海外釣行記 メキシコ、レイク・エルサルト |
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★★ 釣行記や写真を頂き感謝!先輩達の体験談こそが次の釣行者の大きな助けになるのですから
★★
「下手と一人こそメキシコへ行け!」 [アメリカ・Jun様]
2008年3月 メキシコ、レイク・エルサルト
今回、「釣り下手、同行者なし」の私がレイクエルサルトに行きました。
一人だっただからこそグランデが釣れたし、下手でもロクマルが釣れる恐ろしい場所だと思いました。
コロナマークのバス停のある国
*動機
以前池原で見たあの"子豚のようなロクマル"、あれを一度は釣ってみたかった。
関東からの遠征で3回チャレンジしてみたが、あのハイプレッシャーの中、私のような年数回釣行の軟弱バサーでは50アップすら相手にされなかった。
ニューヨークには単身赴任で来ており、3月末には妻子が来る予定になっている。
再び(運良く!?)訪れた独身生活の最後の冬休み、休みを貰えても一人じゃどこ行こうにもつまらないし。。
*検討(12月)
バスフィッシング発祥の国に来たのだからと、空路3時間のフロリダに行こうとサイトを検索。
ガイド1日450ドル(さらにチップかね、おいおいぼったくりじゃねーか)、宿泊1泊150ドル、ビッグバスの釣果、、、、、あれ??だめじゃん。
奥田民夫と糸井重里がゲーリーに怒られてたバカラックって隣の国メキシコだなあとググった末に当サイトにたどり着く。
メキシコ安いじゃん。でも一人で行くので1.5倍は見積もるべきか。
状況をサイト管理者に聞いてみよう。
*予約(12〜1月)
バカラックとエルサルト、有名どころについて問い合わせるとニューヨークからならエルサルトのほうが飛行機の乗り入れが楽だという。しかも当サイトを通すとエルサルトロッジは値段もかなり安くお願いできるとのこと、3月最初の予約をお願いした。
来た!有名な(?)スィギスからの予約完了メール。
ニューヨーク在住はまだ短期間、英語を使う生活をしていないため、銀行からロッジへの送金もびびりながら。
フライトチケットはアメリカの格安サイトで何度も注意書きを確認しながら行う。
*準備(1月)
必要なタックルを考える。
千葉県亀山ダムでメインに使っていたタックルは4ポンドフロロに4インチカットテールノーシンカー、もちろんスピニングのウルトラライトタックル。
エルサルトでこのタックルではちょっとだけきつい、うそ、バイト即"死、あるのみ"。
タックル、ルアーは当サイトのQ&A、過去の2,3,4月の釣行記、エルサルトの複数ロッジの日次釣果レポート等を参考に種類、カラー、サイズ、数量等、エルサルト基本タックルを割り出し、保有タックルに足りないものを加える形で以下を揃えた。
ニューヨーク中心部タックルショップを探す、、、海メインの"釣具屋"が1軒、ルアーショップ0軒。
アメリカ版SANSUIとかPOPEYEとかないわけ?
じゃあ有名どころ最寄りのBassProShopsは??? 車で3時間、、っつーか全然最寄ってないし、車持って無いし。
ロッドを触りもせずに買うのは抵抗があったが全タックルはネットでの購入。
ラインについて立木を考えたらフロロははずせない。
アメリカ製の25lb250ヤード4ドルのラインにグランデを託す度量は私にはない。
楽天利用で東レのラインを実家に送ってからニューヨークへ郵便。
アメリカ製はロッド、ルアーともに安いためだいぶコストが抑えられた。
ロッドはもちろんピンきりであったが今回用意したのは60〜90ドル程度のもの。
日本に帰ってからこのヘビータックルを使う機会がそんなにあるとは思えないし、今回だけ持てば十分だし(そうやって考えてしまうところが軟弱なのだが)、オンラインのサイトをチェックしても、そんなにグレードが低い部類ではなさそう。
ルアーは1個4〜5ドルが基本。7ドルするとそんなの高くて買わないよって感じ。
リールについては、このサイトを通したおかげで浮いたロッジ代で、巻物用としてCalaisDC(=アメリカシマノ版アンタレスDC7LV)を買ってしまった。。。
リールは日本に帰ってからも十分使う機会あるだろうし巻物は飛距離が勝負となるはずだし。
この選択が正解だったのか後々大活躍してくれることになる。
・ノーシンカー、軽めプラグ
リール メタMg 左
ロッド アメリカシマノ製 6.6フィートM
ライン 東レ スーパーハードアップグレード20lb
・テキサス、重めプラグ
リール TD-X 左
ロッド アメリカシマノ製 6.6フィートMH
ライン 東レ スーパーハードストロング25lb
・キャロライナ、スイムベイト
リール TD-S 左
ロッド アメリカダイワ製 6.6フィートH
ライン 東レ スーパーハードストロング25lb
・巻物
リール CalaisDC 右
ロッド BassProShops製 6.6フィートMH クランキングロッド
ライン 東レ スーパーハードアップグレード20lb
・予備およびガイド用
リール カルカッタ 右(アメリカシマノ製でベアリング2個とちょいへぼい、中古オークション)
ロッド TD-S 6フィートM
ライン BassProShopsナイロン25lb
・使用したルアー(色、概算消費数等)
トップ
ザラスプーク(クローム)
Pop-R(白、青銀、大きめ)
バイブレーション
TDバイブ(バスカラー18g)
ラトルトラップ(青クローム14,21g)
ディープクランク
Bomber Fat Free Shad(3/8,1/2,3/4oz)
スイムベイト
Storm Wild Eye Swim Shad(4インチ、5インチ各1個)
ワーム(エルサルト定番ウォータメロン系9割、他1割)
Zoomマグナムリザード8インチ(30本)
センコー(5、6、7インチ各10本)
Zoomブラッシュホッグ(5本)
Berkley Power Worms10インチ(10本)
シンカー
テキサス 3/8、1/2、3/4 (各5個)
フック(いずれもアメリカがまかつ)
トレブル スーパーライン用 2/0 4/0 6/0
ワーム スーパーライン用エキストラワイドゲープ 5/0 6/0 (各10本)
他
スイベル(キャロに使用) 2センチくらいのもの (3個)
ストロングワイヤーのスプリットリング
ワームダイ チャートリュース&ガーリック
*移動(3月1日)
ロッドは当サイトにあるとおりタオルを使用して保護。その上からプチプチで巻いて更に強化。
家から空港まではバズーカがあるのでミニバンタクシーを予約。
乗り換えのヒューストン空港でのマサトラン行き飛行機の中からバズーカが積まれているのを目視して一安心。
さてマサトラン空港着!バズーカ発見。スーツケース見つからず、、、見つけて明日には届けるとか抜かしてるし。
ニューヨークに住んでいて思いますが、やはり日本人以外を信用してはいけません、みんないい加減ですから(日本人がまじめすぎる気もするが)。
仕方なくロッジのバンに乗り込む。シカゴから来た同日着の大工をしているという4人組アメリカ人グループと同乗。
「最悪の日だよ・・」と話していてエンジンがかかった瞬間に空港職員登場! 見つかってよかった〜私のCalaisちゃん。
途中のでかいスーパーで車を乗換えらしい。店の中が面白そうなのでちょっと散歩でのぞいてくる。
帰ってくると次の乗り換えバンに日本人2人組ハッケーン! 東京から来ていたタクヒデコンビさんでした。
はじめましてと挨拶すると、南国メキシコにもかかわらずヒデさんは寒そうにしている。クーラー効きすぎ!
ロッジまでは高速道路(料金所のお姉さんがかわいい)を通り、サボテンダーが両脇にある道を通って1.5時間ほどでロッジへ到着。
マサトラン風景 |
サボテンダー |
マルガリータ! イキマチョーで有名な(?)ロベルトのロッジの説明と基本パターンをこなすとヒデさんの体調がおかしい。さっきのはクーラーではなく風邪を引いたとのことでした。
日本の処方箋薬より強いという噂のアメリカ市販風邪薬タイレノールを渡す。
タックルセット、ステーキディナーで就寝。
*釣り1日目(3月2日)
NY−マサトランの時差のためか、予定の1時間前に目が覚める。
ロベルト「コンコン」
Jun「(キタ━(゚∀゚)━!!)」
ロ「イキマチョー!」
コーヒー&オレンジジュース(濃縮果汁還元でない、たぶん生絞り)!
ヒデさんはまだ不調の模様。タイレノールで効かないということは"単なる風邪"ではなさそう。
ロッジ朝
ガイドはおっさんシサ。挨拶してボートに座った瞬間、低い声でシサ「VAMONOS(=さあいこう、移動)」。渋い、かっこいい。。。
気温は10度くらいでしょうか、Tシャツ2枚、トレーナー1枚、薄手のジャンパーでちょうどいいくらい。
出撃
J「(第一印象、ふんふんなるほど立木が大量にあるわけね。過去の釣行記に書いてあったような、、、センコーをあれに沿って沈めると上にチキータ、下にグランデって寸法ですかね)」
ゆるい傾斜のシャロー+立木に到着。
J「どのルアー?」
シ「これ」とザラスプークをさして結んでくれる。
立ち木の中をエレキで進み、陸側に向かって投げろの指示。
5,6投するといわゆる標準チキータ(30-40センチ)でファーストバス。
エルサルトならこのサイズはいくらでも釣れるというのは読んでいたのでポイ。
その後チキってると、背後でシサがタックルボックスをがちゃがちゃやっている。
シ「ラトルトラップ!」といいながらTDバイブしかもバスカラーをロッドに結んでいる。
J「(エルサルト定番の)ラトルトラップ青クロームあるけど・・・」
シ「OK、これでいいんだ」
バスカラーはティラピアに近いからなのかもしれない。
っつーか、私の技術でこの立木で引いたらすぐ引っ掛けそうなんですけど!!
それにこの日のためにわざわざ買われたラトルトラップの立場は何??!!
とどうでもいいことを考えながら、Calaisデジコンリール初体験。気持ちイー!
頑張って木の側を通していると、シサから木と木の真ん中を通せの指示。
まあそれなら私にもできるけど、それでグランデ釣れるの? うーん、よくわからん。。
牛
スーパームーチョネット(=ティラピア漁の網がたくさん、魚へのプレッシャー高め)が気になりながらTDバイブ、センコー、チキータ、VAMONOSを繰り返す。
センコーは 予想していた立木に沿わす様にフォールさせるわけではなく、立木の中にボートを止め多少傾斜があるシャロー側に投げて岸から3,4mまでフリーフォールを繰り返したら回収の繰り返し。
再びゆるい傾斜のシャロー+立木エリアへ。TDバイブで3〜4lbの"So-So"サイズで一応写真を撮る。
SoSo、チキータだけでなくグランデ釣れるところにそろそろ移動しようよ。
初めての「自分からVAMONOS」使っちゃうよ、釣り下手だけど。
なんて考えながらTDバイブが立木群を抜けた瞬間、バシュッ!
J「シサ、メイビーグランデ!」
5lb5oz、56センチゲット。シサからブエノ(=グッド)と言ってもらう。
自己最高、かつちょい小さいけど初グランデで初テカテ(=メキシコビール)! シサと初サルー(=乾杯)!
シサ疑って悪かった、全面的に信用することをここに宣言いたします!
5lb
ランチに上がるとアメリカ人グループにどうだったと聞かれる。
5lbと答えると「Lizaか?」、どうやらLizardは挨拶と同じくらい基本らしい。
J「リップレスクランク。ダイワ製だ」
なぜかきょとんとしている。「ラトルトラップ ダイワ製」というと理解してくれた。
どうやら彼らの認識は、リップレスクランク(バイブレーション)の種類としてラトルトラップがあるのではなくリップレスクランク=ラトルトラップっぽい。消波ブロック=テトラポッドと同じだ。
ランチがうまい。情報収集すると他の人も大体同じような感じ。シエスタ(=昼寝)が気持ちいい。
午後風が強い。
同じようなシャロー立木エリアでのバイブレーション、ディープでのLiza"カロリーナ(キャロライナとも言う)"、傾斜のあるガレ場でLizaテキサスでチキータ大量、SoSo少々で終了。
夜ヒデさんは相変わらず体調悪そう。
アメリカ人下ネタ大好きブライアンから風邪薬を分けてもらう。バイアグラだといいながらやっぱりタイレノール。
ロベルトに聞いてみるが買い置きの薬は無く、明日スィギスが町に行くから買ってきてくれるとのこと。
ディナー、ここの飯は何もがうまい。東京のレストランでランチ1200円、ディナー2500円は取れる。
糸を巻き変えようと思ったところ、タックルが部屋に届いてない。
どうやらボートから降りたときに、スタッフに渡さないと持ってきてくれないらしい。
私の勘違い、、、明日グランデ来たらどうしようと心配になりながら就寝。
*釣り2日目(3月3日)
朝、昨日のガレ場でいきなりセンコー。その後ワンド奥のシャローでセンコー。
朝一からノーシンカーワームでもいいんですか? いいんです! シサを信頼してますから。
センコーセンコーチキータチキータ時々SoSo。5,6インチのセンコーならいくらでもチキれる。すぐになくなるが。
ワンドを出る岬部分のシャローで
シ「ラトルトラップ!」
J「(だからTDバイブですってば。)」
SoSo数匹が何も無いシャローでなぜか続く。これSoSoパターン?
シ「少し先にブレイクがあるよ」。
ブレイクの向こうまでTDバイブをCalaisでキュイーン!
ガン! ガホガホバシャ(えら洗い)!
シ「グランデ!!セットフーック!!」
J「Yes!」
シ「リーリング!! 木に巻かれないよう注意しろ! OK、木が無い!」
J「(どっちだよ、でもラッキー)」
木は無くても何度もボートの下にもぐられるもう○こ座りで耐える。
不安的中、ラインは昨日巻き変えられなかった20lb。今回の釣行で初めてドラグを使う。
寄せてくると明らかに昨日の5lbより長い! でも明らかに子豚さんではない。
J「(細いしなあ、、)6lb?7lb?」
シ「たぶん」
シサのネットに入る。あげてみるとやはり長いが細い、、
バークレーのスケールは3.7を示す。
J「へ?そんなに軽いわけなくね?」
興奮してkg表示になっていた。
8lb1oz、69センチのグランデだった。
8lb
シ「テカテ?」
J「もちろん、ムーチョテカテ、サルー!!」
木があったら取れなかったろう、20lbラインとはいいラインだとシサから言われた。さすが唯一信頼する東レ。そしてさすがCalais。
でもこんなに長いのに8lb? 贅沢だが子豚さんを夢見ていたのにと少し残念さも残る。
午後また風が強い。
シサはまた昨日と同じ時間、同じ場所で"ラトルトラップ"、Liza"カロリーナ(キャロライナとも言う)"。でもチキータ、SoSoばかり。
この頃になるとかの有名なメキシコ病にかかってくる。
グランデじゃないと分かった瞬間、やりとりがいいかげん。50アップ?って感じでもいいかげん。
夕方ボートランプに向かう途中、船が止まった。
シ「スィンコー(センコーとも言う)」
7インチをノーシンカーで投げる。
7インチは魚のサイズを選択できる気がするが太い!
私が非力の為かバイトがあってもフッキングがなかなかできない。シサも笑ってるし。
チキータだからなのか? フックを5/0から6/0に変える。
何度かすっぽ抜けた後、そろそろVAMONOSかと思っていると、ラインが動く。
バシッ!やった!たまには合わせが決まった!それだけで喜ぶ。
J「フィッシュ!やっぱりチキータ? ノー!グランデ!シサ!」
シ「セットフーック!」
今度は立木満載、気合でリーリング(でも非力)、あがってきたのは6lb8oz、63センチのこれまたロクマルオーバー。でも子豚さんじゃない。。。
6lb
本日ぎりぎり最後にグランデと、うれしいVAMONOS。ほとんど真っ暗な中テカテ。
ボートランプに着くとアメリカ人グループにもグランデって言ってもらいうれしい。
テカテ
帰りのバンのドライバーはスィギスCEO(?!)だ。
「君たちはVIPだから俺が運転だ!」らしい。ちなみに当日宿泊客は我々のみ。
*釣り3日目最終日(3月4日)
ヒデさんの具合が大分よくなったみたいだった。よかったよかった。
1日目5ポンド、2日目8ポンドと来たら最終日は11しかない。中学校の1次関数で習ったy=3x+2だ。
ボートで湖に出ると明らかに昨日と状況が違うのがわかった。水面から湯気が出ている、寒くなったのだろう。
午前、午後、昨日までと同じパターンを同じ時間帯に繰り返すがチキータとSoSoのみ。
チキータでさえも反応が悪い気がする。
でもアメリカ人グループは7lbをあげていたし、昨日ので自分の集中力が落ちてしまっていたのかもしれない。
午後は「シサ先生のフッキング教室」をやってもらった。
もちろん言葉はいまいち通じないのだが個人レッスンみたいでお得感いっぱい、とても参考になった。
シサに使ってもらっていたロッドは10年位前に買ったダイワのインターライン。
笑っていた、めずらしそうだった。そりゃそうだ、私も他に使っている人見たこと無いもん。
あの時はちょっと流行って、だまされちゃったんだよなあ。
ラインのガイドがらみは当然無いけど、バックラッシュ多いので何やってるかわからん。
昨日のグランデポイントに同じ時間に入ったら、グランデがペリカンみたいな水鳥と競いながらティラピアを水面で捕食していた。
そこで30分ほど粘り、時間を空けてから再度入り直したがチキータだけだった。
シサのポイントを回るパターンもそうだけどベイトの回遊時間が肝なのかもしれないと思った。
ペリカン
シサと写真を撮ったり、ディナー後にはロベルト、タクヒデコンビ、アメリカ人グループと写真を撮った。私以外はもう1日釣りをする。
翌日は釣りが無いので星を見ながらテカテをたくさん飲んで寝た。おいしかったなあ。
シサ |
タクヒデカーペンターズ |
最終日、今考えると活性が落ちてくれてよかったかもしれない。もし良かったら、今頃まだエルサルトにいて会社くびになってるかもなあなんて、ポジティブに考えることにした。
*帰路(3月5日)
帰る日、釣りはしないがみんなと5時半から朝ごはんを食べた。
夢みたいな日だっただけにみんながバンに乗ったときは少し寂しかった。
グッジョブ
ロッジTシャツ(10ドル)、帽子(10ドルと15ドルあり)を買って空港まで送ってもらった。
ドライバーの都合でなぜかスィギスの自宅経由だった。
飛行機
空港でお土産としてサルサソースを買ったが、乗り換えのヒューストン空港で液体だからと取り上げられた。
空港に売っていたから大丈夫と油断してしまっていた。マサトランからの飛行機はOKだったのに。さすがいい加減。
行きはニューヨークからマサトランまで荷物は預けっぱなしでOKだったので帰りも同じと思っていたら、ヒューストン空港バゲージクレイムで長いのがくるくる回っていた。やっぱりいい加減。
ニューヨークの空港に着き、行きと同様ミニバンタクシーを予約していたのだが見つからない。
タクシー会社に電話したら早口過ぎてよくわからないし、そのうちぶち切りしやがった。ほんとにいい加減。
でも代わりに捕まえたタクシーの運ちゃんはいい人で、チップを多めにあげたら「ワーオ!」って言っていた、こちらこそサンキューだよ。
*最後に
メキシコに来るのは気合の入った上級バサーだけだと思ってましたので、この軟弱バサーにもグランデが釣れるとは思ってませんでした。
Accessさんにムーチョグラシアスです。
私の釣り友達が釣具屋のにーちゃんから聞いた言葉です。
「本当に釣りたいなら、釣具に金をかけるより、旅費に金をかけろ。」
そのにーちゃんがJTBに就職する予定でなければ自らの首を絞める言葉を言ってしまうほどの真実であり その究極がメキシコなのかと。
私と同じくらいの軟弱バサー(失礼!)の方。
年5,6回の日本国内釣行を3年分。ガソリン代、高速代、ボート代、遊漁料20万円ぐらい使ってないでしょうか。
3年間釣りを辞めてメキシコに行ってみる、いやメキシコに行ったら満足感で3年間釣りをしなくても大丈夫(それはねーな)。
数はともかく(といっても今回3日で160匹くらい、まじめにランディングしてれば200匹は超えてるはずですが)、総重量、最大魚という点で3年分以上釣れると思います(家からちゃりんこ10分の野池でロクマルが釣れてしまううらやましい人は除く)。
タックルは丈夫であれば最低限のヘビータックル3本で十分だと思います(私のロッドは上に書いたように1万円未満、リールは今回買ったものを除けばほぼ10年選手)。
3日分のリザード、センコー、太軸フック、強いラインを買い足すだけで大丈夫。
あとおこずかいが無いときに買ったけど、現在タックルボックスの肥やしになったアメリカンルアーをいつものルアーと一緒に持っていく感じでしょうか。
釣りが下手でもガイドがカバーしてくれます。
ガイドのシサは私がルアーを回収しはじめると、次にキャストしやすいよう立木の中を"フットコンを手で微調整"しながら動いてくれました。そして次にこっちに投げろと指示。
ワームを投げているときも私のラインを私以上に集中しながら見ていて、今のバイトだよと教えてくれたり勉強になりました。
正直なところグランデは私が釣ったのではなく、シサに釣らせてもらったという感じです。
今回一人で来たこともグランデがつれた要因のひとつだと思います。
ボートに同行者がいれば、シサもここまでは気が回るわけもありません。
私の場合はタクヒデさんもいらっしゃいましたし、アメリカ人グループもスタッフのメキシコ人も言葉はよくわからなくても陽気に話しかけてくれてまったく一人で来た感はありませんでした。
グランデを釣りたい、釣らせたいという目標でみんなアミーゴ(=仲間)です。
下手で一人こそあきらめるのではなく、メキシコに行くべきだと私は思います。
最後のテカテ
Accessさんと最初にメールでやり取りをさせていただいたとき、
「6lbは釣りたい、8lbは夢、10lb釣れたら釣り辞める」
みたいなことを書きました。
今回は8lbでしたが釣りを辞めてしまうことになるかもしれません、"お金貯まるまでは"。
当サイトの釣行記ページ最上部「もう日本じゃ釣りする気がしなくなっちゃいそう!!」、まさしくその通りです。
残された夢、"子豚のようなロクマル"そして10lb、これを私の腕でかなえられるのはメキシコしかなさそうですから。
[以下アンケートより抜粋]
●釣果はどうでしたか?(わかる範囲、概算でも構いません)
あなたの本数: 160本くらい あえてバラシ多数。
大物ベスト5の体重、体長(体重順でも体長順でもお好きに)、ルアー
1位:体重 8 lb 1 oz、 体長 69 cm、 ルアー:TDバイブ
18g バスカラー、 バイトした深さ: 2−3 m
2位:体重 6 lb 8 oz、 体長 63 cm、
ルアー:センコー7inch
リグ:ウォーターメロン 黄色テール
ノーシンカー、 バイトした深さ: 2−3m
3位:体重 5 lb 5 oz、 体長 56 cm、 ルアー:TDバイブ
18g バスカラー、 バイトした深さ: 1−2 m
以下 まじめに計測せず。
4位:体重 lb oz、 体長 cm、 ルアー:
リグ: バイトした深さ: m
5位:体重 lb oz、 体長 cm、 ルアー:
リグ: バイトした深さ: m
50cm超の本数: 6−7 本(うちロクマル 2 本)
7lb超の本数: 1 本(8lb台 1 本、9lb台 本、10lb台
本)
●全体的に最も効果的だったと思う場所や深さ、ルアー、釣り方は何ですか?
遠浅のシャロー+アルファ(立ち木、ブレイク)、ガイドは常にシャローに向かって投げろとの指示。立ち木群の中にボートで入り込み、シャローを狙う。2,3フィートから7,8フィート以内の深さをバイブレーション、ちょっと早目引き。クリークの奥より、ボディウォーターに近いシャローの方が型、数ともに良いように感じた。
立ち木+ちょっと急な斜面、ガレ場=センコーノーシンカーフリーフォールを繰り返して岸から3,4メートルまで。
日本のように木の脇ぎりぎりを通すとか沈んでる岩の上に落とすとかではなく木と木の間を通せ、そこには木が沈んでるから根掛かる、こっちになげろとか日本から考えるとちょっと不思議。魚影が濃い、プレッシャーが低いからでしょうか。
時間でのバスの(もしくはティアラピアの)回遊性が肝?
グランデを釣った翌日、同時間に同場所に行ったら、グランデがティラピアを水面で捕食していた(釣れなかったけど)。ガイドもほぼ同じ時間に同じ場所を回ったりする。せっかく午前良かった場所に午後行かないのは残念な気がするが時間帯が重要なのかなと。
●大きい魚に限って言えば、どんな場所、深さ、ルアー、釣り方が効果的だったと感じましたか?
上記バイブレーションはチキータ大量の中に、時折サイズの良いのが、時折ぷリスポーンのデブバス(でもサイズ小)が入ってくる感じ、グランデ選択不能。
7inchセンコーならバイトが減るが大きめを選択的に取れる気がした。2ポンド以下はほとんどなかったのではないか。チキータが邪魔しにくい、チキータならあわせで抜けてしまう(?)のでなくならないのが理由かも。6/0ワイドゲイプじゃないと貫通しにくかった。5,6inchはチキータ大量、消費しまくり。
●あまり反応がなかったと思われる場所や深さ、ルアー、釣り方は何ですか?
ディープ+リザード+”カロリーナ”は数は出るがチキータ率が高かった。
スイムベイト、すぴなべ、ディープクランクはシサはだめと言っていた。
トップは私はいまいち釣れずでした。
朝に比べて夕方は反応低め。
●あなたが選んだ今回のベストルアーは?(名前/大きさ/重さ/色
複数回答可)
TDバイブ 18g バスカラー
7inchセンコー ウォーターメロン 黄色テール
ノーシンカー
[サイト管理者より補足]
確かにガイドやアメリカ人はリップレスクランク(バイブレーション)を「ラトルトラップ」と言う傾向が強いですね。ただ、ガイドに色々なリップレスクランクを見せて「じゃあどれがいい?」と聞くと本家ラトルトラップ(特にクローム系)を取り出すことが多かったりするのもまた事実(笑)。
センコーもその傾向があります。「ゲーリーヤマモトのセンコー」と言ってるんじゃなく、あんな感じのワームなら何でもセンコー。
「6lbは釣りたい、8lbは夢、10lb釣れたら釣り辞める」と書いてたものの、夢だった8lbは初めての釣行で釣れちゃって次のターゲットが早くも最終目標の10lbになってしまう。それがメキシコ。確かに10lbともなると非常に難しくてよっぽど運が良くないと釣れません。でもこの方の場合は10lbはおろか、14lb程度も実は視野に入っちゃってるはず。なんせ、幸運と言うか不幸と言うか、69cmなんてすごいのをもう現実にその手で抱えちゃったわけですからね。このサイトの最高記録(68cm
14lb)も釣行記で見てるはず。「これがあれくらいの体型だったら・・・」ってのはもう頭の中で数え切れないくらい繰り返し想像したことでしょう。どうしても「69cm」というのが自己最高のベースになっちゃうでしょうから、たぶん10ポンドが釣れてもそれで満足出来る体ではもうないんじゃないかと・・・(笑)。
「また行くお金が貯まるまで釣りをやめてしまうかもしれない」。その気持ちはよ〜くわかりますね。完全に中断するのはなかなか出来ないかもしれないけど、釣りの回数をごっそり減らしたり、新しいタックルを買うのを我慢するなんてことはもう何の苦もなく出来ちゃうよって心境なんだと思います。完璧にメキシコ病!でもそうなっちゃうんです(笑)。
メキシコと言っても空港にたどり着きさえすれば迎えの人がロッジまで連れて行ってくれるわけですから、海外旅行としては実はものすごく簡単な部類です(→メキシコは大変?)。1人だからって尻込みする必要は全然ないです。それに日頃あまり釣りをしない女性のほうが一緒に行った男性より大物釣ることが多かったりもするわけですから、別に上級者じゃないと駄目なわけでもありません。誰でも行けるし楽しめます。日本に縮こまってないでこれまで知らなかった釣りを体験してみたらどうですか?
現実にこんなのを狙えるレイク!
日本では出来ない釣りにチャレンジ! ※メキシコがイチ押しの理由→こちら
このロッジも手配サポート可能です。もっと情報が欲しい方や予約したい方はこちらへご連絡下さい。
今回の釣行記もぜひ参考に。
「役立つサイト」目指してます! →今日のバスサイトランキング
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