海外釣行記 メキシコ、レイク・エルサルト |
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★★ 釣行記や写真を頂き感謝!先輩達の体験談こそが次の釣行者の大きな助けになるのですから
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「エルサルトで親子バトル。小学生でもロクマル9lb!」 [三重県・K様]
2011年3月 メキシコ、レイク・エルサルト
はじめに
今回の釣行記は、私と息子の思い出記録としても書かせて頂きました。よって、私の昔話など旅行とは直接関係ない内容も多々あると思いますので、その辺は飛ばして頂いて結構です。(笑) もし、私と同じ年代、もしくは同じ年頃のお子さんをお持ちの方で釣行を考えている方がいたら、ぜひ参考にしてみて下さい。かけがえのない世界が誰にでも待っています。
☆出会い
今から約30年前、家の向かいのオジサンから「近所の池にブラックバスって言う魚おるの知っとるか?」と言う話を聞いたのが最初だった。当時小学校高学年だった私は、家の裏の小さな川で毎日の様にオイカワやフナを釣ったり、ザリガニや手長エビを採ったりして遊んでいた。とっても恵まれた環境だ。多くの人がそうである様に、私も記憶に無い頃から釣り好きの親に連れられ、気付くと誕生日に必ず買ってもらうものは釣りの入門書や釣りキチ三平のマンガという、いわゆる釣りバカになっていた。
そんな私の前に突如現れたブラックバス。本でしか見たことが無い。これは挑戦せねば。その頃、ルアーを売っている釣具屋は町に一軒しか無く種類も少なかったが、お金の無い私はスプーンとスピナーが5,6個入ったセットを親に買ってもらい釣りに行った。こんなもんで釣れるのかと思ったが、その釣れ方は衝撃的だった。何を投げても数匹で奪い合う様に喰ってくるのだ。それからはルアー関係の雑誌やダイワの本等を読みあさった。外人がデカい手でベイトリールをサミングしながらキャストし、赤や黄色のクランクベイトや見た事も無いワームでキャッチしたバスを持ち上げる写真を見て夢中になった。バルサを削ってルアーを作ってみたりもした。それから海外の魚釣りへの夢が膨らみ、当時のテレビ、野生の王国や水曜スペシャルの川口探検隊の影響もあり、小学校の卒業文集に、将来の夢は「アマゾンへ行って魚釣りをする!」って書いた記憶がある。
☆きっかけ
そんな私も40歳を過ぎ、ちょうど息子が当時の私と同じ年頃になった先日、ふと昔の事を思い出したのだ。言うまでも無く息子も私の影響で釣りが大好きである。海、川問わず色んな釣りをするのだが、特にバス釣りとなると、琵琶湖や池原にも何度も連れて行ったが、最近は、私が昔見て憧れた豪快な釣りとはほど遠いライトタックルでの、まるで修行の様な釣りだ。本当のバス釣りってこんなんじゃない!もっとのびのびと楽しい釣りをさせてやりたい。4月から息子も中学生になり、クラブ活動が始まれば一緒に過ごす時間も少なくなるだろう。今しか無いんじゃないか。そんな思いがつのり、Access!さんに連絡をとった。一方、息子は、旅の予約も進みかけた頃、小学校の卒業式があり、中学に向けて将来の目標を発表するのだが、体育館に響き渡る声で「世界一の釣りマスターになります!」って。やっぱり俺の子か。(笑)
☆リサーチ
具体的に調べ出したのは3月に入ってからだ。色々調べると、今はフロリダよりもメキシコが良いらしい。そういえば、10数年前に徳永謙三とゲーリーヤマモトがバカラックを紹介したビデオは凄かった。10lbオーバーどころか15lbというバカデカいのが釣れていた。徳永さんは「もしこの世に天国があるとしたら、ここだ!」とまで言っていたなあ。しかし、いかんせん時間が無い。息子の春休みに合わせて日程を考えると、出発まであと3週間足らずだ。ネットで見つけたAccess!さんに連絡を入れたのは10日くらい経ってしまってからだったが、「当日までには時間がないので厳しいが、不可能では無いだろう。」との話。もしかしたらいけるかも!
☆旅の予約
そこからは、ハッキリ言ってAccess!さんにおんぶに抱っこ状態だ。過去の経験からのアドバイスの元、ある程度希望を聞き、フライトスケジュールを調べてチッケトの手配、ロッジの手配、ホテルの手配、ロスでバスプロショップに行く為のタクシーチャーターを調べる等すべてやって頂いた。自分でやったのは、言われた通りに料金を直接旅行会社とロッジに振り込むぐらいだ。料金についても、自分なりに調べて思っていたより遥かに安く済んだ。こんなに至れり尽くせりで簡単で良いのか?(その分、Access!さんが非常に大変だったはず。) 下手な旅行会社よりよっぽど親切で的確である。どれだけ感謝してもしきれないくらいだ。
ただ、今回予約を入れている途中で、あの信じられない様な「東日本大震災」が起こってしまった。息子も仙台空港が津波に呑まれるのをテレビで見て「お父さん、飛行機飛べへんかも知れんなあ。」とガックリしている。「飛ぶのは違う空港やけど、もしかしたら影響あるかも知れんから、その時は諦めやなしょうが無いな」と話していた。また、こんな大変な時に自分達だけこんな事してて良いのかと凄く悩んだが、なかなか無い機会なので予約を続行した。実際、向こうでは「津波は大丈夫か?」と多くの人に聞かれたし、毎日ニュースで大きく取り上げられていた。改めて、被災された方々の御冥福と一日も早い復興を願っています。
☆日程
3/21 三重県⇒中部セントレア⇒成田⇒ロサンゼルス《デルタ航空》
(⇒バスプロショップ⇒ハリウッド⇒エアポートマリオット泊)
3/22 ロサンゼルス⇒マサトラン《アラスカ航空》⇒レイクエルサルト 夕方のみフィッシング
3/23 フィッシング
3/24 フィッシング
3/25 フィッシング
3/26 朝のみフィッシング⇒マサトラン⇒ロサンゼルス《アラスカ航空》 (エアポートマリオット泊)
3/27 ロサンゼルス⇒
3/28 成田⇒セントレア《デルタ航空》⇒三重県
☆交通費(ロスのホテルを含む。2人分)
内訳 |
単価 |
数量 |
小計 |
備考 |
─────────────────────────────────────── |
航空券 |
76,800 |
2 |
153,600 |
デルタ航空、アラスカ航空 往復航空券 |
ホテル |
7,700 |
1 |
7,700 |
マリオット ロサンゼルス エアポート(3/21 1泊) |
ホテル |
7,700 |
1 |
7,700 |
マリオット ロサンゼルス エアポート(3/26 1泊) |
取扱料金 |
4,200 |
2 |
8,400 |
手配手数料(公示運賃) |
国内空港使用料 |
2,500 |
2 |
5,000 |
中部国際空港使用料 |
海外TAX |
8,530 |
2 |
17,060 |
出国税・空港使用料等 |
海外TAX |
29,000 |
2 |
58,000 |
燃油サーチャージ |
─────────────────────────────────────── |
金額合計 |
257,460円 |
☆ロッジ プロバスアドベンチャー(Pro Bass Adventures)
☆タックル
私:
テキサス用 F6-68X レボエリートパワークランクHS-L フロロ30lb
キャロ用 F7-72X バスプロショップリール フロロ30lb
巻き物 F5.2/1-68Xti レボエリートパワークランクHS ナイロン25lb
スピニング F4-74XS フルーガーシュープリームXTS PE20lb
息子:
テキサス&巻き物用 TCSC-66M アグレスト100SHL ナイロン20lb
スピニング F3-610XS セフィアBB PE20lb
(結果的に2人ともスピニングは全く使用せず)
※後にも書くがデルタの場合、ケース全長203cmまでに抑えた方が良い。リールは機内にも持ち込み出来た。
☆ルアー
池原のでかバスを狙う為、ブームに乗り買ったは良いがほとんど炸裂していないビッグベイトやでかワームを試してみたくて山ほど持って行ったが、これまた全く使用せず。今回はアメリカやメキシコで入手したマグナムリザード8"さえあれば良い感じだった。
カラーはウオーターメロンのレッドフレークが最強!
☆ライフジャケット
自動膨張式を持って行った。飛行機にボンベを持ち込めるか心配だったが、デルタでは付いている物と予備も2個までOKだと言われた。預けでも手荷物でも可。(要確認)
☆着替え
Access!さんからロッジで無料で洗濯してくれる事を聞いていたので、日程の半分位の着替えを持って行った。朝はとても寒いのでフリースとジャケット、昼はとても暑いので短パンにサンダルみたいな感じ。夕方はそれ程冷えなかった。日焼けどめは忘れずに。デルタでは1人2個まで荷物を預けられたが、1個の荷物が23kgを超えてはいけなかったのでチェックインの時に慌てて分散した。帰りはそれ程うるさくない。
★一日目
3/21・三重県(8:20)⇒セントレア(11:35)⇒成田(16:00)⇒ロサンゼルス(9:20)
☆セントレア
朝、高速船でセントレアに向かう。送ってくれた妻や娘に手を振って別れる。どうか俺と息子のわがままをお許し下さい。約50分でセントレア着。早速デルタカウンターにチェックインすると、綺麗なお姉さんが真面目な顔でバズーカの長さを測り「203cmを超えておりますので300ドル課金となります。」バズーカは216cmだった。それにしても300ドルって安いチケット探した意味無いじゃないの。当然反論してみる。「前に知り合いがデルタに乗った時は課金されなかった。と聞いて大韓航空じゃ無くわざわざデルタにしたんだけど、何故今回は課金なの?人によって違うんですか?」「前の事は分かりません。ホームページに書いてあるとおり課金です。」「じゃあ、旅行のお金が足りなくなってしまうので預かって下さい。」「お預かりは出来ません。お持ち帰り下さい。」「今から飛行機乗るのに持って帰れないでしょう!」みたいな会話が30分ほど続き、息子も「お父さん、もう釣りできなくなるの?」。それをみかねた奥のお姉さんが調べ直し「2月の末に改定になって限度が300センチ以上に伸びておりまして、今回は無料で結構です。申し訳ありませんでした。」となったが、非常に危険なので皆さんは気をつけて下さい。
急いで銀行で両替(1ドル=84円)をすまし、今回は同じデルタでセントレアから成田乗り継ぎでロスまで行くので、先にセントレアで出国手続きをする。成田での荷物の受け取りも無しだ。
いよいよ出発。行ってきます! |
高速船でセントレアへ |
☆成田
あっという間に成田に到着。しかし3時間以上乗り継ぎ時間があるので、今回の旅1個目のハンバーガーをマクドで食べる。時間があるのでウロウロしていると、お土産物屋街を過ぎた所にとても大きなソファーベッドが点々とした所を見つけた。しかも前にはジョッキ入りのビールまで売っている。最高だ!
ここで2人でゆっくりと寛ぐ。途中、私と同じモデルの3カ国の現地時間が同時に表示出来るG-Shockが売っていたので息子に買ってやる。ロスとメキシコ時間にセットしてもらった。大事にしろよ。
成田で乗り継ぎ |
1個目のハンバーガー |
おそろいの腕時計ゲット |
おおきなソファーでゴロリ |
☆飛行機
ロス行きのデルタは座席にテレビも付いておらずとても退屈だった。(前に大きなテレビは有る) やはりサービスも悪い。ビールのお代わりを頼むと露骨に嫌な顔をした。約9時間で到着。今はサマータイムで日本とは約16時間の時差がある。
やっと、搭乗 |
デルタの機内食はこんな感じ |
☆ロサンゼルス
Access!さんに教えてもらった通り、
事前にESTA申請(14ドル必要)していたので入国カードは必要無かった。ロッドケースはオーバーサイズのレーンからスムーズに出て来た。税関申告のみ済ませ外に出る。出た所には6と書いてあるが、デルタはターミナル5だ。明日のアラスカのターミナル3を見ておこうと思ったが、遠かったのでホテル行きのシャトルバス乗り場へ移動する。
シャトルバスは全部同じ青色で電光掲示板の行き先が違うだけなので、間違え無いよう注意が必要、1回乗り過ごすと15分位回って来ない。バスに乗ろうとすると、子連れで大荷物の我々に関係無く外人がガンガン割り込んでくる。しかもマリオットホテルは航空会社も利用していて、スチュワーデスやパイロットがガンガン来る。何考えてんの?
ロッドはここから |
シャトルバス乗り場へ |
乗り間違えないように |
☆マリオットホテル
朝11時頃ホテルに付いたのだが、日本語の話せるフロントが直ぐに部屋を案内してくれた。シャワーを浴びてサッパリ。
ホテルは大きく、綺麗で最高だ。部屋も広くてかなりリッチな気分!売店やレストラン、スターバックスもある。行きと帰り2泊したのだが、これで1室1泊8,000円程度とは東京のビジネスホテルと比べると割安だと思う。最初は気付かなかったが中庭に温水プールとジャグジーがあり、ただで入れる。水着を持っていなかったが短パンで全然OKだ。ジャグジーなんかパンツで入っている人もいた、それはどうかと思うが。
やっとリラックス |
ベランダつき |
温水プールとジャグジー |
ホテルの売店。缶ビール$3 |
スターバックスもある |
☆バスプロショップ&ハリウッド
Accsess!さんに調べてもらい、Joyland L.A Toursという所で車をチャーターした。6時間で$266,50($40,25/1h×6h+空港近辺でのピックアップ$25)。ドライバーさんは日本人ばかり、ホームページも日本語なので誰でも日本語で予約出来る。
今回の車はホンダのアコード。いたって普通の自家用車に普通のオジサンだったのであえて写真という感じでも無かったのだが、ドライバーさんはとても丁寧で親切だった。希望でどこでも行ってくれるし、簡単なガイドもしてくれた。車の中は飲食禁止だと言うので途中バーガーキングで急いで旅行中2個目のハンバーガーを食べる。
途中疲れでグッスリ寝ていたが、1時間半ほどひた走りランチョクカモンガという街のバスプロショップに到着。ハッキリ言って馬鹿デカイ!これぞアメリカって感じだ。中に入ると、アウトドア好きにはたまらないちょっとしたテーマパークの様だ。バスボート、ハンティング、キャンピング、ウエアー、レストラン、カフェ、おそらく1日いても飽きないだろう。実際3時間とったのだが全然足りなかった。夢中で写真を取るのも忘れていたが、肝心なバスの関連は日本の大型釣具店の3〜4倍はあるだろうか。ワーム(ゲーリー、ズーム等)、プラグ(ラッキークラフトも豊富)、フック(がまかつ、オーナーもある)、シンカー、ライン、スイベル、リールやロッド(シマノ、ダイワ等)。メキシコで必要な物は全て揃うと思う。とにかく日本で買えないワーム等を入手。バスプロショップのなんちゃってセンコーは安かったが強烈にゴム臭い、これがあまり釣れなかった原因かも。記念にバスプロショップオリジナルリールを買うが、これもハッキリ言って性能が全くわからない。何匹か釣って壊れなかったので大丈夫なのだろう。Tシャツや息子のキャップ、バッジ等も買う。
憧れのバスプロショップ |
とにかく広い! |
なんちゃってセンコー$4.99 |
フルーク$3.49・$4.49 |
ファットフリーシャッド$5.99 |
オリジナルリール$79.99 |
キャップ$7,99 |
帰りは少し大回りしてハリウッドに行ってもらった。ハリウッドサイン近くの山で記念撮影し、途中ディズニーの本社やユニバーサルスタジオの近くを通り、チャイニーズシアターで降ろしてもらった。ここから自分達で観光して夕食を食べタクシーで帰る事にした。夕食はドライバーさんオススメのIN&OUTと言うバーガーショップで旅行中3個目のバーガーを食べる。これがむちゃくちゃうまかった。ボリュームも凄い。さすがハンバーガーの本場だ。
ハリウッドサイン |
一緒にポーズ |
ジョニーデップのサイン |
IN&OUTのバーガー |
★2日目
3/22・ロサンゼルス(10:10)⇒マサトラン(12:30)⇒レイクエルサルト(15:00)
ホテル前からシャトルバスに乗りアラスカ航空のターミナル3で降ろしてもらう。スムーズにチェックイン。荷物は全く問題無し。中のバーガーキングで旅行中4個目のモーニングバーガーを食べる。飛行機は横6席で意外に広かった。客が少なかったので、窓側の席に移動させてくれた。ドリンクとスナックが出た。
アラスカ航空のチェックイン |
窓側に移動 |
ロスよりさらに1時間の時差があり、12:30にマサトラン到着。タラップを歩いて降りると強烈な暑さで、いよいよ遠い異国の地に来た事を認識する。小さな空港なので荷物もスムーズに出て来たし、入国手続きもこれで終わりか?と言う位あっけなかった。
外に出るとポッチャリしたメキシカンが自分の胸のロゴを指差し「プロバスアドベンチャーか?」と聞いて来る。息子いわく人形みたいでちょっとかわいい、マネージャーのオマーだ。英語はペラペラなので何の問題も無い。彼の運転で2時間弱走ってロッジに向かう。音楽をガンガンかけながら、あまりにもぶっ飛ばすので慌てて2人でシートベルトを探して、締めた。この様子なら事故したら間違いなく死ぬだろう。出る前に保険をかけた事を思い出した。車の中には大きなクーラーボックスが置いてあり、ビールなどは飲み放題だ。途中の景色はどこまでも続く荒野と、時々現れる殺伐とした街だ。こんな所まではるばるお金をかけてバス釣りにやって来る外国人を現地の人は不思議に思っているのだろうか?
雄大な景色 |
オマーがお出迎え |
☆ロッジ
15:00頃ロッジに到着。ここだけ別世界のリゾートだ。アメリカ人のブッチが出迎えてくれた。子連れの我々に丁寧に身の周りの世話を焼いてくれた。部屋に荷物を入れた後、レストランでチップスや簡単な料理を食べながらブッチが色々説明をしてくれる。勿論、美味しいマルガリータも作ってくれた。日本生まれなので、時々「オイシイ」とか「スゴイ」とか簡単な日本語が混ざる。何とお客は我々だけらしい。エルサルトロッジは予約が取れなかったのに、やっぱり少し高いからだろうか?しかし、その分至れり尽くせりのフルサービスだ。我々2人の為に彼等以外に、料理を作ってくれるキャンディーとその他荷物を運んでくれたりするスタッフが3人もいる。
十分快適な部屋 |
水道の水は口に入れないように |
おいしい料理でお出迎え |
マルガリータ、うまい! |
肝心の釣りはというと、「いいかい!魚はスローだ。リザードのテキサスを立木の向こうに投げて、その横をそっと持ち上げて落とす、そっと持ち上げて落とすの繰り返しだ。とにかくスローだ。色はウオーターメロンがいい。1番いいのはセンコーのノーシンカーだ。センコー知ってるか?」。ハッキリ言って聞きたく無かった状況だ。この言葉で、出発前ボックスに入りきらず、どれを削ろうか夜中ハードルアーと格闘していた自分の姿がかわいそうに思えた。がそうは言っても始まらない。ここはバスの聖地メキシコなのだ!!
☆スタートフィッシング
ガイドのガスパーと握手を交わし、レンジャーボートで16:30出発。ガスパーは陽気なメキシカンと言うよりは、寡黙な男だ。最初は何考えてるかわからなかったが、慣れてくると結構すっとぼけていて面白い。普段は漁師をしているので湖を知り尽くしている。子供連れだったからか、自分はガイドに専念するから一緒に釣りはしないと言う。実際、息子の世話は全部ガスパーがしてくれたので、自分は釣りに集中出来た。
最初のポイントは10分程走った風裏の小さなワンドの中だ。この時期毎日の様に水位が下がるらしくかなり減水している。見たところ浅くて釣りやすそうだが、湖の至る所にティラピアの網が張り巡らされている。最初は投げる度にガスパーに「ウオッチ・ザ・ネット」と言われた。まずは2人ともマグナムリザード8"のテキサスでやってみる。色はウオーターメロンにガスパーがテールをチャートに染めてくれる。フックは5/0、シンカーは3/8oz。ブッチに言われた様にスローに立木の横を通すが、なかなかあたりが無い。30分程してやっと30cm位のバスがヒットした。記念すべきメキシコ初バスだったが、写真を取る間も無くガスパーに無言でリリースされる。
その後ポツリポツリと6:30までで、自分は30〜35cm位を4匹。息子は2匹だったが、両方とも47cm。自己記録更新で凄く喜んでいる。引きも結構強い。ここでは小さいのだろうが、考えてみれば日本では子供が簡単に釣れるサイズではない。しかも日本ではあまり出番の無かったベイトタックルでゲット出来たので喜びも大きいようだ。しばらくベイトを投げていなかったし、いつもよりラインがかなり太いので、来る前に近くの湖で少しキャストの練習をしてきたおかげか、たいしたトラブルも無く釣りが出来た。自分でブレーキ調整とかしている。ガスパーが浅いポイントを選んでくれたので息子でも底が取りやすかった。
ガイドのガスパー |
自己ベスト更新47cm |
ロッジに帰って夕食を食べる。荷物はボートに置いたままで良いらしい。カメラもビデオも置いてきたが、スタッフがちゃんと見ていてくれる様だ。夕食は食べきれない程デカいステーキ。とにかくキャンデイーの作る料理はどれも絶品だ。ちょっと大げさだが、料理だけでも食べに来る価値があると思う。
マルガリータを飲みながらブッチに釣りの報告をする。朝もやっぱりワームでしかもセンコーがいいらしい。湖の雰囲気も環境も最高なんだが、何か違うだろう?山ほど持ってきたハードルアーはどうするんだいブッチー!
★3日目
3/23・フィッシング
5:15オマーがコーヒーとオレンジジュースを持って起こしに来た。5:40用意をして食堂に向かうと、ヤバイ!すでに明るくなりかけている。朝のゴールデンタイムが。慌てて朝食を食べ、6:10スタート。湖を滑走すると朝はかなり寒く、船の上で固まる。
朝一のポイントはいかにもな開けたシャロー。ガスパーにリグッたXポッドを見せると、渋い顔で首をひねるが、とりあえず投げてみる。だってやってみたいだろ!息子もザラスプークを投げるが、案の定反応なし。言いようも無い敗北感の中、あの臭い、なんちゃってセンコー5"のノーシンカーに変えると30〜40cmのチキータがポツポツ釣れた。昨日と同じ様なワンドに移動し、あまりにもスローな釣りに耐えられなくなり、リザードテキサスに戻すと、ちょっとマシなサイズで52cmの6lb。この時はこんなサイズまだまだ釣れると思っていたので、大した感動も無かったが、結果、自分はこれが3番目に大きいサイズだった。その後、大きな岬の脇に移動し、岸寄りにボートを着けて沖からかけ上がりを探ってくると、ゴリゴリとした岩の感触。岩をフワッと乗り越えた瞬間、「コンッ」と入ったので思い切り合わすと結構重い、手前の立木をかわして寄せて来て、ガスパーの持つネットに収まる。55cmの7lb。ちょっとホッとするが、この魚が今回の自分の最大魚になる事を私はまだ知らない。その後、10m以上のデイープや岩盤エリアを試すがあたりなし。結局12:00までで、私、約10匹、息子、3匹。
テキサスで52cm、6lb |
55cm、7lb |
昼食を食べ、ゆっくりシエスタを取る。知らぬ間に2人ともグッスリ寝ていた。3時釣りスタート。
昼からは強烈な風が吹く。毎日だから不思議だ。広いシャローエリアの風上の立木にボートをくくり、釣りをする。ガスパーがキャロがいいと言うのでチェンジ。1/2ozにしようとしたら「軽過ぎてだめだ。これにしろ。」と1個しか無い1ozのシンカーを勧めてきた。言われた通りにすると35cm位が釣れた。が、すぐに根掛かりしてロスト。だって、水深2m位で底は木だらけなんだもん、1ozもいらないでしょ。もっとショートキャストで良かったのかな?トラブっているうちに、息子はジャバロンのテキサスに変えてゆっくり巻いてヒット!釣れる度に、「よっしゃー。ヒット!!」とか言って父親をあおって来る。「ぬぬっつ」。しかし6:30までやって、2人とも5匹づつのドロー。全くぱっとしない。明日は色々試してみよう。
★4日目
3/24・フィッシング
朝食のホットケーキとカリカリベーコンを急いで食べて、5:45スタート。昨日より少しだけ早い。今朝は空気が張りつめていて凄く寒い。手もかじかむ位だ。
やっぱり朝一はトップ投げてみたい。ガスパーが「うん」と頷くので、ジャイアントドッグX。息子は昨日のお気に入りジャバロンのテキサス。が、2人ともあたりなし。ずいぶん後ろで、1回「モワッ」としただけ。だいぶ経ってからガスパーが、「今日はポッパーの方が良かった。ウオークじゃ無い」って先に言えよ!仕方なく昨日ロッジで買ったバスプロショップの6"なんちゃってセンコーを投入するが、全くあたらず。最悪!$15もしたのに。オマーぼったくりやろ。絶対この匂いがイカンと思う。だってブッチーいわく「絶対、日焼けどめや虫除けスプレーが手についたら、よく洗うんだぞ。そのままワームを触ると、匂いに敏感なバスは喰わなくなるからな。」。だったら、なんちゃってセンコーで鼻曲がっとるに違いない。
9時頃になってようやく日が昇り少し暖かくなってきた。シャローの立木エリアで小さなあたりが出だしたが、ショートバイトでのらない。テキサスの根掛かりを外してくれたガスパーがそのままキャストすると、何と1投目でヒット。我々が思っているより、はるかにスローに誘い、かなり送り込んでいる。その後2人ともガスパーに習い、小さく連続ヒット!調子にのって、エルサルトで使ってみたかったイマカツのバクラトスイマーを投入し、小さいながらも初めて巻いてヒット。が、その後2度とバクラトを咥える奴は現れなかった。12:00終了。私も息子も30〜40cmを約5匹づつと非常に厳しい。
ロッジに帰り、少なくなったマグナムリザード8"を補充。色はウオーターメロンにレッドフレーク、これが最強らしい。1パック$8を2パック。オマーがキャロ用の1ozシンカーを数個サービスでくれた。昼食時、ブッチが日本語のアニメのDVDをかけてくれた。「カウボーイ・ビーバップ」と言うアメリカでは人気のアニメらしい。ブッチはアニメ好きのおたくなのだ。DVDは部屋のテレビでも見れる様になっていて、息子は異国での日本語にリラックス出来た様だ。オマーもまたおたくで暇を見つけては部屋でテレビゲームをしている。息子に「一緒にやるか?」と誘ってくれて、2人で夢中になっていた。これまた息子にとっては楽しい時間だった。
こんな感じの釣り |
最低限の物は売っている |
3時から午後の釣りスタート。シンカーを入手したので、キャロを試す。昨日と同じ広いシャロー岬だ。ワームはマグナムリザード8"。何と1投目から4連続ヒット。が、テキサスでやっている横の息子は全く釣れない。リグでこんなにも違いが出る事に驚いた。たまらず息子もガスパーにキャロをリグってもらうが、直ぐに根掛かりして仕方なくテキサスに戻す。とにかく根掛かりが多いポイントだ。立木にボートを紐で固定しているのだが、根掛かりを外しに行く度に強風に吹かれて、あっという間に良いポイントから流されてしまった。
夕方、ガスパーが「違う釣りを試してみよう」と言って、私はバイブレーションX、息子はバクラトスイマーを投げ倒して見たが、全くあたりなし。今日は数も少なく、サイズも小さいのばかりで、さすがのガスパーもかなり落ち込んでいる。昼から、私7匹、息子3匹。どうしたメキシコ!こんなはずじゃなかったのに!
その夜、今回の旅行中5個目のハンバーガーをガスパーも一緒に食べる。これまた凄いボリュームで結果、このハンバーガーが旅行中ナンバー1だった。それくらいキャンデイーが作る料理は美味い。ブッチは息子の為に庭になっていたスイカを冷やして出してくれたり、アルコール抜きのマルガリータを作ってくれたり、皆んなとても一生懸命世話を焼いてくれる。
その後遅くまで、ブッチといろんな話をした。今日はブッチも友人と一緒に釣りに出ていたらしく、「とてもデカい奴をバラした。」と興奮している。「奴は賢い奴で、ティラピアのネットの際にジッと隠れて、通って来る餌を待ち構えてたんだ。そこを狙ったんだけど、デカ過ぎて立木に巻かれて上がって来なかったよ。あきらかに10lbオーバーだった。」とても悔しそうだ。「時にはネットは悪い事ばかりじゃ無いんだよ。」。バカラックについても話した。「次はバカラックにも挑戦したらどうだい。うちはバカラックにもロッジが有るんだよ。」。私が、「でも、バカラックは危ない所だって言う人もいるけど。」と聞くと、凄く悲しそうに「誰がそんな事を言ったんだい!ちゃんと管理されているから何の心配も無いよ。それに、メキシコ人は日本人と同じで、ハートがあってとても良い人達だ。俺はアメリカ人は礼儀が無いから嫌いなんだ、だからここにいるんだよ。」。そして次はアマゾンの話へ、私が、「いつかはアマゾンに行くのが僕の夢なんだ。」と話すと、さすが世界を股にかけるブッチ、「アマゾンはいいぞ!俺も1カ月アマゾンにいた事があるよ。行くならリオネグロがいい。大きな船で寝泊まりして、小さなボートで釣りに出かけるんだ。ビッグスイッシャーにドカンと出て、強烈な引きだよ。移動のチケットにはお金がかかるけど、それ以外はそれ程高く無いんだよ。」そんな話を聞くと否が応でも、早くも次の夢が膨らんでくるじゃないか!まだメキシコでスーパービッグもキャッチしていないのに。
最高のハンバーガー |
オマーとブッチ |
★5日目
3/25・フィッシング
いよいよ、丸々1日釣りが出来るのは今日で最後だ。今日の朝一は初めてのポイント。これまたワンドの奥のシャローエリアで、すぐ横で牛や馬が自由に草を食べている、とってものどかな雰囲気だ。朝は風も無く、気温も昨日より少しあたたかい気がする。今日は無駄な抵抗はやめて2人ともリザードテキサスからスタート。これが良かったのか、何と一投目から立木の根元でヒット!40cm位だ。幸先の良いスタート。すぐに息子にもヒット!結構重そうだが、あまり突っ込まない。上がってきたのは45cmもあるでっかいティラピア。「こんなデカいのおるんか。」息子も大喜び。ロッジへのお土産にキープ。もしかして今日はいけるんでないの。そんな予感がした。
テイラピア45cm |
ダブルヒット! |
その後もシャローの立木が絡んだポイントでコンスタントにヒットが続く。2人ともメキシコへ来て初めて純粋に魚釣りが楽しめている感じだ。2,3箇所移動し、11:00頃また新しいシャローポイントへ。見るからにのっぺりしていて、立木はまばらだ。釣れるには釣れるが、サイズが伸びないので、「何でシャローばっかり行くんやろ?」とつぶやいた直後、息子が「来た!!」と叫んだ。どうやら回収途中に食って来たらしい。見ると、ロッドがえらく曲がっている。しばらくして「ドバババッ!!」っと飛び出た巨体に3人とも驚愕した。「デッ、デカい!!」「慎重に!」息子は夢中でよせてくるが、ボートの際で、恐ろしいくらい下に突っ込み、ミディアムのロッドは根元からぶち曲がっている。強烈な引きが2,3回続き「もうダメか。」と思ったが、ついに浮かんできた巨体がガスパーの構えるネットに収まった。「ウォオー!!」、「ついにやっちまったか!!」ボートの上は一瞬にして興奮状態だ。バスを落とさないように慎重にサイズを測ってみると、長さは60cm、重さはジャスト9lbを指している。ついに出たスーパービッグ!しかもあんた6年生でしょ!いくらメキシコが凄いといっても、いきなりロクマルかよ!昨日までがあまりにも辛かっただけに感激もひとしお、この1匹で全てが報われた気がした。私も息子もガスパーとがっちり握手を交わし、「サンキューベリーマッチ!ガスパー。」。ガスパーも「グッド、ボーイ!」と、とても嬉しそうだ。立木が少なく、巻かれることがなかったのも運が良かった。ガスパーは「ここは、水中に岬がずっと伸びてきているんだ。」と満足そう。改めてガイドの良さを実感する。写真を撮り、しばらく眺めていたが、息子はとても名残惜しそうに、バスが回復するのを確認して丁寧にリリースした。湖の底に帰って行くその姿を見て、改めて感激が込み上げてくる。この魚が、私では無く、息子にきた事にもまた違う感動がある。その後、息子は「しばらく何もする気にならない。」と放心状態だった。そりゃそうだろう、こんな小さな体で、とてつもなくデカいのを仕留めたんだから。結局この日は午後からも好調で、2人で50匹程のバスをキャッチした。
ついに出ました。なんとロクマル。9lb!! |
やっぱりでかい! |
やさしくリリース |
ロッジに帰ってくると、ブッチとオマーが息子がビッグバスをキャッチした事をとても喜んでくれた。撮った写真を見せると、ブッチは「凄くいい魚だ!レストランの壁に飾るから、写真を送ってくれ。」と言ってくれた。この歴代の写真の中に自分の写真が飾られる事を知ると、息子は大喜びした。そしてロッジに置いてある、これまでのバスの記録アルバム「ランカー・BOOK」に息子の記録を書き込んだ。一応、7lb以上は書く決まりなので、私の記録も書いてあったが、今となっては遠い色あせた記録だ。キャンデイーが焼いてくれた、皿に乗りきらないくらいのでかいステーキを食べながら、ブッチ、オマーと共に興奮しながら、メキシコ最後の夜を過ごした。
ランカーブック |
親父の記録もかすむ、9lb!! |
特大ステーキ。超うまい |
★6日目
3/26・朝フィッシング・ロッジ(10:00)⇒マサトラン(13:30)⇒ロサンゼルス(16:30)
最終日は、朝のみ3時間程度の釣りだ。昨日の朝と同じポイントに入り、一匹でもと思い、ポップXを投げたが、やっぱりだめだった。テキサスに戻し、ちょっといいのを1匹ゲット。が、昨日の息子の魚を見ているので、ガスパーも反応が冷ややか。息子にいたっては「小さいな。」とか言っている。6lb。「まあまあ、やな。」と自分で言って、そっとリリース。結局、私が数匹と息子も何とか1匹キャッチした。最後のポイントは昨日、息子がでかバスをゲットした場所で、ついに夢のような、思えばあっという間のメキシコバスフィッシングが終了!! そしてガスパーともお別れだ。
なんとか6lb |
急いでロッジに帰り、オマーに空港まで送ってもらう。ブッチの友達も帰るので、みんなで空港まで一緒に行き、空港でブッチとオマーに別れを告げる。チェックインの時、荷物一つに付き$20払うように言われたが、周りの誰も払っている様子が無いので、文句を言うと、ムッとした顔でタダになった。空港で妻や娘にお土産を買い、飛行機に乗る。離陸が1時間遅れたが、何事も無くロサンゼルスに到着。マリオットホテルのスポーツバー&レストランで息子が旅行中6個目のハンバーガーを食べ、温水プールとジャグジーに入りリラックスした時間を過ごした。
みんなにお土産 |
★7日目
3/27・ロサンゼルス(14:30)⇒成田(19:50)⇒セントレア(21:15)⇒三重県
12:30の離陸予定だったので、朝はのんびりして空港に向かった。デルタのカウンターには成田行きの専用レーンがあり、日本人が沢山いたので、ここにきてやっとホッとした。が、何か様子がおかしい。聞くと、離陸時間が伸びて14:30になったらしい。成田での乗り継ぎ時間は結構あったが、それでもギリギリだ。チェックインの時にそれを告げると「OK!」と言って1番後ろの席をとってくれた。1番出口に近いのだろうと思って、飛行機に乗ってから外人のスチュワーデスに「後ろのドア開くんですよね。」と聞くと「開くわけないじゃないの!あんた飛び降りるつもり?アハハハ。」ってあんたらバカか。しかし、飛行機は快適で、座席にテレビが付いていて、映画も日本語なので5本も見てしまった。
成田に着き、大急ぎで入国審査を受けようとしたら「国際線乗り継ぎに行って、セントレアで入国手続きをした方が速いですよ。」と言われ、慌てて戻った。何とか飛行機にも間に合い、セントレアから三重行きの最終高速船にも乗ることが出来た。港に着くと妻と娘たちが迎えに来てくれていて、心の底からホッとした。改めて思う、俺と息子の」わがままを許してくれてありがとう。
成田行きのチェックイン |
帰りのデルタは快適だった |
というわけで、今回の旅は終わりを迎えた。
あとがき
今回の釣行は、私にも、そして息子にとっても一生忘れる事が出来ない大きな思い出となりました。私が子供の頃、漠然と夢見ていた海外の釣りが、終わってみればあっけない程簡単に現実の物となったのです。これも、何から何までお世話して頂いたAccess!さんのおかげです。本当に有難うございました。皆さんも迷わずぜひトライしてみて欲しいと思います。一度行った方は皆んなそうだと思いますが、帰ってきて直ぐ、次の釣行の夢が膨らみます。Access!さんにも「息子さんに負けたままでいいんですか?」と言われ、息子に話すと「いいよ!また勝負する?今度はいつにする?」とノリノリです。(笑)
[以下アンケートより抜粋]
●釣りの開始および終了時間は?
開始時間(ボートランプ発):[ 6 ]時[ 00 ]分
終了時間(ボートランプ帰着):[ 6 ]時[ 30 ]分
●早朝と昼間の気温はそれぞれどれくらいだと感じましたか?
早朝:[ 5 ]度くらい (天気:[ 晴れ ])
昼間:[ 35 ]度くらい (天気:[晴れ ])
●雨が降った日は何日くらいありましたか?どんな降り方でしたか?
雨が降った日数:[ 0 ]日
降雨時間:[ほぼ終日 or 半日程度 or 2〜3時間 or 1時間以内]
●水のにごり具合(もしくは透明度)はどんな感じでしたか?
[ ステイン〜マッデイ 1〜1.5mくらい ]
●漁師の網はどれくらい見かけましたか?
[ 初日から最終日まで至るところ網だらけ ]
●釣果はどうでしたか?(わかる範囲、概算でも構いません)
あなたの本数:[約65]本
大物ベスト5 (体重順でも体長順でもお好きに)
(※○.○lbでも○lb○ozでもOK。1lb未満の表記に注意。1lb=16oz)
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1位:体重:[ 7 ]lb[ ]oz 体長:[ 55 ]cm
ルアー:[ リザード ] 色:[ ウオーターメロン ]
リグ:[ テキサス ] バイト深度:[3 ]m
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2位:体重:[ 6 ]lb[ ]oz 体長:[ 52 ]cm
ルアー:[ リザード ] 色:[ ウオーターメロン ]
リグ:[ テキサス ] バイト深度:[2 ]m
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3位:体重:[ 6 ]lb[ ]oz 体長:[計らず ]cm
ルアー:[ リザード ] 色:[ ウオーターメロン/レッド ]
リグ:[ テキサス ] バイト深度:[2 ]m
---------------------------------------
4位:体重:[ ]lb[ ]oz 体長:[ ]cm
ルアー:[ ] 色:[ ]
リグ:[ ] バイト深度:[ ]m
---------------------------------------
5位:体重:[ ]lb[ ]oz 体長:[ ]cm
ルアー:[ ] 色:[ ]
リグ:[ ] バイト深度:[ ]m
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50cm超の本数:[ 3 ]本 (うちロクマル[ ]本)
7lb超の本数:[ 1]本 (8lb台[ ]本、9lb台[ ]本、10lb台[ ]本)
同行者の本数:[ 約40 ]本
大物ベスト5 (体重順でも体長順でもお好きに)
(※○.○lbでも○lb○ozでもOK。1lb未満の表記に注意。1lb=16oz)
---------------------------------------
1位:体重:[ 9 ]lb[ ]oz 体長:[ 60 ]cm
ルアー:[ リザード ] 色:[ ウオーターメロン/レッド ]
リグ:[ テキサス ] バイト深度:[2 ]m
---------------------------------------
2位:体重:[ ? ]lb[ ]oz 体長:[47 ]cm
ルアー:[ リザード ] 色:[ シナモン ]
リグ:[ テキサス ] バイト深度:[ 2]m
---------------------------------------
3位:体重:[ ? ]lb[ ]oz 体長:[47 ]cm
ルアー:[ リザード ] 色:[ シナモン ]
リグ:[ テキサス ] バイト深度:[ 2]m
---------------------------------------
4位:体重:[ ]lb[ ]oz 体長:[ ]cm
ルアー:[ ] 色:[ ]
リグ:[ ] バイト深度:[ ]m
---------------------------------------
5位:体重:[ ]lb[ ]oz 体長:[ ]cm
ルアー:[ ] 色:[ ]
リグ:[ ] バイト深度:[ ]m
---------------------------------------
50cm超の本数:[1 ]本 (うちロクマル[1 ]本)
7lb超の本数:[1 ]本 (8lb台[ ]本、9lb台[1 ]本、10lb台[ ]本)
●全体的に最も効果的だったと思う場所や深さ、ルアー、釣り方は?
[ 岬周り、立木絡みの水深2?5mでリザードテキサス(ウオーターメロン系)の10g ]
●大きい魚に限って言えば、どんな場所、深さ、ルアー、釣り方が効果的?
[ 同上 ]
●あまり反応がなかったと思われる場所や深さ、ルアー、釣り方は?
[ ハードルアー ]
●今回のベストルアーは?(名前/大きさ/重さ/色 ※複数回答可)
[ 先に書いたとうり ]
●釣りに関して他に読者の参考になりそうなことはありませんか?(テクニック、トラブルやその対処等何でも)
[ 立木が気になるが、少し送り込まないと空振りが多い ]
[サイト管理者より補足]
小学生がメキシコで釣りをしたというのはこのサイトでは今回が2例目(1例目はこちら)。でも9ポンドを釣ったというのはこれが初めてです。たぶん日本中探してもメキシコで9ポンドを釣った小学生アングラーはまずいないんじゃないでしょうか。たとえいたとしてもあと1人か2人いるかなあという感じじゃないかと。何と幸せな小学生・・・。
お父さんにとってもこれは息子と一生共有出来るかけがえのない思い出ですね。
「普段より高い春休みの航空券、名古屋発(セントレア発成田回り)、日本-北米線燃油チャージ29000円、しかも出発約10日前から探し始めた」ということを考えると、今回のこの方の航空券はすごく格安で、見つかったのは本当に幸運でした。もっとずっと高いものしか見つけられずにいたので、見つけた時は「ウソっ!マジ!?」と思わず声をあげてしまったほど(笑)。もっと早ければさらに安いものがあったかもしれません。
「航空券だろうがホテルだろうがロッジだろうがその時点での最安値を追求して費用をギリギリまで安く出来る」というのが個人手配の大きな利点。予算が限られている方はぜひ個人手配にチャレンジしてみてください。わからないところはいつでもご質問を。
往路でロサンゼルス滞在する場合、釣り人ならバスプロショップ(ロス中心部からかなり遠い)に行ってみたいと思うはず。いろんな方法がありますが、英語が苦手で海外に慣れてない日本人にとっては日本語ドライバーの車のチャーターは一番楽で快適な方法と言えます。今回の「1台6時間266.5ドル」はドライバーへのチップも含んだ額で、日本語ドライバーの車としては比較的安い部類です。もちろん、チャーター時間を短くする、英語ドライバーの車にする、レンタカーにする、ロサンゼルスの事情に詳しければ公共交通機関を使う、といった方法にすればさらに安くなります。
バスプロショップに行くには確かにある程度交通費がかかりますが、一方でルアーは安く買えます。例えば定番の8インチマグナムリザードは日本だと1袋700-800円、でもバスプロショップでは通常は1袋4.7ドル程度。仮に1ドル84円なら約395円。日本より300-400円も安い(セールでもっと安いこともある)。マグナムフルークや他のハードルアーもそんな感じがほとんど。つまりルアー10個で日本より3000-4000円くらい浮くわけです。仮に2人で釣行して1人15個(これくらいはすぐいってしまう)なら2人で30個。9000-12000円くらい浮くことになり、レンタカー代くらいなら賄えてしまいます。メキシコに1度行ったらまた行きたくなるのでその分も買っておくのもいい方法。そうするとさらに倍の18000-24000円くらい浮くことになり、たとえ日本語ドライバーの車をチャーターしたとしてもほとんどチャラ、場合によってはチャーター代を払ってなお余るということにも。そう考えるとバスプロショップは実は結構安上がりな観光だとも言えます。
東日本大震災は被災者の方々にはもちろん、日本人全体にとっても大きな出来事でした。被災地の情景が報道されるたびに涙が止まりませんでした。「こんな大変な時に自分達だけこんな事してて良いのかと凄く悩んだ」とこの方はおっしゃっていて、それはよくわかります。自然な感情ですよね。自粛するというのも1つの方法だったでしょう。でも同時に「なかなか無い機会なので予約を続行した」というのもよくわかります。そうなさったことはそれで良かったのではないかと私達は思っています。私達一般庶民にとってメキシコまで釣りに行ける機会というのはそう簡単に巡って来るものじゃありません。この方のように息子さんの成長の中での貴重なタイミングだったり、10年勤めてもらえるリフレッシュ休暇だったり、新婚旅行だったり、社会人になる前の学生最後の春休みだったり。そうした数少ない「行けるタイミング」がその後巡ってくるかどうかはわからない。「行ける時に行っておく」というのが実は結構大事なんです。だからその人の人生の中でもかなり貴重な1ページになりそうなそうした機会は生かしていいのではないかと思うんです。
もちろん被災者の苦しみと悲しみなんてどうでもいいなんて考えるわけじゃ全くないし、そんなこと出来るはずもない。被災者のことはきちんと心に刻みつつ「自分にもなかなかない貴重な機会だから大事に使わせていただきます」という気持ちで釣行するのならそれでいいのではないでしょうか。そして人生の貴重な1ページを作って新たな活力を得たら、その感謝と被災者への思いを込めて一層働き、募金するなり被災地の産物を買うなりボランティアするなりして被災者をサポートしていく。それも1つのやり方で、後ろ向きではなく前向きなやり方だと思うんです。
このサイトが直接的に被災者のお役に立つことはたぶんないでしょう。でも日本のバスアングラーにより安く、より良い釣行をしてもらうという面ではある程度お役に立てると思います。私達も出来る限りの協力はしますから、浮いた費用の一部を、そしてすばらしい釣りを楽しんでリフレッシュした活力の一部を、被災者のために振り向けていただければと思います。
現実にこんなのを狙えるレイク!
日本では出来ない釣りにチャレンジ! ※メキシコがイチ押しの理由→こちら
このロッジも手配サポート可能です。もっと情報が欲しい方や予約したい方はこちらへご連絡下さい。
今回の釣行記もぜひ参考に。
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