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海外釣行記 2006年3月 メキシコ、レイク・エルサルト
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★★ 釣行記や写真を頂き感謝!先輩達の体験談こそが次の釣行者の大きな助けになるのですから ★★

「メキシコ釣行記」 [神奈川県・佐藤様]
2006年3月 メキシコ、レイク・エルサルト

■レポートが長くなるので、まず最初に要点をまとめました! (詳細・理由はこの後のレポートで!)

  1 やはり英語はかなり出来た方が良い。自分自身でのコミュニケーションが大事!
    スペイン語もある程度出来たほうが良い。
  2 かなり度胸(楽観的な思考)が必要。(一人旅の場合)
  3 スーツケースの重量を確認しておく事。(航空会社のHP参照、計測用に体重計を準備)
    結構直前で慌てる。
  4 準備に最低3ヶ月は考えた方が良い。今回1.5ヶ月だったが会社員にはちとつらい。
  5 色々なレポートにあるように【良い】と言われるルアーは持参すべき。たとえ日本に無くても!
    海外通販、お店に頼み込んででも。
     ・リザード8in.  ・ラトルトラップ(大)  ・ストームのスイムベイト  ・染色液
  6 ガイドは基本的に自分たちが良いと思うルアーしか薦めない。
    まして、現場でそう言われると、それ以外では釣れない気がする。事実リザードが良かった!
    (今回は圧倒的な釣果の違いがあった!)
  7 最も重要だと感じたのが、普段以上の健康管理!
    私はサプリメントの力で最高の体力を保てた。(ニュートリライト社のサプリメントが肝!)
    また、胃腸薬は必須。(大正漢方胃腸薬)
    理由は普段より多く食べる傾向なので。さらに悪いのは、とても美味しい辛いソースが出るためである!
    これが最高!しかしこれを初日からガンガン食べた私は、皆様のご想像通りお尻に火が付きました!
  8 キャロライナリグ(ディープ;8〜13m)をマスターしているとグッド!
  9 テキサスリグ+シェイキングをマスターしているとグット!
 10 これも重要です!絶対パロマーノットをマスターする事!現地ガイドもこれ!
 11 巻物は何とかなります。ただし、ハードベイトはサイズの大きい物は必要ないと思います。
    (この季節だけかも知れないが・・・・)
 12 竿はヘビー以外必要ないかも。巻物用も、スピニングも!(掛けた後のやり取りが楽だと思います)
    なにせ引きが強くカバーに巻かれる! 引きの強さ獰猛さは日本の魚のワンランク以上です。
    スモール並みかな。その上、逃げ回る逃げ回る!! 日本の大きいバスは暴れまくらないでしょう?
    60cmの魚がジャンプして右に左に逃げ回るのです!驚愕ですよ!
    右利きの人は左まきリールを使っていると思いますが、はっきり言って不利です。なぜならフックアップ
    後、魚を付いていたストラクチャーから即座に引き離し、ボートに寄せなければならないのですから。
    早く巻ける右巻きリールをお勧め致します。
 13 携行品保険の加入をお勧め致します。(今回はロッドが3本破損)
    破損の原因は釣りの最中。悲しい出来事なので詳しく語りたく無いですか(笑)。
    いずれもフックアップした後立ち木に巻かれ、だめかな?と油断をしていると魚に一気に引き込まれた。
    その時!過大なテンションがロッドに掛かり破損。HB680Mについてはこの旅行用に購入した物。(涙)

●謝意●
 この旅は、Access!海外バスフィッシングさんのスタッフの方々、そして私よりも先に旅をされた先駆者の方々がいらっしゃらなければ実現しませんでした。久々の海外旅行、不十分な英会話等々のネガティブな要素も払拭し「大丈夫ですよ」と最後の最後までフォローして下さったお陰です。(成田空港搭乗寸前までですよ!) そして、何よりも釣り人としての膨大な情報と行かれた方のみ知るノウハウを頂き、本当に感謝申し上げます。(これがお金に変えられない価値である事は間違いない!)
「有難う御座います! またお世話になれるように頑張ります(また行くって事か?)」

 旅は道連れではありませんが、今回ご縁がありLA乗継からお世話になりましたHさん御兄弟様、パパロタロッジで2泊も同じ釜の飯を共にしましたOさん御兄弟様、本当にお世話になりました。十分なお礼も言えずすみません。この場を借りてお礼申し上げます。今度日本でも一緒に釣りしましょう!
それと、今回の旅行に嫌な顔を一つもせず協力してくれた家族に感謝です! グラシアス!!


《釣行紀》

■決断


目的地はエルサルトに

 きっかけは会社の休暇制度である。それは勤続○年目の連続休暇制度で、3月末までに取得しないとその権利を失ってしまうもの。いろいろ計画は考えてきたが普段の忙しさの中お座成りにしてきてしまった。いよいよ2ヶ月前を切り、慌て始めたというのが本音だ! 家族でのイベントを考えたがなかなか条件が揃わず、妻の「お父さんの特別な休暇だから」とのアドバイスをもらい、自分自身の為に使うことを決意し、夢の一つであった海外でのバスツアーを計画した。
 早速、雑誌を見たが見当たらずインターネットで検索を開始した。いくつかの情報の中からこのホームページである《Access!海外バスフィッシング−アメリカ-メキシコで釣り》を選択した。その理由は情報の正確さと量の多さ。また釣り人の為のサイトだと感じたからだ。途中、会社の関係で断念しかけたりしたが、ぎりぎりで諸事情がクリアーになりコンタクトを開始した。するとメールのレスポンスが早く、お電話でのコンタクトも迅速丁寧。的確に釣行場所・釣行日程の相談に乗って頂いた。私も業務が忙しかった関係上、全てをお任せしてしまった! 当初は「インターネット上のお付き合いだしなー・・・?」等の不安もあったが、コミュニケーションを取れば取るほど信頼が増し、最後には「今回の旅行はAccess!さんにかかっています、宜しく願い致します!」の状態だった(笑)。また、実際にお会いしてご自身の旅行談を膨大な写真と共に御紹介頂き、すでに行って来た様な錯覚に陥る程でした。(長時間本当に有難う御座いました) 手続きもお任せ状態で順調に進み、いよいよその時を迎えました。


■移動

 前日の準備がなかなか終わらず12時過ぎに就寝。憧れのグランデ!を夢見つつ朝の5時を迎えた。成田空港までは車で移動、空港周辺の長期駐車場に預ける予定だ。神奈川方面からは一度都内を抜けなければならないので、この早朝出発を考えた。そして規定ギリギリの重量のあるスーツケース(まさに拷問!)とバズーカロッドケース(長く、扱いづらい)を車に積み込み、妻の暖かい(?)笑顔を受けて5:40出発。うーん、これでも遅いのか?東名高速インターや首都高速はすでに渋滞が発生していた。何とか途中休憩を含め、空港近くの長期駐車場には9:15に到着。ここで最初のトラブルが。「予約が無い」との事。(事前のインターネット予約したのに・・・) でも大丈夫と言われ受付を行い料金を払い、大学生らしき卒業旅行者と成田空港まで15分間揺られた。彼らの視線はかなり物珍しいものを見るようでした。(当たり前か!)


ロスへは大韓航空で

 指定のカウンターを見つけ荷物検査を通そうとすると係員に「まだカウンター空いていませんよ」との事。「えっ!」「大韓航空、ましてや団体カウンターは12:55からですよ!12:30頃に来て下さい」。うーん、チケットを頂いた会社に事前に聞いておくべきだった。通常の航空券のように早いチェックも可能かと思っていました。余裕のチケット交換・出国審査・免税店めぐり等々で旅行気分を盛り上げるつもりが・・・・。(涙) 「この荷物を持って飲食店への出入りもなんだよなー」と思いながら気を取り直して椅子に座ると準備や空港に到着した安心感からか、さらには前日息子にうつされたと思われる風邪のせい(?)か、眠気が襲いあっという間に11:30分! 用を済ませて手荷物検査の方に行くと長蛇の列! あわてて検査・団体カウンターを探し、大韓航空の列に並ぶ! もうすでにパニック状態。(団体カウンターの表示が見えづらく混雑の中探す探す) しかし、カウンターでは平常心を保ち(笑)「マサトラン!メキシコ! 乗り継ぎなので荷物タグをお願いします! マイルもね!」などと余裕をぶちかまし出国ゲートへ! しかしここでまたまたミス! 座席を見ると【47A;えー】。「えーっ!」。時すでに遅し。交換を申し出るもNG! 通路側が希望だったので・・・・。なぜなら風邪で調子も悪くトイレの心配をしていたからだ。(一人旅の方は要チェックですね) 何とかなるかなと思い出国審査へ! 手荷物検査は機械の感度が上がったのか、ベルトなどの衣類の金属でも「ピー!」。なかなか厳しい様ですが問題なく進みボーディングゲートに到着。期待と不安で機内へ搭乗する。 機内は満席。席の移動はNG。トイレの回数をへらす為水分を控えつつ、寝なくてはと思いつつも{ハリーポッター炎のゴブレット}{イーオンフラックス}など話題の新作を日本語吹き替えで見られると聞き全て見てしまった。そんな中、機内の入国審査書・関税申告書等々を書きまくり無事ロサンジェルスに到着!


コネクティング フライトへ進む

ターミナル3

 休む間もなく入国審査、機内預け荷物の受け取り。やはりロッドケースはターンテーブルには無く、「どこだー!」と思っていると張り紙に{規定以外の大きさの荷物等は○番ターンテーブルの脇で受け渡し}と書いてあった。あわてて反対方向に行きその場所に到着。そこには空港係員のエレベーターがあり、ちょうど開いた時に係員の方がロッドケースを抱えていた。「イッツ、マイン!」と叫び、それを受け取り破損のチェック! ふー・・・無事であった。開けられた様子も無い。
 コネクティングゲートに進み、再預け入れをする!堂々胸を張り「トランジット!マサトラン!メキシコ!」を強調して(大きい声で)で会話すると、別段何も無く「オッケー、フィッシィング?」などと聞かれ「バスフィッシュング!」というと「グットラック!」と励まされました。ここでスタッフレポートを読み返しアラスカ航空カウンターを目指す。が見当たらない、アラスカ航空が? そうなんです、隣の建物;ターミナル3というのは建物がつながっているイメージであったがまったくの隣。聞いてはいましたが勝手なイメージが先行して・・・。(連絡通路でもあるのかと勝手に思っていた) あわてて移動し、アラスカ空港のカウンターに。どの列に並ぶのかをやっと聞き出し、並んだら並んだらで、前のメキシカンはカウンターで荷物の重量でもめてるし。(引っ張り出した品々はなんと覆面マスク?この人レスラー?) チケットをゲットして、出国検査へ! カウンター左の階段から2階へ上がると長蛇の列!! 検査は2つのカウンターしかなく、また検査も厳しく待つこと30分。突然、私とさっきのメキシカンが呼ばれ「壁に手をつけろ」と! おー!良く映画などで見るボディーチェック。両側はもちろんショットガンを構えた警官です!「俺ってかっこいー!」等とわけのわからん感動を覚えたが、これってヤバイシーンでは?? どこに行くかを聞かれ「フィッシング」「エルサルト!」と言うと難なく開放? しかしメキシカンはもうしばらく捕まっていた事は言うまでも無い。

 この時点で疲労はピークに! アラスカ航空の搭乗まで約1.5時間ほどある。雑誌を見たり、トイレを済ませたりしていると、先ほど受け付けカウンターで見かけた日本人らしきアングラーがいるではないですか! 「日本からの方ですか?どちらまで?」とお聞きすると「そうです、九州から来ました。エルサルトに行きます。」と回答が! 正直、生き返りました!(復活) まともに日本語の会話をして、ましてや同じ釣りの話が出来るなんて!!(感動!) その方はご兄弟で来れれているHさんで、お互いに釣り関係の帽子やウェアを着ているので直ぐ釣り人だと判りました。(サガですね・笑) ここからは安心感が倍増し、お互いにエルサルト情報を交換して期待感を盛り上げる事になった。ロッジが違うのでその状況やヒットルアー、ガイド、船など有意義なミーティングを行えた。当たり前だがアラスカ機内は外国の方ばっかり。隣の席もアメリカンなファットなご夫婦。{お前は何だ?}みたいな感じでチョット厳しい視線。乗務員はイケ面の男性のみ!(変な感じでした) 有料機内販売を断り、無料のナッツをキャッチ。(乗務員は投げる!) お隣の方にジュースを手渡しして頂き、「サンキュー」と言うと驚いていた。(何者だと思われていたのだろうか?)
 またまた難関の(私はそう思ってしまっている!)入国申請書の配布。汗をかき、必死に電子辞書を駆使して翻訳し記入する! 滞在先住所??えーなんですかそれは?! そうこうするとマサトランにタッチダウン!(アナウンスでそう言って盛り上がっていた!うーん明るい人たち!) Hさんご兄弟と仲良く入国審査に(後から判ったのだが、先ほどの滞在先の疑問は解決。ホテル、宿泊先の名称でオッケー!)。このゲートも2つしかなく時間がかかるのだろうなーっと思ったが最初のほうに並んでいたので、すんなり通過する。荷物を受け取りに行くとターンテーブルの壁際にロッドケースが置いてあり無事。Hさん御兄弟もスーツケース、ロッドケースが受け取れたようで、ここで一旦お別れを!「じゃー、湖で!」;本当に有難う御座いました。疲れきった時の出会いだったので地獄から天国への思いでした! 「さー、俺も!」と気合を入れなおすがスーツケースが出てこない・・・。最後の最後の荷物が私の荷物。とほほほほ。


エルサルトロッジ(旧パパロタ)外壁

マルガリータ−ナチョス

 外に出ると待っていました状態で、パパロタロッジの送迎バンに連れ込まれ出発。自己紹介を済ませ、「何が飲みたい?」と聞かれ「コーラ」と言うと、ガソリンスタンドに併設のお店に入りコーラを買ってくれた! さらに「こいつはどうだい?」とドリトスのお菓子も買ってくれた! 延々と砂漠(木々、サボテンがある砂漠)をコーラを飲みドリトスをバリバリ食べながらドライブ! しかしやっぱり後半は意識を失ってしまった!(熟睡)
 目が覚めると釣行紀で見たパパロタロッジに到着している! 帰りのお迎えの時間を確認しドライバーさんにピックアップをお願いする。荷物をドライバーさんと部屋に運び込み、アラスカ機の中から我慢していた大きい用を足しにトイレへ直行! この間にまさに最初の期待のマルガリータが来たらどうしよう!などと考えていたが無事用を済ます事が出来た! シヌエさんがフローズンマルガリータ&ナチョスを持って来てくれた。美味い! 確かに最高のおもてなしですね。自己紹介を済ませ食事の時間を知らされた(19:20から)。さらに「同じ日本人がもう直ぐ釣りから帰ってくるから!」と知らされる! えー! 日本人ラッキー。
 しばらくすると、釣行から帰ってきた日本人の方が隣の部屋に戻られた。マネジャーのスイギスさんも一緒にいて、みんなで簡単に挨拶後、ヒットルアーの紹介と、本日の釣果について語り合う事に。6&7ポンドが釣れているらしく、大阪から来られたOさん御兄弟も満足されている様子。いよいよ狙いは10ポンド!!と言う結論になった! ましてや同じ日本人の方がいて、日本語のコミュニケーションが出来るとなれば鬼に金棒状態。もうテンションは最高潮!

 夕食に行くとすでにOさん御兄弟がテーブルにいらっしゃり、アメリカ人のトム(歯医者さんを営むおじいさん!)と楽しく談笑されている。早速仲間に入れてもらった! Oさんの弟さんは英語が堪能な為、ほとんど通訳をして頂き非常に楽しい夕食を頂けた。
 「さー!いよいよ明日からだっ!」と準備もあるので早々に部屋に戻る。この時点で本人は今何時なのか?明日は何時?時計もろくに合わせていないで、皆に付いていくだけであった(笑)。
 ちなみに、夕食は非常に美味しく雰囲気最高!お部屋も黄色と青のコーディネートされた部屋で清潔で好印象でした(エアコンがうるさいのは聞いていたので気にしません!)。ただし、ここで注意があります。美味しいからといって辛いソースを沢山頂くと翌日予想以上の悲劇(おしりの穴が痛かった!!)が待っています! 日本人の胃腸にはこの対応力が無いと思います(笑)。


■釣行−初日


夜明け前のロッジ

 朝5時にお目覚めコールがあり、コーヒーとオレンジジュースを戴く。このコーヒーが酸味の少ない物でオレンジジュースも搾りたてです! 私の好きな味でした。朝食はまずコーンフレーク、メキシコ産の牛乳をかけ頂く。程なくシヌエさんがスクランブルエッグ+ベーコンのワンプレートを持ってきた。残さず頂きコーヒーでチョット談笑。「ゴー!フィッシング」とスイギスさんの掛け声とともに食堂を後にする。
 Oさん御兄弟とトムとで送迎バンに乗りスロープに向かう。15分くらい薄暗い道を行き、未舗装道路にそれる。農場を抜けると、夢にまで見た!夜明け前のレイクエルサルトが見えてくる!!(ジーン・・・涙)
 車を降りガイドの方を紹介される。その名もポンシアーノさん。大ベテランだそうだ! タックルはスタッフが運んでくれる。船には昨日シヌエさんがリクエストを聞いてくれた飲み物が入ったクーラーボックスも積んである!(魚探はフィッシュマーク) ポンシアーノさんと握手。「ゴー・フィッシング!」。ここまでくると日本の釣りの時と変わらない錯覚を覚えボートに揺られる。約15分くらい滑走。寒い寒い。聞いてはいたがTシャツ+薄い長袖シャツ+ノリーズパーカー+ウィンドブレーカーではチョット足りない。明日はジャンパーだな。


1日目のボート

50cm

 最初のエリアは上流に近い所で立ち木エリア。川幅が10mない。トップから入る。ポンシアーノさんに確認するとうなずく。とにかく言う事を聞こうと決める。3投目反応があったが乗らない。そして数投すると大ききな炸裂音とともにポップMAXが消える。合わせるとラインブレイク? 良く見ると結びから外れている。25ポンドラインは使った事が無いのでうまく結べていないのだ(日本で練習すればよかった)。ポンシアーノさんは「グランデ!」と叫ぶ。「本当かなー、あーあ、ルアーを取られちゃったよ」と落ち込んでいると、ポップMAXは浮かんでいたので無事回収。「バモノス(移動だー!)」。
 今度はディープエリア。予想通りのキャロライナの指示。リグを作るのも上手く行かないが、キャストもロングリーダーの為上手く行かない。また日本での自分の操船フィーリングと違う。やりにくいなー。しかし何とかキャロで初バス38cmをキャッチ。「チキータ」と言われ、嬉しそうでもない。写真もとらずにリリース(日本ではグランデだよ!)。さらにもう一本追加したがその後が続かない。テキサスへの変更指示もあるがだめ。センコーノーウェイトワッキーも・・・。これは沈ませるのも大変だが「底を取ったら動かさず待て!」との事。これは正に餌釣りだな〜なんて思い、自分の釣りのスタイルではないので飽きる・・・・・・。ずーっと10lb.エリアで粘る。
 お昼直前!今までとは違う重たい引きがきた!2kgジャスト。50cm。凄い引きですよ。日本のバスの2倍以上は引っ張ります。ポンシアーノさんはグランデではないと言うが本人は大満足で午前中を終了。


食堂

 スロープに戻るとロッジの送迎バンがいます(それにしてもすごい所をスロープにしたものだ。)。アメリカ人と一緒に乗り込みロッジに帰宅。一旦部屋に戻り、トイレを済ませ食堂へ集合! ピッチャーに入ったジュース(大体毎日変わる。紅茶、各種フルーツジュース。ただしコロンビア?だったと思われるジュースはお世辞にも美味しくなかった。柑橘系なんだけど薄く甘くない)。食事は最初にスープが出てくる。これも大体毎日変わる(暖かいスープが出た事も。昼間にメキシコで暖かいスープ??後ほど)。メインディッシュは大皿ワンプレートです。タコスかな?ガツガツ!遠慮せずに!こぼれる事も気にせずにほお張ってください! かなりお腹が一杯になりますがお代わりも出来ます! シヌエがとっても気配りのあるサービスを提供してくれますよ!
 食後の水をクーラーボックスからひとつ取り出し自分の10号室に帰ります。おっとここで必ず確認しなくてはならないのが次のフィッシングタイム。シヌエさんに聞くと、「ワンサーティ、オア、トュー?」と聞いてくるか「ワアッタイム?」と聞いてくるでしょう。お好きなお時間を言って下さい。私はみんなと2時にしました。部屋に戻り15分間の昼寝! 気が付くと、シヌエに「ノリー!ゴーフィッシング」と起こされる始末。またまたバンに乗って夢のエルサルトへ!

 午後もガイドは変わらず、ボートも代わらず午後の釣り。正直な話、今日始めて会った異国の人と突然上手くやっていくのは難しいでしょう。こちらの片言の英語も通じないし・・・。ましてや、日本で自分の釣りを確立している人(特に魚を探して釣るスタイルの人)、ボートフィッシングを自分で操船している人は辛いでしょう。おそらく、ルアー・エリアのセレクト、キャストのタイミング、ボート速度、岸を右左にするか、風向き、エリア選択等、全てが違うでしょう・・・・。ガイドの言う通りとは言ってもなかなか厳しいものですね。そんな事を感じつつ釣りを開始。
 最初のエリアは午前中と同様の10ポンドエリア。第一投目に40cmが釣れる。またまたポンシアーノさんに「チキータ!」と言われる。対岸ではアメリカ人が同じようにキャロライナで釣っている。彼らはサイズは大きく無いが30分に一本は釣っている。こちらはずーっとバイトも無く4時になってしまった。ここでリズムを取り戻す為に「スピナーベイトで釣りたい」と申し出た。そして移動。シャローエリアになり、投げまくるがノーバイト。どんどん釣りのペースが悪くなり、速いテンポになってゆく。だめだー・・・・。さすがにポンシアーノさんも「バモノス」。


50cm 5ポンド

 今度のエリアは立ち木のミドルレンジエリア。「ツリー」と言う指示のもと、立ち木を一本一本釣っていく。ここは自信のルアーであるビックエスケープツイン+テキサスで打ちまくる。すると40cm前後が3連発!ふー!引きが強く手首は痛くなる。さらに、ピッチングを続けると今までに無い重いバイト。引くし・重い。上がって見ると50cmジャスト! 5ポンドでした! ポンシアーノも「グランデ」と喜んでいました。

 この後は続かず、直ぐにストップフィッシング。明日からの期待値も込めたチップを払いロッジに帰還。タックルは部屋まで運んでくれるし、待ったなしの絶妙なタイミングでシヌエさんのフローズンマルガリータがくるし、食事は用意されているし、夢のような暮らしを満喫!! 夕食の時あまり大きい釣果が無い私にスイギスさんは「明日は状況に慣れるから釣れるよ!」と言ってくれました。他の方々は、トムはやはり、グランデが釣れていない様子。しかし!Oさん御兄弟の弟さんはガイドの言うとおりに従いグランデを連発!(お兄さんごめんなさい) それもクランクベイトだと言うから驚き。同じレイクでもガイドによってこれだけの差が出るとは・・・・・。信じられない驚愕の事実に「明日は俺も!」と誓い、なれない25ポンドラインを巻き替え就寝した。


■二日目


2日目からのボート

 朝5時からの変わりないサービスに感嘆し、今日の釣果を期待しつつレイク入り。ガイドは変わらずだが、ボートが代わる! 昨日のボートより大きくなり(15or16フィートのアルミ船。おそらくタッカー)、綺麗になった。昨日のは運転席にハンドルが付いているものの運転台がガタガタ言って外れそうで、ポンシアーノさんも爆笑していたのである。エンジンも50馬力から60馬力になり4ストロークなので流石に静かである。天気はくもりで雨の気配(メキシコで雨??)。気温も低い感じで昨日よりも寒い。

 最初の立ち木エリアでは「スピネル!」とアドバイスがあり、「フロントのエレキも出して自分で操船してもいいぞ!」っと(やはり私の不満が通じてしまったのかな?などと感じた)。素直に従いエレキを出すと5段変則だかスピードコントロールがきかず調子が悪い。立ち木の中をスピナーベイト;クリスタルSの1/2ozをキャスト。気分的にはやはりシャロー側に気が向いてしまうので3/8ozに交換。色はホワイト。すると、バイトがあり40cm前後を3本キャッチ(気持ちいいー)。ここで魚も活性があると判断しトップに切り替える。ポンシアーノさんにプラグの相談をすると「スウィッシャーが良い」と。ダブルスウィッシャーを30分近く投げるが反応が無い。おかしい? さらにルアーを弱くするべくワームのグラビンバズにする。3投目! 激しく水面が割れた。が引いてきたルアーの50cm位は後ろのほうであった!(バスのへたくそ) バイトも遠のき「バモノス!」。そしてまたもや10ポンドエリアへ。「このガイドはよっぽどこのエリアに自信があるのだな。」と思い、ここはキャロ。いきなりヒット! しかし40cmの3ポンドクラス。さらに数投後、同じサイズが釣れる。個人的にはうれしいのだが「チキータ↓」と下がり口調で言われるとこっちも「小さいのかー。」と素直に喜べない。


59cm 6ポンド

 気を取り直し1時間後、巻き上げ寸前のボート近くでヒット。でかい気がする。重い、なかなか上がらない。突っ込みも激しくベイトリールのドラグが初めて作動した。まるでスモールマウスを相手にしている様な引きだ。ポンシアーノさんもネットを準備してくれている。最後のひと暴れも耐え忍び上がったのは59cm、2.8kg、6ポンド。痩せているので本来ならもう少しウエイトはあるのだろう。アフターのバスであった。ポンシアーノさんにお礼を言って感激の握手!「サンキュー、グラシアス!」。「ここはもっともっとグランデがいる、次だ、次だ」とさらにはっぱをかけられた。この引きで6ポンド。10ポンドはどんな引きをするのだろう?
 午前中はこのエリアで粘るがキャロで4ポンドクラスを2本、テキサスで1本で終了。ちなみにヒットワームはスイギスさんがくれたリザードである(尻尾は蛍光黄色に染めることは言うまでも無く必須)。

 昨日の様にロッジに帰って昼食。シヌエさんが暖かいスープを持ってくる。最高ー。なんせ寒いのですよ、このメキシコが! スープで暖が取れたおかげで復活。またまたお昼寝後再度戦場へ!ちなみにOさん達もグランデが釣れているが昨日ほど数が出ていないとの事。ガイドさんも「タフ!」と言っているそうです。

 午後はポンシアーノさんシャローエリアで巻物系をさせてくれるようだ。これまでで見えてきたのは【水が良い】と釣れる事が判り、明らかに水の良いエリアが存在する。ポンシアーノさんはシャロー&巻物は得意(好き)ではないらしい。そしてついに雨が降ってきた! それも時折豪雨! 「なんだよー、レインウェアが必要なのかよー・・・。」と落ち込みつつも、巻物を巻く巻く。午後のエリアはどうも水が良くない。バイトも少なく、テキサスで40cm程度を1本。クランクベイト、スピナーベイトを使用するがバイト無し(昨日でクリスタルSスピナーベイトは破壊されまくり品切れ、これも原因か?)。 最終的にこの様なエリアで有効だったのはYUMのDINGER5in.(センコー5インチと同等の物)のワッキーノーシンカーです。フックはワイヤーガード付きの一番大きい物を使用した。

 さらに雨はひどくなり「ゴロゴロ」「ドカーン」「ピカピカ」「ドカーン」。雷が鳴り始め、遠く見える山にピカピカ落ちてるし・・・。「大丈夫かなー、帰るのかな?」とポンシアーノさんを見ても気にしていない様子。「まいっか。」私も釣りを続けた(しかし危ない事には変わりないが・・・)。ディープ:岬の先端とシャロー:立ち木エリアの移動を繰り返し、キャロ3本40cm前後。スピナーベイト1本40cm前後。ラトリンログで2本35cm、38cm。自分の好きな釣りで釣れているのだか「チキート↓」と言われこちらも「小さいなー」なんて贅沢悩み(日本では十分な大きさ、数ですよ!)。そして雨がやんだが寒い寒い。最後は本湖の岬がらみの先端立ち木をキャロで攻めて40cm、6本全て5ポンド前後。ホント不思議なもので、この釣果では満足できない状態になっている(笑)。
 ストップフィッシング、ロッジに帰還。またまた、絶妙なタイミングでシヌエさんのフローズンマルガリータがくる(これが無いと今日が終われない感じになってしまった)。食事は用意され美味しいし、またまた夢のような暮らしを満喫!! トムはグランデにめぐり合わずで午前中にカルフォルニアに帰宅。またまた!Oさん御兄弟はクランク爆釣! それもグランデ8ポンド!との事。またしても同じレイクなのだがガイドによってこれだけの差が出るとは・・・・・。私もその時に備え全てのリールのラインを巻き替え就寝した。それにしても毎日洗濯をするのだか結構つらい。改めて洗濯機と妻に感謝(笑)。


■三日目


スイギス

 本日も変わりないサービスに感嘆し食堂へ。昨夜、今日の午前中まで釣りをする事を決断したOさん御兄弟と最後の出陣! っとそこに、ロッドとワーム袋を抱えたスイギスさんが?「ノリー、一緒に釣りをするぞ。俺は2時間もあれば10ポンドを釣って見せてやる!」といきまいている。そうか、一緒に釣りをしてくれるのか! これは超ラッキーと思い固い握手をする。車の中でスイギスさんはレットゾーン全開のノリノリ。「10ポンドを釣れるか賭けよう!100ドルだっ!」と言う始末。こちら日本人チームとしても受けて立たなければ男がすたる。「オッケー、俺が連れたら100ドル、ユーペイミー!」と挑発。こうして火ぶたは切られた。ボートは昨日と同じ。天気も曇っているが良くなる傾向だ。気温も上がりつつある。

 最初はシャローエリアから。スピナーベイトで流す。スイギスさんはいきなりテキサスワーム、かなり上手い。しかし水が悪くバイトは無い。しばらくして、スイギスさんがワームで35cmチキータを2本。私が同サイズを1本。ここで驚いたのはスイギスさんがザラスクープを投げる。ドックウォークがめちゃくちゃ上手い。普段の彼からは想像が出来ない繊細な動きだ! 見とれてしまう。トップの反応が無いとわかるとクランクベイトに! ファットフリーシャッド。それも小さいサイズ?? 「え〜!大きいのじゃないの?」と聞くと「大きいのはだめだ!」との事。日本でえらい苦労して4個も入手してきたのに・・・・。目の前が暗くなるのを感じながら負けてはなるものかと、ジグヘッド、グラビンバズ、ヘビーダウンショットと繰り出すがバイト無し(はっきり言って水が悪いエリアだと確信していた)。「バモノス」。


テラピア

 10ポンドエリアに到着した。スイギスさんはテキサス、私はキャロで戦闘開始。きた!バイト・フックアップ。妙に引きが強い? 上がって来たのはグランデな{テラピア}。スイギスさん、ポンシアーノさんの大爆笑を受け記念撮影!(なんなんだよー) 午前中も残り2時間。・・・・・・。バイト無し。スイギスさんはテンションが下がりお昼寝。そしてストップフィッシング。

 またまたまた!Oさん御兄弟は終了間際のラストチャンスエリアでクランク爆釣! それもグランデ9ポンド!との事。またしても同じレイクでもガイドによってこれだけの差が出るとは・・・・・。マイク・アイコネリ似のガイドさん恐るべし! ロッジに帰るとOさん御兄弟は慌てて帰国準備、お昼も食べれない。日本での再会を約束してお別れ。
 昼ごはんを一人で食べると一人になった事を実感したが本来はこれが当たり前の旅行。そんな事を察してかシヌエさんが話しかけてくれる(うるうる)。また、スイギスさんが片づけを終えやって来た。ひどく落ち込んでいる。「すまない」を連発しレイクがタフな事を説明する。そう言いながらも賭けは「イーブンだ! 次回に持ち越し」とアピールする(笑)。


エルサルトの風景

5ポンドクラスを連発

 午後は昨日までよりゆっくりのスタート。ポンシアーノさんも気を使っているのか巻物エリア(シャロー)にしか行かない。しかし私が感じるのは「このエリアはだめでしょー!」ばかり。お互いに空気が悪くなっているのを感じる・・・。夕刻も近づいてきた頃、シャローの立ち木エリア(本湖の水通しが良い)に入る。「このワームだって効くだろー」っとポンシアーノさんの苦笑いを無視してテキサス(ビックエスケープツイン)を丁寧に一本一本撃ってゆく。一人になって冷静になり、スイギスさんの釣りを見たりとなんだか吹っ切れた気がして、「よっしゃ、やったるで」と心の中で叫ぶ。すると5ポンドクラスを連発。爆釣タイムに入る。連続8本、腕がくたくたで親指の付け根がバスの歯のせいで出血する。さすがのポンシアーノさんもそのワームは「ムイ・ビエン」と感嘆してくれる。今までの空気も一転した。ラバージグに替えるとバイトが遠のき、ポンシアーノも「テキサスが良いぞ!」とアドバイス。今しかないと、ポンシアーノにここは「アグア!:水がきれいだ!こういうアグアのエリアに行こう! 要はアグアが動く所」と解説。納得してくれたようだ! 良い雰囲気を明日に持ち越したい為こちらから「ストップフィッシング」とお願いしゆっくりほかのエリアの水を見ながら帰還した。

 やっと!メキシコまで来たと実感する釣りが出来た。アベレージの高さ数の多さ、これこそ{レイク・エルサルト!}と一人感動した。ロッジではスイギスさんが出迎えてくれ、釣果を聞いてくる。「グランデは出ないが良い釣りが出来た。数も出た!」と言うと自分の事の様に喜んでくれ「明日はグランデが釣れる、天候が良くなる」と。

 夕食は4人組のアメリカ人が来ていて話し掛けられる。「アイキャンノットイングリッシュ」と受け答えが面倒なので言っているのにも関わらず「何で釣れた?大きさは?ワームはなんだ?日本ではバスフィッシングは盛んなのか?」と質問攻め。どこの国も釣り馬鹿は一緒だなーっと思い、必死のコミュニケーション。これが楽しい。また日本人がアメリカのトーナメントで活躍していることを言い名前を出したがいまいちだった。なんで? 盛り上がったのはワームメーカーの話でYUMやZOOM、ゲーリーヤマモトなどの共通な名前が出た時だった。ちなみにゲーリーヤマモトよりも{せんこー}の方が知名度は上らしい・・・(笑)。明日の10ポンドを予感し就寝した。


■四日目


湖上の朝日

20cmの小バス

 本日も変わりない早朝サービスを受け朝食。すると、またスイギスがやや抑え気味のテンションでロッドを持っている? 「ノリ−、ゴー・フィッシィング」。「えー!今日も同船するんだ!」と本気で驚き「スイギスさん自分の仕事とかいいのかな?」などと余計な心配と羨ましさを感じた。スイギスさんの車で移動。車内では二人きりなのでテンションが高い! 昨日同様100ドルの賭けをした(この人本気だ!)。スロープに着くとポンシアーノさんやその他のガイドさんも二日続けての登場でみんな驚いている様子。さー出発だ! 

 最初は本湖に面したディープフラットなエリア。スイギスさんはテキサス+リボンテールワーム10in.。当然私はキャロ+リザード。結局リザードは2パック分ぐらいスイギスさんがくれたので十分ストックがある。ここではお互いにチキータの1本ずつ。ストームのスイムベイトを貸してくれたがバイトは無かった。「バモノス」。今度のエリアはシャローの立ち木エリア。アウトサイドのディープに向かってキャロ。反対向いてテキサス。を繰り返すがバイトは無い。スイギスさんもワームをリザードにチェンジ。するといきなりヒット。でかそうだ。上がったのは7ポンドくらいのグランデ。得意そうに笑っている。この時は取込からずーとビデオを撮った。カメラに向かって「エルサルトではこんなバスが釣れるぜ! さあー、みんな来いよ! すばらしいロッジ、パパロタでお待ちしています!」みたいな宣伝をしていました(笑)。この後は続かず、スイギスさんはラトルトラップをキャストし始め、チキータをぽつぽつ釣り上げる。両ガイドのアドバイスもありバイブレーション;TN60をキャスト。やはり35cmクラスがぽつぽつ釣れる。いろいろなシャローエリアを回るがグランデは出ない。

 午前中の最後のエリアは岬のディープ。クランクで攻めるとあの大きいクランクベイトに20cmの小バスが? エルサルトバスはまさに獰猛です。するとなにやらパパロタロッジの別の船がエンジントラブルの様子。スイギスさんは乗り移り、結局スロープに戻っていってしまった。

 程なく私たちもストップフィッシング、スロープに戻る。すると送迎バンが一台も居ない。確かに今日はスイギスさんのトラックできたしなー・・。「えー!」と大笑いしているとトロ(おそらくこの名前)というガソリンやクーラーボックスなどの運搬やセットをしている人が「俺のトラックで送ってやるよ」と。しかし、ガイドのみんながいっせいに「ノー!」といっている。雰囲気は{お前の仕事用の汚いオンボロトラックじゃだめだ。お客様に失礼だ!}という感じ。しかし別段気にならなかったので「オッケー! グラシアス。レッツゴー」と言って車に乗り込む。これが大笑いするぐらい汚く・ぼろい! よく走っているなーという代物で時速40kmがやっとだ! トロはとても楽しい人で大爆笑の15分間だった! ロッジに着くとシヌエさんも驚いていた(笑)。
 昼食はまたアメリカ人に絡まれ(笑)しばしのお昼寝。(これも最後の昼寝か〜・・・)

 「ノリー!ゴーフィッシング!グランデ!」と起こされスロープへ! 
ポンシアーノさんに「ポルファボール、グランデ」とお願いし、ポイントは「アグア」と告げる。


8ポンド 60cm

 午後のポイントはかなり走り上流部へ。船のデッキに立った瞬間、{水か良い!}と感じた。「イケる!」。ミドルレンジのドロップオフに隣接した立ち木エリア。テキサスを持ちポンシアーノさんの指示通り一本一本の木を丁寧に撃つ。これまでのスイギスさんのワーミングテクニックを観察するとどうやら{シェイキング}が肝のようだ。シェイキングならとワームはキンクー7in.+テールの染色!! キャスト後、底を取りシェイキング・ステイ。20cmぐらい引いてくる、の繰り返し。すると40cm以上の5ポンドクラスが3本連続ヒット。
 そして運命の木。「大きい木が良い」と言われたが、「みんなに撃たれていてプレシャーもあるのでは?」と思い大きい木の脇の小さい枝にキャスト! シェイキング、ステイ。「ゴン!」、今までと明らかに異なるバイト、重い。ラインが右に左に走る。「何だこれはー!」。木に巻かれないよう必死にロッド操作して巻く巻く。ポンシアーノさんのネットにやっと入ったのは8ポンド。でっかい。感動で手が震え写真を撮りリリース。

9ポンド 63cm

立ち木エリア

9ポンドの立ち木

 感動に浸っているまもなくポンシアーノさんが「ムーチョ、ムーチョグランデ」と次の指示。確かに「ここはその可能性もなきにしもあらず!」っと乗せられキャスト。直ぐに40cmが釣れた。そして、その先にある大きい木の脇の小枝が気になりキャスト! 底を取りシェイキング+ステイ。20cmワームを引きずり、「ゴンゴン!」、 バイト。フッキングした途端、猛烈に走り回る。めーいっぱい閉めたドラグからラインが引きずり出される。巻いてもラインが出て行く。おーい、これは何だ! 右に左にラインが走る、すると今度はジャンプ。その大きさは巨大だ! 4回ほどのジャンプを耐え、少しずつボートに寄って来る。すげー! 巨大すぎる。ボート際で最後の抵抗をしたがポンシアーノさんが見事にネットに納めてくれた。ひたすら「バレるなー」と祈っていた。
 9ポンド、まさに怪物です。感動と興奮。そうなんです! これを求めてメキシコまで来たのです!(恥ずかしい話ですが泣いてしまいました) ポンシアーノさんも10ポンドに満たないので悔しがっていたが、共に喜んでくれました。怪物はゆうゆうと自分の家に帰って行きました。見上げるとメキシコの空は深い深い青色でした!


ラストの5ポンド

 後は3ポンドが3本上がり「バモノス」。岬の先端ディープをキャロで攻めて最後のキャストで5ポンドを追加。

 スロープでポンシアーノさんがスイギスさんに9ポンド釣れた事を話してくれた。すると大騒ぎになりみんなで喜んでくれた! ロッジでもシヌエさんが「コングラチレーション」と祝福してくれた。夕食は例のアメリカ人に絡まれた事は言うまでもない。明日は帰国だ。直ぐ帰れるように準備を行い、この夜は部屋でビールで乾杯をした。


■五日目(最終日)


ポンシアーノさん

 いつもと変わらない朝。しかし今日でこの旅も終わりだ。スロープでポンシアーノさんと合流。今までに無いリラックスムードで釣りを開始。シャロー、ディープを行ったり来たりしてグランデは出なかったが今までの釣りを復習するような展開になった。面白い事に昨日の釣れたエリアは水が悪くなっておりまったく駄目であった。

 ポンシアーノさんとエルサルトにいつか再会出来る事を約束して別れた。「グラシアス!エルサルト!」ロッジに帰ってからは慌ただしく帰国準備と、スイギスさん、食事等を用意して下さった女性スタッフにお礼と再会の約束。(シヌエさんはお休み) 送迎ドライバーさんも来ていてマサトランに直行。本当に夢のような5日間だった。


■移動


マサトラン−アラスカ航空搭乗口


ホテル ハワードジョンソン

 マサトラン空港では無事到着。ドライバーさんに再会を約束! アラスカ航空カウンターに行くと、超美人が受付をしてくれた。「メキシコの女性は綺麗だなー」等と油断をしたが、ここはしっかり通路側の座席をゲット。出国検査へ。すると人だかりがあり進めない。なんと緊急訓練をしているではないか! 負傷者を見立て運んでいく。最後まで見る羽目になり、やっと出国検査へ。特に問題も無くクリアーして搭乗。今度の乗務員は女性のみ??

 LAに到着。荷物を受け取り最後の難関のハワードジョンソンホテルのチェックイン。ホテル呼び出しの掲示板をくまなく探して見つけ出し55209へ電話。ピックアップ依頼も通じ、ピックアップ場所に移動。途中募金をしている人に絡まれたが、無事チェックイン。夕食はセブンイレブンに行き、どでかジュースとサンドイッチ。翌朝は早めに出発。このホテルはコストパフォーマンスは高いと思う。十分十分。ただもう少しカウンター人に笑顔があれば・・・(笑)。
 早朝の空港は空いていた。大韓航空のカウンターで無事チェックイン。通路側の席も当然指定! 出国もあっさり済み、搭乗。後は・・・・・・あっという間に日本に到着。

  無事帰国! 得るものも大きく最高の旅でした。
  全ての人に感謝! ブラックバスに感謝です!


■タックル

 ・ フック オフセット 4/0,5/0,6/0(全てがまかつ)
       ワッキー用 ワイヤーガード付き 一番大きいやつ
 ・ ライン エックステックス コブラ 20lb.  GT−R ナイロン 25lb.
 ・ シンカー バレット (鉛) 3/8、1/2、3/4 oz
 ・ ボールベアリングタイプのスイベル (キャロ用)
 ・ シンカー止め用 ゴム止め (結構ロストした)
 ・ リール 右巻き カルカッタ100  アンタレス  コンクエスト200
       左巻き アンタレス   メタニウムXT(シルバー)
       スピニング TD−X2500C
 ・ ロッド ロードランナー 630MH(主にキャロ;破損)
       ロードランナー OUTBACK760JH(テキサス、ラバジ;ガイド破損)
       ロードランナー VOICE HB680M(主に巻物;破損)
       デストロイヤー F5−66X(キャロ)
       ブルーダー   BC−66ML
       テムジンイレーサー TMJS−30ML(スピニング)
 ・ ヒットルアー
       ズーム マグナムリザード 8in.  ウォーターメロン/レッドフレーク
       デプス キンクー7in.  ウォーターメロン、ブラック
       ノリーズ ビックエスケープツイン  パンプキン/ブラック
       YUM  DINGER 5in.   ウォーターメロン、ウォーターメロン/ホワイト
       クリスタルS 3/8、1/2oz  ホワイト



[サイト管理者より補足]
このロッジはこれまで「パパロタロッジ」と呼ばれていましたが、名称が「エルサルトロッジ」に変更されています。

この方が書いているとおり、大韓航空が発着する「ブラッドレーターミナル(インターナショナルターミナル)」とアラスカ航空が発着する「ターミナル3」はすぐ隣同士ながらも別個の建物です。建物同士を直結する連絡通路こそありませんが、それぞれのターミナルビルはロサンゼルス空港内のいくつものターミナルビルを環状に結ぶ道路に面して立っています。一旦ターミナルビルを出てその環状道路の歩道を時計回りに進めばすぐに移動出来ます。

釣り2日目は
「なんせ寒い、昼食のスープで暖がとれた」とおっしゃっているくらいですので、この時期の気温としてはかなり低い状態だったのだろうと思われます。通常この時期の昼間は半袖でもいいくらいですが、雷も鳴っていたそうなのでたまたま寒冷前線が通過中だったのかもしれません。いずれにしてもエルサルトはシエラマドレ山脈のふもとにあり内陸性の気候となるため、気温の変化が沿岸部より大きくなります。皆さんも釣行の際にはどんな気温にも柔軟に対応出来るような服装で釣りに臨んで下さい。


この方の9ポンドってほぼこれ! 日本では出来ない釣りにチャレンジ! ※メキシコがイチ押しの理由→こちら

このロッジも手配サポート可能です。もっと情報が欲しい方や予約したい方はこちらへご連絡下さい。


今回の釣行記もぜひ参考に。 「役立つサイト」目指してます! →今日のバスサイトランキング

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