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トップ > 釣行記・お便り > 2006年12月 メキシコ、レイク・エルサルト、レイク・マテオス

★★ 釣行記や写真を頂き感謝!先輩達の体験談こそが次の釣行者の大きな助けになるのですから ★★

「El Salto, Lake Mateos釣行記」 [東京都・柴田様]
2006年12月28日〜2007年1月7日 メキシコ、レイク・エルサルト、レイク・マテオス

毎年恒例となったメキシコ釣行も既に5年目である、今回は1月5日が出勤日であったが有休をとると11連休を取れるためEl Salto, Lake Mateosのはしごツアーを計画した。
El Saltoで一発大物を仕留めて、Mateosで巻き物系の楽しい釣りをして帰国する狙いであったがどうなる事やら?
早速いつもお世話になっているAccess!海外バスフィッシングのスタッフにコンタクトを取りロッジの手配などをお願いしてしまいました。(もう5回目ともなると自分での手配も出来ない訳ではないのですが色々な面でメリットがあるため甘えさせて貰っております)
この場を借りてお礼させてもらいます。

釣行スケジュール:
 2006年12月28日 出発
 成田(UA890便)→LA(AS210便)→Mazatlan 同日着
 2006年12月29日〜2007年1月1日 El Saltoでの釣行(El Salto Lodge利用)
 2007年1月1日 午後にLake Mateosに移動
 2007年1月2日〜1月5日 Lake Mateosでの釣行(Mateos Lodge利用)
 2007年1月5日 夜 Mazatlan(Mexicana)→LA
 2007年1月6日 帰国
 LA(SQ便) → 成田 翌7日着

タックル:
ロッド、リールに関しては下記の6セットを用意
 ベイトキャスティング
  7ft3inch XH 30lbx2 (テキサス、ビックベイト用)
  7ft     H 25lb (スピナベ、クランク等の巻き物用)
  6ft6inch MH 30lb  (テキサス、ジグ用)
  6ft8inch M 20lb (TOP、スイムベイト用)
 スピニング
  6ft3inch ML PE 16lb (もしもの時用)

前回の遠征でロッドケースを破損してしまいロッドを1本破損しているので遠征の機会が多い方はロッドケースを消耗品として考え4,5回程度で買い換える事をお奨めします。
あと、メキシコといえども魚がナーバスな時には繊細な釣りが必要な場合もあるので、ケースに余裕があればスピニングタックルも1セットは用意しましょう。


出発:(12月28日)
今回はここ2年ご一緒した新海さんではなく、2年前にバカラックツアーで知り合った小金澤さんと一緒のツアーである。
出勤日の最終日に有休をとった関係で若干の後ろめたさを抱えながらLAに出発。
マサトランへの同日着スケジュールなので朝8時ごろLAに到着後入国審査を済ませて、荷物を一旦受け取りトランジット用カウンターにて再度荷物を預ける。
アラスカ航空のカウンターは相変わらずわかりづらかったが、昨年も利用していたので問題なく10時前にはチェックインも終える事ができた。出発まで余裕があったので空港で昼食をとりアラスカ航空便に乗り込んだ。
3時間後Mazatlan空港に到着。
今回はもう一組の日本人も同日程でLodge入りするとの事で空港ではLodgeのドライバーと日本人2人(Nさん、Sさん)が待っていた。


実釣開始:
この時期の釣行スケジュールは大体以下の通り。
起床、朝食 5:15-6:00
午前中の釣り 6:15-12:00
昼食 12:00-13:00
午後の釣り 13:00-18:00
夕食 18:30-20:00


12月29日:釣行1日目
AM:
El Salto Lodgeなのでロッジの情報は他の読者レポートがあるので割愛するが起床後オレンジジュース、コーヒーのサービスに続き朝食をとり6:00にはLodgeを出発。
10分ほどの道のりでボートローンチエリアに到着し、他のグループは次々にボートに乗り込むが我々は待てとの指示があった。
我々のガイドはトラブルがあり少し遅くなるとの説明がSiguisよりあった。よって、最初は予備のボートでロッジマネージャのアルベルトの操船で釣りをする事になった。
本日はメキシコにしては珍しく雨時々曇りと言った天気。
最初のポイントでは黒のトップウォーターの指示があり、自分は黒のバズジェットを結びキャストするがノーバイト。
しばらくすると近くにボートが寄ってきてアルベルトに聞くと、ガイドが到着したとのことでボートを乗り換える事にした。
荷物を積み替えて再スタートしようとしたらエンジンから何やら変な煙が立ち込めており結局最初のボートに荷物を積み替えて出発することとなった。

色々とトラブルがあったが、7時過ぎにようやくまともに実釣開始となった。
ガイドの名前はビッテ、かなり若そうなにいちゃんであった。
最初にトップウォーター系のルアーをバズジェット、バズベイト、ポッパーとローテーションするが全く反応がないのでセンコー5インチのノーシンカーにチェンジ。
ようやく40cm程度のサイズを7:40にキャッチし、相棒も7:45にデスアダーのテキサスで35cmサイズをキャッチしてホッとする。

その後、上流のリバーチャネルに面した15ft程度の立ち木ポイントに移動し8:16にゲーリーの8インチグラブテキサスで53cm 4.8lbをキャッチ。


53cm 4.8lb

最初からトラブルで心配であったが、早々にメキシコならではの50アップが出たので一安心であった。
その後、シャローよりは深場の方が良さそうなのでテキサスを集中的に使用して数本追加したがサイズはのびず上記53cmが最大で午前中は私が5本、相棒も5本で終了。

PM:
午後はエンジンも回復し通常の船での出船となった。
2:30頃まではノーバイトで心配したが、上流にあるリバーチャネルに面したフラットエリア(15ft程度)で粘るとリザードのテキサスにて約1時間で3lb、4lb、3lbをキャッチした。
このタイミングでガイドからスイムベイトの指示があったので持ち替える事に。
すると1キャスト目からフォール後にコツンというバイトがあるが、ストームのスイムベイトは始めての経験でフッキングできず。
2キャスト目でも同様にコツンとしたバイトがあるが、ここは慌てずスローロールを続けると同じようなバイトが何度かあり竿先が引き込まれるバイトにてスィープにあわせるとしっかりとした魚の重みが伝わりフッキング成功。
あまり抵抗せずにあっさりと上がってきた魚を測ると結構でかく61cm、7lb4ozのグッドサイズであった。


61cm 7lb4oz

その後、1キャスト1バイトの楽しい状態が続きおよそ1時間半で58cm、6lb3oz、50cm4lbを含む7本をキャッチした。(スイムベイトの場合バイト数の1/3程度しかフッキング出来ないので文字通り1キャスト1バイトの状態である)
その間スイムベイトを持ってこなかった相棒には1バイトも無くかなり落ち込み状態だったのでなけなしの私のスイムベイトを1匹渡してあげた。
その後5分もせずに59.5cm、6lb10ozを無事にキャッチできた。


59.5cm 6lb10oz

しかしながらその後はバイトが遠のき場所を移動、その後はボート乗り場の近くのフラットエリアで釣りをするがノーバイトで6:00に1日目を終了。

本日の結果は私が17本、相棒は7本であった。


12月30日:釣行2日目
本日は朝からトラブルも無く出発。
6時台はノーバイトであったが、7時過ぎからはワームのテキサスで30〜40cmサイズをぽつぽつ釣る。
8時過ぎに風のあたるワンドに移動、ここではバイブレーションに反応が良く2人で7本ほどキャッチするがサイズは40cm+α程度にとどまった。
その後はクランクベイトに子バスを2本ほどかけるがハードルアーへの反応は薄くなりテキサスに変更。
その後は飽きない程度に釣れるものの午後も含めて最大でも45cmどまりでメキシコらしい釣果は無く掲載写真もなし。
更に夕方のおいしい時間帯にリップラップのエリアに移動した時にいきなり船を接岸してしまった。何かと思ったらスペイン語で「トイレ」と言って紙を持って行ってしまい20分ほど無駄にしてしまった。「このガイドは何者?」と二人で呟いたのは言うまでも無い。

ボート乗り場に到着すると、もう一組の日本人グループの人が興奮して釣果をアルベルトに報告しているので聞いてみると9lb2本、8lb4本釣ったそうであった。

この釣果を聞いて「うちのガイドは何やっとるんやー」と思ったが聞いてみるとどうも我々が初日に粘ったエリアで殆どがスイムベイトで釣ったとの事であった。


12月31日:釣行3日目
本日はEl Saltoで1日中釣りを出来る最後の日である。
気合を入れて朝出航するものの最初に入ったポイントでエレキの不調で舵が効かず強制帰還をやむなくする事に。(Siguisさん、新しいボートにしたらどうですかね?)
ボート乗り場で初日の午前に使ったボートに乗り換えスタートする事に。

焦ってもしょうがないので低速ボートで移動する間に湖の全体図を作ってみた。
こうやって落ち着いて見てみるとEl Saltoって結構小さい湖である。(せいぜい山中湖の3倍くらい?)
これによりポイントを絞って釣る事が出来そうな感触を持つことができた。
午前中は相棒が前回来た時に良かった立ち木エリアが気になっていたので、ガイドに言って釣りをするがテキサス+リザードで攻めるが結果は35cmどまりであった。

午後は狙いが絞られたので初日に良かった上流のリバーチャネル脇にあるフラットエリアにて粘る事をガイドに提案した。
結果的にEl Saltoロッジの客は我々を含めて3グループであったにも関わらずこの日の午後は全員が同じエリアで釣りをする事になってしまった。

こうなると半径100m以内の場所でお互いが釣りをするので、いやでも相手の釣果が見えてしまい結構嫌なものである。
1時台にはもう一組の日本人グループの船でバイトを頻繁に目撃するが我々にはノーバイト、2時過ぎからは我々の船にバイトが集中し2:16から4:26までの約2時間にて2人で14本、その内相棒が55cm、6lb2oz、私が56cm、5lb10oz、相棒が57cm、5lb7ozをキャッチしたが残念ながら初日の7lbを越える大物は姿を見せてくれなかった。
しかしながらこのストーム スイムベイトの釣りはキャストしてからフリーフォールで着底させ、スローロールでバイトを待ち、更にバイトも1/3程度はフッキング出来ないという釣りである。
これは神経戦であったが、今回の大物パターンがこれしかないって感じだったのでもう一組のNさん、Sさん含め皆良く集中してやってたと思う。


55cm 6lb2oz

56cm 5lb10oz

57cm 5lb7oz

5時近くになると流石にあたりも遠のいてしまったので移動する事にした。
また、例によってリップラップエリアで接岸して紙を持って「トイレ」に行ったのはまぎれもない上記のビッテであった。(まったく何やってんのや・・)


1月1日:El Salto最終日
El Salto最終日と言う事で半日の釣行である。
今までのパターンを考えると大物は午後に釣れる傾向があったのであまり期待せずに釣りを開始。
この日は晴れているのだが冷え込みが厳しく、朝一から上流のエリアにて釣りをするが全く反応がなかった。
ここで魚の反応を見るために禁断のスピニングロッドにダウンショット(ちびアダー)を投入。すると程なく反応があり30cm、40cmのバスを2本キャッチするもののその後は反応がなく、場所を移動して太陽のあたるワンドのシャローエリアを流すとポツポツとダウンショットには魚の反応があるがサイズはマックスで40cmどまり。

さすがに最終日にダウンショットで数狙いしても仕方ないので、暖かくなって活性が上がってきたのを見計らってまた例の上流のエリアをガイドに提案、スイムベイトをキャストして40cmx2本、50cmをキャッチしたが最後まで8lb以上の大物は出なかった。
ちなみに相棒は昨日反応の良かったワンナップシャッドで釣りをするがこの時点でノーフィッシュ。
相棒はメキシコ釣行3回目であるがジンクスがあるようで、過去2回とも1日はノーフィッシュを食らっておりどうやら今回もその気配が濃厚である。
時計も11時を過ぎ下流のエリアに移動すると、いつもの通りビッテが例の場所に接岸して「トイレ」タイムに。
私はこのタイミングでのトイレ休憩に緊張の糸も切れてボートで休息モードに。
しかし相棒はここのリップラップエリアに上陸して釣りを開始した。
しばらくすると相棒の竿が弧を描いているので、「地球でも釣った?」って聞くと「魚です!」との声が返ってきた。推定35cmのナイスバスゲットでオチがついたところでEl Saltoの釣行を終了した。
ボート乗り場に戻りガイド、及びもう一組の日本人(Nさん、Sさん)と記念写真を撮りEl Saltoをあとにした。


真ん中はガイドのビッテ

Nさん、Sさん達と


レイクマテオス編:

1月2日:Lake Mateos初日
本日からはLake Mateosでの釣行である。
Lake Mateosは昨年の年末年始に訪れたのだが、荷物が届かないというトラブルのために自分のタックルでの釣りを満喫できなかったので今回はそのリベンジ戦である。
基本的にMateosは発展途上の湖で大物の確率はEl SaltoやLake Baccaracに較べて期待できないが、プレッシャーが少ない為にハードルアーでもちゃんと魚が釣れるため楽しい釣りが期待できる。

前回はガイドが今一つだった事、及び最終日にロッジマネージャのベニーにガイドしてもらい非常に好調だったため、今回もお願いしてベニーに1日半ほどガイドして貰った。
まず初日の午前中はベニーのガイドで釣りをスタートした。
一気にボートを進め釣りを始めるが、MateosはEl Saltoに較べて相当大きく30分程全開で走行してようやく最初のポイントに到着した。
ベニーの船はフットコンエレキ装備なので我々が先頭で操船しながらの釣りをさせてもらえる。よって自分で釣りをしている満足感が高いのであるが、相棒はエレキ操船が慣れてないので殆ど自分が先頭で釣りをする事になってしまいかなり釣果に差がでてしまったようである。
朝一は期待に反してスローであり、6時台にはノーバイトであった。
7時過ぎより活性が上がってきてスピナーベイトで40cm、30cmをキャッチ。
その後、ベニーの指示によりリザードのテキサスにチェンジしておよそ1時間で30〜40cmのサイズを10本ほどの水揚げに成功。
その後、テキサスの着水ヒット等もあったのでスピナベ(DEPS Bカスタム)に持ち替えて8:40には49cmをキャッチ。
その後は完全にスピナベパターンがはまり、およそ5分に1本のペースで魚をキャッチ。10:20には52cm、4lb、更に10:30には推定58cm、6lbをキャッチした。


52cm 4lb

推定6lb

ここで推定と書いたのはガイドのベニーが上記写真を撮った直後に魚を「ポイ」と水に返してしまったからである。まだ重さも長さも測ってなかったのでこれにはベニーに文句をいうと「今のは8lbあった」と言い張るが、せいぜい見た目が6lbだったのでここでは6lbと記載しておく。
さすがにベニーもこれに懲りたのかこの後はデカイ魚が釣れると写真の前に計測する我々をおとなしく見守っていたのには自分も「ちょっと言い過ぎたかな?」と反省であった。
その後は他のルアーも試して見たかったのでSドライブを結んだロッドに持ち替えてキャストすると11:00に45cmクラスをキャッチ、その後8lbクラスがチェイスしてくるのが見えたがボート際でUターンしてしまった。(残念)
しばらくSドライブをキャストしたがその後は反応がなくなり、またスピナベに持ち替え40cmクラスを1本追加して午前中を終了した。

午後はガイドが変更になり通常モードの釣りに戻った。
半日だけのガイドだったので名前は忘れてしまったがポイントの選択などは悪くなく、それなりにストラクチャーのあるエリアでスピナベ、バイブレーションと言った巻き物を中心とした釣りで30〜40cmサイズを15:30までに9本キャッチした。
その後1時間ほどはアタリが遠のきちょっとだれてきた、これはガイドも分かっておりこの時点で大きくポイントを移動した。
次の場所は今までとは雰囲気が違い切り立った岩盤エリア、ここに到着するや否やパラバラと雨が降ってきたのでレインスーツを着て釣りを再開した。
ルアーは今日一番反応の良かったスピナベ(Bカスタム 黒)を選択して岩盤の際にキャスト始める、数投目に急にスピナベのブレード回転が消えラインが横に走った。
日本ではめったにお目にかかれない種類のバイトなので大物を確信し渾身のフッキング。
その瞬間今までとは明らかに違う重さを感じすぐさまガイドに「ネット」と叫んだ。
そいつは今回の釣行で一番元気のいい奴でドラグをぐんぐん出していくが、オープンウォーターのエリア、かつ今年は昨年と違い自分のタックル(7ftヘビーアクションのロッドに25lbのライン)を選択しているのでやり取りも楽しむ余裕があった。
しばらくするとそいつも観念しガイドのネットに納まった。
かなり激しいファイトだったので8lbはあるのでは?と期待して計測を行なった。
しかしながらマテオスの魚はなかなか7lbを超えてくれず6lb10oz、57cmというサイズであった。(この魚で7lb以下なので午前の魚はせいぜい6lbというのを確信することが出来た)


6lb10oz

その後も一時的に降った雨のお陰で活性が高くなったようで30分ほどで40cmクラスを5本ほど追加して終了した。

この日はサイズも良く、数的にも一番釣れて一日で37本の水揚げに成功した。
相棒は午前中は初めてのエリアだったので調子が出なかったが、午後にはコツをつかんで26本の水揚げをおこなう事ができた。

この日の釣果でも27本は巻き物系のルアーでのキャッチであり、巻き物好きの人だったらマテオスはたまらないであろう。

1月3日:Lake Mateos2日目
本日はベニーがアメリカ人の客を迎えに行くためガイドは見張り小屋のお兄さんであった。
午前中は朝からスピナベ中心に飽きない程度にバイトがあり8:30までに48cmを筆頭に6本ほどキャッチ。
その後バイトが遠のき1時間半ほど色々な場所に移動を繰り返すが、ボディウォーターに面したシャローの立ち木エリアに移動するとなかなか良さげな雰囲気であった。
今まで無かった風も吹き始めて地合い的にも期待できるので気合を入れなおしてスピナベ(Bカスタム 黒)をキャスト。
予想通り9:54に54cm、5lb、更に10:35に57cm、6lbをキャッチする事が出来た。


54cm 5lb

57cm 6lb

その後も51cm、4lb7ozを含む40cmアップ5本を追加して午前中の釣りを終了した。

この時は「このガイドもなかなかやるな!」と思ったのであるが。。。

ロッジに戻り昼食をとり再度湖に戻ってくると午前中にはなかった風がかなり強く吹き始めていた。
午後はそういう訳でこのガイドは完全に風裏しか移動せず数的にはそれなりに釣れるもののサイズは今一つ。
島回りのポイントでも風裏から釣り始め風のあたる場所に出てようやく魚の反応が出てきたところで移動してしまう。
さすがに「このガイド大物のいる場所はわかるけど、魚の習性は読めてないな?」と言うことでカタコトのスペイン語で風のあたる場所を要求するが時既に遅く午後は計測サイズ無しで終了した。
ロッジに帰ってベニーから「今日のガイドはどうだった?」と聞かれたが「悪くはないけど。。。」という反応をしたらベニーは怪訝な顔をしていた。
(後でわかった事なのだが、このお兄ちゃんにはベニーは結構釣りを教えているらしくベニー的にはかなり自身があったようである)


1月4日:Lake Mateos 3日目
昨日までは貸しきり状態のMateosであったが今日からはアメリカ人の2人組グループも加わっての釣りである。(勿論ボートは別々であるが)
ガイドは1日ベニーにして貰えるので非常に心強かった。
しかし昨日から非常に天気が良かったお陰で朝は放射冷却で冷え込みがきつく、更に昨日からの強風は朝も続いており朝一は仕方なく風裏にまわって釣りを開始。
1時間ほどはアタリがなかったが、7時を回った頃からようやくポツポツアタリが出てきて1時間ほどで30cmクラスの魚を8本ほどキャッチした。
その後日が出てきて暖かくなってからは風表を流して釣るスタイルに変更。
明らかにサイズ的に良くなって8:48には57cm、5lbをスピナベでキャッチ。その後も風に流されながらスピーディーにポイントをラン&ガンして40cmクラスを数本追加、更に9:45には55.5cm、4lb7ozをキャッチした。
やはりベニーのガイドは素晴らしい。
昨日は風裏の釣りに終始して風表の釣りが出来なかったこちらの不満を事を知っているかのようにポイントを移動してくれるので何も注文する事がない。


55.5cm 4lb7oz

だが10時過ぎになるとアタリが遠のいたのでベニーがまたニヤニヤしながら「移動するぞ」といい、連れて来たのがここぞスポーニングというシャローフラットのエリアであった。
ここでは今まであまり音沙汰のなかった相棒がついに本領発揮をした。
得意のブザービーターやスピナベで立て続けに50cmアップ、6lbクラスの魚を3本ほど連続でキャッチして今までの鬱憤を晴らしていた。
ここのポイントでは自分は完全に脇役になってしまったようで40cmクラスの魚を2本しか釣れてなかったが、11:50にようやく53cm、4lb10ozをキャッチして午前の釣りを終了した。


6lb2oz 57cm 傷あり

5lb2oz 54cm

53cm 4lb10oz

昼食にロッジに戻りアメリカ人のグループと情報交換をするとあまり調子が良くないみたいであった。彼らは通常はリバーバッシングをしており湖の釣りは準備が出来てない(Unprepared)だと話をしていたので我々のヒットルアーを教えたりした。
ちなみに昼食にはバスとテラピアのホイル焼きでなかなかだったが、やはり味はテラピアの方が美味しかった。(釣った時の価値は逆なんだけどねー)


バスとテラピアのホイル焼き

この日はベニーの提案で2時からの釣行であったが、午後も相変わらず風が強いがベニーは構わず風表のエリアで勝負をするつもりらしい。
最初に移動したポイントは島が2つ続く馬の背のシャローに立ち木が並ぶ場所であった。
ここは間違いなく大物が潜んでいるでしょう!という雰囲気で、ベニーも「ここは大物がいるから集中していけよ!」と気合を入れてくれる。
風は強いが構わずに釣り始めると間もなくベニーの竿にヒット、一瞬姿が見えかなりの大物である事がわかった。
しかし立ち木にこすられ20lbのラインはあっけなくブレイクしてしまった。
ベニーも「今のは10lbあった」と本当に残念そうであった。
我々もこれに刺激され気合をいれてキャストするもののこの場所での大物からの魚信はこれで終わりであった。
その後も風表を積極的に流す釣り方で移動してスピナベ、バイブレーションをローテーションし8本ほどキャッチした。(殆どの魚が40cm以上のグッドサイズであったが既にメキシコ病にかかっており即リリースであったのは言うまでもない)
16時を過ぎ日も傾きかけ大分風も落ち着いてきたところでまたベニーがにやにやしながら「秘密の場所に移動するよ」と声をかけた。
移動して来たのは小さなワンドであるが立ち木がびっしり立ち並ぶジャングルのような場所であった。
昨年の釣行時にも同様の場所を攻めた経験があるので躊躇せずフットコンエレキの強みを生かして積極的にジャングルに侵入し攻めて行く。
流石にベニーが自信を持って連れてきてくれた場所だけに16:24 40cm、16:27 45cm、16:36 48cmを立て続けにキャッチして期待感が高まる。
ワンドの奥まで船を進めるともう殆どキャストするスペースがないのだが構わずスピナベを至近距離にピッチングキャストしフォーリングさせると黒い魚体が反転するのが見え大物がバイトするのがわかった。
ベニーに「Grande, Net」と叫び、場所が場所だけに強引に立ち木から魚を引きずり出した。上がってきたのは57cm、6lb10ozのナイスサイズであったが網にかかった痕がありかなり傷だらけだったのは残念であった。


6lb10oz 傷あり

日本ならばこんなサイズが上がればしばらく放心状態であろうがここはメキシコ、写真撮影を終えてまたすぐにキャストを始める。
間もなく同じく至近距離のスピナベフォーリング中に食うのが見えた、強烈にフッキングし強引に巻き上げるが今度の奴は立ち木に巻かれてしまった。
至近距離のため魚体が確認できそいつはかなり大物である事は間違いなかった。
ベニーは「こいつは8lb以上あるぞ」と言いながらなんとか魚を捕獲しようとしてくれている。その後ベニーの様々な努力により何とかそいつはネットに納まってくれた。(その際にベニーはサングラスを水中に落としてしまった)
苦労して捕獲した魚だけに魚体はかなりデカク見える。
まずは長さを計測すると58cmで前の魚より1cmほど大きいだけだが体高があるため重さは十分に期待できそうであった。
まずは自分の持ってきたデジタル秤で計測すると何故か6lb10ozしか表示されない。そこでベニーが自分の持っているばね量りを取り出しもう一度量ってみた、しかし残念ながら結果は6lb半+αしか出なかった。納得のいかないベニーは小金沢さんのも借りて量るが結果は6lb半と図らずとも自分のデジタル秤が正しい事が証明されてしまった。
期待しただけにちょっと残念であったが個人的には嬉しい一匹であった。


6lb10oz

その後はワンドを一回りしてしまったのでもう一度同じエリアを流すが、場が荒れてしまったようで17:30に53cm、5lbを追加するに留まった。
ここでは小金沢さんとのダブルヒットだったのでこんな写真を収めた。


ダブルヒット

ベニー曰くこの場所は「Japanese Place」と呼んでいるそうで、昨年来た日本人もこの場所で10lbをキャッチしているとの事であった。
結局この日は31本の水揚げであったが記録を確認すると全てハードルアー(スピナベ、ミノー、バイブレーション)でのヒットであったのは今更ながら驚きであった。

実はマテオスロッジでは今年から新しいシェフを雇ったそうで、食事が非常に美味しい事を付け加えておきたい。
この日の夕食に出た鶏肉をトルティーヤで包みチーズをかけたメインディッシュなどは今まで食べた食事の中でも特筆物であった。
同じ宿泊のアメリカ人がお代わりしていたので、我々もお腹が一杯にも関わらずついついお代わりしてしまった程である。

1月5日:Lake Mateos 最終日(半日)
長かった今回のメキシコ釣行もとうとう最終日になってしまった。
今日のガイドは2日目と同じく見張り小屋のお兄さんである。
今回の釣行では殆どスピナベとマグナムリザードのテキサスでの釣果なので色々とルアーをローテーションしながら攻めていった。
しかしながらやはり今回のヒットルアーは変わらず、8:00に55.5cm 6lbをスピナベ(これはダブルヒットで昨日と同じ構図で写真を撮影)、9:00に53cm 6lb4ozをテキサスでキャッチした。


ダブルヒット

テキサスで捕った6lb4oz

9時以降は若干まったりとした時間帯になり、場所を移動しながら私はサイレントキラーやTimberflashといったビックベイトを投げまくり空からの鳥攻撃(わかるかな?)をかわしたりして楽しんでいた。
しかし昨日の午後から相棒は5lb以上のバスをキャッチしておらず、上記左の写真の逆バージョンを密かに狙っていたのであった。
という訳で既に残り時間も少ないので、ガイドに先ほどのエリアに戻るよう提案した。
10:50に相棒も待望のグッドサイズからの反応があり無事にランディングしたが、ここからが私のプレッシャーのかかる時間帯であった。
相棒の魚は53cm、実は自分はこの時「相棒の魚よりデカイ奴をかけて返り討ちや!」などと悪魔のような事を考えながらキャストを繰り返していたのだが、ヒットした魚は下の写真のように40cm弱の魚で、相棒のデジカメにはしっかりと逆バージョンを写す事ができ「めでたし、めでたし」であった。


最後のダブルヒット

その後は運も使い果たしてしまったようで追加ヒットはなく全日程を終了した。


見張り小屋のガイド

初日のガイド

湖のモニュメント

宿で一緒だったアメリカ人と


【付録】
今回はバスをキャッチした時間、サイズ(小さい奴は目測)を全て記録したのでそれに関して記載したい。(統計的には意味は薄いと思いますが)
特に今回は5回目のメキシコと言う事もあり、それなりに日本での釣りとの違いを感じている部分があったのが今回のデータにより何となく裏づけられた気がするので以降に行く人の参考になれば幸いです。

大きさ別キャッチ本数
  El Salto Mateos 合計
60cm以上 1 0 1
〜55cm 2 8 10
〜50cm 2 6 8
〜45cm 12 9 21
〜40cm 14 43 57
〜30cm 18 35 53
30cm未満 2 2 4

メキシコと言えば大物しか釣れない様な錯覚を持ってしまうが、これを見るとやはり小さい魚が居てこそ大きな魚が育っていることがわかる。ただし、日本だとかなりの確率で釣れる30cm未満の魚については合計でも4本と成長の早さも感じる事ができる。(勿論大きなルアーメインで釣っていることもあるが)
50cm以上の魚についてはEl Saltoが5/51と約10本に1本の確率、Mateosでは14/105と7〜8本に1本の確率であった。
ざっくり言うと10本に1本は50アップの確率があるという計算になりやはり日本では考えられないほどのクオリティがある事がわかる。

  El Salto Mateos 全体
  All 45cm up 4lb以上 All 45cm up 4lb以上 All 45cm up 4lb以上
6時 0 0 0 4 0 0 4 0 0
7時 6 1 0 18 0 0 24 1 0
8時 8 1 1 13 4 3 21 5 4
9時 10 2 1 9 3 3 19 5 4
10時 2 0 0 14 4 3 16 4 3
11時 1 0 0 8 3 2 9 3 2
12時 0 0 0 0 0 0 0 0 0
13時 0 0 0 5 0 0 5 0 0
14時 5 5 2 7 1 0 12 6 2
15時 7 6 3 9 2 1 16 8 4
16時 10 3 0 10 5 3 20 8 3
17時 2 0 0 6 1 1 8 1 1
合計 51 18 7 103 23 16 154 41 23

フロリダバスは通常のノーザンラージマウスとフィーディングの時間が違うというのは知る人ぞ知る話であるが、ここでもそれなりの傾向は見える。
特に45cm以上、4lb以上のサイズについては明らかに朝一番より8時過ぎの方が多くキャッチされている事が読み取れる。
また意外に17時台の成績が悪いのも特徴として言えそうである。(勿論エルサルトについてはガイドのトイレ休憩があるので一概には言えないが。。)

【最後に】
まずはAccess!海外バスフィッシングのスタッフに再度お礼させてもらいます。
今回は8日間の長丁場で、日本に帰って疲れからダウンしてしまい釣行記を書くのが遅くなった事もお詫びさせてもらいます。(最近職場が変わった事もあり会社を休む訳にもいかず、かなり苦労しました)
また、昨年までメキシコツアーでご一緒した新海さんも年末年始は仕事の休みが取れなかったのですが、無事に職場での休みを取ることができてマテオスにリベンジしてきたのでレポート楽しみにしてください。

では新海さんレポートに続く



[サイト管理者より補足]
釣行記は任意なので詫びていただく必要なんかないんです。毎回詳しい釣行記を書いて下さるんで、逆にこちらのほうがお礼を言わなきゃいけないくらいです。毎回本当にありがとうございます。
こうした「生きた情報」を下さる人達によってこのサイトは支えられていると言っても過言じゃありません。

メキシコ釣行の典型的なパターンは「1つのレイクで3、4日釣って帰ってくる」というもので、それでも十分贅沢なんですけど、人間の欲望は尽きないもので、2回目とか3回目とかになると「レイクをハシゴしてみようか」なんて野望が頭をもたげてきちゃうんです(笑)。このサイトにもいくつかハシゴ釣行記がありますから読み直してみて下さい。確かに普通はそんな長期の休みをとるのってほとんど無理なんですけど、休みさえとれるのなら経済的には1レイク釣行を2回するより格安! 交通費が1回で済みますからね。
「とにかくメキシコに行けさえすれば満足」って認識から一歩進んで、「いろんなレイクで釣りしたい」って認識に変わっていくアングラーはこれからも確実に増えると思います(なんと贅沢な・・・)。

【付録】の統計データは面白いですね! 釣行経験者は大物の確率は日本を圧倒していることを感覚的によくわかってますけど、実際に数字として出てくると読者の皆さんにもイメージがわきますね。 「海外 驚きの真実」ではロクマルを例に日本とメキシコの確率の違いについてふれてますから読んでない人は読んでみて下さい。
しかし、釣った魚のデータを記録して分析してみる余裕ってのはやはり何度も行った経験者だからこそですね。釣りに関してもそうですが、何回も経験をした人だからこそ思ったり感じたりしていることが文中のあちこちにあるので皆さんもよく参考にして下さい。


現実にこんなのを狙えるレイク! 日本では出来ない釣りにチャレンジ! ※メキシコがイチ押しの理由→こちら

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今回の釣行記もぜひ参考に。 「役立つサイト」目指してます! →今日の
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