2003年5月 メキシコ、レイク・ウィーティス |
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「メキシコ、レイク・ウィーティス釣行記」 [静岡県・岡部様]
2003年5月 メキシコ、レイク・ウィーティス
メキシコに興味を持ったのは2年前位に本で紹介されていたのを見てから。その頃からいつか必ず行く!と心に決めていた。周りには一緒に行くような仲間がおらず、ツアーなど団体で行くチャンスがあればと思っていたのですが、そんなこと言ってたらいつになるか分からないと思い、一人での釣行を決意。しかも海外は初めて。場所はウィッティスに決めた。なぜウィッティスかと言えば、ただ単に雑誌で紹介されていたのを見たから。
5月中旬の出発1週間前、たまたまネットで検索していた時にACCESS
BASS
FISHINGを発見した。見た瞬間、ウォ〜と叫んだ!
メキシコへ一緒に行く人を募集していたから。もっと早く知っていれば............。内容も見てビックリ!
「今まで一人で悩んでいたのがバカみたい」と思える程の情報量で非常に参考になる。
一応、「ウィッティス行きます」と連絡し、何度か連絡を取っているうちに、私のロッジ予約に不手際があることが発覚。急遽新たに予約をお願いすることになった。
全く会ったこともない人に任せるのには少し不安もありましたが、予約先(WET-A-LINE
TOURS)から「ACCESS BASS
FISHINGは良く知っている」と連絡もあり、詳しい予約内容の連絡もあり安心しました。とても信頼できる方達です。
ACCESS BASS
FISHINGのみなさん、本当にありがとう!!
そして21日成田空港をノースウェスト航空で出発。海外旅行は初めてと言うことで、すべてが初体験!荷物の検査や出入国など心配していたことは全く問題なくクリア。ロスでは1日時間があったのでホテルへ荷物を預けタクシーでBASSWORLDという釣具屋へ行ってみた。ホテルはチェックインがPM3:00と聞いていたのですが、AM10:00にチェックインさせてくれた。部屋は通路側に窓があるので、ちょっとビックリ!BASSWORLDでは必要な物は一通り揃いますが特別興味をそそられるような物はなかった。空港、ホテルから歩いて行けるような所には何も無いのでレンタカーが絶対便利だなあと感じます。まあ日本もそうですけどね^^
翌朝アエロカリフォルニア航空でメキシコ
ロスモチス空港へ。ロスの空港では同じウィッティスへ行くと言う4人のアメリカ人に出会い、片言の英語ですが釣りの話で盛り上がる。
ロスから出発の際の手荷物検査は厳しい。バッグ、ロッドケースもすべて開けて検査。ロスモチスへ行く途中クリアカンという所で入国審査。手荷物だけ持って一旦降りる。そしてロスモチスへ到着。
ゲートの外に出るとロッジの人が迎えに来ていてアメリカ人がLET’S GOと私の肩に手を掛け車へ。と次の瞬間、一人の男が私たちの間に「JAPANESE?」と笑いながら割り込んできた。彼が私の行くロッジのマネージャーのベニーだった。アメリカ人は他のロッジで私は危うくそっちへ行きそうになった^^ロッジへ行く途中、WALL−MART、昼食で中華レストラン?、ベニーの家に寄った。そして車で走ること3〜4時間、山道を抜けロッジに着いた。山道では牛や、馬などが普通に歩いていた。雨が降らないためか異常にホコリっぽくてマスクが欲しかったくらい。
ロッジに着いたのは午後4時前位。日が暮れるまではまだ時間がありましたが、6日間釣りをするのでのんびり過ごした。部屋は思っていたよりも綺麗でクーラーも付いていて快適。部屋と食堂は別れていて食堂からは湖が見えて夕焼けが美しい!
部屋には冷蔵庫は無いですが、食堂に飲み物が入った冷蔵庫があり、水、ビール、コーラなどが飲み放題!食堂でくつろいでいると、コックがマルガリータを出してくれた。これがまた美味しい。超オススメです!
夕食の時には3人のアメリカ人と2人の日本人に会うことができた。日本人の方は最終日と言うことで3日間の釣りの話を聞くことができ、2日振りに日本語が話せて嬉しかった^^あまっていたシンカーまでもらってしまった。ありがとう!!
待ちに待った釣り初日。朝5時にドアをノックされて起こされ、コーヒーを飲みながら期待を膨らませる。朝食後、荷物を車に載せて出発。湖までは車で1分。急勾配の坂を勢い良く降りて行く。ちょっとスリリング。そしていよいよボートへ荷物を載せて出発。ボートは16フィート60馬力でローランスの魚探が付いていて1人では広すぎるくらい。
10分位走り、着いたポイントは立ち木のあるワンド内。ガイドの指示でPOP−R、ザラスプーク、モンスタ−ジャックなど1時間程投げまくるが、たまに小バスのバイトがあるのみ。そしてワームの指示が............「こんなに釣れないのか?」と思うが、6日あるのですべてガイドに任せてみる。ガイドが指示するアクションは単純なリフトアンドフォール。30cm〜40cm位のバスは時々HITするが一向にサイズは上がらない。釣れなくなると移動してくれるが同じような場所ばかり連れて行かれる。どうやら数釣りはこのような場所が良いらしくガイドの釣らせたいと言う気持ちが分かる。話をしようとしてもガイドはほとんど英語を話せない。私もスペイン語は全く話せないのでジェスチャーで会話する^^言葉の壁は確かに感じるが、どうしても伝えたいことはノートに絵を書いて伝えれば早い。会話ができなくても釣り自体は全く問題なくできる。気を使って飲み物も出してくれる。
結局45cm以上は釣れないままランチの為、一旦ロッジへ戻った。食堂で気温を見てみると36度。外はもっと暑いのでしょうが、昼頃になると風が強くなり、空気も乾燥しているので日本の36度よりは過ごしやすいと思った。でも暑い^^マルガリータを飲みながらアメリカ人と話してみると誰も4lb以上は釣れていないという。そのアメリカ人達はトーナメントに出ているらしく、その人達でもデカイのが釣れないと言うことは、やはり難しいのでしょう。
昼食後は1時間ほどシエスタ(昼寝)をして再び釣りへ。午後からは強風で風裏に行くか、ボートを立ち木にロープで縛らないと普通に釣りをするのが難しい。唯一ダムサイト付近だけ風が弱かったのでちょっと粘ってみる。魚探を見ると10〜12m。日陰になっているので試しにTOPを投げてみると連続バイト。かと思うとディープでもテキサスリグで釣れる。しかしサイズは上がらない。そんな感じでそこそこ釣れたが3.5lb以上の魚は釣ることができなかった。夕食の時、アメリカ人と話をしてみると4lb、5lb、6lbを釣ってきていた。パターンを聞いてみると、口を揃えてディープの一言。「私はディープでは小さいのしか釣れなかった」と話すと、信じてやり続けるしかないと言っていた。朝は早いので夕食後は今日の楽しかった釣りを思い出しながら早々に寝た。
2日目の朝の最初のポイントでは周りで多数のボイル。POP−Rをキャストしていると4lbが釣れた他、多数のバイト。何匹か釣っている間にデカイのは立ち木やブッシュの脇をタイトに攻めた時に釣れると言うことに気が付いた。気が付いた時には日が昇ってしまい、バイトは遠のいてしまった。昨日と同様のワームの釣りをすると一向にサイズは上がらないが一つ気が付いたことがあった。キャスト後バックラッシュしてしまい直していると必ずバイトがある。試しにキャストしてカーブフォール(ほったらかし)させてみると、やはり連続バイト。バイトがあるであろうレンジをテキサスリグでスイミングさせても釣れる。10m以上ある立ち木周りでも同じように釣れる。サスペンドしてると思い、根掛りの少ない場所ではクランクベイトにしてみるとやっぱり釣れる。ティムコのマッドペッパーマグナム、ダイワのハイパークランクTi、ノリーズのメータークランク4mなどが良かった。今日はこのパターンでがんばってみようと思い、ひたすら投げまくった結果、午後4時位に60cmがやっと釣れた。白のマッドペッパーマグナム超デッドスロー引きでした。
この日は3人のアメリカ人が最終日だったので一緒に写真を撮って別れた。みんな日本語でサヨナラと言っていた。良い思い出をありがとう!
3日目、ゲストは私一人。他のロッジもゲストは少ないらしく湖は貸切状態だった。
昨日の経験からカバーの脇をデッドスローで通したかった為、少々のカバーならすり抜けたり乗り越えてくれるRAT−A−TATのみでの勝負!根掛り覚悟でタイトに攻めると、やはり時々根掛ってしまうが、うまく通り抜けるとガボッ!と出る。しかもデカイ。3連続バラシの後、やっと釣れたのが54cm、6lbだった。太い木の脇や複雑な枝の脇や中でデカイのは釣れた。カバーの中でバイトがあるとラインが枝などに絡んでしっかりフッキングができないので良くバレる。もしかしたら朝からワームで釣ればデカイがたくさん釣れたかもしれない。でもTOPはおもしろいので手が出なかった。TOPで出なくなった頃、ミノーはどうか?と思い根掛り覚悟でカバー周りを引いてみると1時間で10匹以上釣れた。しかし40cmどまり。あちこち移動して昨日のパターンであったクランクベイトを試すがイマイチ釣れない。
TOPで54cm、ミドルレンジで60cmを釣ったので、ディープを試したくて、それからはディープのみでがんばった。ただ漠然とディープと言っても広すぎて周りきれないので、アウトサイドベントの中にある岬に絡む立ち木に狙いを絞った。アフタースポーンから夏にかけてのシーズナルパターンを考えると、これ位しか思い当たらなかった。更に入れるのが難しそうな枝分かれの激しく太い立ち木に絞った。入らない所はスキッピングや上から投げてでも入れた。デカイのはこういう所にいると思ったから.............。
後に分かったのですが幸い細い枝はカラカラに乾燥しているらしく魚が掛かるとバキバキと折れてくれる。でも、この釣りにすると極端に釣れない。昼食までに2,3匹の小バスしか釣れなかった。何度も「違うかなあ?」と思いながらもまだあと3日あるのでと思い、がんばってみた。夕方まで数匹の小バスのみで諦めかけていた頃にデカイのがきた。アタリは根掛りかと思うような感じだったけど、次の瞬間今までとは違う引き込み。ヘビーロッドに30lbラインだったので強引に引っ張り出すことができたのですが、ジャンプした瞬間バレた。ガイドがムーチョグランデ(バカデカイ?)と言ってネットを水面に叩きつけた。バレたけど嬉しかった。ディープでも釣れることが分かったし、釣れ方もちょっと違うことが分かった。フォールではなくシェイクしながらの超スローなリフトアップで喰ってきた。それからは立ち木に絡めてフォールさせた後、シェイクしながらスローにリールを巻くだけの繰り返し。ルアーはブラッシュホッグのブラック1/2オンステキサス。
その後60cm、64cmをその方法で釣ることができた。しかしアフタースポーンの魚で激ヤセ!魚体が見えた時は長くて痩せているので一瞬シーバスかと思ったくらい。重さも7lb、8lbだった。これがコンディションの良い魚なら10lbクラスだったかと思うと悔しいけど、釣れた時はメチャメチャ嬉しかった。ガイドと一緒に大喜びしたのは一生忘れることはないとでしょう。
この日ロッジに帰ると8人のアメリカ人がきていた。その内3組は親子らしい。むこうから話し掛けてきてくれて、釣りの話をしながら食事した。私が理解できないと分かり易く話してくれて嬉しかった。
4日目の朝もTOPで何匹か50UPが釣れた。やはりキモはヘビーなカバーの間や立ち木の脇だった。何度も根掛りさせてガイドを困らせましたが、嫌な顔せず回収してくれる。日が昇ってからは昨日同様のテキサスの釣りのみ。ロッドも3本に絞った。それから昼まで釣れたのはたった2匹。しかし58cm、60cm。が、カメラを忘れてしまいすぐにリリース^^やはり激ヤセの6.5lb程だった。
4日目にもなるとかなり疲れてくる。ランチの時に酒を飲んで昼寝すると起きるのがかなり辛い。結局3時からの再開になってしまった^^それからは適当に釣りをして何匹か釣って終わった。その日はアメリカ人が8lb、9lbをスイムベイトで釣ってきていた。釣った二人は取材で来ているらしく、一人がプロで一人が記者らしい。さすが!そのプロらしき人が私の所へ来て、アフターの良くない時期でデカイのはセカンダリーポイントだと教えてくれた。メインレイクではないロックの岬で15〜20ftをクランクベイト、スイムベイトでスローに攻めるのが良いと言う。そう言えばここで会った日本人の方もスイムベイトが良いと言っていたが私はフローティングしか持っていなかった。
5日目、6日目はアメリカ人がシンキングのスイムベイトをくれたので、そのスイムベイトでのんびり釣りをしましたが、結局私には大きいのは釣れなかった。なんか4日目までで目的を達成してしまったような気がして集中力が持たなかった。
最終日は写真を撮ったりして楽しんだ。釣りをしてると山の急斜面に牛がいたり、犬がいたりして驚く。地元の人はペットボトルをリール代わりにして釣りしてる。ガイドは途中「変えてもらってみようかなあ?」とも思ったのですが、陽気でおもしろい奴で長く一緒にいると性格もわかってくるのでそのまま6日間になった。私は自分の思うように釣りをしたかったので途中からは私の指示で動いてもらいましたが、嫌な顔せず従ってくれた。
あっという間に6日間が経ち、夢だったメキシコ
バスフィッシングは終わってしまった。
結果的に言うと、このシーズンのウィッティスは数、型ともに非常に難しいと言う感じ。釣れてくる魚はほとんどがアフタースポーンって感じで数釣りでは30cm〜45cmを20匹〜30匹くらい!ジグヘッドやダウンショットでやればもっと釣れると思いますが........日本に比べたら全然釣れるんですけど^^メキシコと言う事を考えるとチョット物足りないかな。でも大物狙いで1日1匹〜2匹50cm〜60cmが釣れるところはさすがメキシコ!一人での釣行でしたので、二人で行く場合は釣果は落ちるかもしれません。一人だと自由に釣りができますから。
釣り以外にも楽しいことは一杯あります。ロッジの人たちは良い人ばかりでとても良いところです。管理人のベニーも日本人一人の私に気を使ってくれてFAX、TEL(お金は掛かります)も使わせてくれました。「街へ出る時には何か欲しい物あるか?」とも言ってくれました。
結局一人で初めての海外へも何の問題も無く、釣り以外での達成感も大きく忘れられない旅になったと思います。成田空港に着くと更に大きな達成感を感じ、疲れも心地よく感じます。言葉の壁はありますが、情熱さえあれば何の問題もないでしょう。事実私は英語はまともにしゃべれません。何もしゃべれない人が1ヶ月勉強した位のレベルだと思います。出発前には「初めての海外旅行」を読んだだけ。この1冊に旅に最低限必要な知識、会話例も載っています。目的地に着いてしまえば旅の流れが分かるので帰りのことは心配ないでしょう。行きと同じことですから..........1人で迷っている人がいましたら是非トライして頂きたいです。無事帰って来れた時の達成感ったらないですよ。^^
最後にサポートして頂いたACCESS BASS
FISHINGのみなさん、本当にありがとうございました。
[サイト管理者より補足]
「Campo Buena Vista」のフィッシングパッケージは「Wet-A-Line Tours」により提供されています。もっと情報が欲しい方や予約でお困りの方はこちらへご連絡下さい。知ってることは全てお教えします。
メキシコでの釣りは結構体力を消耗します。日本からの長旅の後ということで時差ボケ、睡眠不足もあるでしょう。言葉の問題等、異国を旅するストレスもありますのでなおさらです。
今回岡部さんは6日間の釣りでしたが「5日目、6日目の集中力がもたなかった」とおっしゃってます。(おそらく帰国後「10ポンド級を求めてメキシコに行ったのに何てもったいないことを」と思われたことでしょうが)。これはたぶん休養不足のためだと思います。
この時期、メキシコのロッジでは朝は6時ごろから11時ごろまで、昼休み(昼食と休憩(シエスタ))を計3時間挟んで午後は2時から日暮れの8時ごろまで合計約11時間釣りをします。ぜひ「これは結構疲れるのだ」ということを頭に置き、自ら進んで多めに休憩や睡眠をとるよう心がけて下さい。
もし3日間の釣りならこれでもギリギリ集中力はもつでしょうが、それ以上の日数を釣る場合や女性や体力に自身のない方の場合は、午後の開始時間を1〜2時間遅らせ、その分昼寝を増やすことをお薦めします。夜更かしも避けましょう。
メキシコではこんなのが相手。日本では出来ない釣りにチャレンジ! ※メキシコがイチ押しの理由→こちら
このロッジも手配サポート可能です。もっと情報が欲しい方や予約したい方はこちらへご連絡下さい。
今回の釣行記もぜひ参考に。
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