海外釣行記（メキシコ）－「レイクエルサルト釣行記」

海外釣行記　メキシコ、レイク・エルサルト

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「レイクエルサルト釣行記」　[メキシコ在住・御菓子バトン様]
2007年4月　メキシコ、レイク・エルサルト

今回で３回目のエルサルト釣行。あれやこれや迷い結局エルサルトに決定。
２００７年４月１日よりエルサルトロッジに４泊し、バス釣りを楽しんできました。
今回私の所属する、グアダラハラＦ.Ｃからは私だけの参加。釣り仲間の皆は、仕事・家族都合・帰国などで釣りに行くことが出来ませんでした。

今日からメキシコは、サマータイムなので時間が１時間進んでいる。午前１１時に１人で車にて自宅を出発、途中道端にハカランダの花がきれいに咲いているのが見えます。

私が住むグアダラハラ　紫色の木がハカランダ

すぐにグアダラハラ空港に到着。アエロメヒコの双発機で約１時間とちょっとのフライトです。マサトラン空港には定刻の午後２時過ぎに到着。エルサルトロッジに到着したのは、午後４時ころ。

空港ピックアップのロベルト

到着すると釣り客は私一人でした。相変わらず大変不調のようです。前回釣行の１０月は、エルサルトの生命反応は皆無でした。今回も？いやな予感が？
今回は、不調といえどもその倍はバイトがあるだろうと期待しました。そうすれば６０ＵＰの可能性も少しはあるかな？と思いながらバスボートにて出発。

＜到着日　約２時間の釣り＞
到着後すぐに、マルガリータを一杯。すぐに釣りの準備をしてレイクへ出発。
ガイドはハビエルで、これで３回目。

私のロッドを運ぶポンコツトラック。特に問題ありません

ガイド　ハビエル

水量は昨年の１０月に比べて約１０ｍくらい減水？というレベルです。
クランク、バイブレーション、スイムベイト、ワーム類を使い６個くらいのバスがつれました。しかし普段、私が行くアグアミルパとサイズが変わりませんでした。
明日に期待して釣りを終了。

＜全日釣り　一日目＞
朝食後、すぐレイクへ移動して出船。ガイドはハビエル。予想に反して（予想通り）非常に食いが渋い。ＴＯＰにはまったく反応なし。ガイドのハビエルはすぐにリザードとかワッキーを指示しシャローとかミドルレンジを流してゆくが、ぽつぽつと釣れるのみ。サイズも３５ｃｍくらいが頭で、さえない結果。途中クランク、バイブレーション、スイムベイトなども試すがぱっとしない。
結局、一日やって約３０匹くらいの釣果。グランデはゼロでした。

＜全日釣り　二日目＞
今日からガイドは、ボンシアーノさんにチェンジ。ハビエルの５ヶ月になる子供の調子が悪いということで急遽変更となりました。

ガイド　ボンシアーノさん

ボンシアーノさんは、あまりにもレイクが不調ということで少しでも実績のあるところ、また魚の気配のあるところへとボートを回してくれました。しかしながら前日と変わらず非常に苦戦。結局１日を終わって４０ｃｍくらいのが一つ混じり全部で２０匹くらいの釣果でした。なんとかグランデの１バイトを！と思いいろいろ試しましたが空回りの一日でした。
この日は、午後からアメリカからの釣り客が６名来て釣りをしましたが、結果は同じようでした。

＜全日釣り　三日目＞
早くも最終日、なんとか自己記録の６１ｃｍを更新したい。ボンシアーノさんにグランデ１本でよいからと言い、出発。この日アングラーズ・インからの出船はほとんどないようでした。赤いボートがみえません。よっしゃー！！とハードルアーで一番反応の良かったファットフリーシャドを投げまくり。途中からリザードでずりずり様子見。しかしエルサルトのグランデはまったく反応しない。この日も途中４０ｃｍくらいのが１本つれるもメキシコでは話にならない。
こまった！。そうこうしてる間に日が暮れて終了。終わってしまった。完敗。
この日、船着場で他のアメリカ３グループに結果を聞いても３．５ポンド位のが頭で数は５０個くらいとのこと。メキシコのバス釣りとしては、非常に良くない結果といえるでしょう。エルサルトの良いときを知ってる私にとっては素直に喜べませんでした。

最終日　船着場で

ロッジの女性たちと

＜帰宅＞
マサトランからグアダラハラに戻る飛行機から私が毎週のように行くアグアミルパがよく見えました。今の季節好調で、グランデはなかなか出ませんが３０～４０ｃｍ位のがたくさんつれています。
エルサルト、バカラック、コメデーロ、ウイティスなどメキシコにはたくさんの釣り場があります。なんとかこちらに住んでいる間に夢のグランデを手にしたい、今度こそ！！と思いながら帰宅しました。

＜総括＞
昨年１０月のリベンジをと思いエルサルトに行きましたが（今回３回目）、残念な結果になってしまいました。
なんとも昨年の９月の大雨、やら異常気象からどうもレイクの状態は、急変しています。死魚がたくさんいるわけでもないようです。大水で魚が川へ流出したか？またはベイトとなるティラピアの子が異常発生していつも満腹なのか良くわかりません。水質も昨年１０月と比較してそう悪くはないように見えました。スポーニング後の一服状態ということもあるのでしょうが？ただ、今回のような食い気のない状態のときでも、広範囲に潜らせて魚の気配を探知できるクランクベイトは必須だと思いますし、ワーム類もテキサス、キャロライナ、ワッキーなどいろいろな攻め方で試す必要があることは間違いありません。今後日本から釣行を計画されている方は、私のように外すことは出来ないと思いますので十分に情報収集して、釣行の時期およびレイクを選択されることをお勧めします。

タックル: 高価で軽量なロッドはむしろ避けたほうがいいと思います。運搬中のダメージや釣り自体でもガイドやブランクが破損する危険があります。底もの、巻物用にＭＨ２本（２０～２５ｌｂライン）、ビッグベイトなどにＨ一本（２５～３０ｌｂライン）、トップ、シャロー用にＭ一本（１６ｌｂ位）位を最低でも持ってゆけばＯＫと思います。リールは気に入っているものでＯＫですが上記ラインが十分巻けるものが必要です。また、飛行機で移動される方は、しっかりしたバズーカに入れて持ち込んでください。これはマストと思います。

ロッジ、食事、サービスは快適です。ドリンクも船上、ロッジ内で２４時間飲み放題！釣れなくて飲み続けてもビールは無くなりません。あと緊急対応のトイレットペーパと常備薬もなるべく持参しましょう。

［サイト管理者より補足］
メキシコに住んでいるというのは本当に羨ましいですね。アメリカで乗り継いで長いフライトを経てメキシコに行く私達からすると、メキシコのレイクがすぐそばにあるというのは夢のような環境です。
でも今回は非常に厳しい釣りだったようで、メキシコのレイクに慣れてる方でもはやり厳しい時は厳しい、やはりそう簡単ではないのが釣りなのかもしれません。どうもここしばらくレイクは不調のような感じですが早く回復してほしいものです。
でも、メキシコにいらっしゃるわけですからすぐまた機会はあるだろうし、次はいい釣りが出来るのではないかと思います。頑張って下さいね。

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