海外釣行記 メキシコ、レイク・エルサルト |
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「エルサルト 3回目 2014年2月8日〜15日」 [千葉県・ケンイチ様、埼玉県・ミッキー様]
2014年2月 メキシコ、レイク・エルサルト
いつもの神田の居酒屋にてミッキーと釣り談義。最近ミッキーは中小企業の役員に就任し、身に余る重責に好きな読書も管釣りも手につかない日々が続いており、見るに堪えない。墓場まで持ってゆける自慢の剛毛もボリュームダウンしており、また老眼が進行しているにも関わらず自分では認めない意固地な性格が災いして遠くも近くも見えなくなった細い眼で、キツネ目の指名手配犯のモンタージュのように怪しい視線を周りに投げかけており、妙齢の女性が見て見ぬふりを決め込んでいる。こんな時には釣りに限る。思い出せ!あのメキシコの強烈な日差し、うまいタコス、サボテンと乾いた大地、スイギスの怪しい視線。このようにして3回目のメキシコ行が、追加のハイボールを頼むかのように決定された。
【行程】
2月8日 成田発 (デルタ) ロス着 ★事故発生、ロス泊
2月9日 ロス発 (アラスカ) マサトラン着 ロッジ泊
2月10日 全日釣り
2月11日 全日釣り
2月12日 全日釣り
2月13日 半日釣り マサトラン発 アラスカ ロス着・泊
2月14日 ロス発 (デルタ)
2月15日 成田着
【怪しい手荷物】
なにやら釣竿の追徴課金が厳しくなってきているとのことなので、プロックス製の激安バズーカをミッキーが楽天ポイントで購入し、2人分の新調した2ピースロッド達を1つのバズーカにまとめて持って行くことにした。行ってみたら本当に往・復のデルタで課金され、アラスカでは全預け荷物に課金されたため、随分節約できた。ただこのバズーカ、怪しさ満点で、ロスの空港のバーでは酔っ払いに絡まれ、「ガンか? ガンだろう?」とニヤニヤとイチャモンを付けられた。俺のガンはこんなもんじゃない、とアメリカンジョークで返そうかと思ったが、残念ながら英語力がそれに追随できそうもない。
【痛恨のトランジット】
我々の出発の日、45年に一度の大雪が関東を襲った。ミッキーの文字通りネズミの心臓はけたたましく心拍数を上げ、頭上のパトランプはけたたましく点灯しており、前日からホテルに泊まるだの車が動けないだの、50代のオオカミ少年ほど見苦しいものはない。結局ちょっと早めに空港入りしたが、飛行機は国内線以外元気にスイスイ飛んでいた(注:次の日は全便欠航)。ただここからが悪夢の始まりで、乗ったところまではよかったが2時間以上も飛び立てず、結局ロスに着いたのは次のアラスカが飛び立つ45分前! もたもたしている中国人の団体を突き飛ばし(また日本の印象を国際的に悪くしてしまった。心からお詫び申し上げます)、入国審査一番乗りまではよかったが手荷物・検疫が終わった時にはちょうどアラスカが飛び立つ時間になってしまっており、ミッキーは茫然自失で自慢のパトランプも既に光を失っていた。まずはデルタのカウンターで交渉開始するも天災原因の場合は補償する責務はないとのことで一笑に付されたため、泣く泣く今度はアラスカの親切なお姉さんに頼み込んで次の日の同便に振替てもらい、私のAMEXカードのコンシェルジュサービスを使ってロスのホテルを手配してもらい、手配してもらったハシエンダホテルに到着したころには、10歳は老け込んだ日本からの老人が二人、真っ赤な目で憔悴しているみすぼらしい姿をホテルのロビーで欧米人の前にさらしていた。
ロスの夕飯、最後の力を振り絞って笑みを浮かべるミッキー
行きとは対照的に、帰りのロスはヒルトンに宿泊し、勢いのあるシャワーの水圧に感激し、ホテルのコンシェルジュで紹介してもらった美味すぎる中華(PF Chang)で大満足。店員のジェシカさんも超プリティー。メキシコでは太目なおじいさんしか見ていなかったため、頬が緩み切った怪しい日本人が国際的に国家の品格を損ねていたのは否定のしようがない。
再度ロスの夕飯、今度は心から中華を堪能しているミッキー
【いつものエルサルト・ロッジ】
3回目なのですっかり慣れたファシリティー。変わった点としては寝坊助レイモンドがいなくなり、フリードリンクコーナーからスプライトとテカテの赤(ビール)がなくなった程度。料理も大体同じで相変わらずワイガヤしている半野外の食堂で頂くスタイル。部屋のエアコンが新しくなっており近代的な雰囲気がグッと増した感があるが、肌色のイモリちゃんがその裏からコンニチワしてくれるのは相変わらず。シャワーの出が悪く、またお湯が熱くなるのに5分かかるのもこれまたご愛嬌。服はランドリーに出す前提で半分しか持ってきておらず、今回は出したその日に返ってこず、4日目は臭いシャツを2日間着ることになったため、アジアンなスメルがメキシコ人にはどう感じたのか?DNA的に興味深いものがある(大迷惑必至)。
【他の国際的なお客さん】
今回はアメリカの退役軍人ばっかりで今までで一番人が多かった。中には1970年に木更津にいたことがある方もおり皆さん親日家だった。ただこの軍人達、なめてはいけない。相当通っているらしく、我々が大型を釣れず苦戦している中、10ポンドを誰かは釣ってくる。見た目は大雑把な印象だが、ジップロックの中に何やら怪しい秘密の道具を色々持って移動バスに乗り込んでくるところからしても、かなりのコダワリがある様子。後日その片鱗を教えてもらい驚愕することにっ!
他には81歳のお父様とその息子さんの2人のポルトガルの親子には大変よくしてもらった。色々な情報交換もでき、ヨーロッパの釣り事情も色々教えてもらった。これぞ旅の醍醐味! 忘れがたい人生の思い出になることは間違いない。
4日目の臭いシャツと、親切なポルトガル親子
【メキシカンタックル】
今回は前出のロッド課金の関係で全て2ピースロッドに新調した。
私は若干柔らかめのヘビーベイトタックル(ノーシンカー用)と、固めのロングベイトタックル(テキサス用)と、キングサーモンに使うスピニングタックル(ド遠投キャロ・スイムベイト用)の3セットを持参した。ミッキーも大体同じ。
ラインは25ポンドナイロン、一番大事なフックはがまかつの5番・6番、テキサスのシンカーは1/2〜以上といったところ。
【肝心のエサ】
御三家のフルーク(ノーシンカー)、センコー(ワッキー、ストレート)、リザード(テキサス・キャロ)は大量に用意、やっぱり釣れるが、私の印象ではアメリカ人含め他の客も全員これを使っているので、昔に比べて魚がスレてきているように感じた。実際釣れた数は3回中今回が一番少なかった。遊びで使ったミノーなどは永遠に釣れ続けそうな嫌悪感すら感じ、使用を中止した。
お楽しみの朝のデカトップは不発で、朝からフルーク指定されるシヴいコンディション。その代りクランクやエスピネルベ(スピナーベイト)、ラトルトラップ(バイブレーション)も指名されることも多かった。しかし他のアメリカン達が釣ったビックママは、はやり御三家を使って釣っていた。
【今回のガイドさん】
朝イチはドシャロー、次もドシャロー、次は水深のあるシャロー、次は水中の駆け上がり、午後からは垂直岩盤シャロー、浮草地帯の際、水深がある駆け上がり、夕方はシャローと、今回のガイドさんはシャローばっかりだった。一回目のアルベルトと似た場所をチョイスする傾向があった。キャストは超正確、エサのヘタリ具合にシビアで、すぐに自分で付け直してくれる。寡黙だがいい人だった。ちなみに英語はサッパリ。
【そして釣果】
3日と半日で、私が120本程度でミッキーが40本程度。その代わりミッキーの方が若干大物が多く、50センチ5ポンド前後の魚が一日ポツポツと釣れていた。9ポンドオーバーが釣れた以前2回に比べて何が悪いのかよく分からなかったが、理由としては先に書いたように魚がエサにスレてきているのではないか?という気がした。エルサルト・ロッジやアングラーズイン、なんとかアドベンチャーのボート達が今まで見た事がないくらい大量に湖面に浮かんでおり、間違いなく同じような釣りをしている中で、いい場所は叩かれていない訳がない。
しかしそんな中でも退役軍人は午前中でも午後でも11ポンドとかを釣ってくる。魚がいない訳ではない、しかし釣れない、といった感じだった。釣ったアメリカンにPlease teach how to get!!とお願いしたら、フルークのライトキャロとのこと、大雑把な風貌に反して繊細な釣りを展開しておるのー、と感心したものだった。ちなみにシッポは黄色く着色しているとのこと。
ミッキー、朝イチの会心の一尾 |
私の全く大したことのない一尾 |
【今回の所感】
いつもながらアクセス殿には手配時より大変お世話になり、また大雪で遅れたロスでは朝っぱらからお電話でご対応頂きありがとうございました。
正直釣果は今一つでしたが、これがメキシコの釣りの魅力を損ねるものではありません。あの乾いた荒野の中にポッカリと存在するあの湖の上で、放牧の牛の首に付けたカラカラいう鈴の音を聞きながら、空を旋回するコンドルに見守られて、ベイトリールをキャストする自分を想像すると、40男が平静を装えないほどニンマリとするのを禁じえません。南国のGT釣りの紺碧の豪胆さや、アラスカのサーモン釣りの凄烈な険しさとも違う、メキシコの釣りというこの独自の世界が持つ、時間が経つにつれ滲み出る、あの日差しの暑さにも似た飢餓感が、あそこでしか得られないものであるということを知っている限り、また行きたくなるのは避けられないのではないかと思います。
[以下アンケートより抜粋]
●釣果はどうでしたか?(わかる範囲、概算でも構いません)
あなたの本数:[ 120 ]本
大物ベスト5 (体重順でも体長順でもお好きに。単位は○.○lbでも○lb○ozでも○gでもOK)
(※ただしlb/oz表記の場合は1lb未満の表記に注意。1lb=16ozなので例えば「8.75lb」は「8lb12oz」になります)
---------------------------------------
1位:体重:[ 4 ]lb[ ]oz ([ ]g) 体長:[
45 ]cm
ルアー:[フルーク ] 色:[アルビノ ]
リグ:[ ノーシンカー ] バイト深度:[
0.3 ]m
---------------------------------------
2位:体重:[ 4 ]lb[ ]oz ([ ]g) 体長:[
40 ]cm
ルアー:[センコー ] 色:[ウォーターメロン ]
リグ:[ テキサス ] バイト深度:[
0.2 ]m
---------------------------------------
3位:体重:[ ]lb[ ]oz ([ ]g) 体長:[ ]cm
ルアー:[ ] 色:[ ]
リグ:[ ] バイト深度:[ ]m
---------------------------------------
4位:体重:[ ]lb[ ]oz ([ ]g) 体長:[ ]cm
ルアー:[ ] 色:[ ]
リグ:[ ] バイト深度:[ ]m
---------------------------------------
5位:体重:[ ]lb[ ]oz ([ ]g) 体長:[ ]cm
ルアー:[ ] 色:[ ]
リグ:[ ] バイト深度:[ ]m
---------------------------------------
50cm超の本数:[ 0
]本 (そのうちロクマル[ ]本)
7lb超の本数:[ 0 ]本 (そのうち8lb台[ ]本、9lb台[ ]本、10lb台[ ]本、11lb以上[ ]本)
同行者の本数:[ 約50 ]本
大物ベスト5(体重順でも体長順でもお好きに。単位は○.○lbでも○lb○ozでも○gでもOK)
(※ただしlb/oz表記の場合は1lb未満の表記に注意。1lb=16ozなので例えば「8.75lb」は「8lb12oz」になります)
---------------------------------------
1位:体重:[ 5 ]lb[ 6 ]oz ([ ]g) 体長:[
55 ]cm
ルアー:[ ジャンボフルーク ] 色:[ スモーキーシャッド ]
リグ:[ ノーシンカー ] バイト深度:[
0 ]m
---------------------------------------
2位:体重:[ 4 ]lb[ ]oz ([ ]g) 体長:[
52 ]cm
ルアー:[ センコー ] 色:[ ウォーターメロン ]
リグ:[テキサス ] バイト深度:[
0.5 ]m
---------------------------------------
3位:体重:[ ]lb[ ]oz ([ ]g) 体長:[ ]cm
ルアー:[ ] 色:[ ]
リグ:[ ] バイト深度:[ ]m
---------------------------------------
4位:体重:[ ]lb[ ]oz ([ ]g) 体長:[ ]cm
ルアー:[ ] 色:[ ]
リグ:[ ] バイト深度:[ ]m
---------------------------------------
5位:体重:[ ]lb[ ]oz ([ ]g) 体長:[ ]cm
ルアー:[ ] 色:[ ]
リグ:[ ] バイト深度:[ ]m
---------------------------------------
50cm超の本数:[ 3
]本 (そのうちロクマル[ ]本)
7lb超の本数:[ 0 ]本 (そのうち8lb台[ ]本、9lb台[ ]本、10lb台[ ]本、11lb以上[ ]本)
●全体的に最も効果的だったと思う場所や深さ、ルアー、釣り方は?
[ センコーテキサス、フルークノーシンカー ]
●大きい魚に限って言えば、どんな場所、深さ、ルアー、釣り方が効果的?
[ ディープからかけ上がるドシャローの岸ギリギリ ]
●あまり反応がなかったと思われる場所や深さ、ルアー、釣り方は?
[ ディープのキャロ、スイムベイト、リザード ]
●今回のベストルアーは?(名前/大きさ/重さ/色 ※複数回答可)
[ 6インチセンコーのウォーターメロン、フルークの白系 ]
●釣りに関して他に読者の参考になりそうなことはありませんか?(テクニック、ト
ラブルやその対処等何でも)
[ 半袖・半ズボンの際には虫除け必須(12か所やられた) ]
[サイト管理者より補足]
数十年ぶりの首都圏の大雪で飛行機の出発が遅れてトランジットが出来なかった精神的ショックもあったのか、今回は苦戦なさったようです。結果的に釣り日数が1日短くなってしまいましたので、そのことがお2人に気持ち的に焦りを生んでしまったかもしれません。
必ずしも思いどおりにはならないのが自然相手の釣りですが、喰いがシブい状況の中、それにプラスして焦りがはいってしまうとなかなか平常心が保てず、ペースを掴みきれなかったという部分がある程度あるんじゃないかなという気がします。ぜひリベンジ戦の機会を設けていただければと思います。今回釣れるはずだった大物も次回一緒に釣れるんじゃないかと・・・。
それにしても今回の大雪はすごかったですね。この方の日本出発が遅れてしまったのは本当に災難でした。未明の午前4時半ごろにご本人から電話があり、ロス到着が遅れてアラスカ航空に乗り継げず翌日の便への変更になりそうだとのことだったので、飛び起きて急遽バタバタとロッジにそれを連絡してスケジュールの調整をしたりしました(笑)。
ただ、こういうことは当然めったに起こることじゃなく、普通はこんなことは起きないです。たとえもし仮にそうなった場合でも、この方のように私達に電話していただければ対応するようにしていますので、釣行を計画なさる方は過度に神経質になる必要はないと思います。
どうしても同日乗継が心配なら、安全策として往路もアメリカ泊してしまうという考え方もあります。これならホテルに泊まって翌日の便でメキシコに向かうことになるので全く心配はなくなります。
現実にこんなのを狙えるレイク!
日本では出来ない釣りにチャレンジ! ※メキシコがイチ押しの理由→こちら
このロッジも手配サポート可能です。もっと情報が欲しい方や予約したい方はこちらへご連絡下さい。
今回の釣行記もぜひ参考に。
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