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「コメデーロ釣行記」 [京都府・ヒロシ様]
2008年3月 メキシコ、レイク・コメデーロ
How have you been James and Debbie? 昨年の7月のエルサルト釣行に続き、コメデーロへ行って参りました。今回、コメデーロロッジに泊まれたことにすごく満足しています。オーナー夫妻も素敵な人だったし、初めて会ったアメリカ人ゲストの人たちも皆、家族や友人として一緒に過ごすことができました。素敵なロッジを建ててくれたオーナー夫妻に感謝するとともに、今回の釣行を可能にしてくれたこのサイトのスタッフ様、これまでメキシコに釣りに行かれた皆様に御礼を申し上げます。そうそう、2007年12月にロッジに行かれたKei&Eri様。アメリカ人ゲストのロンとデイビッドがお二人のことをよく話してましたよ〜。
●コメデーロで必要だったルアー
朝・夕はトップウォーターで、以前コメデーロに行かれていた方のレポートにあったように、チャグバグが一番良かったです。日が高い時間帯はリザードのテキサスとフルーク。フルーク用にガン玉なんかのオモリがあると良いかも。他のルアーはほぼ出番無しでした。参考になるかと思うので50upの全ての釣れ方をまとめておきます。リザードがこの頃、手に入りにくくなっているような気がしますが、デビーが「言っておいてくれればロッジで用意するよ」って言っていました。
2日目午前 54cm・5ld2oz(マグナムリザードのテキサス)
3日目朝 57cm・6ld11oz(サミー)
4日目朝 63cm・9ld7oz(サミー)
4日目夕方 57.5cm・9ld(チャグバグ←デビーが用意してくれた)
59.5cm・9ld2oz(チャグバグ)
最終日夕方、53cm・6ld3oz(チャグバグ)
●カウンター
ガイドさんがカウンターを持っていて、カチカチと釣った魚の数を数えてくれました。まぁ、時々忘れているような雰囲気でしたが(笑)。魚のウェイトを計測する、デジタル計測器もありました。
■3月9日(移動日)
朝一の電車に乗って関空へ。韓国・仁川空港経由でロス入り。入国審査もすんなりと終わり、ハワードジョンソンにチェックイン。時間があるので、タクシーでマリナ・デル・レイの方面へ。Venice Beach Pierとかいう場所で釣り人達を見ていた。ゴカイみたいなのでパーチ、ライブベイトで2mくらいのサメやカニが釣れていたので結構、見ていて面白かったです。
■3月10日(ロッジ着)
デルタ航空にチェックイン。すると、バズーカに対して往復で100ドルずつ、計200ドルを取ると言われる。抗議してみるものの、「アラスカ航空や他の航空会社では取らないだろうけれど、デルタは取るのよ」と言われたので、カードで支払うことに。ションボリ。
マサトランに着くと若い男の子が迎えに来てくれていた。もう一人のゲストが違う便で来るので待って欲しいとのことで、到着の遅れもあって2時間ほど待つことに。もう一人のアメリカ人ゲストのトムが到着後、ドライバーのホアンが現れる。ロッジまでほぼノンストップで3時間ジャストでした。
ロッジに到着するとすぐに、ジェームスとデビーが歓迎してくれた。一日のスケジュールや釣りへ行く際の注意を聞いたり、雑談したり。この日、先に来ていたアメリカ人ゲストのロンとデイビッドが釣り初日だったようで、ロンが9ld6oz(確かフルークでキャッチ)だったようでした。この日から、最終日までずっと、ゲストはロンとデイビッド、トム、私の4人でした。
■3月11日(釣り1日目) 午前15尾 午後20尾
貧弱なタックルボックスには、ザラ、へドンのポッパー、サミーを入れていたが、ガイドのチャポが選んだのはヘドンのポッパー。このポッパーのトリプルフックは、鳥の羽のようなものが付いていないので、あまり釣れる気がしない。以前のエルサルトでは羽がある・無しで、釣果が断然違ったからです。結局、そのポッパーでは2尾どまり。あとはマグナムリザード、夕方からはサミーを使い、グランデ無しに終わりました。初日の最大は46cmで2ld3oz。うーん悲しい…
■3月12日(釣り2日目) 午前52尾(54cm・5ld2oz) 午後36尾
午前はトップから始め、フルークに切り替えたりして20尾程度キャッチ。すると、チャポがマグナムリザードで6ld5ozのナイスサイズを釣るのを見て、私もマグナムリザードに変更。すると、急勾配の傾斜地に立ち木が絡んだ場所で54cm・5ld2ozが出た。その後は、釣れども、釣れどもアベレージサイズ。簡単に釣れるのは良いが、グランデはどこへやら…
2日目 54cm 5ld2oz
■3月13日(釣り3日目) 午前29尾(57cm・6ld11oz) 午後45尾
トップ(サミー)からスタート。初めに入ったエリアは反応が悪く、10分くらいで見切り「オルトゥルガ(移動)」とチャポが言う。次に入ったのがシャローフラットのところの立ち木群。根気よく、立ち木と立ち木のわずかな間を見つけてキャストをすると、ザッパーン!と水面が割れる。一目見て良いサイズと分かる。ゲットしたのは6ld11ozで、惜しい…57cm。その後、49cmくらいまではトップで簡単に釣れた。
その後、リザードテキサス、夕方まではフルーク、ラスト30分強はトップで頑張るが、それ以上のグランデは出なかった。
3日目 57cm 6ld11oz
■3月14日(釣り4日目) 午前26尾(63cm・9ld7oz) 午後20尾(57.5cm、59.5cm)
朝一は、昨日と同じようなシャローフラットエリアの立ち木群をサミーでスタート。チキータの反応は良好で、1、2本を水揚げ。そして岸に小さな出っ張りを見つけたので、それに向かってキャスト。ちょっぴりミスキャストだったのだが、アクションをさせると…ドカン!!「グランデ」とチャポが叫ぶ。しかし、乗らなかった。興奮覚めやまぬまま、再び出ることを祈って、全く同じスポットにサミーを投げてアクションさせると…今度は小さなスプラッシュ!!あんまり引かない。チャポが「グランデ?」と聞いてくるが、「ノー!チキータ!」と答えるが、途中から半端じゃない引き。グランデ!夢中でやり取りしてネットに収まったのは、
4日目 63cm 9ld7oz
デカイ!重さは…一瞬11ldを指すが、魚が落ち着き、値も落ち着いて9ld7oz!長さはっと…デカイ!!口閉じ尾開きで悠々、60cmを越えていた。口閉じ尾開きで少し辛めに測って63cmということにした。その後、もう一度、サミーにグランデが出るがラインブレイク。あーあ、唯一のサミーが…と思っていたら、チャポが水面に浮いているサミーを発見。私のタックルボックス内のトップの中では、一番信頼しているトップであるだけにほっと安心。その後は、ビックフィッシュ無し。途中、お口に魚をくわえたまま昇天しかけていたバスを発見。食べようとしていた魚のトゲが引っ掛かり、飲み込めなかった様子。トゲのある魚の名前はティウィレっていうらしい。どちらもまだ生きていて、他の方のレポートから予想はしていたが、案の定、バスは昼食用に、ティウィレは生還を果たした。
お口にティウィレ |
取り出されたティウィレ |
再びその日の夕方にドラマは起こった。朝にグランデが出た場所に近い、立ち木群に入る。チャポはサミーが良いことは認めていてくれたが、やはりチャグバグが一押しらしく、お昼の間にデビーに言ってチャグバグを用意してくれていた。サミーを付けたロッドを残しつつ、チャグバグを投げる。するとサミーよりも明らかに、バスが失敗せずにルアーに出てくれることが分かった。そして朝と同じような岸辺の出っ張りに向かってキャストして、アベレージサイズをキャッチ。反応が良さそうだったのでもう一度投げるとどっカーン!グランデ!9ldで57.5cm。そしてチャポがもう一度、同じ場所に投げてみると指示が出る。「え!?」と思いながら投げてみると…再びドカン!!同じスポットから3尾目が出たのだった。しかも2尾目に続き、グランデ!!夢中でやりとりしてネットに収まったのは、9ld2oz。さぁ、気になるその長さは…口閉じ尾開きで…うーん、ちょびっと60に足りない59.5cm。
4日目 57.5cm 9ld 9ld2oz |
4日目 59.5cm |
それでももう、2人とも大興奮でチャポなんかトランシーバーを使って仲間のガイドにご機嫌で冗談を言っていたようだった。ロッジに帰ると、真っ先にデビーが祝福してくれた。まさに「Every day's getting better!」、初日の晩にロッジのシャツを購入後?に日に日に良くなっていた。「明日は10ldが釣れるよ!」と皆に言われた。
半そでシャツ40ドル
■3月15日(釣り5日目) 午前33尾 午後17尾(グランデ2尾ラインブレイク)
夕方になるとチャグバグの出番。5時過ぎからチャグバグを投げ出す。ミスキャストをしてチャグバグが枝に引っかかり、それをロッドワークで落とした瞬間…ドカン!グランデ!!一瞬にして緊張感が走る。ボートの傍まで寄せた瞬間、ロッドが水面に引きずり込まれ、立ち木に巻かれ…チーン。ラインブレイク。60cm前後はあるだろう魚で、もう一度やり直したい気持ちでいっぱいだった。その後、サミーにもグランデ(多分、55cm前後)が出るが、同じく立ち木に巻かれ、ラインブレイク。もう絶句状態。この時、いくつか不運なことが連続したこともあり、2尾連続でグランデをラインブレイクしてしまったけれど、掛かった後のことも考えて、水中の立ち木にも巻かれないように集中してバスをコントロールしないといけませんね。
同じ頃、少し離れたところに居たロンのチャグバグにもグランデが出たところを目撃。1度目は乗らず、さらに2度目も乗らなかった様子。客観的に遠くから眺めていてもグランデって見ごたえあるなぁと思う。
■3月16日(釣り最終日) 午前34尾 午後36尾(グランデのバラシ、53cm・6ld3oz)
午前のトップはグランデが不発。日も昇り、そろそろグランデも口を使わない時間帯だなぁ…って思っていると、午前9時半頃にチャポのマグナムリザードにヒット。普通に笑っているが、結構大きそう。魚体を見て私がネットを用意。ネットに収まったのは…9ld!ナイスサイズやん(汗)。ちょびっと悔しい。でも、もう大きいのは釣れないと思っていただけに勉強になりました。
チャポの9ld
日が傾き、チャポが「5、チャグバグ(5時過ぎたらチャグバグね)」と確認してきた。もちろん答えは「Si」。トップの時間帯まではフルークで流し、良い時間帯になってチャグバグを投げ始めた。ガボン!!出た!!グランデ!!昨日の失敗を思い出し、立ち木に巻かれないように細心の注意を払う。ボートまで残り僅かというところで…痛恨のバラシ。もう!!最後のグランデかもしれないのに!!チャポと二人して天を仰ぐ。悔しいなぁ…このままじゃ不完全燃焼だなぁ…って思っているともう一度、ガボン!!結構、大きい。今度は無事にランディング。6ld3ozで53cm。
6日目 53cm 6ld3oz
このタイミングで釣れて、ドラマ魚としては十分な大きさでした。その後、チャポは普段よりも少し遅くまで粘って回ってくれたけど不発。最後の最後に63cmが釣れたところも不発。そこまで都合良くいかないあたり、変に「釣りってやっぱりそんなもんだよな」なんて思ってしまいました。でも満足!!
「WOO!」 |
お世話になったデビーとWOO! |
■ 3月17日(移動日)
空港まではロンとデイビッド達と一緒。ガイドはまたホアン。途中、休憩を挟んで3時間強で空港に到着。チェックインカウンターをウロウロしていると…日本人!?なんとなんと、同じくこのサイトを通じてエルサルトロッジに来られていたKさんと出会う。一緒に来られていたNさんとも合流。帰りの便、ロスの滞在先が一緒。というわけで、待ち時間や夕食をご一緒させて頂きました。ホテルでも寝る時間帯まで釣り談義。翌日も出発ギリギリまでご一緒させてもらうなど、いろいろと有難うございました。
[以下アンケートより抜粋]
●釣果はどうでしたか?(わかる範囲、概算でも構いません)
あなたの本数:363本
大物ベスト5の体重、体長(体重順でも体長順でもお好きに)、ルアー
1位:体重 9lb 3oz、 体長 63cm、 ルアー:サミー
リグ: バイトした深さ: m
2位:体重 9lb 2oz、 体長 59.5cm、 ルアー:チャグバグ
リグ: バイトした深さ: m
3位:体重 9lb 0oz、 体長 57.5cm、 ルアー:チャグバグ
リグ: バイトした深さ: m
4位:体重 6lb 11oz、 体長 57cm、 ルアー:サミー
リグ:w)w) バイトした深さ: m
5位:体重 6lb 3oz、 体長 53cm、 ルアー:サミー
リグ: バイトした深さ: m
50cm超の本数: 6本(うちロクマル 1本)
7lb超の本数: 3本(8lb台 本、9lb台 3本、10lb台 本)
●全体的に最も効果的だったと思う場所や深さ、ルアー、釣り方は何ですか?
朝7時半まで、夕方5時半前からのトップウォーター、特にチャグバグ。
●大きい魚に限って言えば、どんな場所、深さ、ルアー、釣り方が効果的だったと 感じましたか?
上と同じ答えになります。
●あまり反応がなかったと思われる場所や深さ、ルアー、釣り方は何ですか?
立ち木群でのスピナーベイトでの釣り。
●あなたが選んだ今回のベストルアーは?(名前/大きさ/重さ/色 複数回答可)
チャグバグ。色はあまり関係なく、大きさも大・小ありますが、どちらも反応が良かったです。
[サイト管理者より補足]
この方は昨年の初釣行でメキシコに目覚めてしまい、学生時代の最後の最後にもう一度ということで2度目の釣行になりました。他のレイクにもチャレンジしてみようと今回はコメデーロを選択。9lb台3本が全てトップだなんて、それだけで大満足のはず。学生のうちからメキシコの味を覚えちゃうなんて羨ましいなあ・・・。
今学生の皆さん、自由に休みがとれる学生時代って実はすごく貴重。確かにお金貯めるの大変だと思うけど、ぜひ頑張ってバイトしてメキシコ行ってみるといいと思います。社会人になると自由に休みなんかとれないからなかなか行けなくなっちゃうんで。
デルタ航空がロッドケースに課金したみたいですが、同じマサトラン線をその前の2月に乗った人は課金されてません。3月からデルタの基準が変わったのか、単なる係員のミスなのかわかりませんが、デルタを使う人は一応可能性があることを心にとどめておいて下さい。もちろんその場合は必ず係員に強く抗議してみることを忘れずに。乗換の接続が良ければアラスカ航空を使ったほうがいいかもしれません。
このロッジではタックルも売ってますが、数には限りがあるし、補給はアメリカからになるので常時たくさんストックがあるとは限りません。「行けば向こうで手に入る」というふうには考えないようにして下さい。もし何か用意してもらいたいものがあるなら、渡航間際ではなく、かなり前もって打診しておくようにしましょう。
現実にこんなのを狙えるレイク!
日本では出来ない釣りにチャレンジ! ※メキシコがイチ押しの理由→こちら
このロッジも手配サポート可能です。もっと情報が欲しい方や予約したい方はこちらへご連絡下さい。
今回の釣行記もぜひ参考に。
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