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★★ 釣行記や写真を頂き感謝!先輩達の体験談こそが次の釣行者の大きな助けになるのですから
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「絶句…、言葉で表現は難しいです」 [千葉県・IT侍様]
2008年10月 メキシコ、レイク・エルサルト
10/10成田発〜10/18成田着 エルサルトロッジ 10/11〜10/16(釣り5日半)
大韓航空、アラスカ航空利用、LA乗継 復路LAハワードジョンソンホテル泊
■はじめに
今回の釣行にあたり、不慣れな私をサポートしてくれた、当サイトの皆様、ロッジスタッフの皆様、ガイドのヒルダルドさん、偶然日程が同じだった関西のSさん、並びにH○S○のIさん、参考となる釣行記を書いて下さった先輩方、心より感謝致します。本当にありがとうございました。尚、この釣行記録は、私の個人的主観/感想であり、上記期間中のもので、感じ方は人それぞれ異なる点をご了承願います。釣果等は、年度、季節、レイクコンディションにより、日々変化すると思います。私なりに、良い事も悪い事もできる限り正直に記載したつもりです。今後、同じように釣行される皆さんに、多少なりとも何かの参考、きっかけにして頂ければ嬉しく思います。不明な点はサイトへ質問すれば、何でも答えて頂けました。ありがとうございます。帰国してから、殺人的に忙しく(当然の報いですが)ご報告が遅れました事を心よりお詫び致します。
■感じたこと
釣行記が長くなってしまったので、最初に私が感じた事(2008年10月時点)を書きます。必要な方はココだけ読んで飛ばして下さい。
このサイトにも記載がありますが、そちらは非常に参考となります。タックルですが、ロッドはへビークラス7ft前後がベストです。ロッドもリールも性能ではなく、耐久性で選ぶ方が良いと思います。ゴツイのがお勧めです。ラインは20Lbでもちょっと厳しいかと。25Lbお勧めします。20でも切られました。ルアーはそんなに種類使わないです。ガイドにもよると思いますが、季節、時期によってベストルアーは変化するようです。でも、センコータイプ、リザード、バイブレーション、POP-R、ザラ、スーパースプーク、5'、6'のシンキングスイムベイトは持って行った方が良いです。可能なら事前に今の時期は何が必要か?色は?など、聞いてみた方が良いかもしれません。私についてくれたヒルの話では、「時期により効果的なルアーは変わる」とのこと。まあ、ガイドの好みとか得意不得意もあるのかもしれません。
入国審査やロッドケース、荷物も事前に情報調べておけば問題ありません。英語話せなくても多分大丈夫です。ただ、入国カードを記入するのは面倒なので記入方法を調べておけば良いと思います。サイトにも書いてありますが、荷物が無事で空港に着いてしまえば、後はロッジ⇔レイク往復だけなので心配ないと思います。(当然、行く前、私はものすごく心配してましたが)
それと、虫の多い時期に行く方は、虫よけと長袖長ズボン必須です。アホな私は、たまたま日本人(Sさんありがとう)が、一緒だったのと、ロッジ到着の嬉しさのあまり、短パンで夕食を食べ、露出した足を何かに何箇所も刺され、ムヒのお世話になりました。日本の蚊よりハンパなく痒いです。時期によると思われますが、肌露出は避けましょう。日焼け止め、帽子も必須。(私は忘れて変なタオル巻く羽目になりました)
あとは多少、英語、スペイン語が話せたらもっと楽しいと思います。簡単な会話だけでも。
食事も部屋も別に問題有りません。というか、食事美味しいです。シャワーは海の家を想像しとけば良いと思います。タオルも石鹸もシャンプーもあります。ただ、トイレは水洗ですが「紙は流してはイカン」との事で、屑篭へ捨てます。これが慣れない動作ですのでちょっと戸惑います。エアコンも音は大きいですが、十分効くし、釣りをしに来てるので全く気になりませんでした。おそらく非常に疲れる(心地良い疲れですが)ので速攻寝れると思います。
携帯は、私のはauですが、海外ローミングにて、ロッジ内は電波入ったり入らなかったり(不安定)です。一応、メールは時間掛かるけど送れました。
大体は帰りにLAで泊まる事になるのですが、電話でバス呼んで、シャトルバス乗り場で待ってると色々なホテルのバスがバンバン来ます。で、手を上げて止めます。乗り場は赤いサインで書いてありますが、「シャトルバス、ホテール」とか言ってると、誰か教えてくれます。夕食も私が泊まったホテルは、周りにコンビニやレストラン有るので大丈夫です。私は到着が遅かったので、セブンとドーナツ屋で済ませちゃいました。翌日も同じようにバス乗って空港行って帰国するだけです。私はとても心配性なので、行く前にアレコレ妄想し、不安にしておりましたが、結果から言うと大した問題もなく無事に行って帰ってこれました。(当たり前ですが) あの釣りの為なら、長時間のフライトも、入国審査並ぶのも我慢できます。
喫煙される方、LAは空港の外で皆吸ってます。今回利用したアラスカ航空、第3ターミナルは、チェックイン後は喫煙所ありません。マサトラン空港は、喫煙場所がわからず吸いませんでした。ロッジは部屋に灰皿あります。寝タバコ注意しましょう。レイク上、ボートでは携帯灰皿を持ってましたが、釣りの最中は夢中であまり吸いませんでした。ガイドさんは最初は遠慮してるようで、全く吸いませんでしたが、私も喫煙者であるし「気にしないでいいよ」と、カートンで買って来たので数箱あげて、たまに一緒に吸ってました。嬉しそうだったなぁ。
一応、参考迄に使用したタックルを記載します。
@ 7.6ft オフト H 雷魚ロッド プロマックス 30Lb (重すぎて使いませんでした)
A 6.6ft ハンティングシャフトボロン MH イクシオーネ 20Lb
B 6.5ft エバグリ M モラム 20Lb
C 6ft メガバス ML TD-Z 20Lb
D 6ft メガバス ML レボ 20Lb
E 6.4ft エバグリ L スピニング アルテグラ 16Lb(14で何度も切られたので交換)
殆どA〜Dまでを使ってました。結果、全てヤワ過ぎでした。(でも買えないし…)
フックは今回5/0以外使いませんでした。でもモンスターナントカって書いてるのでも、ふと見たら伸ばされてたし。国もバスも虫も全部スケールでかいし強力です。プラグは丈夫なフックに交換必須で、当然予備フックも持って行った方が良いです。もちろんラインも。スナップも。
ロストルアー:バイブレーション1個、GDOG-X1個(ラインブレイク)リザード2本位でした。でも、使用したプラグのフックはことごとく伸ばされ、何度もヒルに他ルアーのと交換されました。上にも書いてますが、ワームフックも太軸で丈夫なのを薦めます。気付いたら、ゲイブ広がってたのも有りましたので。勿論、そいつ(5/0ですが)は、即交換しました。
■計画、参考費用など
私は普通のしがない会社員。特に時間とお金に余裕があるような人間ではありません。このサイトも数年前からたまに眺めては、「いいなぁ、でも現実的にぜってー無理だろうな」とか思っていました。なにしろ旅行大嫌い(用意とか面倒なので。特に海外。仕事の海外出張も泣いて仮病で抵抗。)ですので、日付変更線の概念もわからず、しつこく旅行会社へ聞いて不審がられました。今回、たまたま長い休暇が取れる事になったので、思い切って当サイトへ相談し、お金/時間に余裕があった訳でもありませんが、何度も色々アドバイスを頂き実現しました。職場、協力会社への根回し、上司へのジャブ、同僚への協力懇願など、歳を取ると、それぞれ職場環境にもよるのでしょうが、釣りの準備以外も色々と面倒です(笑) 計画も準備も早めにした方が良いです。
参考:往復航空券とLAホテル代16万、 ロッジ代:6泊、釣り5日半 $1857ドル
*価格は季節、為替レートにより変動すると思います。
*当然、私が手配をした時より円高なので、今ならもっと安いでしょう。
*なお、チップ代は別です。
また、今回は単独釣行なので料金は割増でしたが、誰かと一緒に行くか、早い段階から準備、格安航空券探しと手配を始めれば、費用はもっと抑えられるかと思います。
■準備編
はっきり言って、全く時間が有りませんでした。準備不足もいいトコです。私が生きる糧を得ているのは泣く子も黙るIT業界、「残業上等我特攻深夜爆走天使」みたいな、ほんとヤクザな業界です。やはり出発前夜の帰宅時間も午前2時、そこから残り約5時間で準備しなくてはなりません。夜中にネットで注文した(買いに行く時間無かったので)ルアー等含め、持って行くプラグ、ワーム、用品類の選択と整理、各リールメンテ、ライン巻替、ロッド選択と梱包、旅行用品をスーツケースに詰め、全て終えた時には自宅出発時間でした。レインウェアなど当日、成田の釣具屋で買うほどに、自分の準備不足とギリギリまで動かない性格を後悔しつつ成田へ。旅慣れない人は時間に余裕を持って準備を進めましょう。(私だけだと思いますが、本当に焦りました。夜明け頃にはどうしていいかわからず、荷物に囲まれて追い込まれ、一人で笑いが出るくらい。)
当サイトの持参品リスト、ロッド梱包方法、諸先輩方の釣行記は大変参考になり、助かりました。
■往き成田編
カウンター大混雑、これはマズイと思い速攻で並びました。で、ようやく私の番、ロッドケースは長さを聞かれ「3mないですよね?」「ありません」で終了。スーツケースは規定重量(23kg)を5kg超過で¥5000位取られました。これは、荷物を分けて機内持込すればOKだったとの事。旅慣れない私はビビッてしまい、往きは素直に払いましたが、帰りはLA空港でバッグを購入(30ドル)し、分けてきたのでOKでした。荷物を預け当サイトへ出発連絡を入れます。
「マイレージ申請しました?」「はい?マイレージ?
食い物?」と言う位、ダメダメな私にも暖かくアドバイスをしてくれます。で、速攻作って、ポイントを追加して貰いました。離陸。
■往き機内編
ド真ん中の席です。でも隣の日本人のオッサンと色々話している内に緊張もほぐれ、ビビンバを食べて爆睡です。この方はLA在住、自分で事業やってらっしゃるそうで仕事の帰りだと言ってました。仲良くなり、「今度LA来る事があったら案内してやるから連絡しなさい」と言って名刺交換しました。財布に入れてて良かった。やっぱり、話し相手いると退屈しないで良いです。
■LA乗継(アラスカ航空)編
到着。ターミナル工事中、結構な距離を歩きます。荷物は無事出てきました。ロッドケースは別で来ます。入国審査も「メキシコで釣りです。乗継です。」で通過。荷物預け入れも「乗継だ」と言って問題なし。空港の外で一服します。で、その辺をうろうろし、「アラスカ航空はあっち」の看板を見つけたので、そのまま歩いて到着。到着ロビーを出て、すぐ左隣でした。
カウンター前に自動チェックイン機がありますが、日本のパスポートは利用できません。表示は英語です。1回試して画面が進まなくなったので、係員に聞いたら「日本のは無理だから、あのカウンターでOK」と言われ、カウンターで手続きします。「荷物は?」「乗継です」で無事終了。アラスカ航空の荷物検査では、何故か止められ、ボディチェック、手荷物検査を厳重に受けました。理由は不明ですが、無事通過。
ターミナル内にバーガーキングとスタバ発見。さっそく注文してみます。大きい!そして、身体には悪そうだが、とてもおいしい。日本のハンバーガーの優に3倍はありますな、コレ。
離陸。2時間後、問題なくマサトラン空港へ。着陸後、乗客が「良い着陸だ」と、皆で拍手喝采。キャプテンが「サンキュー、サンキュー」と機内アナウンス。うーん、ローカル線だからなのでしょうか(笑)
アラスカ航空チェックイン |
ターミナル内飲食店 |
■マサトラン空港/ロッジ編(往き)
到着後、他釣行記にも記載がありますが、審査は大混雑します。私は間違ってメキシコ人用の列に並び、入国審査は一番最後でした。で、問題のボタンですが、緑ランプで無事通過。荷物も出てきていて(最後なので私のだけですが)ロビーに向かいます。ここで、ロッジから迎えのドライバー、ラモンと偶然日程が同じだった関西のSさんと合流します。おぉ、日本語通じる(当たり前だけど)ちょっと心強くなりました。Sさんありがとう。ラモンは、割と英語が通じます。で、話してる内に寝ちゃいました。ロッジへ到着。早速、マルガリータとおつまみ持って、スタッフが歓迎してくれます。私はお酒飲めないのですが、これは超ウマイ!全部飲んじゃって、酔ってしまいました。これはイカン、ロッドの無事を確認。夕食時、滞在経験者のSさんに、ロッジの事とか色々教わった後、明日からの釣行に備えタックルを準備。シャワーを浴びて就寝です。
*釣り部分の記載に関して:
ごめんなさい。メモは取っていたのですが、はっきり言って1日目以後は、良い魚(7lb半とか8Lb以上)で無い限り、50upだろーが60だろーが、いちいち記録/計測などしていられませんでした。といいますか、信じられないでしょうけど、幾らでも釣れるので測る気が無くなります。(たぶん信じないよなー、コレ。私も以前体験してなくて、凄い釣行記を読む度、ホントかよ?これ?こんなん有り得ん!とか思ってましたから)勿論、行く時期、季節、場所、時間、ルアー選択、ガイドなどのタイミングにもよるのでしょうが、控えめに言っても「凄い」です。少なくとも今回、私はそうでした。普段、日本での釣りがショボ過ぎる(腕も釣果も)せいもあるかもしれませんが…。私の大雑把な性格と、デカイの以外は要らんという思いのせいも有ったのでしょう。釣りすぎて、カウンターでも腰に下げていない限り自分では記憶できません。
ロッドを支え切れずグリップエンドを「腹」に当てるので、お腹にスタンプができます。皆さん同じ事を書いているので今更ですが(しつこくてすみません)エルサルトバスの引きは半端じゃないです。私も体験するまでは、「所詮同じバスでしょ。バス!そんなん幾ら凄いったってバスはバス、シーバスじゃあるまいし、何とでもなるでしょ。大体20Lbライン必須なんて大袈裟だなぁ。オレの鍛えた華麗なロッドワークでチョイチョイでしょ。チョイチョイ♪」などと考えていました。が、このように舐めて掛かると凄く良い日に当たった場合、確実にマジ泣きが入ります。えー、特に、普段運動もせず、デスクワークオンリー、運動不足のサラリーマンには、かなりキツイです。心当たりの方は、行く前にトレーニングをお勧めします。(冗談抜きで) その方が、もっと楽しめますし、ちゃんとフックセットできるので大物捕獲率も上がると思います。本当に「んー?!内部電源入ってるんじゃねーか?」というくらい引きます。小さいのも大きいのも。実際、初日、最初に釣ったのは40ほどのサイズでしたが、「おぉ、いきなり50upか」などと勘違いするような引きでした。これは幾らここで言葉を並べても、実体験しないと理解するのは難しいかもしれません。
■釣り1日目
朝はコーヒーとジュースを持って起こしにきてくれる。おいしい。朝食後、レイクへ。車で10分位。余談ですが、食事は毎食おいしかった。量も十分だし、酒は飲み放題なので、お酒好きな人には天国でしょう。
さて、レイク到着。おぉ、ボートは意外に立派です。ちゃんとバスボートしてます。というか立派なバスボート乗った事ないので比較できません。いつも乗ってるアルミとは大違いです。ガイドはヒルダルド(よく見たら他釣行記にも登場)イケ面で、英語も結構通じます。「どこで勉強したの?」と聞くと「ガイドしながら覚えました」との事。ちなみにSさんのガイドはハビエルです。正直、ガイドに関しては不安でしたが、初日でその不安は消えました。操船、エレキコントロール、ポイント/ルアー選択、キャストライン指示から、動かし方のアドバイス、バイト時の判断、ランディング、針外し、ライン結び、リグ作成、根掛かり回収まで、全部やってくれますし、完璧です。大名釣りです。もちろん、「自分でやりたい」とか「これが使いたい。もっとオレはこうしたい」とか希望を言えば(伝われば)、その通りにしてくれます。
1日目は、様子を見る事にして、言われた通りにしました。1投目はPOP-R、しばらく岸沿いを流します。で、1匹目。50弱と勘違いするほど引いて上がったのは、40ほどのバス。いきなり衝撃です。こんな時でも心配性の私の頭の中では、計算が始まります。「これであの引きなら、50、60クラスはどうなんだ?俺の中古タックル達は耐え切れるのか!?」そんな心配をよそに、ヒルダルド(以後ヒル)は、「小さいね」と言って笑っています。
ポッパーなら何でも良いようです。ヒルにPOP-Xも試して貰いましたがバンバン釣ってました。でも、どうやら「デカイ音」する方が良いみたいなので、正月の福袋に抱き合わせで入っていた、ダイワの大きなポッパーも投げてみます。これでもバンバン喰ってきます。
この時点で既に54cm捕獲済み。あっという間に日本での記録(52cm)更新です。そして、どのバスも引く引く引く。何度も喰い損ねたヤツがいたので、センコー6'を投入、これも速攻喰ってきます。でも違う魚かもしれません。センコーはすぐボロボロになるので、丈夫なワームのが良いです。
で、場所を移動。ルアーはバイブレーションとの指示ですが、日本では全く使う事が無かったので3つしか持っていません。ヒルは1番地味なブザービーターを選び、キャスト方向を指示。普通に巻いていると、これまた「あっ」という間にバイト。1キャスト1フィッシュです。何匹か釣った後、「もっともっともっと高速で巻け」との追加指示。「こんな鬼超高速巻きで喰ってくるのか?」という心配をよそに、入れ食い状態が続きます。40弱から50くらいの、日本なら絶対に、いちいち写真取って喜んでしまうような魚が連続で喰ってきます。(もちろん小さいのもです) 結果、この時点で最大は56cm(7.5Lb ちょっと痩せてました。残念)。既にこの頃の私は早くも「捕獲サイズ麻痺」し始めており、40〜50では即リリース、ちょっと良い魚かな?と思う場合は、ヒルに「何ポンドくらい?」と聞き、「たぶん6か6半くらい」→私「ふーん」→ヒル「ポチャ、リリース」みたいな、罰あたりな体になっていました。本当にこれは体感しないと説明できないです。私も来るまでは、ここの釣行記を舐める様に何度も読んでは「こんなんホントかよ?」とか実際、心から疑問に思ってました。
ルアーってこんなに釣れたっけ?もう腕が痛い。なんかバイト有るけど全然フッキングしねーな、すぐバレるし、などと思っていると、ヒルがルアーのフック見て笑ってます。「!」なんと、3本とも曲がり切って変な方向向いてます。ペンチで直しましたが、また何本か上げると、その内折れてしまったので、ヒルが私のタックルボックスを漁り、ゴツそうなフックと交換してくれました。もう、いつも釣ってる同じ魚とは思えません。「なんなんだココは?こんな事があっていいのか?今まで日本で、毎回毎回毎回苦労してたのは、一体何だったんだ?!ん、いや、でも毎日アホみたいに仕事しかしてないし、全然良い事なんてないから、気の毒に思って、釣り担当の神様がコレを与えてくれたに違いない」などと、余計な事を考えてる間にもずっと釣れ続きます。
で、まだまだ全開で釣れてるのに「移動!」だそうで、今度はヘビキャロの指示です。リザードとブラッシュホグを使用。私はサルカン?を持っていなかったので、スナップで代用しましたが、特に問題はなかったです。言えばくれたかもしれませんが。普段、そんなに深い(ワームの)釣りをした事がないので、ヘビキャロも初体験だし、手本を見せて貰います。って、もう釣れてるし…。さすがにさっきほどは釣れませんが、飽きない程度にバイトしたり、私がフッキングミスしたり、バラしたり、ホント楽しいです。ここでも7Lb、8Lb、釣らせて貰いました。ちなみにここの8Lbで、ヒルが初めて「ネット」使ってくれました。それまでは、全然「余裕」な表情で、ニコニコしながらランディング→あっという間に針外し→速攻リリース、だったのです。この後、更にデカイのを掛けましたが、ジャンプでバラシ。「あははは」と、笑う私の背後で、ヒルがネットを持って「Oh、No〜No!No〜」と嘆いています。なんでも「フックセットが良くない。甘い。アレは小さく見ても10はあったのに」との事で、正しいフックセットを教えて貰いました。
で、また移動。今度もヘビキャロ継続です。また7.5Lbなど追加し、お昼のため、ボートランプへ向かいます。ちなみに、私はこの時点で既に大満足してしまっておりました。10Lbは釣れてないけど、中学生からルアーを始めて以来、こんなに素晴らしい釣りが出来た事は今までなかったのですから。Sさんと一緒に昼食を取りながら情報交換します。まだ10Lbは出ていないようです。
で、昼寝のあと、午後の部スタート。午前中最後のポイントと同じ場所で、またヘビキャロです。数投後、「うーん、どーも距離出ねーな、風強いし、なんか投げにくいんだよ、コレ。地味地味ぃ〜な釣りだし、イマイチだなあ。やっぱトップだろトップ!男は!バシッと!しかも、昼間だし暑いし、帽子忘れたし、変なタオル巻いちゃって、俺はゾロじゃねーんだよ、既にすげー腕痛いし、おまけに午前中の鬼超高速バイブレーションマキマキ爆釣地獄で腹も痛いんだよなぁ」などと、集中できないでいると、ヒルが「フィーッシュ」と言っています。で、教わった通りにフッキング。おぉ、掛かった、動いてるから魚だ、今度は何ポンドだろ?と思っていると、なかなか上がってきません。「大きいのかな?」と聞くと「わからない」との返事。で、暫くすると、ヤツは急に浮上してきてジャンプ!「おっ、ちょっと大きいのか」と思い、横を見ると、気付けばヒルがネット持って「たぶん9か10はある」と、超ド真剣な顔しています。「うーん、これはまたバラすと勿体無いな、どうか外れないでちょーだい」と、私も真剣モードで慎重に寄せます。ボート際でかなり抵抗されましたが、やっとネットに入り、思わずヒルと手を合わせます。当然、私は意味不明の奇声上げてた筈です。で、ネットに収まった魚を見てようやく、「コレ、ちょっと大きいんでないの」と実感。ボート上に上げてみます。雑誌やビデオでしか見た事ないよーな、カタチ、そして、口の大きさ。うーん、見事です。自分で釣ったとは思えません。しかもこのタックル…。(実はメキシコ行きを決めてから、金無いので、急遽中古屋で購入した1番安い組合せのだった。竿+リールで¥7800)なんか微妙です。で、気になる重さを量ります。おー10?超えた?いや、慎重にもう一度、何回量っても、10ジャストかちょっと微妙に足りないところです。通販で15Lb量り売切だったの恨みます。結局25Lb量りを買ったのです。まあ、少なめに見ても9.8Lbは確実でしょ、との事でヒルと意見一致、悔しがりますが、私は「じゃあ次は12Lbとか、誰が見てもわかりやすいの釣るよー」とか言っちゃって、妙に余裕かましてます。(勿論、そんなに簡単に釣れない事は、この後の数日で実感しました)「あ、そうだ、ついでに長さも測らないと」、で、測ります。ん、57?いや、違う、67!? え?! 0cm当ててるとこ間違ってねーか、オイ、でこれも2人で何度も測ります。やっぱり間違ってないです。67cmとは…。恐るべし、メキシコ。こんなのが、のどかなカンカン照りの昼下がりに、普通に釣れちゃって良いのでしょうか?満足しちゃって、2人でまったり一服しちゃいます。
この後も、7とか8とか出てるんですが、もう記憶にありません(笑) それほど、この1本はすごかったです。どっかの剥製みたいな感じ。でも、ここには14とか16とかそれ以上も居るのでしょうから、別に大騒ぎするほどの大きさではないみたいです。ヒルは「ナイスワン」と言って、相変わらずニコニコしてました。
その後、何箇所か移動し、ヘビキャロ継続、上に書いたように7とか8Lbは出てますが、さっきのがインパクト有り過ぎで、そんなに感動しません。ヤバイです、この麻痺感覚。その後、再度超高速バイブレーションで多数追加し、最後にダメ押しでトップでも追加し、本日終了です。今日だけで、日本の何年分を釣ったのでしょうか?幸せ過ぎて、もうバチが当たりそうです。夕食時、折角ステーキだったのに、Sさんは風邪気味で体調悪そうでした。「なんかサイズもパッとせえへん。アカン10Lb獲らんと、10Lb!」と、うわ言の様に気合入れ直してました。今回は、1人を覚悟して行ったので、Sさん居てくれて心強かったです。やはり食事の時など、話し相手居た方が楽しいです。食事もおいしい。シャワー浴びて、今日の日記(アホなので忘れてしまう為)書いて寝ます。
■釣り2日目
朝食シーン割愛。昨日と同じようにTOPから開始です。私は相変わらずダイワ福袋ポッパー。ヒルはバズベイト、POP-X投げてます。数本釣ったあと、なんかシャローでバコバコ捕食してる所に来ました。ダイワポッパー:釣れます。で、「これは他の投げても喰うだろ」と思い、ヒルにPOP-MAX見せて、「それの親だよ、これ使う」と言ってチェンジ。ダイワは飽きました。ちなみに、ここは結構距離があったので遠投してたのですが、この後、ずっと、着水、ポーズ、ドッパーン! 若しくは、着水、ポーズ、1アクション、ドッパーン! ひたすらこの繰り返しです。しかも、魚雷が命中したかのような水柱とバイト音。日本のいつもの、チャポ、とか、コポ、とか控え目なサウンドとは全く比較になりません。余談ですが、日本人って控え目なので日本のバスも同じなのでしょうか? 無論、全部がフッキングする訳ではありませんが、喰い損ねても2度、3度と追い喰いして来ます。しかも、前から横から下から後ろから、ジャンプして、出る出る出る。で、GDOG-Xも試してみました。こっちも同じくド派手に飛び出ます。この時点で、私は、もう絶頂に達してしまいました。なぜなら、最大58cm:8Lbを筆頭に、出る魚、出る魚、皆小さくでも40後半、殆ど50超えてます。どっかの釣りDVD(編集済み)のようです。信じられません。(つーか、コレ読んでも実際に行って、自分で体験しないと絶対信じねーだろーなー)最初の数匹は測りましたが、もういちいち写真なんか取ってられませんし、何本とか気にもしてません。とにかく、釣って釣って釣りまくって、この貴重な時間を満喫しなければ、と。
どのくらい時間が経ったのか、夢中で気付きませんでしたが、気付けば陽は結構高く上ってます。バイトもさすがに遠のいてきました。一服しようかなと思ったら、ヒルは「センコー」とか言って、デスアダー6'付けたスピニングでまだ釣ってます。で、私のにもデスアダーをセット。これでも当然釣れます。で、じゃあプラグはどうなのよ?と思い、シャロークランク、ミノーを試します。当然あれだけ居るからバンバン喰うだろ、と思いきや釣れません(笑) うーん、バスって不思議な魚。
もういい加減釣り飽きたので、ヒルが「そろそろ移動するよ」と言っています。でも、「ちょっと待って」と。この素晴らしいステージを眺めながら一服します。「こんなに心から感動する事って、生きててここ何年かで有っただろうか?」と。余談ですが、私は日々デジタルちっくな仕事+朝から深夜まで環境は殺伐としているので、割と何事にも無関心、無感動、無関係「見ざる言わざる聞かざる」なのです。映画、ドラマを始め、何見ても泣きも笑いもしませんし、ホント無感動な人間で、日々あんまり何とも思わないのです。その私が「感動」してる?! 色々不安はありましたし、毎日忙しい中での、準備、手続き、手配、正直超面倒でした。でも、「ここに来て本当に良かった」と、この時、心から思いました。で、通じたかわからないけど「こんなに素晴らしい時間を、釣りを、しかも大好きなTOPででき、本当に嬉しい。ありがとう。本当にあなたに感謝します」と言って、10Lb出た訳でもないのに、ヒルに10ドル札渡してました。安いか(笑) 感動を「お金」で買う、買えるとか思いたくないし、(人によっては買えるかもしれませんが)金額の問題ではないけれど、他にどう感謝を伝えていいかわからなかったので。ヒルは意外そうな顔してました。昨日、ほぼ10Lbみたいの釣っても、カッチリ30ドルしか出してないので、「え、こんなんでチップ出んの?しかもメチャ短時間やん」と、思ったのかもしれません(笑)
この後移動し、午前中、残り1時間ほどは、また「バイブレーション超高速巻き爆釣地獄」を味わいます。この時のメモ(殴り書き、一部汚くて解読不可能)には、「移動後も40〜55まで爆釣 XXXXX←解読不能、腕が痛い、腹が痛い、メキシコすごい、凄まじい、バカバカ釣れる」と書いてあります。
午後からはリザード、バイブ等で5〜7Lbとそれ以下も多数追加。腕が痛い、フックセットできない。試しのスピニング、センコーで6.5Lb、すごく面白い、最後に5分だけと寄った岬で、私はバズ、バイトするがフッキングせず。ヒルがGDOG-X、60、7.5Lb出して終了。すごく良いバイトでした。やはりトップはキャスト精度も釣果に影響するようです。
Sさん、この日ついに7、8、9Lbまで捕獲したそうです。ハビエルのヘビキャロ道場に入門した甲斐があったのでしょうか。
■釣り3日目
AM:TOPでは、相変わらず魚雷のような水柱が上がる。アタックは沢山有るが、昨日より食いが浅く乗せられない。4〜6Lbを何本か追加。移動後、またバイブにて40〜50クラスを数釣り。本当に手が痛くてフックセットできない。移動、リザードにて5,6Lbを何本か追加。ここで、本日、初めてヒルがネットを手に取るサイズがヒットするが、おそらく私のフックセットが甘く、ボート際でバラシ。横で「Oh〜No〜NoNoNo〜!」と、彼をかなり落胆させてしまった。ヘビキャロは難しい…。午前の部終了
PM:リザード、ブラッシュホグにて5,6Lbを何本か追加。移動、ワンド奥にて、またバイブレーションで爆釣。ここでも1キャスト1フィッシュ。少し曇った途端、フィーディングが始まり、ヒルは「GDOG-X投げろ」とロッドを渡す。「???こんなドピーカン昼間に? はい?!」と思いつつ、言われた通りにキャスト。また魚雷のような連続バイト! 4〜6Lbを10本ほど追加。で、また陽が出てきたので、バイブに変更。ホント、教科書みたいな場所です、ココ。またバイブマキマキ地獄、連続キャッチが始まります。3〜6Lbくらいですが、面白いように釣れます。で、コレはちょっと引き違うなーとか思ってたら、7半、60も混じりました。冗談ではなく、ヒルがあまりに素早くポンポンリリースするので、「ちょっと待てよ」と思い、放そうとした魚を「それ、測ってよい?」と聞き、試しに「オー、ベイビー」とか言ってたのを計測してみます。52cm…。
「こんなのさっきからバカバカ放してたのか」と思い、改めて麻痺している自分を認識します。ヤバイです、メキシコ。リールから変な音もし始めてるし、こんだけ投げて巻いて、魚の負荷掛けて、しかもこんなパワフルなバスばっかりじゃ、そりゃ壊れるわな、と、日本での普段の釣りと比較して、何年分の負荷を一気に掛け、タックルを酷使してるのでしょうか。これは最初から壊れていたわけではなく1、2日目は正常でした。もういい加減、腕も痛いし、指の感覚もなんか変です。おまけに殊勲賞ものキズキズブザービーター君も木に掛けて切れてしまったので、移動して貰い、スローな釣りにします。ヘビキャロ…。ここでまた何本か追加し、夕方またTOP投げて本日終了。ここでは6Lbくらいまでは出ましたが、デカイのは出ませんでした。
*ルアーのロストは、この日初めて。ヒルは、ネットその他で何とか回収しようとしてくれました。「別に他のバイブあるのでいいよ」と言ったら、「アレとあの色がベストなんだ。他のも悪くないけど、今はアレがベストなんだ」と、呪文のように言ってました。確かにバイブと色変えてから、多少食いが悪くなった気がします。でも散々釣ったので、残念だけど諦めました。中古だし、ちょっと潜って回収する勇気はなかったです。大人買いできない中学生の頃は、ワタシ、もちろん潜ってました。(笑)
夕食時、Sさんが具合悪そうなのが気になります。「アカン、ここまで来て風邪やなんて、アカン、10Lb獲らんと。10Lb…でも、明日は体持たんかもしれん。アカンわー」と彼を支えているのは、10Lbに対する執念と気力だけに見えました。でも心配です。。。
■釣り4日目
AM:午前中はずっとTOPだけ。曇ったり、日が出たりの天気だからでしょう。しかもGDOG-Xだけという、私にとっては理想の状態…。切り立った岩盤で、62cm 8.5Lb 7.5Lb、シャローのブッシュ沿いを流し、また、7半、6、6半など、5以下もバカバカ出て、今日も数など気にしてる余裕ありません。で、昼近くに「なんかさすがに食いが浅くなったか?」などと思っていると、ヒルが「今と同じ所にもう一度投げろ」とか言ってます。で、同じところに入れてポーズ、アクション開始、ポーズ、を繰り返し、ボート近くまで引いて来て、やっぱ出ねーじゃん、回収しよか、と思ったその時です。コレ、凄いなんてもんじゃありません。何の前触れもなく、物凄い捕食音と共に、私は水を被り、気を抜いていたため、ロッドごと持ってかれそうになりました。隣でヒルは「おムウヒャーオゥワオうぅ○△□$&%Xr\&?!“」みたいな意味不明な叫びを上げ、ネット掴んでました。が、私が必死にロッド支えて5秒後くらいでしょうか。表現するの難しいですが、敢えて言葉で書いてみます。バイト→ギュギュギュギュギュ(ドラグ音:調整、ヒル点検済)→ギューン、ギューン、ブツ…。みたいな感じです。ライン(20Lb)は、これ掛ける前にヒルが点検して、結び直してた直後だけに「は? え?!」みたいな。。。
「オーのーのーのーのー、ノーノーノーノー、べリーベリービッグワン」←ヒル超絶叫 で、当然、私は放心状態。余談ですが、ヒルが絶叫したのは5日半でこの時だけでした。あと、ルアー持って行かれたのも、追加でショックだったようです。私は「他の色あるからいいじゃん」と言いましたが、「ダメだ…、あの色がベストなんだ。他の色も釣れるけど、あの色が・・」と、また言ってました。色は、結構重要な要素みたいです。
PM 陽が出てしまったので、ヘビキャロ教室開始、6Lbくらい迄で、イマイチ大きいの出ません。と、いうか午前中のショックが大き過ぎて、何だかまだ、放心状態…。リザードばかりなので、気分転換にデスアダーホグを付けてみます。と、ショートバイト。何だか切れのないフックセットですが、上がってきたのは8Lb…。贅沢な悩みですが、あまり嬉しくありません。夕方まで色々移動し、バイブ、TOPにて6Lb以下多数追加。大型はなし。しかし、ヤバイほどに腕と腹が痛いです。色々考え、あと1日半なので、「タックル一度全部持ち帰る、点検して、太いライン(25Lb)に換えて、明日は、数も小さいのも要らない、大きいのだけ、オンリービッグワン、オーバーテンパウンドオンリー、10Lb!10Lbぉおお」と、身の程知らずの舐めた要望をヒルに伝えます。これまた超微妙(わかってねーなコイツ、困ったな、そんなに簡単に釣れたら、誰も苦労しねーんだよ、オイ)みたいな顔して「OK、OK、We will catch 10Lb」とか引きつって笑ってました。
で、この日、ついにSさんは執念と気合で、10.5Lb捕獲! やったね!おめでとうございます。しかも、ヒットルアーがこれまた笑えます。え?それってラバジのトレーラーじゃねーの?とか、「鬼教官のポケットから秘密兵器出てきよった」とか、「しかも使い倒しのボロボロで、フックザクザクや」とか、もーやめてくれーというくらい笑いました。風邪も吹っ飛んだみたいです。
■釣り5日目
AM:シャローを手早く移動し、バズ、GDOG-Xを引き倒します。当然釣れますが、MAX6半くらい。デカイのは私がまたバラシました。(しかも2回も。ヒルごめんなさい)バズでもGDOGXでも出て、ジャンプ1発2発でさようならです。渋い顔をしながら「9か10くらいだろう」と言ってました。魚を掛けた瞬間から、ネット持ってたりするのは、大きいのはなんかわかるみたいです。日々の経験でしょうか。
陽が出てからは、延々ヘビキャロ地獄です。場所も次々と変わります。しかも、恐ろしく全然バイト無いです。でも、たまにバイトがあり、魚掛けると期待してそうな感じだったので、想像ですが、過去に実績あった場所を手際よく回ってくれたのだと思います。(そこが調子良いか悪いかは別にして)「ホラ、やっぱり簡単に釣れねーだろ。」みたいな。(笑)
午後から漁師の網が全域入るとの事で「ちょっと釣りにくいかも」とも言ってました。
PM:レイク全体が騒がしい。あっという間に、物凄い数の網が入ってます。漁師の船も多く見掛けます。立木、岩盤、ブッシュ、ワンド、岬、色々と回ります。そこそこ数は出ますが、今までと同じ場所でも、あきらかにサイズが落ちてます。そして、全体的に食いが渋くなったように感じます。スピニング&センコー5'で、5、6Lbクラスと遊びます。これは楽しいです。360度フルキャストできなくなり、移動時にも網に気を使います。ヒルが漁師の1人に話しかけていたので、何か情報仕入れてるのかな?と思っていたら、「俺の弟なんだ」と言ってました。移動、夕方バイブとGDOG-Xにて、そこそこサイズも数も釣ったので、これで引き上げます。
■最終日 半日
AM:今日は半日だし、10Lbは超せなかったけど、今までで十分満足していたので、景色とか雰囲気をよく記憶に残して、風景写真なんか撮っちゃおーかなどと思ってましたが、いざレイクに出ると、人間の欲望にはキリがありません。できたら「Over10Lb」とか、心の底で思ってました。で、TOP、ちょっと嗜好を変えて、POP-Rのデカイやつです。初日以来、出番が有りませんでしたが。これで、岩板とブッシュの複合地帯を攻めます。58cm 7Lb 良い魚です。出かたも大満足で興奮しました。あとは、5Lb以下、6Lb、などをポロポロキャッチし、道具の片付けもあるので、10時に終了して貰いました。でも、ボートランプまで向かう途中でも、「ここにセンコー投げろ」とか「ここでリザード2投しろ」とか、色々と立ち寄ってくれ、最後まで魚を釣らせようとしてくれます。でも、私は大満足だったので、「もう別にいいよ、また来年来るから」と言って、ヒルが「とても良いルアーだ、素晴らしい」、と言って気に入ってたGDOG-X(新品だったけど既にキズキズボロボロ)を、感謝の意味も込めてプレゼントしました。本当に楽しかったし、久しぶりに心の底から大声で笑いました。(つか、これ読んだヒトは、コイツ一体普段どんな生活してんねん?と思うでしょうけど)
■ロッジからマサトラン、LA泊
ロッジに戻り、急いでロッド梱包、荷物整理、詰込んで、昼食を済ませます。
スィギス(ロッジオーナー)が、出る前に部屋へやって来て、「ちゃんとガイドと皆にチップやったか?」と聞くので、「おう、やったよ、たくさん(嘘です)」とこたえ、「皆のおかげで本当に素晴らしい釣りができた事を感謝します」と再度伝えました。スィギスは夕食の時、Sさんも交え、色々話をしてくれ、私が「毎日すごく楽しいし、魚も釣りも素晴らしい、夢のようだ」と言うと、彼は「ユーが楽しく幸せなら、私もスタッフもハッピーだ。ここで感じたありのままを釣行記に書いてくれ、嘘や偽りや誇張はしないでいい、事実を書いてくれ、それが私やスタッフの願いであり、皆を幸せにする」と話してくれました。お世話になった皆にお別れを言って空港へ向かいます。ドライバーはまたラモンでした。
GSで給油中、物売りが沢山寄ってきます。CDは幾ら?と聞くと1枚2、3ドルとのこと。ケチケチ星人の私は「1ドル」で購入しようと試みますが、ダメとの事で「じゃあいらねー」と言って断ると、ラモンが「これ最近買ったばかりだから」とか言って自分のCDくれました。(ラモンありがとう)ラモンの弟もついでに乗っていいか?と聞かれたので「別にいいよ」と言うと、これがまた超超超巨漢です。話聞いたら、スーパーの精肉部門担当らしく、毎日好きなだけステーキ厚切りで食べてるとのこと、なるほど、納得です。ちょっと羨ましい。彼はテカテ500ml×2本を流し込み速攻で爆睡してました。私もジュース買って貰いましたが、マグナムサイズ+超甘甘、かき氷シロップみたい(笑) 半分残しました、ラモンの弟ごめんなさい。で、もう空港到着です。カウンターにて、職員「この竿高いのか?」私「そうだね、壊れたらワタシ泣く」職員「じゃあ20ドル払え」私「え?来る時は取られなかったデース」職員「じゃあもし壊れても文句ないんだな?」で、私、泣きながら20ドル差し出しました。これはゴネても良かったのですが、素直に払った訳は、超トイレを我慢していたのです。もうフルフルボトルです。あのシロップ効きます。
その後、マサトラン観光していたSさんと合流し、出発までお茶します。1日早く上がっていたSさんから、ワームを分けて頂いていましたので、それで8Lb釣ったのを報告。「あーあー、ようわからんけど、要はこんなんカタチとイロしてたらなんでも喰うんちゃう」とか「鬼教官なに聞いてもカロリ〜ナ〜♪しか言われへんしぃ」とか色々話して笑いました。でも、結果的に教官の指導により10.5Lb捕獲しちゃいましたから。因みにSさんのガイドは釣行記でもたびたび登場するハビエルです。
LA到着後、ホテルが違うのでSさんとはここで別れます。私はハワードジョンソンホテル。空港の情報端末から電話してバスを呼びます。20分、30分、バス来ません。今度は携帯から再度掛けてみます。「すぐに行きます」との返答で、バスの色を聞いたら「ライト!」???何度聞いても「ライト!!!」だんだん向こうの口調が荒くなってきます。結局、ゆっくり喋って貰ったら「ホワイト」でした。。。うーん、発音良すぎて聞き取れんわ。
ホテルへ到着、部屋はデカイです。ベッドも。つつましい日本の4人家族なら余裕で寝れる大きさです。私、端っこしか使いませんでした。勿体無い。到着が遅かったので、すぐ近くにあるセブンで買出しして、通りがかりにドーナツ屋があったので、2個購入、1ドル8?セント、20ドル札と1ドル1枚しかないと言うと、1ドルにしてくれました(笑)勿体無いので、その辺フラフラ歩いて、へー、アメリカってこんなんかー、と(半径500m歩いただけで満足)部屋へ戻り、ホットドッグとドーナツと巨大なサンドイッチ食べて、スターバックス缶コーヒー飲んで爆睡です。翌日は空港までバス。
■LAから成田
荷物超過料金を避けるため、30ドルでカバン購入、ワームとか分けます。無事にチェックインし定刻に離陸、またしてもド真ん中の席です。帰りは隣のアメリカに住んでる韓国人のオッサンと仲良くなりました。「オレの家はデカイから、家族とバーベキュー年中やるし、肉も安いし旨いから、嫌っていうほど食わせてやる、またメキシコ行くならLAで1泊しなさい」とか言われ、また名刺貰っちゃいました。うーん、オッサンとかオバちゃんとかとは、すぐに仲良くなれて、あっちから率先して連絡先教えてくれるのに、どうしてだろう、綺麗なお姉さんとは、ちっとも仲良くなれないし、連絡先も教えて貰えないなぁ…、何でだろぅ? オレは釣りたいオーラが出過ぎちゃってるのか?、等と下らない事を考えていると、日本でした。(笑)
週明けから山ほど待ってるであろう仕事と上司を考え、まだ着陸もしてないのに、私がエルサルトブルーになったのは言うまでもありません…。
■最後に
今回お世話になった皆様、ご協力頂いた当サイトのスタッフの方々、本当に有難うございました。釣人として、今までで最高の時を過ごす事ができました。その分、帰国してからは現実とシンクロできず、更に仕事ではお仕置きの日々ですが…。 私のように何年間も、迷って二の足を踏んでいる方々のご参考、きっかけとなれば幸いに思います。え?私?勿論、メキシコ病です。(笑)
[以下アンケートより抜粋]
●釣果はどうでしたか?(わかる範囲、概算でも構いません)
あなたの本数:[ すいません憶えてません とてもたくさん ]本
大物ベスト5 (体重順でも体長順でもお好きに)
(※○.○lbでも○lb○ozでもOK。1lb未満の表記に注意。1lb=16oz)
1位:体重:[ 9.8 ]lb 体長:[ 67 ]cm
ルアー:[ マグナムリザード ] リグ:[ ヘビキャロ ] バイト深度:[ドロップオフ登り中]m
2位〜5位:体重:[ 8.7〜8 ]lb 体長:[ ]cm
ルアー:[ G-DOGX
が多いがPOP-MAX、マグリザードもあるかも ] リグ:[ ] バイト深度:[ ]m
50cm超の本数:[ たくさん ]本 (うちロクマル[ 4or5かと ]本)
7lb超の本数:[10以上]本 (8lb台[4or5]本、9lb台[1]本、10lb台[0]本)
*たまたまなのか沢山釣れましたので、初日以降は、特に「ん、8Lb以上か?」という魚以外、いちいち
計測している時間が勿体なくて、50upでも超デブ以外ガイドさんが即リリースでした。
もちろん、言えば手を止めてくれ、計るのはOKです。でも感覚が麻痺します。
日本なら大喜びするようなサイズでも、「あ、10ないか」で、即リリースでした。
●全体的に最も効果的だったと思う場所や深さ、ルアー、釣り方は何ですか?
[ 今回の私に限って言えば、ヘビキャロ、バイブ、トップでした。 ]
●大きい魚に限って言えば、どんな場所、深さ、ルアー、釣り方が効果的でしたか?
[ ドロップオフヘビキャロ、朝夕のバズ、トップ ]
●あまり反応がなかったと思われる場所や深さ、ルアー、釣り方は何ですか?
[ ]
●今回のベストルアーは何ですか?(名前/大きさ/重さ/色 複数回答可)
[ マグナムリザード、ブザービーター、G-DOGX ]
●他に何か読者の参考になりそうなことはありませんか?(テクニック、トラブルの対処等何でも)
[ このサイト内の記事は大変参考になると思います。ガイドさんのアドバイスは効きます ]
[サイト管理者より補足]
超力作の釣行記をいただけてうれしいです!
しかも釣果もいい! 言うことなし!
日程が重なったもう1人の日本人釣行者もいきなり10.5ポンドを釣ってましたけど、10月からの今シーズンのすべり出しは例年に比べてもすごくいいような気がしますね。「当たり年」なのかも。このまま順調な1年でありますように!
初日にいきなり9.8ポンドを釣ってしまったせいもありますけど、「「8Lb以上か?」という魚以外いちいち計測しない」という状況にはなかなかなるもんじゃありません。1位の9.8ポンドこそリザードのキャロライナでしたけど、複数の8ポンド台がトップウォーターであることがそのすごさを示してると思います(羨ましい!)。タイトルが「絶句…、言葉で表現は難しいです」となってるのはよくわかる気がしますね。
琵琶湖や池原でもこんな状況になることはまずないんじゃないかと思いますけど、この方もそうであるように特に関東勢にとってはこういう釣りは全く想像すら出来ない異次元のもの。ぜひチャレンジしてみて下さい。もちろん行けば全員がこうなるってわけじゃないのはきちんと認識しておくべき。でもこういうポテンシャルを持ったレイクだということはきっと全員納得するでしょう。
50cmでさえほとんど釣れない関東にいる人のためか、お持ちのロッドにはやはりちょっとパワー不足を感じたみたいですね。相談があった時に「繊細さを追求したロッドはあんまりメキシコには向かないので、何年も前のロッドとかグレードの低いロッドとかアメリカのロッドとかのクソ安中古で十分だし逆に安心」というようなことを申し上げたんですが、まさに「竿+リールで7800円」の中古(A番)で9.8ポンドが釣れているわけです。スレ切った小さい日本のバスを相手にするんじゃありませんから「繊細さ」は重要じゃありません。皆さんももしわざわざメキシコのために買うんだったら新品ロッドにこだわる必要はないような気がします。中古ロッドや押入れで長い間眠っているロッドにこそ実はメキシコにピッタリなものがあったりしますからぜひ使ってやって下さい。
この方は虫に刺されてかなり痒かったそうです。ひょっとするとサンドフライかもしれません。このロッジで蚊じゃなさそうな虫に刺されたというのはこれまでほとんど聞いてなかったんでけど、夏の雨季の影響とかひょっとして直前に雨が降ったとかでちょうどその時その虫がいたのかもしれません。現地に着いたら、とりあえず様子がわかるまではあんまり肌を露出しないよう皆さんも気を付けましょう(虫が出やすい朝夕は特に)。虫除けスプレーもあまり過信しないように。
自称「とても心配性」のこの方でも1人で行って結局は「大した問題もなく無事に行って帰ってこれました」という感想。メキシコは実は皆さんが思っているよりずっと簡単です。不安ならちゃんと予習しとけばいいわけだし、予習したいなら協力しますから、わからないことがあればご質問を。
現実にこんなのを狙えるレイク!
日本では出来ない釣りにチャレンジ! ※メキシコがイチ押しの理由→こちら
このロッジも手配サポート可能です。もっと情報が欲しい方や予約したい方はこちらへご連絡下さい。
今回の釣行記もぜひ参考に。
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