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2005年1月 メキシコ、レイク・エルサルト釣行記
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★★ 釣行記や写真を頂き感謝!先輩達の体験談こそが次の釣行者の大きな助けになるのですから ★★

「メキシコや デカバス達が 住む都!!」 [東京都・ドンキー様]
2005年1月 メキシコ、レイク・エルサルト

【はじめに】
学生最後の釣り旅行として、メキシコに行くことを決めたのは、年末のことでした。そして、Access!海外バスフィッシング様に質問したところ、即レスポンスがあり、その後一ヶ月で全ての手配を済ませることが出来ました。Access!海外バスフィッシング様にはロッジの手配の全てをお任せしました。また、安い旅行代理店探しの手ほどきも教えて頂きました。おそらく、その協力なくしてこの釣行を成立させることは出来なかったと思います。心から感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

【出発前・旅行スケジュール】
  KE001 1/24成田〜1/24ロス  14:55〜07:30 (フライト時間9時間35分)
  AS210 1/24ロス〜1/24マサトラン  11:13〜14:44 (フライト時間2時間31分)
  AS283 1/28マサトラン〜1/28ロス  16:44〜18:31 (フライト時間2時間47分)
  KE002 1/29ロス〜1/30成田  10:30〜14:55 (フライト時間11時間55分)

  エルサルト 釣り3日半
  ロサンゼルス ハワードジョンソン(1泊)

【出発前準備】
バズーカには以下の5本を収めた。(バズーカの全長は223cm)
  チームダイワ ハリアー(7ft 1in)
  クァンタム ツアーエディションPT(6ft 10in) 
  G.Loomis GLX(6ft 10in)
  バスプロショップス  Pro Qualifier(6ft 6in)×2本
の計5本。
ルアーはユニパックに小分けにして、ハードルアー・フック・シンカーは、プラノのケース3個にまとめた。そのほか、衣類3日分、手秤、サングラス、小分けにした「部屋干しトップ」、常備薬などをスーツケースに詰めた。(衣類は3日分しか持って行かなかったが、洗面器で洗濯したので十分であった。)

【成田〜ロス】大韓航空
出発時間の2.5時間前に空港到着。旅行代理店のカウンターで航空券を受け取り、大韓航空カウンターへ。スーツケース・バズーカを預け入れる。事前にオーバーサイズになるかどうかを確認しておいたので、びくびくせずにすんだ。そして、タグに最終目的地マサトランと表記されているかを確認。出発手続きを終え、いざ出発となった。

【ロサンゼルス空港】
ほぼ定刻に到着。大韓航空の到着ゲートはトムブラッドレイ国際線ターミナル。2階到着ゲートから動く歩道で移動し、1階到着フロアへ。

@入国審査 入国目的を聞かれ、メキシコ線への乗り継ぎであることを伝え、顔写真・指紋採集をして無事通過。
A手荷物受け取り ターンテーブルの中から、スーツケースを回収。バズーカはオーバーサイズのところに置かれていた。
B再手荷物預け 税関を通過後、「乗り継ぎ手荷物預かり所」があり、再びスーツケースとバズーカを預けようとするが断られてしまった。事前に拒否される可能性があると聞いていたので、「やっぱりね」という感じ。理由は早口で言っていたので聞き逃してしまう。しかたなく、ターミナル3まで歩いて行くことにした。(徒歩5分くらい)
C乗り継ぎ アラスカ航空のカウンターを見つけ、チェックインを完了する。そして、スーツケース・バズーカを預ける。すんなりと進んだため搭乗まで2時間近くある。食事・買い物をして時間を潰した。

【マサトラン空港】
手荷物を受け取り、入国審査・税関など何も聞かれずそのまま入国できた。到着ロビーを歩いていると、1人の男が私の名前を呼びながら歩み寄ってきた。彼の名前は、ハビエル。そのほかにも、フランシスという人がいた。まずは観光ということで海岸線沿いを走り、写真を撮る。観光が終わったあと、マクドナルドのドライブスルーに寄りバーガーを買う。そして、ハビエル宅に到着。ハビエルはここまでで、ここからはフランシスにドライバーチェンジ。パパロタロッジまで、約1.5時間のドライブ。


【パパロタロッジ到着】
ロッジに到着したのは5時半過ぎ。シヌエさんに部屋を案内してもらい。早速、タックルチェックを始める。ロッドの梱包を解き、タックルケースをベッドの上に並べていると、再びシヌエさん登場。マルガリータとナチョスをもってきてくれた。マルガリータのコップの縁には塩がまぶされていて、ちょっとしょっぱい。けど、それがおいしい。
7時半頃ふたたび部屋のドアをノックされる音がして、開けるとシヌエさんが「ばんごはん」のひと言。日本語で呼びに来てくれた。食堂には、シヌエさんほかにグロッシさんという女性がいて、彼女と二人で料理を作っている。私のほかに、ジャクソン親子とテッドさんというアメリカ人が来ていて一緒のテーブルで食事をした。彼らに今日の状況を聞いてみると、朝は調子が良く、2lb〜3lbが2,30本釣れているらしい。ジャクソン息子は6lb3ozを釣ったらしい。ルアーはポップRで、テッドさんはラパラのスイッシャーで使っているらしい。陽が高くなってくると、センコーなどのスティックベイト系、リザード系のほか、DD-22、ラトルトラップ1oz、スピナーベイト1ozなどでも釣れているということだった。
食後、シギィスさんが現れた。おすすめルアーや最近の釣果などを聞く。まあまあだということ。それでも、連日8lb級は釣れているらしい。センコーが強いとのこと。
10時くらいにシャワーを浴び、床につくが2時間事に目が覚めてしまう。時差ボケだろうか?こんな感じで、ようやく一日目終了。






【釣り一日目(1月25日)】
5:15 ドアをノックされる音で目が覚める。シヌエさんが、オレンジジュースとコーヒーをもってきてくれた。オレンジジュースを一気飲みして、コーヒーだけをもって食堂に行く。今日の朝食はケロッグのコーンフレーク・フライドポテト・サラダ・パンケーキ2枚とナチョス。ナチョスは常にテーブルの上にあって、無くなり次第補充される。

6:15 ロッジ出発。10分もかからず湖に到着する。今日は朝から風が吹いていて、日中は快晴、気温は30度近くまで上がるらしい。朝の時点ではまだ18度。スロープに着くとガイドを紹介された。ミゲルさんという方で、がっちりとした体格。身長は私と同じくらいなので、180cmくらいだろう。挨拶も早々にいざ湖面へ。10分ほど走り、島に到着。ミゲルさんに何がよいか聞くと、サミー100を指さしている。言われるがまま島に向けて投げるが、陽が出ていないからナイトフィッシング状態。ルアーがどこにあるか分からない。しかし、一投目からヒット。「バシャッ!」という音と手元に伝わってくる抵抗感から、魚がかかっていることがわかる。1lbくらいの子バスであったが、サミー100が口の中にスッポリ入っていた。その後も1,2lb級の魚は面白いように釣れるが3lb級は2本だけに終わる。島の岸沿い(深さ1ft)にキャストし、ボート際(深さ25ft)まで誘ってくるのだが、ヒットは様々。着水と同時もあれば、あきらめて巻き始めるとドバッと出たり。おそらく、ずっと追ってきているのだが、口を使わずにいて、ちょっと違った動きをするとスイッチが入り食って来るという印象だ。この時点ですでに15匹くらい。好調! 好調!

8:30 陽が高くなってきたので移動し、植物が冠水している小石が混ざった泥底のエリアに到着。ここでもまたミゲルさんチョイスに任せてみる。旧型TDクランク4mを選んでくれた(→なかなか渋いセレクトですな! ミゲルさん)。それを6ft6inMHのロッドに20lbラインの組み合わせで投げまくる。これも当たり線で、バイトの回数は少なくなったものの、サイズが上がってきた。すぐさま4lbがヒット! メキシコのバスは本当にストロング! ボート際に寄ってきても、下に向けて突進してあきらめが悪い。そのあとも3lb×3lb×3lbと連続ヒット。気持ちのいいくらい軽快なアタックで面白い。

9:30 私はもう少し続けていたい気もしたが、移動することに。今度はややシャローなエリア。ボートがあるところでも15ftと浅い。岸辺は植物が生い茂り、オーバーハングを形成している。テラピアもすごく多くて、時折バスに追われて水面を騒がしている。ここからはセンコータイム。そして、ミゲルさんも釣りに参加する。とりあえず、6inセンコー(194)のノーシンカーで始めることにする。ボトムまでフォールさせて、2トゥイッチ&ステイ。数投するとまずまずなサイズがヒット。その後も飽きない程度に釣れ続ける。数を釣るにはセンコーがよいが、グッドサイズをねらうには5inダブルテールフラグラブ(194)が有効で、ひと回り良いのが釣れてくる(4lbくらい)。こんな感じで午前中が終了する。(11:30)
11:45くらいにロッジに戻り、情報交換&食事。

12:30 食事も終え、ゆっくりしようと考えていたが、テッドさんから「もう湖に戻らないか?」との誘いを受け私も賛同! コーラ片手にトロントさんの運転する車で湖へすぐに戻る。
午後は終始ソフトベイトを使用。午前中では行かなかったような奥まったコーブなどをまわる。奥行きのある方がホテイアオイみたいなの植物があって、シェードを作っている。そういうところで私が主に使用していたのはセンコー&キンクー。ミゲルさんはダブルテールフラグラブ・センコー5in・デッドリンガー8in。ノーシンカーも良いのだが、沈めるのが面倒くさいのでテキサスリグ(5g)にする。ノーシンカーでもテキサスリグでも関係なく釣れるし、むしろ手返しが良くなったのでテキサスリグの方が釣れる。掛かったバスをゆっくり寄せてくると、周りに同サイズのバスが群がり、ルアーを横取りしようとしている。時々6,7lb位はあろうかというのが現れて驚かしてくれる。こんな調子で楽しく釣りを続け、のどが渇いたのでコーラをもらい、片手でキンクーを操っていたら、初日最大の7lb3ozが釣れてしまった。グッドコンディション! デブでも痩せでもない健康的な体つきである。

6:30釣り終了。この日は7lb×1、6lb×2、5lb×6、4lb以下多数。でトータル60〜70匹位釣った。初日だけでセンコー6in 3パック。センコー5in 1パック。5inダブルテールフラグラブ1パックを使い切ってしまった。ガイドのミゲルさんも使うので減りが早い。

ロッジに戻り、ジャクソン親子・テッドさんらと食事をする。この日、ジャクソン親子はお互い100匹くらい釣ったそうだ。リザードがすごくいいらしい。最大は息子さんが釣った8lb7oz。デジカメの画像を見せてもらったが、すごくマッチョ。彼ら曰く、「バイトが深くてほぼ丸飲みだ」という。そんな話をしていたら、彼らがそのリザードを1つくれた。リバーサイド社の6inリザードでカラーはゴードグリーン。明日試してみようと思う。
食事後、今日はテッドさんが最後の日だったのでお見送りをした。帰り際、テッドさんがラパラのスイッシャーをくれた。なんと、連日数十本と釣っていたやつだ! バスの歯形だらけで相当釣っているのが分かる。何度も感謝の言葉を言ってさようならをした。




【釣り二日目(1月26日)】
初日同様6:30くらいには湖面へ出る。今日は朝からぐずついた天気で、時折小雨がぱらつく天気。しかし、冷え込んではいないため寒くない。

まずはトップウォーターから始める。昨日は島まわりだったが、今日は岸辺にホテイアオイみたいのが密生しているエリアだ。昨晩テッドさんからもらったラパラのスイッシャーでスタート。ミゲルさんはPOP-MAX。ベジテーションの際に落として、ソフトに2トゥイッチ&ステイ。ペラの金属的な「シャララ」という音が陽が昇りきらない湖面に響き、いかにも釣れそう。予想は的中し、この日も一投目からヒット!
昨日は引きを楽しんでいたが、もう容赦せずに引き寄せてくる。3lb級くらいまではボートの上に速攻抜きあげ、ルアーを外したあとは即リリース。このルアーはすごい! 入れ食いとは行かないまでも、バイトが止まらない。

ガイドのミゲルさんも順調に釣っていく。そして、明らかに平均サイズが私よりも良いのだ。アクションは、私の地味目に対し、彼のは超ド派手! 「ボゴッ!ボゴッ!」と力任せにルアーを動かしている。それでもガンガン釣ってしまうのだ。連続で5lb級を釣られてしまい。私もマイケルビッグにチェンジ(テッドさんゴメンネ)。バイト数は落ちたが、やっぱりポッパーの方がサイズがよいので、このまま8:00近くまでトップウォーターだけで釣り続ける。途中、マイキーを試してみるが、釣れても2lbばかりでグッドサイズが出てこないし、ポッパーに比べてバイト数自体が少ない。アピール不足な感じ。

その後移動して立木が多めのエリアに行く。深さは15ft前後。魚探には次々と魚の像が映し出されていて、魚影の濃さが分かる。ここからは、クランクベイト、スピナーベイトで釣っていく。TDクランク4m、ラトリンジェッター、LV-MAX500、クリスタルS 1ozなどをロングキャストし、ファストリトリーブで攻めていく。ここがまた日本と違うところで、6:3のハイギアリールでグルングルン捲くのだ。どうしても浮いてきてしまうので、スピナーベイトだろうが、バイブレーションだろうが、構わずニーニングスタイル。早巻きをしているので合わせる必要がなく、しっかりとフッキングは出来る。それに加えて、気圧が低いせいなのだろうか活性が高く、ルアーをほぼ丸飲みにしてしまうのだ。タダ巻きでもつれるが、時々リトリーブを止めてフォールさせるのも有効で、「ゴンッ」と気持ちの良いあたりが感じられて楽しい! ただ、スピナーベイトは4、5匹釣った時点で使うのを止めてしまった。4lb級がかかるとワイヤーが一直線に延ばされてしまい、直すのが面倒なのだ。
このエリアで最も釣れたのは、ラトリンジェッターとLV-MAX500だった。で、立木エリアを攻め終えてしまったので、本湖から大きなコーブに移動。

10:30 これから昼食までソフトベイトタイム。昨日、夕食時にジャクソン息子がくれたリバーサイドのリザード(ゴードグリーン)のテキサスリグを試してみる。ミゲルさんも私がリザードを使い始めたのをみて、「リザード、グッド。」と渋い顔で言っている。日本では滅多に使わないので、イマイチ使い方が分からないがまずはズル引きを試してみる。
答えはすぐに出た。コーブ内のどん詰まりにキャストし立木を交わしながら、ズル引いていると、「ココンッ」と明確なバイト。しっかり合わせ、寄せてくると5lbのまずまずな魚が釣れた。ルアーを丸飲みにしていて、バイトの深さが分かる。彼らの言うとおりだ。そのリザードを大事に使いながら、12匹釣る。が、13匹目をかけ、寄せてくる最中にちぎれて吹っ飛んでしまいロスト。あー残念。。。。。。




そんな私をバスの神様は見捨てていなかった!! キンクー7inテキサスリグに変更しての1投目。小さな張り出しの先に放って、着底するか否かのところでラインにバイトの兆候。ロッドを立てきいてみるとラインがスーッとどんどん沖に向かって走っていく。すかさず、力強くフッキング。「デカイ!」。これまでの魚とは桁違いに猛烈である。リールのドラグを締め切っているのにラインが出されていってしまう。ミゲルさんもネットを準備し、「グランデ、ジャイアント」と連呼。慎重に引き寄せ、ミゲルさんのナイスなネットさばきによって無事キャッチ!
ネットに収まったその生物を見て、ホントにバスかと疑いたくもなるデカさ。震える手でルアーを外し、日本からもってきた手秤で量ってみると、4650〜4680g前後で目盛りが振れている。間違いなく、10lbオーバー。ミゲルさんとがっちり握手。写真を撮った後、優しくリリース。湖底に向け潜っていく様を見て安心する。これがこの釣行で最大魚となった。
クーラーボックスからコーラを取り出して、少々休憩。余韻に浸る。そのあともう少し釣りを続け11:30になったので、スロープに戻る。

昼食で、ジャクソン息子と情報交換。もらったリザードで12匹釣ったと教えたら、「俺の言ったとおりだろ」っていう顔をしている。彼も私があげたキンクー2本で20本近く釣り上げたらしい。テキサスリグでウェイトは1/2ozと比較的重めのものを使っているとのことだった。午前中だけでお互い60匹は釣り上げている。この小雨の天気がいい影響を与えているようだ。

1:30 午後釣り再開。出発前、ジャクソン親父さんが私にZoomリザード6inを1パックまるごとくれた。彼らは今日が最後の日で、「余りそうだからやるよ」とのこと。彼の親切に感謝、感謝。
で、午前同様大きめなコーブに入り、センコー、キンクー、もらったリザードを交換しながら使っていく。大小入り乱れて釣れてくる。時たま6lbの魚が混ざって面白い。やはりリザードが一番強く、数が釣れるしサイズも良い、バイトも深いと最強である。キンクーに限ってみればウォーターメロンシードが最も良く釣れて、ナチュラルプローブルー・スモークペッパー/ブルー&ゴールドはあまり釣れない。地味目の色の方がよい印象だ。ウォーターメロンシードとグリーンパンプキンがあれば他の色はいらないくらいだ。
午後5時近くまでソフトベイトだけの釣りを続けていたが減りが早く、この日もってきた分を全部使い果たしてしまった。残ったのはデッドリンガー、パワーホッグくらいである。
で、ここからはまたハードベイトタイム。ラトリンジェッターをロングキャストし、ニーニングする。タダ巻きよりもストップ&ゴーの方が良く釣れる。ミゲルも最初はリザードを投げ続けていたが、バイブレーションの方が調子よいのを見て、LV-MAXを投げ始める。そのまま終了までスピナーベイト、クランクベイトを織り交ぜながら釣っていく。6:30終了。

夕食前、ジャクソン親子も今日が最後だったので、マサトランに帰ってしまった。ロッジに残ったのは私だけ。このまま最終日まで1人になった。
夕食を食べているとシギィスさんが現れた。でもちょっと様子がおかしい? 聞くと、野生の馬を捕まえて乗っていたら突然暴れて振り落とされたそうだ(無茶なことを・・・)。その時に腰を強打し、ガッチガチのテーピングを捲いているのだ。頭を指さし、「奴は、クレイジーだ。」みたいなことを言っている。


釣り三日目(1月27日)
今日は朝から快晴。加えて、昨日まではいなかったテラピア漁師達が湖面を行ったり来たりして刺し網を仕掛けている。
で、この日もまたトップウォーターで始めるが何かが違う!? 1時間続けてもたったの6匹。サイズも1,2lbとチキータばかりである。テラピアも岸沿いに全然いなくて、ちょいタフな感じ。早々に見切りを付けてセンコータイム。
本湖ではテラピアの群れを確認できなかったが、コーブ内には相変わらず岸辺にいる。そういうところでは、バスもよく釣れる。深さは余り変わらず、15ftと比較的浅めなところで釣れてくる。4lbが混じりつつ良く釣れる。
その後、島周りに移動し、ミゲルが25ftのところから7lbを釣り上げた。ジャクソンさんからもらったリザードのテールをチャートに塗り替えたものだ。そんな感じでタフな状況が続き、午前中は20匹を軽く超える程度で終わってしまった。私の最大は6lb止まり。

1:30午後スタート。
大きめの岩が点在する岬を攻める。最初の一投から五投まで、連続ヒット! すべて、3lbくらいのアベレージサイズである。でも、よく引くので面白い! ルアーはキンクーのテキサスリグ(←本当によく釣れる)。それから小移動を繰り返し、同ルアーで6lb×2匹、7lb×1匹を釣る。
その後、初日グッドサイズを釣ったコーブに入り、釣り始めると5,6,8lbと立て続けに釣れる。やっぱり、テラピアが岸に寄っているところにはバスも濃いし、サイズも良い。そして、最後にスピナーベイトを一時間ぐらい投げて本日はお終い。最大魚は8lb2ozだった。


釣り4日目(1月28日)
今日がエルサルト最後の日である。しかも半日だから、12時までである。
朝一、お馴染みトップウォーターで10匹くらい釣った後、センコータイム。釣れても4lbどまり。どうも晴れた日の午前中は調子があがらない。
9:00になり、10分くらい走ってディープフラットに到着。水深は20ft前後で泥底が広がっている。で、所々にちょっとした立木がある。テラピアが多くいるみたいで、鳥達が勢いよく水中にダイブしてテラピアを捕まえている。ミゲルさんも「彼らはグッドハンターだ」って言っていた。そこへ私たちも混ぜてもらい。ラトリンジェッターを投げ始める。4,5投で1匹の割合で釣れるが、2lb位のチキータばかりである。ミゲルさんに「小物ばっかりだねっ。」て言おうと振り返ると、6lbくらいのナイスバスをもっている。「マジで? いつ釣ったの?」。その後も怒濤の3連発! 全部6lb級。私には「ラトルトラップ」と言っておきながら、自分はちゃっかりTDクランクを投げているじゃない。「そんなのあり?」と思うが、私もディープクランクを投げることにする。メータークランク4m。180度広角に投げまくるが釣れない。ミゲルさんは相変わらずグッドフィッシュを釣り続けている。で、メータークランクは早々に諦めて、TDクランクのメタリックカラーを投げるが・・・釣れない(なんで???)。仕方なく、ミゲルさんと同じくホワイトカラーを投げると釣れ始める。決してナチュラルなカラーではないと思うが、ここまで差がハッキリ出ると何かあるのだろうと思う。で、グッドフィッシュを数匹釣ったあと、キッカーイーターを投げてみるとバスに混ざって、今度はテラピアまで釣れ始めた始末。そしてそのまま、12時まで釣りをして終了。

【パパロタロッジを去る】
ロッジに戻り、昼食をとったらすぐにマサトラン空港に行かなくてはならない。いつも通り、テラピアの唐揚げに辛いソースをかけて、トルティーヤにくるんで食べる。それを見ていたシギィスさんが「お前、ホントにそれ好きだなと。」と話しかけてくる、「うん。」って答えたら、倉庫の方に行ってきて新品を一つもってきて、「お土産にやるよ。」とのこと。「うそ? いいの?」、すごくうれしかった。感謝です。
1:20になったのでロッジを去るときが来た。スタッフみんなにお礼を言って、また来ることを約束してロッジを出発。


【マサトラン空港】
3時ちょい過ぎに空港到着。アラスカ航空カウンターでチェックインし、出発30分前には搭乗完了。フライトアテンダントが救命具の使用の仕方を説明始め、ようやくマサトランを立つときが来たなと思っていたら、当然の機長アナウンス! 「燃料タンクからエンジンに燃料を送るラインにエラーがでたため、チェックします。もう少々お待ち下さい。」みたいなことを言っている。
ここの時点では、まだ、30分くらいの遅れになるだろうと甘く見ていた。しかし、2時間経ってもエラーが直らない。しかたなく、ターミナルまで全員戻される。さらにターミナルで待ち続け、すでに21時を廻っている。みんな疲れた表情。そこに、機長が現れ説明を始めた。細かいところは分からないが、要は「今日中には直りそうにないから欠航となります。ホテルを準備しますので今日はそこに泊まって下さい」ということだった。5時間以上も待たされて結局飛ばなかったのだ。
で、アラスカ航空のカウンターに戻り、プラヤホテルのバウチャー・ディナー&朝食のクーポン・往復タクシーのクーポンをもらう。そして、ホテルに向けて移動。バズーカは普通のタクシーには入らないので、キャリアトップに結びつけて運んだ。

22時、ホテルに到着。夜中だというのにホテルのロビーは、同じフライトキャンセル仲間達で賑やかである。ホテル受付でチェックインを済ませ、部屋に入り荷物を置いてすぐにディナーをとるため、レストランに向かった。ここも満員。バンドが軽快なリズムの音楽を演奏し、30人くらいがそれに併せて踊っている。オープンなレストランで、すぐそこにはビーチが広がっている。波の音が聞こえて気持ちがいい。
係員を見つけ、クーポンを見せると、席を案内してくれた。女性二人と同席になった(ジェシカとミエル)。彼女らもフライトキャンセル仲間であった。マサトランには仕事のために来ていたそうだ。で、私は
 ナチョス 30ペソ(薄いし、チーズがまずい)
 野菜が入ったスープ 20ペソ(味が薄すぎ)
 エビの唐炒め 70ペソ(しょっぱすぎで全部は食べられなかった)
の計120ペソの料理を食べた。アラスカ航空から126ペソのクーポンをもらっていたのでそれで支払った。綺麗なホテルなのに料理がまずい。パパロタロッジでシヌエさんとグロッシさんが作ってくれた料理がとても恋しくなった。彼らが作る料理は本当においしいと思う。ジェシカ達のもおいしくないようで、食べきらずほとんど残していた。最後にコロナビールを飲んで部屋に戻ることにする。
シャワーを浴び、ようやく長い一日が終わった。この時点で1時をまわっている。明日は代替フライトが8:30だから、遅くても7時にはホテルを出なくてはならない。だから、余裕を持つとしても6時起きになる。幸い疲れていたためかベッドに潜り込むやすぐに熟睡することが出来た。

【1月29日】
当初の予定ではハワードジョンソンに泊まり、今日ロサンゼルスを発ち日本へ帰る予定だったが、未だマサトランを抜け出せずにいる。
午前7時空港到着。二度目のチェックインを済ませ、8時には搭乗完了。フライトアテンダントが救命具の説明をし始めようとしたときに、またまた機長からのアナウンス。「今度は、メインコンピューターに不具合が発生しました。」とのこと。信じられない、二度も出発直前でコンピュータートラブルに遭う。ふたたびターミナルまで戻される。嫌な予感がする。その予感は的中し、一向に再搭乗のアナウンスが聞こえてこない。12時をまわっても直らないので、アラスカ航空のスタッフが昼食のクーポン券をもってきた。
 そのクーポン券を使い、サンドウィッチとミネラルウォーターを買う。昼食を食べ終えてもなお直らず。ロサンゼルスで午前中に乗換をする予定だった人たちは再びプラヤホテルに逆戻りを余儀なくされた。それでもまだ100人くらいの人は残っていた。

3時になり、ようやく16時45分に出発するとの情報が流れる。これで少し安心できた。もしかしたら、またホテルに戻らなくてはならなくなるかもしれないと思っていたからだ。
で、16:45分。搭乗ゲートに向かうが、どう見ても搭乗できそうな雰囲気がそこにはない。空気が灰色に見えてくる。そして係員からだめ押しの一打、「あと2時間はかかりそう」。「あぁー、やっぱりね」。もしかしたらと思っていたから逆におかしくなってくる。しかし、それをきいて泣き出す乗客、怒る乗客など一時は騒然となった。ここでも乗換が出来なくなった乗客はホテルに戻り、残る乗客は30名弱。ここまでくると変な一体感があって、みんなでどこに行ったとか、何をしにマサトランに来ていたのかなど、うち解け合っている。そしてついに7時半。コンピューターが直り、飛行機が飛ぶこととなった。離陸する瞬間まで不安であったが何事もなく無事離陸。機内は拍手&「アディオス! メキシコ!」の大合唱。結局最後まで残ったのはたった22人。昨日の最初の時点では218名だったそうだ。それがほぼ十分の一にまで減ってしまった。

【ロサンゼルス空港】
22:30 ロサンゼルス空港到着。入国審査を終え、ターンテーブルに向かう。すぐさまスーツケースを見つけ、バズーカを回収するためにオーバーサイズのところへ行くが、15分くらい待てども来る気配なし。またまた嫌な予感。アラスカ航空のエージェントを見つけ、ロッドケースが見つからない旨を伝える。エレベータを上がり、探しに行ってくれた。さらに待つこと5分。エージェントは帰ってきたが、どう見ても手ぶらである。まさかのロストバゲージ!! 初めてのロストバゲージ!! 「もしかしたら、最終目的地である成田の荷物の方に紛れたかもしれないから、日本に着いたら、アラスカ航空に問い合わせてみてくれ」と言われる。渋々了解をする。
次に税関へ向かい、それを通過して到着ロビーへ出る。ホテルの名前などが書かれた掲示板の下にある電話でシャトルバスの呼び出しを行う。私が今夜泊まるホテルは、アラスカ航空が用意してくれた「マリオット ロサンゼルスエアポートホテル」。マリオットの番号を見つけ、かけてみるが自動アナウンスが何か言っている。くぐもった声で聞こえにくいが、どうやらシャトルバス呼び出しは1を押せみたいなことを言っている。で、1を押して受話器を切り、レッドサインのところで待つ。10分後、マリオットと大きな字で書かれた赤いバスがやってきて、それに乗り込みホテルへ向かう。

5分もしないうちにホテル到着。「近っ!!」。歩いても行けるんじゃないってくらいの距離だった。しかも、すごく立派なホテル。近くにシェラトンホテルやヒルトンホテルがある。ロビーに入っても高そうな空気。ジーンズにパーカー姿の私は明らかに場違い者。しかたない、アラスカ航空が勝手に手配したんだから。そう思いいつつチェックインを済ませ、部屋に入る。やっぱり内装も高そう。テレビはデカイし、シャンプーやボディーソープを入れているちっちゃなボトルまで高級感を漂わせている。
一通りの部屋チェックを終え、お腹がすいたので夕食をとることにする。ホテルの中にもレストランがあるが、ゼッタイ高いのでそれは止めて、どこか安いところを探そうと考え、外に出る。適当にインターナショナル通り?みたいな通りを歩いていると、星のマークのハンバーガーショップが見えてきた。カールズなんちゃらとかいう店。店内に入り、一番高いハンバーガーのコンボとサラダを注文する。それでも8ドル。出てきたものを見てビックリ! ビッグマックを二回りでかくしたようなバーガーだ。ポテトも量多いし、コップもグランデサイズ。さらに、どんぶり一杯に入ったサラダ。到底食べ切れる量じゃない。実際、バーガーは食べ切れたが、ポテトとサラダが余ったのでホテルに持ち帰ることにした。ホテルに戻り風呂に入り、ESPNを観た後、就寝する。

【1月30日】
7:00 起床。 朝食も昨晩同様、カールズなんとかというバーガーショップで買うことにする。今日はテイクアウトにした。ホテルをチェックアウトする前に、国際電話を実家にかけることにする。しかし、いざかけようと思ったが重要なことを忘れていた。日本のカントリーコードが分からない。部屋にある冊子等を見てもどこにも載っていないので、仕方なくロビーで教えてもらう。81番だった。で、電話をかけた後、空港に向けて出発する。8:30くらいに空港到着。バズーカがないと移動がとてもスムーズに進む。大韓航空のカウンターでチェックインを済まし、まだまだ時間が余っているので、朝買ったハンバーガーとフライドポテトを食べることにした。それを食べながら、ロストしたバズーカのことを考える。昨日、アラスカ航空のエージェントは、成田に着いてからアラスカ航空のところに出向いて下さいといっていたが、成田にアラスカ航空ってあったっけ? なかったような気がする。  まだ時間もあるし、ダメもとで再び探してみようと思い、ターミナル3まで歩いていく。アラスカ航空カウンターで昨日ロストバゲージをしたことを伝えると、ターンテーブル階まで案内してくれた。そして、アラスカ航空のバゲージサービスで、「昨日、アラスカ航空でロサンゼルスまで来たこと、ロッドケースを無くして探している。」ことを伝えたら、おばちゃんが「ああ、あるよ。デカイやつでしょ。」とひと言。ようやく、バズーカと再会をはたすことができた。それを受け取り、またまたトムブラッドレイ国際ターミナルへ歩いて戻る。大韓航空カウンターで預け入れ荷物の追加をしてもらい。全て完了。いろいろあったが、ようやく日本に帰ることが出来た。

【最後に・・・】
初めてのメキシコ釣行で10lbオーバーを釣ることができ、とても充実した旅として終わらせることが出来ました。飛行機が飛ばないというアクシデントもありましたが、それさえも楽しむことが出来ましたし、良い経験だったと思います。
最後に、これからメキシコへ向かう方々に、私からこの旅で得た教訓をお伝えしておきたいと思います。

Lesson 1. スペイン語で「トイレ」という単語(いくつかあります)を覚えていた方がよい。
Lesson 2. ロッジにはスリッパは無いから、持って行くと便利。
Lesson 2+. ロッジにはシャンプーもないから、持って行くと便利。
Lesson 3. 虫除けスプレーは必須!(ガスタイプではなく、ポンプタイプがよい。)
Lesson 4. ラインは16〜25lbまで、幅広く準備した方がよい。私は20lbを多用。
Lesson 5. リザード6in、センコー5in,6in、キンクー5in,7in、ディープクランク、ヘビーウェイトスピナーベイトは必須!!(キンクーはハリ保ちがとても良い!)
Lesson6. 親指に付けるための、テーピングがあると便利。(指がバスの歯でボロボロになって、ランディングの時痛い!)
Lesson7. 慣れぬ海外、アクシデントがあって当たり前!!

Special Thanks:
愛する家族、釣り仲間のみんな、教授、助教授、研究室のみなさん、自宅近くの釣具店さん、へっくん、そしてご老人とロバ!


[サイト管理者より補足]
行程から釣りの詳細までものすごく参考になるレポートをいただき、スタッフ一同こころより感謝しております。こうした温かいご好意が当サイトを運営する原動力となっていることは言うまでもありません。
私達も微力ながら10ポンド達成のお手伝いが出来て大変嬉しいです。

今シーズンのエルサルトは「当たり年」のような感じがします。個人的にも今シーズンのエルサルトには非常に行ってみたいですね。夏にかけて急激なダムの放水等でレイクの状態が急変しないことを祈るばかりです。

今回のような飛行機の欠航は私達も初めて聞きました。年に何回も起こることではないので、こればかりは不運と言うしかありません。でも「なるようにしかならん」と頭を切り替えていらっしゃるようで、それが冷静な対処に結びついているような気がします。もちろんアクシデントはないに越したことはありませんが、これから海外釣行なさる皆さんも、「慣れぬ海外、アクシデントがあって当たり前!!」くらいに思っておくことは重要だと思います。

これまでに行った日本人でも「キンクー」はかなり好評です。センコーとリザードとともに用意しておくべきソフトベイトかもしれません。ソフトベイトではウォーターメロンシードは極めて有効なカラーですので必ず用意しましょう。

海外釣行が初めての方は思い立ってから手配が終わるまでの間にある程度時間がかかるのが普通です。この方もいろいろ考えていく間にわからないことが出てきて、私達と質問のやりとりをしながら解決していったわけですが、学生さんということで比較的時間に余裕があったため、航空券も含めて納得のいく手配が出来たのではないかと思います。
ある程度時間的余裕を持って釣行計画を立て始める場合はいいのですが、私達会社員の場合は直前になってようやく休暇の見通しがついたり、わからないところを自分で全て調べて手配をするのは忙しくて厳しいという状態になりがちです。そういう時には私達にご質問下さい。答えが見つかれば時間を大幅に節約出来ます。ご要望なら私達がロッジとのやりとりや航空券探しなどをお手伝いしてあげることも出来ます。


10ポンドはこれよりもっとスゴい。日本では出来ない釣りにチャレンジ! ※メキシコがイチ押しの理由→こちら

このロッジも手配サポート可能です。もっと情報が欲しい方や予約したい方はこちらへご連絡下さい。


今回の釣行記もぜひ参考に。 「役立つサイト」目指してます! →今日のバスサイトランキング

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