海外釣行記（メキシコ）－「TOP天国とキャロ地獄」

海外釣行記　メキシコ、レイク・エルサルト

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「TOP天国とキャロ地獄」　[千葉県・IT侍様]
2009年9月　メキシコ、レイク・エルサルト

去年（2008/10）の釣果に味をしめ、2回目の釣行になります。

日程等：　2009/9/19～9/28、　往復LA泊、　釣り5日間
利用航空会社：　大韓、　アラスカ航空（往復共）
利用ロッジ：　エルサルトロッジ、　ガイド：　ヒルダルド（以下ヒル）
概算費用（万）：　大韓11、アラスカ3.7、ロッジ15、LAホテル1.5（2泊分）　他費用チップ代除く
※アラスカ航空券が高いのしか無かった為、同日着は諦めLA2泊となった。
手配など：　航空券、ホテルは自分で、ロッジはアクセスさんにお願いしました

使用タックル：　7ftH　6.6ftMH　6.5ftM×2　6ftML×2　64ftL（SP）
使用ライン：　ベイト20Lb、　スピニング16Lb　　（25Lbのがよいかもしれません）

釣果：　64cm　9Lb（最大）　60up×5、　55up×8、　50up×覚えてない、それ以下：たくさん
※ 60up、55upでも、魚が皆痩せており、6～7.5Lb程度　年末以降には10Lbになるかと。

■総評

釣りの状況：

去年に続き、2度目のエルサルトですが、行った時期が良くなかったかも。特に今年は雨が少なく減水状態。活性とてもとても低い、水悪し（来月から調子戻るだろうとの事）。エルサルトでは珍しい（そうです）。40cm以下は元気がよく太っているが、大きなヤツは痩せており、ガイド曰く「全然動かない＆餌食べない」そうです。釣るのにとても苦労しました。
但し、小さい（5Lb以下）のは、ほんとに幾らでも釣れます。カウントしてられません。スピニングで遊んで時間無駄にしました。

このタフなコンディション下、沈んだ島＋木の周りを延々ひたすらテキサスとキャロ地獄、おまけにバイトは超超ショートで、しかもあまり無いという誠に面白くない状況下でも、ゴルゴの如く寡黙に目標方向へ指差し指示を出し、私にこの結果を齎したガイドのヒルには本当に頭が下がります。ガイドさんの言うことは聞いた方がいいです。確実にデカイ魚がいる場所へは案内してました。私の腕が良ければ10Lbとか、もっと大きいの釣れてたかもしれません。
何本か良い魚かけて、木に巻かれラインブレイクとか、フッキングミスでジャンプ1発フックオフとか、悔しいのが幾つかありましたので。おそらく、今後は湖の状態は回復するので大丈夫だと思います。

時期ですが、自由に休暇が取れないのが会社員の辛いトコで、今回は今回で良い勉強となりました。前回と比べると個人的には「天国と地獄」みたいな感じです。が、日本（特に関東圏）とは比べ物になりません。この「とても低」な状況下ですら、何とか9Lbとか釣れてしまうエルサルト。今後も湖の環境が変わらず良い釣りが出来る事を願って止みません。

［アドバイス］
とりあえず、ガイドの言う事は訳がわかんねーなーと思っても、聞いておいた方がいいです。「そこそこの大きさと数」を釣りたいのか、「釣れなくてもいいから超デカイのだけ狙うのか」を言ってあげると相手もわかり易いかもしれません。私はアホみたいに「オンリー10Lb」「オーバー10Lbオンリー」ばっかり言っていたので、ヒル（ガイド）は超困ってました。「おいおい、こんな時期と状況の時に来て無理言うんじゃねーよ、コイツ」みたいな感じでしたが、色々考え工夫してくれ、何とか希望に近い結果出してくれたので。本当に湖の事、地形や魚の位置をよく知っています。まあ、当然と言えば当然ですが。

ホテル：　トラベロッジLAXエアポート　2泊（往復）

別に問題ありません。呼べばシャトルはすぐに来ますし、朝LA着でも部屋に空きがあれば入れて貰えます。パン数種とバナナ、コーヒーですが朝食無料です。ただ部屋に冷蔵庫ないです。食事は特にグルメな方でなければ、隣がデニーズだし、歩けばマックもサブウェイもハンバーガー屋もピザハットもタコナントカもあります。裏と向かいのGSでも食い物と飲み物売ってるし、ホテルにも売店＆自販機あります。単に乗り継ぎだけ目的なら十分でしょう。このホテルはちょっと安目ですし、なんか不安という方は、マリオットとかヒルトンとかホリデーインとか周りにあるので、そちらでも良いのではないでしょうか。部屋は、1Fだと通りに面しているので、できたら2Fにしてもらった方が、防犯上安心できるかもしれません。横に広い構造なので、エレベーターは無く、階段です。荷物面倒な方はフロントへ預けるか「1Fで！」と言ったほうがいいかもしれないです。私は荷物多くて泣きそうな顔してたので、何も言わなくても1Fでした。

余談ですが、中庭に小さなプールもついてます。私も水着あれば泳ぎたかったです。レンタカーショップも近くにあるので、国際免許持ってけば楽しかったかもしれません。
※夜中は警備のゴツイ兄ちゃんが巡回してるので問題は無いと思います。

ロッジ：

シーズンオフなので客があんまり居なくて静かでした。ちょっと贅沢な気分です。
毎日5：30ノック、5：45朝食、6：00湖へ、11：30ランチ＆昼寝、14：00午後開始、19：30終了、夕食、風呂、就寝、のパターンで、季節により時間は多少前後すると思います。食事は美味しかったです。スタッフも皆フレンドリーで、何か困った事とかあれば、対応可能な事はすぐにしてくれます。ただ、英語の話せるスタッフが限られてるので、「通じた」と思っても、意外と相手には通じてなかったりします。ご注意を。

特記事項：

［荷物への課金］
行きに成田の大韓カウンターでロッドケースに課金されました。￥9900-
これは当たった係員が大ハズレだった為ですが、どうか今後他の方が当たらないように祈ります。マジにターミネーターみたいな奴で、何を言っても無駄でした。
因みに同じ便で、同じ長さのロッドケースを持ったカップルにLAの荷物受け取りテーブルで会いましたが「特に何も言われなかったし、課金無しでした」との事で、これは「運」に尽きます。帰りLAではやはり課金無し。ギャンブル課金が心配な方は、ケース158cm以下で2ピースロッドで行けば問題ないと思います。

アラスカ航空は今年7月に規定が変更され、荷物が増えるごとに課金されます。私はロッドケースとスーツケースを預け、$40払いました。これは今後、おそらく逃れられないかと思います。ちなみにアラスカは行きも帰りも、日本語が話せるCAの方が居て、非常に助かりました（驚いた）。

［携帯］
私はauで、成田で海外用を借りました。LA、MZT、ラクルズまでは使えます。ロッジ内は×。
ただ、ロッジから1Kmほどでバッチリ入る場所があり、夜、車で連れてって貰いました。（勿論、チップは払いました）　去年はロッジでもOKだったので、よくわかりません。ドコモとかなら大丈夫なのでしょうか。

■釣行経過

行き：　成田→ロッジ

ロッドケース課金以外は問題なく、無事に着きました。LAのホテルでは、ケーブルTVで映画観て、散々ジャンクフード食べて寝て、普段の睡眠不足を解消しました。電話するとピザ屋とか色々部屋まで持ってきてくれます。
アラスカのカウンターでは何故か$40請求されずラッキー。
MZT空港で拾ってもらい、途中のコンビニで「現地虫よけ」を購入し、ロッジ到着。夕食後、タックル準備、速攻就寝。

Day1：　0.5～5.5Lb　51cm

特に大きいのは無し。朝のTOPで多少マシなサイズが出るが、あとはそれ以下、去年と同じ湖とは思えない。バイトも少ないし、非常に調子が悪いようだ。数は幾らでも釣れるが、これじゃあね。なんか微妙な感じですが、まあ来てしまったので仕方ないと思い、たらふく食べて速攻就寝です。

Day2：　0.5～7.5Lb　63cm

デカイのは朝のTOP、午後からリザードにて捕獲。50/55/60upは出るが、10Lbには程遠い。大きいヤツは皆一様に痩せこけている。反対に5Lb以下のは丸々としている。ガイドも言ってたし、まあ仕方ないかと思い、とりあえず長さだけなら何本か出てるので、満腹食べて速攻就寝です。

Day3：　0.5～7Lb　62cm

デカイのは2本だけ。共にマグⅡのテキサス。朝のTOPでPOPRにWヒット！共に5Lbで5＋5=10じゃん！とガイドのヒルと喜ぶが、うーん、微妙です。夕方、バイブレーションにて入れ食いとなるが、良い魚にラインブレイクされ、2人でへこみました。（ラインは新品20Lb、ドラグも調整済）

Day4：　0.5～9Lb　64cm

デカイのは朝のTOPと、全てマグⅡテキサスで捕獲。季節や時期のせいかもですが、全然デカイの出ないし、バイトも少ないので、ヒルが気にして、自分のルアーを家から持って来て、提供してくれました。今回のデカイ奴は皆、ヒルのマグⅡWMRとイエローマジックポッパーで獲れたモノです。この日は、9Lb以外にも、明らかにデカイとわかるのを掛けてはいるのですが、立木に巻かれ、3回ほどラインブレイクしてます。ロッドも7ftHだし、リールも換えたし（去年ヒルに指摘されたので）ラインは20Lb新品だし、ドラグも調整して貰ってるし、「もー、あとはどーすりゃいいんじゃあああ」みたいな感じです。落ちてる私に向かってヒルが「ある時はYouが勝つし、ある時は魚が勝つ、こればかりは仕方ない」と慰めてくれました。
でも、ようやく9Lbをネットに収めた時は、去年と同じように2人で絶叫し、手を合わせました。何と言っても今回は、超タフな状況だったので、私はほぼ重い魚を諦めていましたから。やっと、肩の荷が下りた。

夜、ロッジでスィギスに報告すると「惜しい、今日は状況が良かった。何で10LbOver獲ってこないんだ！」と言われましたが、「おいおい何言ってんのよ、メチャ当たりも少ないし、デカイのは全く喰わないし、激ショートバイトだし、この状況下で9Lb出ただけ奇跡みたいなもんだろ」と言いたかったですが、私の英語スキルではそこまで変換不可能でした。

Day5：　0.5～7Lb　61cm

デカイのは朝のTOPだけ。あとは、延々キャロ＆テキサス地獄です。目立った魚もなく、最後に1時間だけTOPをやらせて貰いました。が、全く不発（笑）　ヒルは「10Lb出せなくて済まなかった」と言ってましたが、何度か掛けては良い魚逃がしてるので、「時期のせいもあるし、私が下手なせいもある。この状況下でもYouは、とても良いガイドだった」と言って、握手して別れました。再会が楽しみです。

帰り：　ロッジ→成田

今回は最終日に釣りを入れなかったので、マサトランに寄って貰えるよう、予めスィギスに頼んでおきました。前回は釣り過ぎて疲労困憊し、車乗って即死亡状態でした。今回、景色を眺めると、マサトラン、良い感じのビーチリゾート地です。観光客も沢山居るし、お金と休みに余裕あれば、1週間滞在を伸ばしたいくらいです。日射病になるくらいフラフラ歩き、役に立ちそうもないお土産を購入、ドライバーと案内してくれたロッジスタッフと、現地のオープンレストランでランチを食べ、さよならメヒコです。ここのレストランは安くてうまかった。
帰りのアラスカでは$40課金、次の日の大韓ではあっさり課金なし？！（おいおいどーなってんのよ）　LAは泊まるホテルも同じなので、無事チェックイン。GSでHOTDOGと色々購入、なんか疲れたのか、帰国したくないのか、頭痛がするので薬飲んで速攻就寝です。

翌日、LAから成田へ。昨年同様、帰る機内では溢れているであろう仕事と待ち構える上司を考え、憂鬱過ぎて寝れませんでした。で、翌日、会社の自席にて、あまりのギャップに身体がついて来れず、丸一日書類とメールを眺め、途方に暮れたのも、去年と同じでした。（笑）

［以下アンケートより抜粋］
●釣果はどうでしたか？（わかる範囲、概算でも構いません）

　あなたの本数：［　数えてない　　］本
　大物ベスト5　（体重順でも体長順でもお好きに）
　　（※○.○lbでも○lb○ozでもOK。1lb未満の表記に注意。1lb=16oz）
　　1位：体重：［　9　］lb［　　］oz　　体長：［　64　］cm
　　　ルアー：［　マグⅡ　　　　　　］　　色：［　ウォーターメロンレッド　　　　　　］
　　　リグ：［　　　テキサス　　　　］　　バイト深度：［　］m
　　2位：体重：［　7.5　］lb［　　］oz　　体長：［　62　］cm
　　　ルアー：［　センコー　　　　　］　　色：［　　パンプキン　　　　　］
　　　リグ：［　　テキサス　　　　　］　　バイト深度：［　］m
　　3位：体重：［　7　］lb［　　］oz　　体長：［　61　］cm
　　　ルアー：［　　リザード　　　　　］　　色：［　ウォーターメロンチャート　　　　　］
　　　リグ：［　ヘビキャロ　　　　　　］　　バイト深度：［　］m
　　4位：体重：［　6.5　］lb［　　］oz　　体長：［　60　］cm
　　　ルアー：［　　マグⅡ　　　　　］　　色：［　　ウォーターメロンレッド　　　　　］
　　　リグ：［　　テキサス　　　　　］　　バイト深度：［　］m
　　5位：体重：［　6.5　］lb［　　］oz　　体長：［　60　］cm
　　　ルアー：［　イエローマジック（借りた）　　　　　］　　色：［　　黒銀　　　　　］
　　　リグ：［　　TOP　　　　　］　　バイト深度：［　］m
　50cm超の本数：［　数えてない　］本　（うちロクマル［　5　］本）
　7lb超の本数：［　2　］本　（8lb台［　］本、9lb台［　1　］本、10lb台［　］本）

●全体的に最も効果的だったと思う場所や深さ、ルアー、釣り方は？
　　　［　　ひたすらテキサス、ヘビキャロを淡々と引く　　　　　　　　］

●大きい魚に限って言えば、どんな場所、深さ、ルアー、釣り方が効果的？
　　　［　　ひたすらテキサス、ヘビキャロを淡々と引く　　　　　　　　］

●あまり反応がなかったと思われる場所や深さ、ルアー、釣り方は？
　　　［　　TOP、スピナベ、バズ、クランク、ハードルアー　　　　　　　］

●今回のベストルアーは？（名前/大きさ/重さ/色　※複数回答可）
　　　［　　マグⅡウォーターメロンレッド、センコー5’　　　　］

●釣りに関して他に読者の参考になりそうなことはありませんか？（テクニック、トラブルやその対処等何でも）
　　　［　ガイドを信用する　　］

［サイト管理者より補足］
エルサルトではこの夏の雨季に雨が少なく、例年なら雨季明けほぼ満水のはずの水位がかなり低いままというちょっと特殊な状況でした。大きい魚がスローだったことにはこのことがからんでるような気がしますが魚に聞いてみないとわかりません。ロッジによればしばらく時間が経てば活性も上がってくるだろうとのことです。
まあそれでも9ポンドが釣れてしまうというのが「さすがメキシコ」という感じです。
前回が好釣果だったためか、この方の「デカイの」には55cm以下は入ってなかったような感じもしますね（笑）。

この方はちょうどシルバーウィークがらみだったので安い大韓でもある程度高くなるのは仕方ないんですけど、休暇が決まったのが3週間ちょい前だったためかすでに同日着出来るアラスカ航空も安いのがなく、往路もロス1泊となりました。一般的に出発日が近づくにつれて安い航空券がなくなる可能性は高くなります。皆さんもなるべく休暇は早めに決めて余裕をもって手配を進めるようにして下さい。

別の日本人は何ともなかったように、ロッドケースへの課金は大韓としてはものすごくめずらしいので不運としか言えないです。空港から電話をもらったので係員にかわってもらって話をしてみましたけど、その係員は「ターミネーター」でした（笑）。現在の大韓の規定に厳密に従えば長いロッドケースがオーバーサイズとして課金になっても確かにおかしくはないというのが悩ましいところ。杓子定規な係員に当たらないことを祈るのみです。
課金の可能性を完全にゼロにしたいなら「2ピースのロッドにしてロッドケースを短くする」、「ロッドは持って行かないでレンタルにする」しかないですね。

アラスカ航空は受託手荷物（預ける荷物）に対して従来は2個目から課金でしたけど、現在は1個目から課金されるように変わりました。いずれにしても長いロッドケースでもオーバーサイズとして高い課金をされることはないです。

10月からメキシコは新シーズンへと切り替わりました。すでに数組の釣行が決まってます。全員大物釣れるといいですね。楽しみ！
円高だし、安いものをキッチリ選んで組み合わせればかなりの格安釣行を自分で組み上げることは出来ます。皆さんもやってみたらいいんじゃないでしょうか。わからないところは聞いていただければお答えしますから。

現実にこんなのを狙えるレイク！日本では出来ない釣りにチャレンジ！　※メキシコがイチ押しの理由→こちら

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