックウォーターの出口付近は広大なフラットが広がり、立ち木が群生しています(これまた凄いトコ来たね〜)。ここでもハビエルから「ラトルトラップ」の指示。言われた通りにキャストすると・・・。
後はもう「夢心地の世界へようこそ!」さながらのヒット!Hit!またヒット! 釣れるのは大体40〜50クラスの'ミディアムクラス'(このあたりからサイズの感覚がだんだん麻痺してきます)。

入れ食いを堪能した後、時間を見るともう10時過ぎ。帰りがてらの移動を言い渡されます。途中、立ち寄ったのは岬の立ち木エリア。メインレイク沿いの岬で水通しが良さそうなエリアです。ここで初めてハビエルから「クランクベイト!」の指示。と同時にわたしのBOXからディープショットを取り出してます(ちなみに私はディープショットを溺愛してます)。
キャストを開始し、岬の先端へ向かってボートを流し、先端付近に差し掛かった所で「ゴン!」。引き強い強い! 上がってきたのまたまた62cm 8lbのナイスワン!
こんな感じで午前中が終了し、ハビエルから50匹弱の釣果を言い渡されました。しかも3割くらいが50UP! ロクマル3本!! 2名の釣果でこれですよ。これは午後が楽しみだ〜。


62cm 8lb

午後は2時からスタート。またもやバックウォーターのインターセクションに入ります。ここでも「ラトルトラップ」の指示。
数匹のスモールサイズ(30〜50p台! もう完全におかしくなってます)を釣った後、バックウォーターに向かって狭くなるエリアに差し掛かった時、遂にGrandeが姿を表しました。同行者Tのロッドがすごい勢いで曲がり、突然ジャンプした魚は明らかに'デカイ!'。これは間違いなくGrandeサイズ!
ネットに入った瞬間、ハビエルも「Grande!」と一言。長さ65p、重さ10lbの見事な魚体をキャッチ。なんと初日に10lbが、しかも同行者Tとしても初のロクマルが10lb! とにかく「オ・メ・デ・ト・ウ」(多分、顔は引きつってたと思いますが)。ラトルトラップ3/4oz、カラーはブルー/クロームでの快挙でした。


65cm 10lb

8.5lb

その後は二人で、もう記憶してられない程の入れ食い状態でした。サイズは30〜50p台で1〜7lbといった感じ。
夕方までこのエリアを堪能し、6時を過ぎたあたりで「Move」の宣告。もう何匹釣ったのだろう。。。今日は凄い一日だったな〜、と帰路の最中に思う。
ところが船は途中のダムサイトに向かって方向転換。なんとオマケでダムサイトをひと叩きとのこと。
景観はゴロタが高々と積まれていて(ビデオで見ていたのですぐダムサイトだとわかりました)、これも釣れそうなエリアです。ここでは「TOP」の指示が出たので、まだ釣っていないマグナムポップRをキャスト。タックルはスピニング。アクションは2アクションワンストップ。スプラッシュというよりは低い音を出すようなイメージです。
数投目で漸く小バス(?)がヒット。あまり引かないので、余裕のファイトで船縁でまで寄せたものの、ちょっとした突込みを見せる。「???」ハビエルはネットを持ってきている(ちなみにハビエルは8lb以下の魚にはネットを出しません)。浮いてきた魚はデカイ! すんなりネットに収まり計測すると63cm 8.5lb! ハビエル曰く丁度100匹目との事。
これにて初日の「夢の世界」は終了です。


63cm 8.5lb

※結果(2名) : 数 100匹   最大魚 私 63cm 8.5lb、同行T 65p10lb ロクマル5匹


(2日目)
もう全部書いているとキリが無いので2日目以降はダイジェストで。
この日からアメリカ人7人のパーティーが参戦。私たちを小馬鹿にしている模様。ちょっとハラ立つ。

朝イチは昨日同様、中流域のチャンネル沿いのフラット。しかし昨日より出船が送れた為、明るくなっていてTOPには反応が悪い。ここではバズベイトを中心に8lb2匹で20匹くらい釣って終了。ただ昨日より、露骨に水面への出が悪い。妙に人間のプレッシャーに感動し、そして腹を立てる。
次に入ったのはバックウォーターのインターセクション。入れ食い入れ食い、また入れ食い。7lb前後を頭に凄く釣れる。
ルアーは昨日同様バイブレーション。喰いが悪くなった所で、ヘビキャロ(マグナムリザード)も試してみると、6lbを連発。この頃から50後半までは'ミディアム'と呼ぶようになる。もう完全に2人とも'メキシコ病'。
結局Grandeクラスは釣れず、午前を終了。でも60匹くらいは釣ったみたい。

午後もまた同じポイントへ。ここでちょっとスピナーベイトを試してみる。最初、1ozのBカスタムを試すも水深が浅い為、ちょっと使い難い。3/4OZにチェンジし、チャンネルエッジの立ち木にキャストしたところで7lbをキャッチ。ただ、スピナーベイトは日本同様スレるのが早いので、1ヶ所1匹で後が続かない。ただ、ある程度のサイズしか釣れないので期待感を抱く(個人的には大好きなルアーなので)。
そんなこんなで結局同行者Tが8lbキャッチし、この日は終了。ただ、同行者TはB級ルアーや食玩ルアー(そう、三平ルアーですよ)で大爆釣! 変な事で満足している不思議な人と化していた。。。


8lb(バズベイト)

8lb(バズベイト)

8lb(ラトルトラップ)

8lb

中流域

インターセクション

ハビエル

※結果 : 数106匹    最大 私62cm 8lb、同行T 63cm 8lb


(3日目)
私にとって運命の3日目。
朝イチは連日同様、中流域のシャローフラット。しかしバズで全く出ない。試しにスピナーベイトをキャストするも、7lbどまり。「プレッシャーって凄い!」とまたまた感動し、またまた腹を立てる。
立ち木にキャストしたテキサスで1本デカいのをラインブレーク。意気消沈。「8lbクラスさ!」と自己奮起するも、後ろ髪を引かれる。その後ベイビーしか釣れないので、ハビエルから「Move」コールでインターセクションへ移動。
移動して数分後、同行者Tがヒット!デカイ!凄い!で9lb。長さは65p。これで私はかなり意気消沈。悲壮感が私を包む。正直、昨日はデカイのが出てないので、「もうダメだ」と勝手に負け組みモードへ。一方、同行Tはこれで完璧に余裕が出て、わけのわからないルアー(オーストラリア製の巨大スプーン等)で遊び始めている。正直、ちょっとムカツク。しかもそのルアーで釣っているので、かなりムカツク。


65cm 9lb

ちょっとスピナーベイトを投げた後、気分を一新して再びバイブレーションをキャスト開始。釣れていた場所に'ウ'(鳥です)が入ってきたので、「こっちに逃げたかな〜」と逆再度にキャスト。5mほどリトリーブしたバイブレーションに鈍いバイト。即座に渾身のフックセット! でも動かない! 「デカイ!」と感じ、更に強烈にフックセット!! するとものすごい音を立ててバスがジャンプする! 「○×△□」しかも強い!浮かない!!動かない!!!間違いなく大きいと確信する。その'推定Grande'はジャンプした後、こっちに向かいながら強烈に下に突っ込んでいく。ロッドが絞られる!耐える!リフトする。少し浮くが、また突っ込む!耐える。そうこうしているうちに、ようやく船の下から巨大な塊が浮いてきた! 絶妙なタイミングで、ハビエルが一発ネットイン。一体どのくらいのファイト時間だったんだろう。正直ボーっとする。ハビエルは「Grande」と言ったきり、魚をネットから出すもウエイトは計らないでニヤニヤしている(正直、すっげ〜ムカツク)。
フックを外して漸くウエイトを図ると、ハビエルから「10lb!」の声。やった、やった、やりました。66cm、10lbの素晴らしい魚体。本当に嬉しい。これに出会う為に、ここまで来た。これに出会いたくて、メキシコまでやってきた。そして好運にも会うことが出来た。およそ午前11時頃の出来事だった。。。


66cm 10lb

それ以降ハビエルと妙に仲良くなり、冗談を言ったりイジりあったりして楽しむことが出来た(人って単純なんですよ)。釣りの方は8lbまでが入れ食い。スピナーベイトのスローロールとバイブレーションが良かった様です。
午後もこのペースで、気付いたら夕方でこの日は終了(てきとーでスイマセン、午後はどうでも良いので)。
この日は思い出に残る、素晴らしい1日だった。

※結果 : 数 118匹    最大 私66cm 10lb、同行T 65cm 9lb


(4日目)
この日は最終日。実は本当は翌日の半日も釣りの予定だったけれど、ハビエルにリザーブが入っているので今更新しいガイドに乗るのもなんだし、疲れもあるのでキャンセルする事にした。ハビエルに伝えると感慨深い表情を浮かべ、急に黙ってしまった。

ポイントはいつもの中流域のフラットには入らず、朝イチからバックウォーターのインターセクションへ。いきなり「ラトルトラップの指示」。ハビエルのご機嫌が戻る。今日は最後なので、徹底的にハビエルの言う事を聞いてやろうと決意。バイブレーションの釣りを開始する(妙にハビエルのサービスがいい、何でもしてくれる)。
ある程度釣れるもいまいちパっとしない。また、昨日午後からやたらとアメリカ人の船がこちらに寄ってくる。これもプレッシャーの原因?(アメ公め)

ある程度流した後、同行者Tが「オレまだディープクランクで釣ってない」と突然言い出し、DD-22をキャストする。と、いきなりヒット!デカそう! キャッチした魚は9lb!すばらしい!(実はこれ、同行者Tにとって人生初のビッグクランクでの魚です。)
見ていて想像できたのは、魚はボトム付近に張り付いてスローにボトムノックしたルアーにしか反応しない様子。私も溺愛のディープショットをキャストする。するとすぐさま7lbをキャッチ。やっぱり予想は正解の様。同行者Tに至ってはダブルヒットしている!!
さすがにアメリカチームが「ルアーは何だ!」と聞いてくるので、「ディープクランク!」と叫ぶと「持ってない」といってうなだれている。かわいそうなのでいくつか渡してやる。一生懸命アメリカ人もニーリングするがヒットするのは私たちだけ(ちょっと優越感)。アメリカ人は「何なんだ!あの日本人達は!」みたいなことを言っている(この言葉でスゴイ優越感)。アメリカチームはキャストの飛距離が短く、ボトムまでルアーが行っていないので釣れない様子。
同行者Tは完全に波に乗ったらしく、ルアーを変えまくって「持ってきたディープクランク全部で釣った」なんて言っている。まさに入れ食い。しかしアメリカチームは・・・。日米対抗クランク対決は、日本に凱歌が上がったのだった。


9lb

ダブルヒット

午後も同様。しかしサイズが上がらない。いきなりの雨の中釣った7lb(スローロール)が私の最大。同行者Tは得意(になっちゃった)のクランクベイトで8lbクラスまで。もうベビー〜ミディアムのオンパレードだが、今ひとつ満足できない。夕方も6時を過ぎて時間がなくなってきている。ここで私が意を決して、ハビエルに「朝に行っていた中流のポイントに行かない?」と聞くと、彼も「俺もそう思ってた」。もう一心同体状態。すごいね、人って。
最後の1時間、中流域のフラットに入る。連日のプレッシャーで叩かれているものの、絶対に魚がいると思って疑わなかった。しかもデカイやつがいると、なんか変な確信があった。
ハビエルは「BUZZ Bait」の指示。しかし全く出ない。次にBカスタムの1/2ozをキャストする。2投目、船の真下でロッドごと強烈に引っ手繰られた!!!デカイ! ハビエルも「Grande」と叫ぶ! 距離が無かった為、無理やり魚をリフト! 即ネットインされた魚はすばらしいコンディション。計測すると8.5lb 60cmのナイスワン! 10lbに匹敵する、本当に嬉しい1匹となりました。
そして私にとってこれが最後のメキシコの魚となり、夢の舞台「レイクエルサルト」での4日間が幕を閉じました。


7lb

8lb

60cm 8.5lb

※結果 : 数165匹    最大 私60cm 8.5lb、同行T 64cm 9lb
※4日間総計 : 10lb×2、9lb×2、ロクマル計16本、総キャッチ数489匹


(総評)

そんなわけで、今回のメキシコ釣行は大成功で終わる事が出来ました。ここでメキシコで成功する(かもしれない)為の、私が感じたポイントを最後にお伝えしたいと思います。


@ガイドからのアドバイスとコミュニケーション
サイト管理者の方からも事前にアドバイスを戴いていた通り、まずはガイドのいうことを聞いてみる、これが本当に成功への近道です。例えば、言われた通りのルアーを、言われた方向へ投げてみる。これで魚が釣れなかった事はほとんどありません。この結果でガイドもアングラーも気分が良くなり、ガイドは色々と教えてくれたりしますし、アングラーも信じる事ができるようになってきます。英語が苦手なガイドが大半ですが、釣りをしていれば言いたい事は大抵、双方ともに伝わりますので大丈夫です。
それから率先してコミュニケーションを図る事。話し掛けたり一緒に笑ったりする。これで楽しく釣りができるばかりか、どんどん良いエリアに連れて行ってくれるようになったり、バスが釣れないと真剣に次の手を考えてくれるようになりました。
ガイドも人間です。お互い気分よくすることが、最も大切な成功への第一歩と感じました。

A自分なりに考える
次に、ガイドの連れて行ってくれたエリアを自分なりに把握する事、またどうしてガイドの指示はこのルアーなのかを考える事です。これを考えるとバスのポジションが的確に見えてくるようになったり、よりベストなルアーが見えてくるようになってきます。例えば最終日の同行者Tが選択したディープクランクはまさにハマった典型でした。
'言いなり'から'自分で釣る'にシフトしていく事で楽しくなりますし、更に釣果が伸ばせると感じました。

Bタックル面
ロッドは耐久性を重視しましたが、これは大正解でした。軽量のロッドだったら正直、最終日までもたないだろうと感じる位、キャストを繰り返し、強烈にフッキングする事が必要となります。ちなみにフッキングは強烈にしなければ、プラグもワームもバレてしまいます。
リールは遠投することによってプレッシャーへの対策になる為、飛ぶに越した事は無いと感じます。より飛ぶリールを選択するのは良い事だと思いました。それからスピニングは絶対必要です。小さいプラグ(特にポップR)が有効となる場合があります。また、センコーのノーシンカーはやっぱり釣れるようです。しっかりフォールさせる為、ライトラインは重要と思います。
ルアーは今回、ハビエル自身がワーム嫌いであり、全体の90%をファーストムービングで釣った為、多過ぎてしまった感がありました。ただ、ガイドによってはワームを重視するガイドもいるでしょうし、1匹1本といってもいい位ここのバスは良く暴れますので、消費はかなり激しいと思います。種類を絞って1種あたり数を持っていくことをお勧めします。

最後にざっと、私が選ぶエルサルトで必要なルアーを列挙したいと思います。
  ・TOP : ラドスケール、オリジナルザラスプーク、ポップR(大と中)、TOバズ
  ・クランクベイト : ディープショット(溺愛の為)、DD-22、マッドペッパーマグナム等
  ・スピナーベイト : B-CUSTOM 1/2〜1oz
  ・バイブレーション : ラトルトラップ3/4oz、TDバイブ108(US)、ラッキークラフトLV-D15
  ・ラバージグ : 針の強いものを1/2〜1oz(私はフラットバックジグを持っていきました)
  ・ワーム : ヤマセンコー5"、ZBDマグナムリザード、デスアダーグラブ、デスアダー、
   ビッグエスケープツイン、パワーホッグ5"、デスアダーホッグ(ホッグ系はどれか1種でいいと思います。)
 ※個人的意見です。責任はもてません。。。

では、皆様も夢をかなえて下さい。すばらしいところです、レイクエルサルトは。心からお勧めできますよ。
長々と最後まで読んで頂き、ほんとうに有難うございました! ご参考になれば、私も嬉しいです。
では!



[サイト管理者より補足]
快く釣行記を書いていただけたことを大変ありがたく思っています。「スムーズな旅だった」「いい釣りが出来た」と言っていただき、これから行く日本人のためにご自分の経験を情報として残していただけることは「経験者からの情報」に主眼を置くこのサイトにとって最もうれしいことです。このサイトが存続出来るのはこうした人達のおかげでもあります。だからこそ私達も出来る限りのサポートをしているわけです。

4日間で10lb×2本、9lb×2本、ロクマル16本、総キャッチ数489本というのは本当にスゴい!去年7月にもこんな感じの釣果が出ていますが、日本でこんなの想像出来ます? これが真夏の釣果だというのがメキシコのスゴいところです。お話を伺ったところ、この方はいろんな釣りを経験しており、かなりスキルのある方のように感じましたので、この釣果はいつでも誰でも出来るものではないでしょう。でもメキシコは夏のポテンシャルも相当なものだということを十二分に示していると思います。
日本での釣りのせいかもしれませんが、「夏はあまり釣れない」と思い込んでいる人がかなり多い。でもこの釣行記や去年の同じ7月の釣行記を見てもわかるように、それは間違いで単なる思い込みなんです。夏が暑いのは日本でもメキシコでも同じですが、環境とクオリティーが違いますから日本と同じ尺度で考えちゃだめなんです。
「夏休み」として長期休暇がとりやすい夏。皆さんもメキシコに行って実際に体験してみて下さい。

この方が最後の述べている「メキシコで成功する為のポイント」は全く同感です。「よくある質問」にはこれらの点を含めて参考にしてもらいたい記述がたくさんありますので一度ご覧下さい。わからないところはご質問を。


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