海外釣行記（メキシコ）－「２度目のエルサルト釣行」

海外釣行記　メキシコ、レイク・エルサルト

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「２度目のエルサルト釣行」　[神奈川県・福島様]
2009年2月　メキシコ、レイク・エルサルト

２００９　２/２５～３/３　１名（内、実釣５日）

まず今回のフライトの流れから。

２・２５　シャトルバスにて成田着。大韓航空カウンターにてチェックイン。
そしていきなり小トラブル？なんとロッドケースの課金される！（９９００円・高ッ！）
私は過去２回ロッドケースを持ち込みましたが（同じ大韓航空）今回初めて。大人の対応で抗議したが、認められず・・・平成２０．１２月～改定？の事だそうです（１ｍ５８ｃｍ以上を対象）出発前に使用する航空会社に要確認した方が良いと思います。
その後のアラスカ航空は課金を予想していたが、何もありませんでした。（復路も同様）

Ｌ・Ａ着～トランジット　

毎度、鬼門？のロスです。私はスペイン語が少々、英語なんか全くダメですが、言葉というよりも人種や文化の壁というか・・・はっきり言って感じ悪いです（笑：全員ではナイ）でも気にする事はありませんヨ。
向こうも気にしてナイのだから、というより「日本の常識は世界の非常識」位（メヒコでも）に考えたほうが良いでしょう。もし何かイヤな事（大きいトラブルは自己主張する）があってもメヒコまで我慢です。
しかし今回私は単独でアメリカ入国は初なのですが、特に問題ナシでした。
途中、入国審査やトランジットでの荷物を受けてくれる場所など心配事は尽きないですが、案内（看板）や職員のジェスチャーでなんとなく感じが掴める？と思います。
アラスカ航空のチェックインも済ませ、搭乗そして離陸となるはずだが・・・ここで２発目の小トラブル、飛行機が飛びません。（機材故障らしい）機内に１時間～１時間半缶詰です。

アラスカ航空のカウンター

マサトラン（メヒコ入国）～ロッジ

そして約２時間遅れでマサトランに到着。
メヒコ入国も問題なくクリアー。
機内では連絡も取れずロッジスタッフが帰っているのではナイかと心配したが、待っていてくれましたヨ～、イスラ君が。
そしてお詫びとご挨拶で始まり、ロッジに向かいました。
途中、マーケットに寄り虫除けなどを購入。
車中は、事前情報や自分のリクエストなどで会話が弾み、（全部通じているがワカリマセンが）ｐｍ７：００過ぎにロッジ到着。スタッフにご挨拶、夕食を取り、早速タックルのセッティングをし、就寝。

実釣初日

ガイドはセサ。
朝はトップ（ペンシル、ポッパー）で流すも殆ど反応なし。するとすぐに「センコー」の指示が・・・。いきなり「渋いのか？」と思いながら初日なので指示通りスローに探りまた。普通に釣れるが大型は出ず。（～５ｌｂ、日本では良い魚ですが）
日が完璧に上がり、暑くなり始めるとやはりというか定番の「カロリーナ」です。
リザード７インチで立ち木エリアをスローに探ります。
何本か釣っている内、強烈な引きが・・・しかしあっさり立ち木に巻かれてしまいました。
やはり大型は凄いパワーです。
午前は６ｌｂ止まりで終了。

昼食・シエスタ後、何箇所かエリア移動し、キャロで立ち木エリアを探ります。そしてまたしても強烈な引きが・・・が、またも立ち木に巻かれ・・・頭では分っているのだが、強引に引きずり出す（日本で相手にしているサイズとは違うので）というのが以外と難しい。
そして夕方になり今度はディープクランクで掛けボート際（目視、１０ｌｂ確実？）まで寄せたが、フックアウト・・・フック伸ばされましたヨ。
さすがにセサも悔しがっていました。

結局バラシまくりで初日終了。釣果は３０本位（～６ｌｂ）

大型？に伸ばされたフック

実釣　２日目

朝はまたトップからスタートしたが前日同様、イマイチなので趣向を変えビッグベイトを少し潜らせる感じで探りましたが反応ナシ。もう少しレンジを下げリアライザーに変える事に。形がティラピアに似ているので効くかなと２，３個用意して来ました。
それでも反応が無くルアーを回収しようと早巻きしたら、魚が４，５匹（１匹はかなり大型）ついて来ます。そして何度かリトリーブ・スピードを変えるもダメ。でもこれが後にヒントとなりました。昼、午後とも前日と同じ様なポイントでキャロ主体に探るも７．５ｌｂで終了。４０本位（～７．５ｌｂ）

キャロが定番

実釣　３日目

相変わらずトップがイマイチ、ハイサイダーjrでも小型が釣れてしまう。なんとか７ｌｂをキャッチするも１０ｌｂには届かず。セサはハイサイダーがかなり気に入ったようだ。（オイカワカラー）
ラドスケール・ローファイの棒引きで出るも、喰いそこねキャッチに至らず。
昼・午後も同様キャロを主体に、やっと午後イチで８．５ｌｂ（５８センチ）キャッチ。
ここまで２日半は練習と考えていたし、キャロは小型も多く釣れてしまい飽きていたので、ここで自分のやりたい釣りも織り交ぜ気分転換しました。
ラバージグ３/４ozにホッグ系ワームをセットし立ち木に絡める様に探りました。
しかし数は釣れるも小型が多い。
エリア移動もこの日からは頻繁に行い、大型のみを探す感じです。セサも少し焦っている様でした。
結局大型は顔を見せず終了。しかし序所に最大魚のサイズアップもしているので、全体的には調子も上がりそろそろデカバスの予感かナと・・・。　４０本位（～８．５ｌｂ）

ビッグベイトでもこのサイズ？

キャロで８．５ｌｂ

実釣４日目

この日からティラピア漁の網が入る（かなりの量）。セサ曰く網が入るとバスはスプーキーになるとの事。私が日本で得た情報だと今回の日程では漁とバッティングしない筈だったのですが・・・ここはメヒコなので気にはしていられません。（釣果には影響ナシでした。）
朝のトップは沈黙。早々に見切りエリア移動。岸の近くの（ボートポジションで３ｍ～５ｍ）立ち木群をキャロ・ジグで探るも大型はまだ釣れず。しかし何気なくジグを回収する際にまた大型のチェイスが・・・。
２日目のルアー回収時と同じです。
今まで比較的スローに探っていましたが、今度は速めでリアクション的な方法かとフットボールジグ３/４ozをチョイス。更に魚探にはボトムより上にベイト反応。デスアダー６インチをセットしてボトムバンピングやスイミングで探ると、ハマリました。
更に釣れるサイズが良くなっています。７ｌｂ・８ｌｂクラスを追加しようやくパターンやエリアが絞れ、あとはデカイのだけかなと。そしてまたもや大型の引きが、強引に立ち木から出すと今度はジャンプされまたしてもフックオフ・・・。
そうですこのパターンは釣れるけど、針掛かりが良くナイという弱点が・・・。
更に釣り過ぎというか、瞬発的なアワセでフックポイントが甘くなってしまいます。
小まめにラインやフックをチェックするのは、改めて大事（デカバスには絶対）だと思いました。
この後も６０x１本（８，５lb）追加するが１０ｌｂは、未だ釣れず。
５０本位（～８．５ｌｂ）

フットボールジグに好反応

６０センチ・８．５ｌｂ

最終日

やはり朝はイマイチでした。
喰いが渋いので少し間川筋（枯れている）比較的浅い場所を「センコー」と言われたが、「コッチを試したい」と言ってチューブリンガーにジグヘッド５グラムをセット。エビ系も食べている様なので、それをイメージしてズル引き。小枝に引っ掛けて外れたのち、重くなる様な感じでバイト（弱いバイト）。今度はデカイです。慎重に寄せネットでランディングした魚は６１センチ。「やっといったか？」・・・でも痩せている（８．５lb）。明らかにアフターの魚。近くにはフライらしき姿も確認。ネストです・・・。

そして移動。昨日まで良かったエリアを探る。キャロで使うワームも９インチ～１０インチとデカイものを使用し、テキサスリグは１３インチまで使用した。前日爆発したジグも３/４～１ozまで。
この日もジグの方が好調で速い釣りに分があったが６０釣れるも８、５ｌｂ位で痩せています。
プリスポーンの魚も居るはずだと、セサも早めにエリア移動を繰り返し、または時間を置いて入り直すといった感じで２人はかなり本気モードになりました。
そしてなんとか吊り上げたのが、今回で最大魚９．５ｌｂ・６３センチです。（フットボールジグ１oz＋デスアダー６インチ）

そして今回の釣りは終了です。
１０lbには届かなかったものの、前回より良いサイズや数も釣れ、そして何より自分でパターンが見つけられた事に満足しています。
１０ｌｂは次回にお預けです。　５０本位（～９．５ｌｂ）。

スピニングタックルの出番も・・・

１３インチでも釣れマス

最大魚　９．５ｌｂ　６３ｃｍ

チェックアウト

今日でロッジとはお別れです。朝食をとり荷物の整理を済ませ、スィギスやスタッフ達との記念撮影や談笑をし、お昼過ぎにロッジを出ました。
帰り際マサトランに少し寄り道。今回はマサトランには滞在しませんでしたが（別の都市に移動の為）、すごく良い所ですヨ。ホテルも比較的安価なので、せっかくメヒコに来ているのだから釣りだけでは勿体ナイです。日程に余裕がある方は是非。

マサトランのビーチ

癒されマス

総評

ロッジ：
部屋も清潔だし綺麗。食事は普通においしい、（ドリンク関係も充実）某ロッジみたいな豪華さはないが別に問題はナシ。部屋にテレビはないが必要としなかった。
スタッフはみなフレンドリー、言葉に不安がある人は「旅の指さし会話帳」等のフレーズ集（メキシコ・スペイン語）があると便利だと思います。

日本人の口にも合う

部屋も快適

ガイド：
やはり湖の事は知り尽くしています。細かい理屈とかではなく、経験や実績でエリアやルアーの選択などしていると思います。しかしガイドの言う通りの釣りだけでは飽きる時もあります。その時は気分転換に自分のやりたい釣りをリクエストするのも良いと思います。旅の前にイメージしていた事もたくさんあると思うので。
しかし釣れなくてもガイドのせいにしない様に・・・。

釣果：
今回は１０ｌｂにこだわっていたので、本文ではそれ以外小型みたいな文章になっていたと思いますが、７ｌｂ・８ｌｂだって普通にデカイです。（５０up～６０up）数だって２００本以上ですから。メヒコでは少し感覚がおかしくなりますヨ。

注意点：
スタッフとガイドは道具の扱いが少々雑？なのでロッドなどはボートや送迎のバンに積む際は自分でやった方が良いと思います。
そして釣りの際もワームパッケージやメジャーなどボートが走行中飛びやすいモノは注意しましょう。結構散らかしマス（セサだけか？）。私はメジャー飛ばされました。
今回エリア移動の際（ガイド操船時）立ち木に激突その際ロッドが破損しました（悲）。海外旅行保険（携行品を含む）には必ず入りましょう（勿論、万が一に備えて）。私は破損したロッドを保険を使って修理しました（汗）。

良かった事：
ロッジには過去に来た日本人（このサイトの利用者も？）が、ここで活躍したワーム等置いて下さり、私も大変助かりました。やはりリザードなどヒットルアー（ワーム等）は消耗が激しく足りなくなる程でした。勿論、私も置いていきましたのでよかったら使って下さい。

そして最後に今回お世話になったAccess様　どうも有り難うございました。

［以下アンケートより抜粋］
●釣果はどうでしたか？（わかる範囲、概算でも構いません）

　あなたの本数：［２００本以上　］
　大物ベスト5　（体重順でも体長順でもお好きに）
　　（※○.○lbでも○lb○ozでもOK。1lb未満の表記に注意。1lb=16oz）
　　1位：体重：［　９.５］lb［　　］oz　　体長：［　６３　］cm
　　　ルアー：［　フットボールジグ（１oz)＋デスアダー６インチ　　　　　　］
　　　色：［ジグ（ジューンバグ）、ワーム（ブラック＋ブルーフレーク）　］
　　　リグ：［　　　　　　　］　　バイト深度：［２メートル前後　］m
　　2位：体重：［　９　］lb［　　］oz　　体長：［　６２　］cm
　　　ルアー：［　フットボールジグ(３／４oz)　＋デスアダー６インチ　　　　　］
　　　色：［　ジグ（　ブラックブルー）＋ワーム（ブラック＋ブルーフレーク）　］
　　　リグ：［　　　　　　　］　　バイト深度：［２ｍ～３ｍ前後　］m
　　3位：体重：［　８.５　］lb［　　］oz　　体長：［　６１　］cm
　　　ルアー：［　　チューブリンガー　　　　　］　　色：［　グリーンパンプキン　　　　　　］
　　　リグ：［　　ジグヘッド　　　　　］　　バイト深度：［１．５ｍ位　］m
　　4位：体重：［８．５　　］lb［　　］oz　　体長：［６０　　］cm
　　　ルアー：［　リザード　７インチ　　　　　］　　色：［　グリーンパンプキン　＋ブラックフレーク　　　　　］
　　　リグ：［　キャロライナ　　　　　　］　　バイト深度：［４ｍ～５メートル　］m
　　5位：体重：［　８．５　］lb［　　］oz　　体長：［５８　　］cm
　　　ルアー：［　　リザード７インチ　　　　　］　　色：［　ウォーターメロン　　　　　　］
　　　リグ：［　キャロライナ　　　　　　］　　バイト深度：［３ｍ～４メートル］m
　50cm超の本数：［２０前後　　］本　（うちロクマル［　４　］本）
　7lb超の本数：［　］本　（8lb台［５　］本、9lb台［　２］本、10lb台［　０］本）

●全体的に最も効果的だったと思う場所や深さ、ルアー、釣り方は？
　　　［キャロライナ２ｍ～５メートル位、立ち木＋岸や岬からのブレイクがらみ　　　　　］
●大きい魚に限って言えば、どんな場所、深さ、ルアー、釣り方が効果的？
　　　［同上　スローな展開もしくはジグのリアクション　　　　　　　　　　　　　　　　　　　］
●あまり反応がなかったと思われる場所や深さ、ルアー、釣り方は？
　　　［　トップ・スイムベイト・プラグ全般、小型ばかり　　　　　　　　　　　　　　　　　　　］
●今回のベストルアーは？（名前/大きさ/重さ/色　※複数回答可）
　　　［　ヘッドロックジグ（デプス）１oz・３／４oz ジューンバグ・ブラックブルー
　　　　　PIGSKIN JIG(BOOYAH)　３／４oz creek craw
　　　　　リアクションフットボールジグ（モード）３／４oz ブラック　　　　　　　　　　　　　］
●釣りに関して他に読者の参考になりそうなことはありませんか？（テクニック、トラブルやその対処等何でも）
　　　［最近のＤＶＤなどで紹介している釣り方は過大に参考にしない方が良い。やはりガイドは地の人間な
　　　　ので理論はともかく、その湖を知りつくしているので言った通りにやるのが１０ｌｂの近道だと思います。
　　　　しかし自分の考え（エリア・ルアー選択など）で釣りをしたくなるのも当然なので、そこら辺のバランス
　　　　を考えての釣りだと思います。］

［サイト管理者より補足］
この方はエルサルト経験者だったので釣行自体は全く心配してなかったのですが、帰国後、大韓航空が往路で課金されたとのことで驚きました。1月の釣行者は課金なかったですから・・・。だた、この方も課金は往路だけで復路は課金されてません。逆にほぼ間違いなく課金されるだろうと思っていたアラスカ航空が課金されなかったりしてます。この2つの航空会社に限らずどこの航空会社の対応もその時々で違うので、課金されそうになったらとにかく抗議してみることです。すぐには払わないようにしましょう。

ロッジに置いてある「日本人ルアー」は、私達がお世話した釣行者（S様）が「釣り人同士の助け合い」というこのサイトの趣旨への賛同のもとに「次に来る日本人のために」と実績のあるリザード、センコー、フルーク、マーカーダイ（ペンタイプのワーム染色剤）等を残してくれたことに始まったものです（感謝！）。これから行く皆さんも「釣り人同士の助け合い」の趣旨をご理解のもと、手持ちを使い切ったりして必要になったらどうぞ使って下さい。そしてもしよく釣れたルアーが余ったりしたら、少しでもいいですから後に続く日本人のために残してあげて下さいね。
ただ、皆さんが行った時点でどういうルアーがどれくらい残っているかはわかりませんから、あくまで「苦しい時の神頼み」「非常用」として考えて下さい。必要なルアー類は釣行前にきちんと準備しておくべきなのは言うまでもありません。

現実にこんなのを狙えるレイク！日本では出来ない釣りにチャレンジ！　※メキシコがイチ押しの理由→こちら

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