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トップ > 釣行記・お便り > 2006年4月 メキシコ、レイク・エルサルト

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「レイク・エルサルト 遠征レポート」 [東京都・高橋様]
2006年4月 メキシコ、レイク・エルサルト

今回、幸いなことに1週間の休みを取ることができたため、ツレのアダチくんと共にメキシコはレイク・エルサルトへ遠征してまいりました。その際のレポートを書きましたので、以下にご報告いたします。
なお、我々ぺたっぴぃどもの釣り状況のレポートをあまり細かく書いても仕方が無い(笑)ので、今回のレポートは簡潔にまとめ、後は主にいままでAccess!海外バスフィッシングさんのレポートであまり触れられていなかった情報を主体にまとめようと思います。


【日程】

今回は日程だけ自分たちで決め、ロッジや往復空路に関する全ての予約をこのサイトのスタッフさんに手配していただきました。
と言うのも、1月頃にツレのアダチくんと合った際にめずらしく合わせて長期の休みが取れそうなので、勢いで「メキシコに行っちまおう!」と決めたのはいいけれども、集中的に手配を行うべき時期の仕事が最も忙しくどうにもままならない状況だったことと、その手の知識が自分たちには欠落していたこと、さらに言うなれば最も肝心な語学力が決定的に欠落していたため、今回の手配一切はメキシコ行きを意識し始めた頃からチラチラ見ていたこのサイトに泣きついて全てお願いすることになりました。
当初、釣りは5日くらいにして1日程度のロス観光(まだロスって行った事なかったんで…)を考えていたのですが、スタッフさんに「せっかくメキシコまで行くのにそんなの勿体無いですよぉ〜」とそそのかされ(失礼!)、結局は休みが取れるいっぱいの日程(4/15〜4/23)で5.5日の実釣を選択しました(が、この選択が後でツレに幸せを呼ぶことになりました)。


【レポート】

初日(移動日)

メキシコまでの移動に関しては、このサイトの諸先輩方のレポート通りに振舞って、特に大きな問題もなく到着。本人も荷物も無事にマサトラン空港に到着し、出迎えのドライバーとスタッフ(失礼ながら名前は失念)と合流。その際、「ロスからずっとロッドケース抱えた日本人の新婚夫婦っぽい人がいるな〜」と思いながらも話しかけるチャンスを逸していた道倉夫妻と合流。彼らも目的地は同じエルサルトロッジとのことで、思いがけなく日本人の同行者をゲットできた。
2時間ほどの砂漠ドライブの後、エルサルトロッジに到着。部屋に入るとさっそく恒例のシヌエからのウエルカムドリンクのマルガリータ&ナチョスをもらう。その後、荷物を解いた後に食堂で道倉夫妻とともにスィギスのレクチャー。スィギス曰く、「今は乾季でレイクは満水時の40%くらいの水位だよ。まぁ1人1日60匹はカタいね。そのうち25%くらいは5lb以上が混ざると思うよ。いま、7人のアメリカーノが来てるけど、昨日ヤツらは8ポンドを頭に1人100匹くらい釣ったって言ってるぞ。」とのこと。
その後、長旅で疲れた我々4人は早めに夕食を取らせてもらい、翌日に備えて早めの就寝とした。


1日目


エルサルトの朝日

ファーストフィッシュ

55センチ6lb

56センチ7lb

我々のガイドはこのサイトでもおなじみのボンシアーノ。朝イチはシャローでのトップから入る。ファーストバスはツレのポッパーにヒット。けれどその後、数,サイズともにイマイチ伸び悩み。
午後からはディープを主体にテキサスリグで攻め、ようやく思っていたような結果が出始める。テキサスリグの主なネタはグランデなセンコー,キンクー,デスアダー,リザード,ブラッシュホグなど。メキシコ初の50アップはオイラがキングサイズのデスアダーで捕った55センチ6lb(注:ウェイトは日本から持ち込んだハカリがブチ壊れていために我々とボンシアーノによる概算、以後、ウェイトは全て同様),続いてツレがセンコーで捕った56センチ7lbだった。

釣果はオイラが合計40匹強で最大が6lb,ツレ合計40匹強で最大が7lb。ともに5lb以上は2匹ずつとイマイチ貧果だった。これはまだ我々がディープレンジの釣りが不慣れと言うことで、修正の余地はあると自分たちで反省しながら実釣初日は終了した。


2日目


55センチ8lb

61センチ10.5lb

朝イチは細い立ち木がたくさん生えたシャローから入る。周囲で散発するボイルを直撃するメソッドで、午前中のうちにツレがボンシアーノ推薦のワンマイナスで55センチ8lbをゲット。
午前中から漁師の漁船をちらほら見かけて危惧していたが、午後からはいわゆる「ムーチョネット」な状態に。しかしこの日はネットが張られた初日のせいなのか、さほど活性も下がらず数だけはめちゃくちゃ伸びた。午後に入った岩盤エリアでボンシアーノ指定のチキータなクランクベイトCB250(チャート)を使ったオイラはワンキャストワンヒット状態に突入。しかしながらバスもチキータばかり(T_T)。
結果的に80匹以上(正直数え切れない!)の水揚げをマーク。が、サイズは5lb止まり。ツレも同様に数は出れども午後のサイズは5lb程度で伸び悩み、結果的に80匹程度で最大魚は朝の8lbとなった。

なお、この日は道倉夫妻が大爆発。朝に入ったシャローエリア(我々と程近い場所)で得意のスピナベを操り、50センチオーバーを連発したとのこと。午後に入った水中の木とリップラップが隣接したディープエリア(以後、我々の間では「道倉ポイント」と勝手に命名)では、夫婦そろってスピナベで10lbをゲットしたらしい。最大は奥さんの10.5lb(!)。やはりメキシコでもバックシートの女性優位神話は崩れないようで…。


3日目


道倉ポイント

56センチ6lb

この日はいわゆるムーチョネット。ひどいところは50メートルおきにネットが張ってある状況。ボンシアーノも呆れ顔だった。午前中はいつも通りにシャローから入るが、いつも以上にイマイチ。早々にディープの釣りに移行する。
午後からは道倉夫妻が占有していた「道倉ポイント」に混ぜてもらい、好調な夫妻の釣りを観察する。立ち木に係留したボートからスピナベを四方八方に投げ、なかなかいいサイズをかけていた。
(ちなみになぜだか奥さんのファイトシーンのみ頭に焼きついている…我々が見ている間は奥さんばっかり釣ってたからかな?)
我々もこのポイントをシェアしてもらい、テキサスリグやスイムベイトで攻めてまぁまぁなサイズをゲット。

この日の結果はムーチョネットの影響で、オイラもツレも1日合計で40匹程度。最大はツレの56センチ6lbとイマイチ伸び悩み。オイラにいたっては5lbクラスのグッドサイズなし。さすがの道倉夫妻も前日ほどは釣れなかったようだ。


4日目


63センチ10lb

今日は道倉夫妻の最終日で、午前中のみのハーフフィッシングした後にマサトラン市内のホテルへ移動。
多少はネットも減ったようで、シャローの魚の反応は好転していた。が、相変わらずサイズが伴わない。「バモノ〜ス」の最中、「道倉ポイント」に夫妻がいないため、こっそりとボンシアーノが占有(笑)。ここでオイラはスピナベのスローローリングでグランデ狙いに徹する。結果、遂にオイラも63センチ10lbをゲット!。ルアーはV-3FLAT SHAD(1/2oz)。スローロールで水中に無数にある木を抜けた瞬間のバイトは強烈で、棒みたいに固いCombatStickのGunning Shaftをバットまでひん曲げ、下へ下へと潜るそのファイトはとんでもないものだった。
午後も引き続きディープでグランデ狙い主体の釣りに徹したが、夕マズメだけはシャローでトップの入れ食いを堪能する。周辺で沸き起こるカツオのナブラみたいなボイルに何を投げてもワンキャストワンヒットなんてヨダレものの状況でした。

最終的な釣果はオイラが合計80匹強で最大10lbで5lbクラスはかなり多数と絶好調,ツレもサイズこそ伸び悩んだが数はまぁまぁな結果で合計70匹強で最大が6lbだった。
ちなみに道倉夫妻の3.5日間の総合結果(自己申告していただきました)は、

 道倉ダンナ: 最大魚:61センチ(10lb)  50アップ:約13匹  トータル:約120匹
 道倉ヨメ  : 最大魚:61センチ(10.5lb),10lbクラスを他にも2本  50アップ:約15匹  トータル:約120匹

と、3日半としては凄まじい数字(特に夫人の最大10.5lb&10lbを2本って…)を残してマサトランのホテルに去っていった。


道倉ダンナ

道倉ヨメ


5日目


岩盤ポイント

54センチ6lb

この日は朝イチから道倉夫妻がいなくなった「道倉ポイント」。昨日同様にスピナベのスローロールが有効で、オイラは56センチ7lbを筆頭に5lbクラス数本を水揚げ。その後、先日もやった岩盤エリアのポイントへ入る。ここは再確認してみたら二段底になっており、岩盤ギリギリは9ftくらい,そこから1m離れると16ftくらいまで一気に落ちる。この深いほうにグランデが付いていることがようやく理解でき、しっかりとラインを送ってボトムにリザードのTXを落とし込んで54センチ6lb強を筆頭に5lbクラスを大量水揚げ。

最終的な釣果はオイラが合計60匹強で最大が6lb(5lbクラス多数)。残念ながらこの日のツレは不調(初日にケガした指の針傷の痛みでリグ変更を面倒臭がる&日焼けと虫刺されで釣りに集中しきれていない状態)で波に乗り切れずにチキータばかりを連発し、合計60匹弱で最大5lbクラスのみで終了。


6日目


超ポットベリーな60センチ10lb

今日は最終日で午前のみの釣り。まだ10lbに届いていていないツレにもなんとか10lbを…。
朝イチはちょっとだけシャローで遊び、速攻で「道倉ポイント」へ移動。そこで遂に天使がツレにも微笑んだ。一投目から6lbを捕り、数投目には念願の60センチジャストの超ポットベリーな10lbをゲット。ボンシアーノもお墨付き。例によってメソッドはスピナベのスローロール。今回はこれがキモだったみたい。

その後、昨日の岩盤エリアに移動し、昨日と同じ方法でオイラが6lb,ツレが6lbと5lbをゲット。そして11時となりストップフィッシング。


スィギス&ボンシアーノと

ロベルトと相方

最終的な釣果はオイラが合計30匹弱で最大が6lb,ツレは合計30匹強で最大が10lb(その他、6lb,5lb)。
船を下りる際に迎えに来てくれていたスィギスに「コイツもテンパンウンダー捕ったどぉ〜」と報告すると、子供みたく喜んでくれた。
その後、スィギスとボンシアーノと記念撮影してレイクを離れ、ロッジで早めの昼食を食べて空港へ移動となった。


6〜7日目(移動日)


シャトルバス

脱輪orz

ロスへの移動もスムーズそのもの。今回はメキシコ入国の際にツーリストカードを取り上げられなかったので、アメリカ入国時に書いたのは税関の書類だけ。ロス空港の税関も難なくパスし、無難にシャトルバスも呼び出せて、ハワードジョンソンホテルに宿泊。
翌日は7時過ぎに起床し9時のシャトルで空港へ。大韓航空でチェックインしようとすると、空港係員に「チェックインバゲージはあっちで審査するからまずそっちに持ってけ」と言われる(その後、荷物に触ることは許されないようなので注意!)。無事にチェックも完了し荷物を預け入れ、免税店とか冷やかしてウロウロしてヒマを潰す。タバコを吸いに外に出てみたら、チェックインバゲージの事前チェックに長蛇の列…(空港に早目に来てよかった)。
その後は定刻通りに出発した大韓航空に揺られ、1時間おきに泣き叫ぶ躾の悪いガキんちょに悩まされ続ける10時間強の空の旅の後、無事に日本に帰着した。

が、この後、家の最寄のICで車の後輪がいきなり脱輪するアクシデントが…。
23日(日)の夕方の首都高C1→6号線の渋滞原因を作ったのはオイラです。ごめんなさい。
ともあれ事故にならなくて良かった。みなさんも車の整備には十分注意してください。

5.5日間の総合計
 オイラ: 最大魚:63センチ(10lb)  50アップ:25匹くらい  トータル:約300匹
 ツレ : 最大魚:60センチ(10lb)  50アップ:30匹くらい  トータル:約300匹

ツレの最大魚は、体長こそ短めだけどラグビーボールみたいな超ポットベリーな美しいバスでした。
匹数ははっきり言って数え切れていないためにかなりアバウトではありますが、こころもち少なめの申告です。サイズも日程後半では50センチくらいかな程度ではいちいちメジャー当てていなかったので、正確ではありません(笑)。
一日平均で約60匹,5lb以上と思われる50オーバーが約1割と、最初に言っていたスィギスの言葉は大筋で証明されました(大型の割合が低いのは、我々が数釣れるチキータに面白がって遊んでしまったせいです)。


【今回のポイント】
レポートを簡潔にしたぶん、以下に今回のポイントをまとめてみました。

・ロッド&リール&ライン編
今回、我々が持ち込んだタックルは、オイラがベイトタックルを3セット+スピニングを1セット,ツレも同様のセットに予備のベイトロッドを1本持っていきました。3本のベイトロッドのうち2本はゴリゴリのダブルグリップのヘビーで、1本がセミダブルのミディアムヘビーの組み合わせです。初期設定では、ベイトリールには20lbと25lbのナイロンラインをセットし、スピニングには16lbのナイロンラインをセットしておきました。今回は比較的好調だったこともあり、念のために持っていったスピニングロッドは、結局出番がありませんでした(ロッジから持ち出しすらしませんでした(笑))。思ったより船が小さいので、ゲスト2名の場合は1人3本くらいが妥当だと思います。

また、ロッドはセミダブル以上のグリップのものを推奨します。と言うのも、グランデの引きはシャレにならないほど強烈で、左腕一本だとあっと言う間にロッドをのされて木に巻かれてしまいます。相当な腕自慢でも無い限り、グリップエンドを脇に挟んでホールドしないとグランデの強烈な引きに耐えることができないかもしれません。

リールは日本製の物は高性能なのでなんでもOKですが、ドラグの性能がいいものをお勧めします。
ラインは当然20lb〜25lb以上です。エルサルトは水中に見えない木がたくさんあるので根擦れに強いタイプが良く、また20ft以上のディープのテキサスやキャロも結構やることになると思うので、予算が許すならフロロやPEなどの伸びの少ないラインがあると心強いです。我々は某ショップブランドの激安ナイロン20lbを大量に持ち込んでの早め早めに巻き替える作戦でいきましたが、強度はともかくディープでの感度はやはりいまひとつでした。


金属疲労折れスピナベ

・ルアー編
今回、もっとも活躍したのはスピナーベイトでした。シャローでもディープでも活躍したのですが、特にディープのスローローリングが対グランデには最も有効でした(結局、今回の日本人4人組がゲットした全ての10lbオーバーはスピナベで捕りました)。
ブレードはダブルウィローリーフが最も良く、コロラド系はイマイチでした。今回はバイブレーションよりもフラッシュだったと言う事でしょうか?。
ウェイトはロッドが硬いせいもあって、1/2oz〜3/4ozくらいのがもっとも使いやすかったです。色は順にチャートと白が抜群に良く、ついで緑等のナチュラル系が良かった感じです。なお、オイラは5.5日の釣りで15本近くのスピナベを持ち込んでいましたが、根係りロストやグランデにブチ切られたたり数度にわたるグランデクラスとのバトルによって金属疲労でブチ折れた(!)りしたので、帰ってくる日には2本だけになってしまいました。道倉夫妻も夫婦で15本くらい持ち込んでいたようなのですが、似たような状況だったようです。スローロールは今回以外もグランデには有効なパターンと思われるので、ストックを含めて多めに持っていくことをお勧めします。
クランクはチキータなもの(って言っても日本の標準サイズです)の実績が高いようです。今回、ボンシアーノからはよく「クランベッ!チキータ」の指示がありました。スィギスも言っていましたが、エルサルトでグランデなワームはベストだけど、グランデなクランクはどうもイマイチらしいです。なので、いくつかはチキータなクランクベイトをタックルに入れておくことをお忘れなく。色はチャート系がお勧めです。

ワームでは今回はマグナムリザードが最強でした。色は緑系ですが、完全にウォーターメロンシードみたいなナチュラルカラーよりも、ちょっとラメとかが入っている方が微妙に良かったかな?な感じです。それと、このサイトの過去記事でも紹介されているように、テール等にマジックでチャート系の色をつけるのが非常に有効でした。なお、今回は「センコーワッキー」の呪文はガイドの口から一回も発せられませんでした(ので余る余る(笑))。センコーは主に6インチ以上のサイズをテキサスで使用しました。けど、身持ちのいいキンクー7インチが我々には使いやすかったです。
なお、ディープエリアでワームを狙ったところに正確にフリーフォールさせるためには重めのシンカーが有効です。ラインが20lb以上と太い&20ft近いディープを探ることが多いため、シンカーが軽いとどうしてもその影響を受けてカーブフォールしてしまうので、ディープレンジでは1/2oz以上のシンカーを使用することをお勧めします。


・ネット編
ムーチョネットでも極端に魚が釣れなくなるワケではありません。けどさすがに一番網が張られた日の翌日はやはりかなり影響を感じました。
ネットは解禁日(?)初日に大量に張られ、その後、水揚げされるとともに徐々に減って行きます。今回、我々はネット無しからムーチョネットのピーク,そしてそれらが外されていく過程を見れたワケですが、一番ムーチョな時は50メートルおきにネットがありました。が、それなりに釣りは成立してました(投げるところがなっかりするけど(笑))。全体的に網が無いときはシャローが好調で、ムーチョネットになればなるほどシャローが沈黙してボトム主体の釣りになっていく…気がしています。実際にはネットは水面下2〜3メートルから10メートルくらいまでしかカバーしていないので、頭のいいグランデほどボトムに構える傾向が強いのでは?と考えています。
なお、道倉夫妻はガイドから4/20からネットが入ると聞いていたようですが、実際には4/18から入っており、スィギスですらネットが入る日は知らなかったようです。このため、ネットが無い日だけを指定してエルサルトに行くことは、テラピア禁漁の時期に行く以外に手は無いようです。


疲労骨折したロッド

・ガイド編
ボンシアーノはとてもよいガイドです。彼はお客になんとかグランデを釣らそうとしているように思えます。4日目の夕方、トップで入れ食いを楽しんでいた時の我々に「チキータはもう十分でしょう。最後はディープに移動してグランデを狙いませんか?」と言ってくれた彼の言葉がそれを物語っていると思います。
今回、我々はボンシアーノに釣りをしてもらいませんでした。理由は色々あったのですが、最大の理由は自分たちの釣りに夢中になりすぎて、タックルをリグり直すのが面倒だったから…です。できればメインに使うのと同様のタックルを1セット持ち込んで、ガイドに釣りをしてもらって実際に見る事が正解への近道だろうと実感しています。なお、ガイドに釣りをさせないにせよ予備ロッドはあった方がベターでしょう。道倉ダンナもオイラもメインで使用していたロッドが疲労骨折してしまいました。それくらいグランデの引きはモノ凄いです。(ちなみに疲労骨折したロッドは謹んでスィギスに進呈しました。もし、この後にスィギスがトップガイドをカットしたCombatStickを持っていたら、それは多分オイラのです(笑)。)

あと、蛇足ではありますが、ボンシアーノをはじめとするガイドたちは、皆さん根掛り外しとラインカットの達人です。ボンシアーノ師匠は不肖のハポネス人弟子たちが根掛りすると「貸してみな」ってロッドを受け取り、「ペン…ペン…バシュ」って一撃で外してくれます。イマカツの電撃外しが煤けて見えるくらいです(笑)。今回、オイラたちはこの師匠のワザを十分に勉強させていただきました。また、回収不能な根掛りの20lbのラインを素手でブチ切る姿には感動すら覚えました(笑)。


ロッジの中庭

ロッジの事務所の屋根に
昼になるといつもいたイグアナくん

・宿泊編
ロッジは清潔で必要十分な装備でした。部屋に2個あるライトの1つが点灯かなかったのはご愛嬌。初日に部屋に来たスィギスに言ったけど忘れちゃったのか直してくれませんでした(笑)。まぁ特に大きな影響が無いのでそれ以上言わなかったのが原因でしょうけれども。
それと、トイレのタンクに水を貯める水道のパッキンがイカれてて、水が貯まらずに流れないなんて事件もありました。これはミネラルウォーターのペットボトルでタンクに水を追加して、緊急時を逃れました。語学が堪能すぎるオイラたちにはこの状態を説明するボキャブラリーが無い&最終日前日に症状が現れたため放置していましたが、もしこの後に行く方で10号室に泊まって同様の状態ならば、シヌエに言って何とかしてもらってください。

ゴハンはみなさんのレポートにあるように何でもオイシかったです。が、デザートはかなり激甘でした(苦笑)。それと、道倉夫人がある日の夕食時に「アイ ラブ テキーラ」とスィギスに言った後は、毎晩の夕食時にショットグラスとテキーラのボトルが置かれるようになりました(笑)。


ロッジの食事(左から朝食、昼食、夕食)

あと、我々は持っていかなかったので未確認なのですが、どうやらロッジでは携帯電話が使えるみたいです。スィギスが携帯電話で話しているのを何度か見かけました。でも、それはロッジでの話なので湖の上まで届くのかはわかりません。
ロスでの宿泊のハワードジョンソンも日本のチープなホテルと比べれば広くて快適でした。セブンイレブンが真裏にあるし。駐車場脇にはなぜかジャグジーがあるので、これからの季節なら入ってみてはどうでしょう?。実際に我々が宿泊した日もアメリカ人らしき人たちが気温20度未満の中でジャグジーに入ってました。温水かどうかは入っていないので知りません(笑)。


・移動編
今回、手荷物等のトラブルは特にありませんでした。
成田のバゲージチェックではトランクを開けられました。成田の空港係員に公衆の面前でワームの束を引っ張り出され「プラスチック爆弾てのがあってね、こんな風にも加工できるんですよ」と説明されたのには苦笑いしました。その代わり、ロスでのチェックは甘く済んだようで、ロスの入国審査自体も(行列に並ぶこと以外は)ほとんど時間がかかりませんでした。なお、(土曜日だけなのかもしれませんが)KE001で発券してもらう時間帯はインチョン行きのチェックイン時間とダブるようで、大韓航空のカウンター前のバゲージチェックエリアは大変混み合っていましたので、早めに行くことをお勧めします。
また、ロスでの乗り換え時の荷物再預け入れに関しては、レポートでおなじみの再預け入れインカウンターではなく再預け入れカウンターを過ぎたところにある通路で、ロープで仕切られたエリアで空港職員が受け付けてくれました。その際、無言で受け取ってくたのでロッドケースの鍵を外すのを忘れていたら、マサトランで受け取った際には見事に鍵がカットされていました(笑)。
その他、ロスとマサトランからの出国時に関しては、現在は100%靴を脱がされてのチェックになるようです。これはこのご時勢なので仕方ないですね。
あと、預け入れ荷物の重量は、大韓航空では32kgまでOKですがアラスカ航空は50lb(22.3kgくらい)の制限があります。実際には結構アバウトなようで量ったりはしていないようでしたが、50lb以上と判定されると追加で$25ふんだくられるようなので、荷物のパッキング時に注意した方が良いかもしれません。


ロス空港の中庭喫煙所

・喫煙編
喫煙者には世知辛い昨今なので、喫煙情報を少し。
ロス空港の建物内はほぼ全滅ですが、一歩建物の外に出ればどこでもタバコ吸えました。そこらの花壇が灰皿扱いになってるくらい。でも良識ある日本人アングラーとしては携帯灰皿くらい持っていきましょう。それとアラスカ航空への乗り継ぎの際は搭乗口の待合場所周辺にタバコを吸えるエリア(中庭みたいなところ)がありましたので、一気に搭乗手続き〜手荷物検査を通過してしまっても大丈夫です。
マサトラン空港もほぼロスと同様なのですが、入ってすぐのところにある1階にあるバーみたいなところは、英語を話せる店員がいるので、彼に言えば灰皿が出てきます。それ以外の場所は全て禁煙でしたので、ニコチン補給は手荷物検査前にどうぞ。
ロッジは基本的に部屋でも食堂でも喫煙OKですが、食堂での喫煙時はアメリカ人(健康に敏感なことが多い)のお客さん多いので、周囲の人たちに一言聞いてから吸う事をお勧めします。
あと、空港〜ロッジ間の移動の車内(約2時間)は禁煙です。どうしても吸いたいときは休憩してもらうしかないと思います。
ハワードジョンソンは部屋によって禁煙のようです(ドアに禁煙マークが貼ってあった)。我々は何も言わなかったのに喫煙OKの部屋でした。禁煙部屋をあてがわれた場合は、フロントに換えてくれと言えば既に満室でない限り問題はない思います。ロス周辺のダイナーとかは禁煙が多いみたいです。我々が夕食を摂ったデニーズもNo Smokingのようでした。これはさっさと食って帰れば済むことでしょう。
あと、アメリカ離発着便は全面的にライターの持ち込みが禁止です。しかたがないのでオイラはマッチを2箱持っていきました。現地用はマサトランの空港売店で買うことをお勧めしますが、入国手続き後にゲートを出るとロッジのスタッフが待っていて、油断するとすぐに車に連れて行かれてしまいます(笑)。オイラはここで油断してたために一気に車に乗せられてしまい結局ライターをゲットできず、滞在中はずっとマッチで過ごしていました。手持ちのマッチが無くなるたびにシヌエにねだって貰っていました(笑)。


・その他編
5lb以上の魚たちとのバトルを繰り返していると、3〜4日で手が逝きます。この際、ウデもそうなのですが、手のひら、特に握力と特に指がかなりヤバいことになりました。オイラはパーミングする左手の中指(3フィンガーでグリップしているのでロッドのトリガーにかかる指)が3日目にはまともに握りこめなくなりました。また、シャローでマシンガンキャストを繰り返していると右手も逝きます。オイラの右手人差し指の第一関節にはトリガーだこができて破れました(笑)。事前に日本で握力を強化してからメキシコへ行くことと、バンソコやスポーツ用のテーピングの類を準備して行くことをお勧めします。


【謝辞】

本レポートを執筆するにあたっては、以下の方々に感謝の意を表したいと思います。
先ずは、Access!海外バスフィッシングのスタッフさん。今回の釣行に関して全面的&献身的なサポートを頂きました。無償支援なのに旅行代理店以上のサポートをしていただきました。やはり自分も釣りをする方に釣りの旅行のサポートをしてもらうのはとても心強いです。
続いて、会社の上司&同僚たち及び友人たち。忙しい時期にも関わらず、快く休暇を取らせてもらってありがとうございます。友人たちは、家にあった余りワーム(笑)を快く提供いただき財政的に助かりました。荷物がいっぱい&強行日程であまりお土産を変えなくてごめんないさい。
そして、スィギス,シヌエ,ロベルトをはじめとしたエルサルトロッジのスタッフのみなさんとガイドのボンシアーノ。滞在中は常に我々に気遣って快適な環境を提供してくれました。我々がまたメキシコに行ける日までどうかお元気で。
更に、外国人ばかりの中に同じ日本人がいるという安心感と、「新婚旅行で来てるラブラブ夫婦にゃあ負けたくない」という程良いライバル心(笑)を与えてくれた道倉夫妻。我々よりもはるかに英語が堪能なダンナさんのお陰で英会話はラクできました(笑)し、何よりお二人のお陰で大変楽しい時間を過ごせました。
最後に、この素晴らしい環境と本当にグランデなバスたちを育くんてくれたメキシコの大地と水と太陽にも感謝と敬意を送り、このレポートを終わりたいと思います。



[サイト管理者より補足]
「せっかくメキシコまで行くのにそんなの勿体無いですよぉ〜」とそそのかしたのは事実です(笑)。アメリカは簡単に行けるんですがメキシコまで行ける機会なんて普通はなかなかないでしょうから、目いっぱい釣りをして大物を釣って欲しかったんです。だからお二人ともめでたく10ポンドを達成したとのお電話をいただいた時は本当にに嬉しかったです。「実は高速でタイヤが脱輪して今JAF待ち中なんです」と聞いた時にはびっくりしましたけど(笑)。ご本人もおっしゃっていましたが、高速道路でタイヤが外れたのに大事故にならなかったのは10ポンドを釣り上げた強運のなせる業なのかもしれませんね。

今回のレポートでは釣りの様子の他にも【今回のポイント】としていくつか情報が書かれているので皆さんも参考にして下さい。私達のHPの「よくある質問」にもこのような情報がありますので合わせてご覧下さい。

携帯電話についてですが、確かにロッジでも使えなくはないのですが、立ち位置や時間帯により繋がったり繋がらなかったりします。繋がらないことのほうが圧倒的に多いです。ロッジは都市部から離れて周りに何にもない所にありますから電波状況が悪いのは仕方ありません。レイク上ではまず間違いなく繋がりません。皆さんもそのつもりでいて下さい。
世界有数の便利な国で暮らしているせいか、日本人の中にはメキシコのフィッシングロッジでも電話やインターネット環境が使えるものだと思っている人がたまにいますが、そういう自分本位な考え方をしてしまわないよう気をつけましょう。
喫煙についても同様です。メキシコ人はさほどうるさくありませんが、欧米系の人は喫煙についてかなり否定的です。メキシコのフィッシングロッジの客はアメリカ人を筆頭とする欧米系が多いということを考えると、この方がおっしゃっているとおり、周囲の人たちに一言聞いてから吸う事を強くお勧めします。



10ポンドってこれよりずっとスゴい。日本では出来ない釣りにチャレンジ! ※メキシコがイチ押しの理由→こちら

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今回の釣行記もぜひ参考に。 「役立つサイト」目指してます! →今日のバスサイトランキング

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