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トップ > 釣行記・お便り > 2008年12月 メキシコ、レイク・エルサルト

★★ 釣行記や写真を頂き感謝!先輩達の体験談こそが次の釣行者の大きな助けになるのですから ★★

「太陽と月とエルサルト」 [アメリカ ミシガン州在住・奥野様]
2008年12月 メキシコ、レイク・エルサルト

昨年末にメキシコにバス釣りとメキシコ観光に行ってきたのでそのリポートをします。 本リポートは基本は旅行中に個人的に書き溜めたものを参考にしていますので、みなさんと意見が違うかもしれませんが今後の釣行に参考になれば幸いです。

自分はアメリカ ミシガン州へ1年半前から海外赴任しており、そこからの出発となりますので移動も含めいろいろと状況が違うことをご理解下さい。


■準備編

自分は昨冬左大腿骨を骨折した為、一年間年休を一切とれず、この冬は自分へのごほうびをと考えていました。 そこで約2ヶ月前にメキシコへの旅行を思い立ち、以前から気になっていた本HPを参考に旅行を組もうと決心しました。 アメリカに1年半いながら出張以外では飛行機に乗っておらず、初めての飛行機旅行です。 基本はロッジだけをアクセスさん経由でお願いし、あとは旅行会社に行って航空チケットを探して手配しました。 安いチケットを探すうちにメキシコシティを経由することになり、せっかく行くのだから釣りだけではもったいないと思い、メキシコシティで観光をしようとなりました。 ちなみに今更ですが登場人物はバス釣り大好きの自分と釣り興味なしの相方です。 自分は昨年一年間(全試合ではないが)ここミシガンで草トーナメントに”一応”参戦していたそれなりに釣り天狗な男です。 そのトーナメントでは見事にぽっきり折られましたが・・・。
そこは結果主義のアメリカではなく、過程を重んじる日本人です、はい。 今回、写真がとても多く、被写体を的確に捉えているのは何よりも専属のカメラマンがいたからで、感謝です、はい。

赴任時には日本の釣り道具を目一杯持ってきましたが、それでもメキシコでの釣りとなると準備には大変でした。アクセスさんの勧めもありロッドは以下6セット揃えました。ルアー関係は本HP又は現地ロッジのHPからの情報収集により揃えました。

ロッド・リール

@TOP系プラグ用 MH 6'6" レボSC PE 50lb ※SCは日本のSXとほぼ同じスペック
A巻物系用 MH 6'8" レボSC ナイロン20lb ※元は7'だがケースに収まる様、のこでカット
Bキャロ用 H 7'6"(テレスコ) CRUXIS ナイロン25lb ※シマノの廉価版ベイト
Cテキサス用 MH 6'6" メタニウムXT ナイロン 25lb
Dノーシンカー用 M 6' CHRONARCH Mg PE 30lb ※日本のメタニウムMgとほぼ同じスペック
E予備用 M 6'6" BIOMASTER ナイロン 20lb

ルアー

マグナムリザード、フルーク、MAG-U、センコー、ヘビーウェイト、シルクワーム、ダイナゴンなど、プラグ色々バランスよく、ラバジ、スイムベイト系いろいろ、スピナベ、バズベイト、フロッグ

その他

7kgバネ秤、メジャー、ペンチ、十得ナイフ、ワーム染色液、 ワッキーツール、4/0・5/0・6/0フック、ウェイテッドフック5/0、トリプルフック替え各サイズ、シンカー、フックシャープナー、替えライン、偏光グラス、虫除けスプレー、ムヒなど

これらを揃えるのにネットショップと週末の度にBASS_PRO_SHOP、キャベラスへ通いました。また手に入らない品や予習が必要と思いイマカツ黒帯バカラックDVDも急遽、釣友の伊藤氏に送って頂きました。 ありがとうございました。 自分のスタイルではこれらの準備で不足品は無かったです。
正直持っていった半分も使用していませんが、レイクの状況も分かりませんのでバラエティには富んだほうがいいかと思いました。 ガイドはまず我らのBOXをチェックします。 彼らの思いの品が無ければ代用を彼らなりに考えてるようでしたが色も含めて数種持って行ければ確率が変わると思います。ロストについてはよく根掛かりますが外せます。キャロで一度だけガッツリ根掛かって糸切れとなっただけでした。魚による糸切れもブッシュに巻かれて一度切られたのみでした。

ロッドケースでこれも先駆者がやられた様に開けて欲しくない継部はガムテープで隠し、また入れて欲しくない孔も隠しました。
チェックされた後にまた戻しやすい様に目印をつけました。あと、運搬時の利便性向上の為、使わないスポーツバッグのバンドをロッドケースに取り付け持ち運び易くしました。但し、これは引掛り易くもなるので航空会社に預ける際はバンドを外しました。

■旅行編

●12/24(旅行初日)

4:00起床 タイマー無しで見事おめざめ、これって なんでだろーう♪(古っ)。釣人の得意技。かなりの雪の中珍しく早朝から除雪がされていてラッキー。 30分程走りデトロイト空港近くの民間駐車場に止め、シャトルに乗って空港へ。6:00にコンチネンタル航空でチェックイン。 国外へ行く為、かなり厳重なセキュリティチェック。 7:20にテイクオフの筈が悪天候の為、8:00離陸に。 飛立つとほどなく朝食が出てオムレツとパンでごちそうさま。11:20ヒューストン乗換え時に出発ゲートが出発前1時間の間に2度も変わり、あっちこっち(皆さんも掲示板はまめにチェックした方がいいですよ)。 13:50ちょっと遅れ気味でマサトラン着。 入国審査はノー監査気味?。 問題なく荷物も来ており、ルーレットに当たることも無く、無事迎えの人とも会い、外へ出るとドライバーとご対面。 荷物は荷台に入れられ、少々寄り道しながら人が増えたり減ったり、ロッジへ15:45着。 うわさのマルガリータとトルティーヤチップでお出迎え。 ソルティマルガリータはおいしかったです。

荷物を片付け、17:00頃やることが無くなり、ロッジの方にお願いして他のお客さんの迎えに行くついでに湖のオカッパリへ連れてって貰いました。 早速、釣れちゃうかなと思いきや、あれ、あれ、あれれ??? 全然、反応なし。
うわーもう暗くなってきたぞ、いきなり ボ、ボウズかぁ!?
ちょこちょこアタックはあるがのらない。 このときのルアーはTOPやスイムベイト、スピナベ。 いよいよボートも来てそろそろタイムアップで何とかおちびちゃん(25p)を1匹ゲット! ふぅー、あぶない、あぶない。

前日から来ていたHさん、Oさんペアにロッジへの帰りのバンでご対面、ご挨拶。 初日の結果はまずまずの様子。 うー早く行きたい。 その後、晩御飯もご一緒させていただきました。 メニューはトルティーヤチップとサルサ、トルティーヤ、ジャガ芋スープ、えびフライ。 あとはデザートチーズケーキとレモンパイ。 心配していた御飯もリクエスト通り肉類無しで美味しく頂きました。(アクセスさんありがとうございました) この日は我ら4人で親交を深め、お互いの話をして、更に釣りの話もして明日への期待は高まりました。 ただ、客が日本人4人だけという状況にちょっぴりロッジの経営を心配。 明日の準備をして21:00早めに就寝。

●12/25(旅行2日目・釣り1日目)

AM??:?? トイレに起きると電気がつかない。どうやら停電らしい、すぐ復活したが。 緊張してチョコチョコ起きてしまう。 結局4:00我慢できずに起床、準備タイム。 5:00コーヒーとオレンジジュースが配られモーニングコール。 5:10朝食。シリアルとトルティーヤ、スクランブルエッグ、ベーコン、フルーツ。 満腹。

5:50 4人を乗せバン出発。 結構外は寒く、Tシャツ2枚とウインドブレーカーとジャンバーを羽織っていきました。 5分くらいでランプに到着。自分のガイドはハビエル。 3日間のおしゃべりで分かった事だが若そうな印象どおり26歳に先週なったばかりとか。 でも子供は2人、3歳のセニョリータと、2歳のセニョール。 携帯で写真もみせてもらったがとてもかわいかった。 ニヒルなハビエルも子供の話の時は緩みっぱなしだった。

さて、最初のポイントはTOPの指示。 ラドスケールでやるがなかなか来ない。 うーん来ない。バモス(移動)。 ポッパーでバンクぎりぎりを狙えとの指示。 するとそこかしこでボイルが見える。すぐにアタック。2度のらなかったがやっとのったと思ったらなんとティラピア!! その後バモス、次では早くもセンコー指示。 ちょっと待ってくださいな、ハビエル君。 もうちょっとTOPやります。押し切ってTOP(レッドペッパー)を続けるとゴロタの岬でバホッと出ましたファーストバス。 全く同じ場所で連続ヒット。 こいつはアタック前1m位横から半身水面から出してやってきて興奮させられた。

その後はアタリが止まったのでハビエルの指示通りセンコーに。 あれ、来ない。 ハビエルにやってもらうと一発でヒット。 どうやら通す層が違うみたいだ。水面下1m位を通すといくらでも釣れてくる。 しばらく自分がセンコーで釣った後、ハビエルにセンコーを渡し、自分はTOPにして釣り続ける。この少し前にハビエルには好きなタックルを自由に使って良いよと伝え済み。 ハビエルはスピニングのラインが太すぎるのが気に入らないようだ。確かに元々使う予定無く、えいやっと20lbを巻いてしまったので暫くやるとよれてバックラッシュが起きて全部糸がスプールから取れてしまった。 昼にランクを下げて巻き直すことにする。(結局、昼以降一度も握ることは無かった)

その後場所替えし、キャロポイントへ。 自分がやると釣れず、ハビエルに渡すと一発で釣る。うーん、君はうまいねぇ。 先ほどのセンコーより水面下1m位が狙いと思いサスペンドミノーにするとがんがん釣れだす。そして場所移動を拒絶して続けた甲斐あってここで本日最大の58cm、7lbをゲット。 
正直始めて見るグランデは別の生き物で、釣った瞬間、あぁもう10lb釣っちゃった、やったー、てな気持ちでした。 これでこの重さってことは”10lb”はいったいどんな生物なんだろう。正直この一匹でもうこの旅に来た甲斐をこの時は見出していた。 

その後つれ続くがチキータ率高し、バモス。10m以上のディープ。魚探にはバシバシ移る。ハビエルいわくグランデポイント。二人でやるが全然釣れない。途中ハビエル、ティラピアのど詰まりバス発見、急遽ガイド業とは別の顔、救命救急士になる。船上での緊急オペは5分にも及び何とか8lbのバスを救助できた。明日僕のルアーを食ってね、バイバイ。

ランチはブロッコリースープと魚フライ、サラダ、とてもおいしい。

 シエスタ後はテキサスやキャロポイントへ行くがなかなか釣れない。ハビエルはSPミノーが大変気に入ったらしく、よく使って「I LIKE THIS」とさかんに言っていた。ハビエルがミノーやバイブでちょこちょこ釣ってる中、自分はブロディソードを引いて2度ほどでガボッときたがのらなかった。 夕方になりセンコータイムで爆釣れし、もう一本58cm 6lbをあげてこの日はこれで終了した。 とにかく夕日がきれいだった。
夕方には新たに日本人ペア、ダブルSさんが合流。

●12/26(旅行3日目・釣り2日目)

昨日どおりの朝が始まる、今日はハムエッグ。
6:00出船20:00位、湖上を滑走してついたのは両岸が切り立った小さなワンドでいかにもリザーバー的なエリア。 今日はマグナムPOP-Rが冴える。 バコバコ釣れてぽつんぽつんと50upが混じる。 53、58、50、55。


隣でハビエルがフルークのノーシンカーをやりだす。 チキータが釣れてるようだ。結構湖岸には木々が多く、スナッグレス効果を必要として自分もフルークを使い出す。 あぁスラッグゴー的な感じと認識し、その後はフルークでも釣れつづける。 バモス後、次は水深10m以上はある垂直岩盤。 ここはまだ時期的に早いでしょ?と思いながらも釣りするとちゃんと40cmくらいのは釣れてくる。 へーぇ、そうかい、ここでハビエル君、ちょっとフルークの動き指導。もう少しゆっくり動かせって、はーい従います。するとガツンとアタリ。 うん?今までとは違うぞ、お、重い。 ハビエルがネットを構えるが、とにかく下へ下へ潜る。 姿が見える前に潜るのでどんなサイズか分からない。 目一杯閉めたドラグからギュンギュン滑り出すライン。 PE30lbが何だか心もとない。 それ以上にミディアムのロッドが根元からひん曲がり、竿先が水中へ向きっぱなしで今にもバキッといきそう。 といってもこっちもツアー一ヶ月前からの日々鍛錬、 ”黒帯DVD見ながらスクワット及び腕立て”効果が効いてきて徐々に主導権をこちらにひきつける。 何度も繰り返された巻いてもその分出ていくライン越しの綱引きはハビエルの心強いタモ入れで終了。 勝者_チーム エルサルト!!!敗者_64cm 9lb バス!!! サイコーです、このどきどきがたまりません。 何にもかえられない感覚。 これがメキシコ病・中毒なんだと今思います。 もうこれは一度感染すれば特効薬は無く、あとは延命措置としてメキシコに行き続けるしかないのだと思います。 相方どうぞよろしく。

ランチに戻ると昨晩から合流したアメリカ人の2パーティ(リピーターのおっさん2人組とおばちゃん4人組み!:このおばちゃんの中には2人BASS_MASTER_WOMANに出ててチャンピオンボートのスポンサーを受けてるプロアングラーがいた)のどちらもが1人ずつ10lbオーバーをゲットしたことを聞いて俄然やる気が出る。 ルアーはテキサスで10インチのビッグワーム。 黒に青テールの定番カラーとのこと。 ランチはティラピアのフライとサラダとライスとトルティーヤチップ&サルサ。

シエスタ後、キャロライナ道場が再開。ディープの水中島に付くバスを狙う。意外とあっさり釣れる。テキサスでも釣れる。 これはこれでなかなかおもしろい。 そのまま岸から続くかけ上がりを狙い続けヒットが続く。 但しサイズは伸びない。 途中ハビエルの知り合いの漁師が岸から釣りをしており、ハビエル君エレキ踏みながらおしゃべり、まぁその間も釣れ続けているのでご愛嬌。

夕方になりバモス。 ボートランプ近くの山から落ちるインレットポイントへ。フルーク&ポッパーで釣れる釣れる。ここで午後の最大55cm5lbを釣って今日は終了。 今日は数も70以上釣れて楽しかったね。 6:30今日が最後になるHさん、OさんペアとダブルSさんと共に夕食を楽しむ。 メニューはえびのオーロラソースがらめ、フライドポテト、パスタ、トルティーヤ、サルサ、デザート。
夕食後ハマキャロの作り方をスィギスにリクエストして教えてもらうが材料が無く皆断念。

●12/27(旅行4日目・釣り3日目)

4:50起床、最後の釣りの朝が始まる。 否が応でも気合が入りすぎる。 6:20出船、昨日の最後の爆釣ポイントでポッパーをやるがしぶい。 すぐバモス。 昨日午前調子良かったワンドへ行く。 でも昨日みたいな風が無くフルークでやるも52cm止まり。 昨日とは別の小規模岩盤エリアへ移動。 水の色がいい。 ジュボッとでたのは58cm6.8lb。 しばらくして次のエリアへバモス。 ここでは女性バスプロチームとバッティング。 ガイド同士で話して半々に分けて話がついたようだ。 ここは1m〜2mくらいの広大なシャローで水色も今までと違い茶色く濁っている。 反応はよく、50クラスが時折チェイスするのが見える。 ここでは60cmジャスト7.5lbをあげる。 ナイスネット、ハビエル!


その後バモス。 同じような水の色のエリア、1本50upをゲットして、同じポイントにキャストするとまたもグランデ級アタック。 ところがこいつはブッシュに巻かれラインブレイク。 最終日にやってしもうた…無念。 その後、ガソリン無くなりそうだから友達にもらいに行くとハビエル君。 暫く走ってもその友達は約束の場所に来ていないようだ。 近くのやっつけ的な場所で何とか1本50upを上げてランチに戻る。 本日のメニューはえびのサルサがらめ風、激うま。

本日は昨日のアメリカ人達がしていたように自分もシエスタ無しを試みる。 ランチ前のハビエル君には了解を得ていたことが前提としてあり、最終日ということ、アメリカ ミシガンからの時差は−2時間と肉体的な負担が無いこと、何より本人がその方がいいということを自己責任の上で決めたことを皆さん理解して下さい。 結果から言えばその1時間は特に大物は釣れませんでした。 確率を何パーセントか上げたに過ぎませんでした。 昼からはキャロ、バイブ、テキサス、フルークなどで釣り上げる。ハビエルは一生懸命大物を釣らせようと気合が入っているようでした。途中でハビエルはラテンミュージックを携帯から流し、プレッシャーにあふれた自分を和らげてはくれましたが、結局殺気の塊と化した自分のルアーにはグランデからのアタックは無く、最後は大好きなTOPの釣りでしめました。 特に最後はタイイングフラッターで50弱がバホバホでおもしろかった。
最後にハビエルに感謝のチップと最後爆ったTOPルアーをあげて記念撮影、グラシアス。

最後のディナーはえびフライと野菜炒め、トルティーヤ。 外ではクリスマスのイルミネーションがきらめく。 明日のパッケージを済ませると、3日間休まず、船首に立ってキャストし続けた体は開放されてどっとやってきた疲れでいつの間にか眠りに付く。

■釣りに関して思ったこと

やっぱり10lbを狙って釣るのは難しいのでいかに確率を高めるかだと思う。 確率が高い釣りを続けられるかどうかは結構、あれもこれも使いたくなる自分との戦いでもある。 ガイドは経験豊富だから従えば間違いは無いがたまにはもう少しここでやりたいとか、移動してくれとか、風が当たる側を攻めたいなどはっきり言えばその通りにするので3日間もあるので少々は自分の意向をガイドに伝えてもいいと思う。 今回はレンジが水面直下だったのでそれ系のルアーであれば大体何でも釣れた。 初日は湖の状況を知ること、ガイドと交流を持つこと(最低3日間24h以上一緒にいることになるので何かしら時々は声掛け合ったほうがいいと思う、単純な英単語、スペイン語でも) もちろん体を慣らさせるのが一番です。 自分も多少は簡単なトレーニングをしていったつもりですがそれでも3日目には体ボロボロになります。鍛えて来てください。中日は思いっきり釣る。最終日は思い残すこと無い様、楽しむ。あと殺気を消しましょうねー、消せるものなら。 あと湖移動に使う車(バン)ですが4列11人乗りです。個人でロッドをロッジへ持ち帰る際に人と一緒につむことがあります。その際はみんなの足元にロッドがくるので結構踏まれます。 100kg級の人もざらにいるのでガイドなんかは結構簡単に曲がります。どうしようもないので移動後はチェックしたほうが良いですよ。 せっかくの海外旅行なので泊まっている人とは同じ趣味ということもあり、国を問わず簡単にコミュニケーションが取れます。ぜひトライして下さいね。ではまた、皆さんとロッジで会えるのを楽しみにしています、アディオス、アミーゴ。



この先は釣りとは関係ありませんので興味のある方はどうぞ。

●12/28(旅行5日目)

4:00起床 やはりコーヒーとオレンジジュースで目覚めロッジにチップを渡し、4:30にロッジを出発。 1時間10分の道のりはプラネタリウムより美しい満天に輝く無数の星空見てやっぱり、またここに来たいと思った。10lbを釣る為?いやこれだけの自然の中で自分をリセットできる方法を他に知らないから。 あのおおらかなラテンのノリで毎日があっという間の日々。 でもやっぱり10lbは釣りたかったな。 また来よう、自分と(相方への)ご褒美として。 さて空港に到着、アエロメヒコのカウンターでチェックイン。 7:00の離陸まできれいな朝焼けを見ながらゲートで待つとサソリ(チキータ級)を発見!ちょっと興奮。 まわりのアメリカ人もビビリ気味。最後にメキシカンがペチャ。

10:30メキシコシティ着。 ロッドケースを持っていることから何度も警官に止められ、パスポート掲示を求められる。 CITIOというカテゴリーのTAXIチケットブースへ行き自分たちが行きたいエリア・ゾーンのチケットを買う。 最初は250ペソだったが、それはバンタイプでセダンタイプであれば175ペソで済んだ。 セダンの助手席を倒しロッドケースを入れてトランクに大小のスーツケースを入れて出発。30分程で滞在予定のホテル カミノリアル ポランコに到着。チェックインを済ませ荷物を預けて身軽になって近くの国立人類博物館という堅苦しいところへ向けて徒歩で出発した。

ちょこっと迷いながらも町行く人の助けを借りて15分くらいで到着。 博物館はとても広く、ちょこちょこ休憩がてら見る。 テオティワカン、マヤ、アステカなど各文明ごとに分けていろいろな物を展示している。 正直英語の説明もないので分からないがどれも目を引くものばかりだった。 入り口にオーディオガイド貸し出しサービス(有料)があったので興味ある人は借りた方がいいだろう。 明日行く予定のテオティワカンが今から待ち遠しくなった。 昼食は博物館内のレストランで取ったがあまりにお腹がすいていた為、二人とも写真を撮ることも忘れてあっという間に完食した。 フィットチーネのチーズがけとリングイネのポモドーロとパン、どれもおいしかった。



その後も館内を見たがどうにも足が限界らしく歩けなくなってきた。 冒頭に書いたように自分は大腿骨骨折により左足付け根にボルトが入っており、階段がきつくなってきた。明日のこともあるのでホテルに戻り休むことにした。 帰り道、屋台でおいしそうなポテチが売っていたので買うと、ピカンテをかけるかと聞かれ思わずチキンな自分はノーと答えると味なしポテチになった。 これはこれでおいしかったが塩味の素晴らしさを感じた。 そのままホテルで死んだように眠り夕食もとらず眠り続けた。


●12/29(旅行6日目)

8:00起床で8:30徒歩にて出発。 まずは歩いてメトロ(地下鉄)の乗り口をホテルの人に言われたとおり4ブロック南へ歩いて目指す。ホテル出てすぐのベーカリーでパン購入。迷ったがチョコメロンパンとクロワッサン。続いてコンビニでトマトジュースと水。どちらのパンもとてもおいしかった。またしても道行く人に助けてもらいながら15分ほどで駅に到着。 早速切符を2ペソ/1人で買って乗り込む。メトロは一度構内に入場すれば乗り放題のようだ。乗換えを2度行い、目的の北バスターミナルに到着。バカッ広いけどネットで見た記憶を頼りにテオティワカン ピラミッド行きバスチケット売り場を探し当てる。31ペソ/1人でチケットを買い、そのまま流れでバスに乗り込む。その後は10分ほどで客席が埋まり、売り子がバス内を往来したのちに10:15出発。 町並みを観光しながら1時間ほどで目的地に到着。 周りはサボテンダーだらけだ。


いよいよ入場料48ペソ/1人を払い敷地内へ。 まずは感想としては広い、石だらけな感じ。前方にあるケツァールコアトルの神殿へ行く。アップダウンの階段を超え(これら階段は一段がグランデ級にでかいので倍以上疲れる) 急斜面の階段を超えてたどりつく。昨日博物館で見たレプリカのような鮮やかな色彩は残ってないが本物の迫力を感じる。 遠くに太陽と月のピラミッドを捉え今日の足に残っている耐久性を心配する。 でもここまで来てさすがにあきらめられない。

太陽のピラミッドを目指し死者の大通りを歩く。近づくと予想以上にでかく、標高2300m以上の高地の為、頂上に行くには途中何度も休憩が必要だった。 登ると気持ちのいい風が疲れをいやしてくれる。 今度は更なる先に月のピラミッドが見える。


月のピラミッドを目指し死者の大通りを更に歩く。どうやら月は完全登頂が出来ないみたいだ。でも何度も休憩をして登頂すると達成感に満たされる。

残るはケツァールババトルの宮殿。 ここはまだ色彩が漆喰と共に残っており殺伐とした遺跡の中で少し温かみを感じた場所だった。 その後は昼飯としてピーナッツをほおばりお土産やさんをのぞくといろいろな面白いものが安く売っており、気に入ったものを買った。 あと記念にソンブレロもかぶっては見たがこれは不評だった。 

行きと同じ行程でホテルまで帰ってくる途中、コンビニで辛いもの系を買ったり、酒屋でお酒を買ったりした。
今日は最終日ということでホテルで食事。メニューは自分がやっぱりこれでしょうってことでトルティーヤスープwithアボガド、チップ、相方がツナとアボガドのサラダ。さすがホテル、ちょっと洗練された味、盛り付けでした。サルサもここのが一番美味しかった。

●12/30(旅行7日目)

4:30起床で5:00にTAXIで出発。 交渉して空港行く前にソカロとカテドラルを通っていってもらう。 結局行っても早朝なので入れないし、暗くてよくわからなかったが、とりあえずってことで。

その後は空港で事前にエアロメヒコの便がキャンセルされてデルタ便に変わったことで当方はデルタのカウンターに行ったが断られ、エアロメヒコのカウンターでも30分くらい待たされた。結局もう一度デルタに行き、エアロメヒコで渡された書類で何とか離陸1時間前にチェックイン出来た。ちょっと最後にお疲れな出来事でした。 7:38離陸、アトランタに3時間ほどで到着。その間は座席が1/3くらいしか埋まってなかったので結構自由にスペースが確保できた。 あと各席にあるモニターでなんだかゲーム三昧、徐々に現実に。 アトランタではバーガーキングを食べて更に現実に引き戻されて、最後4:30降り立ったデトロイトでは氷点下の寒さが脳天から足先まで現実へと完全復帰をさせてくれた。 夢の旅が終わった。

この旅行記を書いたことで記憶も鮮明になり、次回への自分への手引書的なものとなるだろう。 今から釣り道具の片付けに入ろうと思う。 それでは、また、アディオス。



[以下アンケートより抜粋]
●釣果はどうでしたか?(わかる範囲、概算でも構いません)

 あなたの本数:[150]本
 大物ベスト5 (体重順でも体長順でもお好きに)
  (※○.○lbでも○lb○ozでもOK。1lb未満の表記に注意。1lb=16oz)
  1位:体重:[9]lb[  ]oz  体長:[64]cm
   ルアー:[フルーク]  色:[パールホワイト/チャート]
   リグ:[ノーシンカー]  バイト深度:[1]m (ボトムまでは8m)
  2位:体重:[7.5]lb[  ]oz  体長:[60]cm
   ルアー:[フルーク]  色:[パールホワイト/チャート]
   リグ:[ノーシンカー]  バイト深度:[1]m (ボトムまでは4)
  3位:体重:[7]lb[  ]oz  体長:[58]cm
   ルアー:[レイダウンミノーMID]  色:[ブラック]
   リグ:[       ]  バイト深度:[1]m (ボトムまでは4m)
  4位:体重:[7]lb[  ]oz  体長:[58]cm
   ルアー:[マグナムPOP-R]  色:[ブラック]
   リグ:[       ]  バイト深度:[0]m (ボトムまでは1m)
  5位:体重:[6.8]lb[  ]oz  体長:[58]cm
   ルアー:[フルーク]  色:[パールホワイト]
   リグ:[ノーシンカー]  バイト深度:[1]m (ボトムまでは4m)
 50cm超の本数:[14]本 (うちロクマル[2]本)
 7lb超の本数:[4]本 (8lb台[0]本、9lb台[1]本、10lb台[ ]本)

●全体的に最も効果的だったと思う場所や深さ、ルアー、釣り方は?
   [2〜3mくらいのシャロー    水面直下でトゥイッチ]
●大きい魚に限って言えば、どんな場所、深さ、ルアー、釣り方が効果的?
   [実際10lbを釣ってる人はディープでテキサス10インチ以上のビッグワーム]
●あまり反応がなかったと思われる場所や深さ、ルアー、釣り方は?
   [立ち木、10m以上のディープ]
●今回のベストルアーは?(名前/大きさ/重さ/色 ※複数回答可)
   [ソルティ スーパーフルーク ホワイト半身チャート染め]
●釣りに関して他に何か読者の参考になりそうなことは?(テクニック、トラブルやその対処等何でも)
   [日時により反応に差があるので、前日にあまり固執せずにいろいろ試してアタリルアーを探すべし。
    ラインは使うものよってブレイドとナイロンを使い分けるのも手。指はぼろぼろになるのでバンドエイドや
    テーピングで保護するといい。ラインは個人的には表層系はブレイドがお勧めです。]



[サイト管理者より補足]
メキシコに行きやすいアメリカに在住というのは願ってもない環境。羨ましい! 日本からだとメキシコはおいそれとは行けないわけですから、アメリカにいる方は機会を見つけて行けるだけ行っておくといいといいでしょう。

ピラミッドで有名なテオティワカン遺跡はメキシコシティーから近い世界的観光スポット。西海岸のレイクを選ぶことがほとんどの日本人がメキシコシティーを経由することはあまりないと思いますけど、休暇を長くとれる方は「釣り+観光」で行くのもいいですね。

ロッドの本数は1本でも多いほうがやはり楽です。リグり直すのは時間がもったいないですから。最低でもベイトは3本、出来れば5本あると非常に楽になります。もちろんそれ以上持って行ってもいいですけど、ボートのスペースも当然限られているので2名で行く場合は増えすぎないようにしたほうがいいでしょう。

この方もおっしゃってますが、「自分がやると釣れないけど、ガイドがやると釣れる」ということはものすごく多いです。私達日本人がいくらキャストして釣れなかったとしても、「ここには魚がいない。ガイドがハズした」と軽々に判断するのは間違いで、単に私達自身がショボいだけ(知らないレイクなんだから当たり前)のことが多いということを肝に銘じておきましょう。ある程度の時間ガイドに釣りをやれせてみれば皆さんもきっと納得するでしょう。私達がガイドに釣りをさせることをお勧めしているのはそのためです。ガイドの釣りと自分の釣りで何が違うのかがわかるし、レイクをよく知っているガイドの判断は精度が高いですから。


現実にこんなのを狙えるレイク! 日本では出来ない釣りにチャレンジ! ※メキシコがイチ押しの理由→こちら

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