海外釣行記 メキシコ、レイク・エルサルト |
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「夢のフィールド メキシコ」 [千葉県・山口様]
2006年4月(GW) メキシコ、レイク・エルサルト
前回のレイクウィーテスに引き続き今回もAccess!海外バスフィッシングさんのおかげでメキシコへの釣行を実現することができました。大変お世話になり感謝しております。最近各メディアでメキシコのバスフィッシングを取り上げられる機会も多く、一度は自分も行ってみたいと思っている人も多いと思いますが、「メキシコ」という言葉だけで遠い夢物語に感じてしまう人がほとんどだと思います。しかしそういう人たちも是非このサイトの方々に相談してみることをお勧めします。なんといっても前回今回と海外旅行経験がない&英語も全くしゃべれない自分が特に問題もなく釣りを楽しんで来れるのですから・・・・。
今回の日程 4月28日出発〜5月4日日本へ帰国 釣り3日半
4月28日出発
今回はアメリカにメジャーリーグを見に行く会社の同僚と同じ飛行機。彼は年に2,3回も渡米する海外旅行のベテランで、なんかのポイントがたまったとかで大韓航空の飲み放題食い放題のVIPルームみたいな部屋で出発時刻まですごすことができる。もちろん私もちゃっかり御一緒させてもう。
約10時間のフライトをへてLAに到着。同僚とはここで別れて一人に。荷物を再度預けてアラスカ航空のカウンターへ行き、特に問題もなくメキシコ、マサトランへ。
空港の到着ロビーには私の名前を書いたボードを持った人がいて、その人の運転するバンに乗り(ドライバーの名前は確かホワ)エルサルトロッジへ。部屋に案内されて荷物の無事を確認しているとこのサイトのレポートにも出てくるシヌエがマルガリータとナチョスを持ってきてくれた。
夕食の後部屋にロッジのマネージャーのスイギスが来て他の方のレポートにもあるルアーチェック。スピナーベイト、クランクベイト、スイムベイト、ワーム類は「ベリーグッド」しかしトップウォータープラグは「マアマア」とのこと。基本的な1日の流れを説明してもらい「8ポンド以上の魚は何匹か釣れるのを私が約束する」との心強い言葉をもらい、この日は旅の疲れもあり早めに就寝、明日に備える。
釣り1日目
5時頃扉をノックされオレンジジュースと熱いコーヒーで起こされます。朝食をとり他のアメリカ人客4人とともにバンで湖に。薄暗い中、レイクエルサルトが姿をあらわしてきた。
今回のガイドはジル。ロッジのガイドのなかでは比較的若手のような感じ。
朝1はやはりポッパーの指示。立ち木の合間にPOP−MAXをキャスト。何投かするうちにバイトがあるがのせることが出来ない。そのうち日が出てきてまわりもすっかり明るくなり、湖の真ん中にあるやや太い立ち木が並ぶエリアに移動。「テキサス、センコー」の指示。私は「もうワームか少しヤバイな・・・」と思っていた。実は普段日本で釣りをしている時はほぼ100%ハードルアー専門(ビッグベイト、トップ、スピナベ、クランク等)でワームで釣りをしたことがほとんどない。テキサスリグを作るのも自信がないためジルにセットしてもらい木の影にキャスト。ワームはジャンボグラブ。ピッチング(?)で何回か立ち木にキャストしたらココンというあたり。釣れてきたのは53cm、4.5ポンドのバス。日本での最長記録が52cmなので早くも一匹目で自己新記録。
その後立ち木を再びテキサスで攻めて51cm、50cmの4ポンドをキャッチ。
53cm 4.5ポンド |
51cm 4ポンド |
50cm 4ポンド |
しかしかなりデカイ魚がヒットするも一瞬で木に巻かれてしまいラインブレイクを2回もしてしまう(ラインはフロロ20ポンド)。立ち木対策が今後の課題か。
結局午前中はテキサスリグのみで11匹の釣果。
午後は2時半から開始。事前の情報どおり風が強い。相変わらずテキサスリグで40〜50cm位のを数匹釣る。その後風が当たる岬の立ち木にボートをロープで固定してジルから「スイムベイト」の指示。見たところあまり水深がなさそうなポイントだがとりあえず岸に向かってキャスト。ボトム近くをスローに引くとすぐに反応があり、アワセをいれると今まで以上の引きの強さが。上がってきたのは本日最大の57cm6ポンド。
57cm 6ポンド
他に同じ釣り方で50cm前後を3匹釣り、日が暮れる寸前にはトリプルインパクト(一番大きいやつ)やブル(ラッキークラフト)、バズジェットで45cm前後を4〜5匹釣る。狭いエリアだがここには型の良い魚が回遊しているのか他のロッジのボートも近くでかなり長時間粘っていました。
夕食時アメリカ人2グループ計4人と情報交換。白人のおじいさんはクランクで10ポンドをキャッチしたとのこと。黒人の夫婦は男性の方がセンコーのワッキースタイルで7ポンドをキャッチ。デジカメの写真をみせてもらう。
2日目
朝1はやはりトップ、ポッパー、バズベイトで攻めるも全く反応がない。「今日もトップはあまりよくないのかな?」と思いながらウォーターランドのバトルウェーブ(ジッターバグみたいなやつ)で立ち木も何もないオープンな場所をタダ巻きしてくるといきなりのバイト。今までに感じたことのない重量感で結構しめてあるドラグからラインがズルズルと出ている。慎重にやりとりして無事ランディングしたのは人生初のロクマルオーバー61cm、8ポンドの体型の良いバスだった。
嬉しいはずなのだがあまりにもあっさりロクマルが釣れてしまいしばらく呆然。しかし一匹釣れるとなぜかトップへの反応がよくなり、その後ペンシルベイト(サミー、GドッグX)で連続して40〜50cm前後が釣れるようになる。
61cm 8ポンド
日が高くなり立ち木エリアに移動してテキサスを打ち込む(キンクー7インチ)。前日立ち木に巻かれて2度のラインブレイクがあったので今日はラインをフロロカーボンの25ポンドに変更。
50cm台を2匹キャッチした後「ヌー」という鈍い当たり、「魚かな?」とあわせてみるとすでに木に巻かれていた。しばらくの格闘後立ち木から引きずりだしてきたのは63cm7,5ポンド(かなりやせていたまるでシーバス、村越正海さんみたいですね)。これが太っていたら10ポンド達成なのかな?とも思ったが、短い時間でロクマルを2匹も釣れて大満足。
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63cm 7.5ポンド |
10時頃になり別の場所に移動。ここで「ラトルトラップ」の指示が。カラーは定番のシルバーブルー。このサイトのレポートだとかなりの高速巻きとのことだったが、なぜかスローに巻けとの指示。40cm〜45cmを数匹釣る。バイブレーションは数釣り用なのかと思い岸側と沖側に順番にキャストを続けていると沖側で根掛かりのようなバイト。ボートまで引きずるように寄せてくると今まで見たこともないような巨大な魚が浮かんできた(異様に体高があった)。ジルもあわててネットを構える。慎重に寄せてネットイン直前、突然のエラ洗い。なんとルアーが外れてばれてしまった。これにはジルも「オーマイガーッ」。私が「10ポンド?」と聞くと「モア、モア、モストビッグフィッシュ」(てことは12ポンドくらい?)と絶叫していた。私はまだ2日目の午前中ということもありチャンスはこれからもあるような気がしていて不思議とこの時点では悔しい気持ちはなかった(後でかなり悔やむ)。
午後は前日57cmをキャッチした岬のエリアに直行。相変わらず風が強いので木にボートをロープで固定してスタート。
ここではスピナーベイトをボトムでスローロール。2投目で強烈なバイトがあり、釣れたのは62cm8ポンド。
岬エリア |
62cm 8ポンド |
間に57〜59cmを3匹、50cm台を数匹はさみ、しばらく同じ釣り方を続けていると今度は62cm8.5ポンドをキャッチ。この魚が今回の最大魚となった。
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57〜59cm |
今回の最大魚 62cm
8.5ポンド |
その後も50cm台がコンスタントに釣れ続け、日没直前には同じ場所でトリプルインパクト等のトップで45cm位が連続ヒット。
このくらいの時間からエキサイティングなトップタイム
この日は憧れのロクマルが4本も釣れて興奮してほとんど眠れませんでした。
3日目
前日寝ていないため妙に体がダルイ。そこそこ数は釣れるが立ち木撃ちをしていても集中力が持続せず、ピンポイントにルアーを落とせない。あまりにも眠いため午後はスタートを1時間遅らせてもらい3時半に。
例の岬へむかうがすでに4艇もの先行者がいて、しかも陸地に上陸して攻めている人もいた。仕方なく他のエリアをまわり、この日は最大が57cm、他50cm台数本、その他40cmクラス。体調管理の重要さを痛感した1日だった。
57cm
4日目
今日の午前中が最後の釣りになる。朝一のトップタイムで40cm台を6匹キャッチして立ち木エリアで今日もテキサス(大分慣れてきてこの釣り方も少し好きになる)50cm前後3本と58cm、60cm7ポンド。
58cm |
60cm 7ポンド |
10時頃から初日から何回か来ているワンドに入る。立ち木の根元にクランクベイトをキャストしていると連続でヒット。最初は40cmそこそこなのが同じ場所で何回か釣りあげていると段々サイズアップ、50cmクラスが連続で釣れる。あまりにも釣れ過ぎてクランクのリップが折れてしまった。初日から何回かこの場所に入り直していたが、これをやらせたかったのかと最終日に納得。
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クランクのリップが折れた |
入れ食いが止まらないが11時になり、名残惜しいが3日半の日程が終了。
急いでロッジに戻り昼食。最後の食事で大好きなタコスが出てきた。
時間がないため大急ぎで荷物を詰めてロッジのみなさんに挨拶し、また再チャレンジして今度は10ポンドオーバーをゲットすることをスイギスと約束してロッジを後にし、マサトラン空港に向かった。
(まとめ)
今回も10ポンドオーバーは釣ることはできなかったが、日本では(特に関東では)お目にかかることができない60cmオーバーのバスを5匹も釣り上げることができて自分的には非常に満足しています。しかし2日目にばらしてしまった巨大な魚はいまだに目に焼きついていて日がたつにつれ再チャレンジの意欲が湧き出てきています。(そのときが来たらまたよろしくおねがいします)
文中ではあまり触れませんでしたが、他の方のレポートにもあるようにこのロッジのサービスは満点でした(アットホームな感じがイイ)。食事もおいしいし、施設も映像でみる限りアングラーズインと大差がないように思われ、コストパフォーマンスも非常に高いと思います。
ロッジ
食堂とそこに飾ってあった14ポンドの剥製
(これから行かれる方へ)
・私は地球の歩き方メキシコ2003年版を持参してそれを見て入国書類を書いたのですが、ツーリストカードはそのままなのですが税関書が違うバージョンになっていたので少しあせりました(全部ではなく一部分が。なんとか理解できましたが)
・機内持ち込みの手荷物にワーム類を入れていたのですが、最終日時間ギリギリまで釣りをしていたため帰り支度がかなり慌しくなってしまい、針のついているスイムベイトをその荷物に入れてしまいました。当然出国検査で没収されました(こんなことをするのは私だけかもしれないが)。
・今回スピナーベイトが大型魚のヒットルアーでしたが、頑丈なのを複数持参することをおすすめします、ブレードやアームがよく破損しました(色はホワイトかチャート)。トレーラーは必須でツインテールグラブが良かったです(ピンテールのワームもためしましたがヒット率に差がありました)。
・朝まずめはポッパーやペンシルの反応が良かったが、夕まずめは毎日風吹いているためトップでもプロペラがついているタイプ(トリプルインパクト、バズジェット、ブル)が良いと思います。
(今回持参したタックル)
・コンバットスティック65Mウォーリアー コンクエスト200DC
・コンバットスティック69Hタイラント メタニウムMG
・コンバットスティック74X TR−FR コンクエスト300
・サイドワインダー67Hアウトクロス アンタレスver2
・ラインはナイロン20、25、30ポンド フロロ20、25ポンド
[サイト管理者より補足]
この方は今回ロクマル5本を筆頭に50cmオーバーを計40本程度釣ったそうです。日本では想像すら出来ない釣果ですが、そんなことさえ可能にするのがメキシコです。
エルサルトロッジ(パパロタロッジから改名)の施設は最も高いアングラーズインにはさすがにかないません(笑)。しかし、アングラーズインの約半額という値段のわりには十分快適でサービスも良く、今のところエルサルトでは最もコストパフォーマンスに優れたロッジだと判断しています。同じ金額を使うなら安いロッジにしてその分釣り日数を増やすことを選ぶ人がほとんどですが、十分お金に余裕がある人はアングラーズインにしてもいいでしょう。
「メキシコ釣行なんて自分には無理」と考えている人がまだ多くいらっしゃいますが、それはもはや古い考え方です。既存の釣りツアーが予算的に無理なら個人手配で安いプランを作ればいいし、英語が苦手なら英語を極力使わなくていい旅行プランにして必要な英語は事前に準備しておけばいい。旅行自体が不安なら事前に想定される事態への対応策を準備しておけばいい。そういう考え方が重要です。このサイトはそのための情報をあなたと同じ「釣り人」「旅行者」の立場から出していますしお手伝いもしています。ぜひ活用して下さい。わからないところは遠慮なく質問してきて下さい。
この方も最初は「初の海外」かつ「1人」かつ「英語が苦手」という状態での釣行を大変不安がっていましたが、質問をいただきやりとりを重ねた結果、ほとんどの不安を解消して出発。大きなトラブルもなく無事に帰国なさいました。そして今やもう立派なリピーターです。
皆さんも絶対行けますよ。「行く人」と「行かない人」の違いなんて紙一重。小さな1歩を踏み出すかどうかの差だったりします。例えば「もう1ページこのHPを読んでみる」とか「質問してみる」とか。そんなことがきっかけで実は以外と簡単に歯車が回り始めるものです。
ロクマルってこんな感じ。日本では出来ない釣りにチャレンジ! ※メキシコがイチ押しの理由→こちら
このロッジも手配サポート可能です。もっと情報が欲しい方や予約したい方はこちらへご連絡下さい。
今回の釣行記もぜひ参考に。
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