+ NOTE +

鉱物蒐集にまつわる雑文集です。

List Type
Category , Date

kyanite


Report
ミネラルコレクティング2003 Spring



 今回は、堀先生の鉱物科学研究所が開催した、ツーソンショー入荷品放出の「ミネラルコレクティング2003 Spring」のレポートです。
(去年の15回目の東京国際ミネラルフェアも2日間ほど行っていたのですが……時期を逸してしまいました、ごめんなさい)
 2003年3月16日〜22日に東京の有楽町交通会館ビルで開かれておりました。
 私は今回、初日に行こうと意気込んでいたのですが、仕事の関係で行けたのは最終日前日(21日。連休初日ですね)になってしまいました。

 会場に到着するなり驚いたのは、人が多いこと!
 年配の方から幼いお子さんを連れた親子連れまで、色んな人たちが店内を埋め尽くしていました。
 連休中だからでしょうか。いつもは最終日にのみ行われる、在庫20%OFFのセールも21、22日両日行われていた、というのも大きいかな?
 この機会を逃すな、とばかりにトレーには山のように鉱物を積み上げたリッチな方々が何人もいたために、会計を済ませるのも順番待ちという状況。
 さっき手にした石が、もう別の人のトレーの中に収まっていたり……という、石との縁を実感(痛感?)させられるフェアでした。

 さて、気になる品揃えの方は、最終日近いというのにとても豊富(ってことは、初日はもっと、だったんだろうなぁ〜)。
 鉱物科学研究所のホームページで前もって画像が貼られていた「商品リスト」の商品も、結構残っていました。もっとも売れ筋は売り切れていましたけどね。
 今回の目玉は「ラズベリル」という緑柱石の新種の鉱物だそうです。
 ルビーとは違ったラズベリー色のとっても可愛いベリルでした。
 ツーソンショーで初お目見えしたそうなのですが、一度は産出したものの、その後は見つからず……ということで、かなり貴重なレアストーンとなっていました。
 それだけに、さすがにお値段は高い! とてもじゃないけど手はでませんでした。実物を見られただけでもよかったけれど……。

 会場を回っていて印象に残った石は「泥団子」と「雷おこし」。
(前者は、褐鉄鉱の真ん丸いボールのこと。ずっしり重くてなかなか存在感がありました。後者は豆石(霰石)のこと。そのまま食べられちゃうんじゃないか、とすら思えました)。
 いやぁ〜、目の保養になりました。

 また、個人的に気に入ったものは、蛍石でした。
 ハチミツ色のキレイなもの、中国産の淡い緑色のもの、イギリス産の深い緑色のもの、閃亜鉛鉱つきの紫色のもの、濃いブルーのものなどなど。
 ただ、鉱物科学研究所のホームページによると、蛍石の有名な産地だったアメリカのイリノイ州やテネシー州の鉱山が閉山されたとか。
 ってことは、今後、ここら辺りで採れていた石は入手が難しくなってきますね。……残念です(T_T)

 結局、今回、私がゲットしたのは、オレンジ水晶の単結晶、アメシスト単結晶&群晶、水晶(日本式双晶)、青色蛍石、魚眼石、十字石、黄鉄鉱、重晶石、橄欖石、母岩つきアクアマリンの計11点でした(いずれコレクションにて画像をアップします)。

 ミネラルコレクティングの情報を欲しい方は、INFOに張ってある鉱物科学研究所のリンクから飛んでください。
 随時、情報が更新されていますので。

2003-03-22
2004-04-02
ミネラルコレクティング2004 Spring R
2004-02-19
金剛石の星 E
2003-11-18
鉱物の居場所を求めて E
2003-10-07
サイト名の由来 E
2003-06-12
性格別おすすめ蒐集法 T
2003-04-08
これが「石」…? C
遠い異国の鉱物店さま C
2003-03-22
ミネラルコレクティング2003 Spring R
鉱物の鑑賞方法 E
2002-03-16
鉱物を撮影する時は T
2001-07-22
鉱物蒐集〜お買い物編 T
2001-06-18
第14回 東京国際ミネラルフェア R
2001-05-19
縁は異なもの味なもの E
2001-05-15
鉱物との出会い E
+
Tips T … 鉱物蒐集をより楽しむために
Report R … 鉱物関連イベントの参加報告
Essay E … とりとめのない雑文
Chatter C … ヒトリゴト


ドリィム・スコォプ
当HPにおける全ての画像・文章の無断転載を禁じます。
Copyright ©   2001-2004 Akari. All rights reserved.
購読者数