【カブ隊 2019年 夏キャンプのご報告】2019年9月18日更新
2019年8月、カブ隊は、栃木県塩谷町の「星ふる学校 くまの木」に3泊の舎営にゆきました。
今回の夏季舎営のテーマは「高まる」。
4月から編成された各組の集大成として、自然豊かな塩谷で、気持ちをひとつに思いっきり活動を行おうというものでした。
参加したスカウトは26名、リーダーは8名、デンリーダーと保護者とスカウトの兄弟姉妹が20名でした。
活動の場はだいや川と尚仁沢、塩谷の里山でした。
初日は天候にも恵まれ、みんな元気に綾瀬のハト公園に集合しました。
保護者の協力で大きなに元を車で運んでもらい、スカウトたちは電車で東武下今市に向かいました。
そこから歩いてだいや川に向かいました。
川遊びをちゃぷちゃぷ行う予定ですが、前日の降雨の影響で程よく増水してました。
そこで安全を配慮して川下に5名のセーバーを配置(お父さん保護者)。
歩いて熱くなった体に、ひんやりとした水は心地かったですし、水をかけあって、全身びっしょりになりました。
再び歩いてだいや川公園を目指しました。
そこでアスレチックを行い、バスで「くまの木」に向かいました。
夜の活動は星空観察です。
「くまの木」には大きな天体望遠鏡が設置されていますが、あいにくの曇天のため中止。
屋内で所員さんにプロジェクターを駆使した宇宙の不思議の講座を開いてもらいました。
2日目は午前中に尚仁沢ハイクです。
足元は岩場もありアップダウンもありますが、スカウトたちはぐんぐんと登りました。
沢に到着すると水量豊かな湧水と幽玄な風景が広がってました。
午後は「くまの木」周辺の里山を使ったオリエンテーリング広大なマップで、上り下りもあるし、ポイント課題も結構難しい。
大丈夫かな?と思いましたが、若干の迷子が出た以外は、無地に全員戻りました。
夏季舎営の前に制作した竹の弓矢もポイント課題で活用しました。
夜はオリエンテーリングで設置したカブトムシトラップに成果を確認するナイトハイク。
帰りは組ごとに肝だめしよろしくキャーキャー言いつつ宿舎に戻りました。
そこから体育館で暗闇のなかサイリウム(コンサートで振る光るアレです)奪い合い鬼ごっこです。
暗い中で自陣のサイリウムを守りながら、敵陣のサイリウムを奪うゲーム。
普段はなかなかできない活動で、闇のなか感覚が研ぎ澄まされていくのを感じたのではないでしょうか。
3日目は一日使ってデンつくり。
デンとは組ごとに自分たちの巣(基地)を作るものです。
みんなのアイデアとそれを実現するための協力が必要。
そして大きな工作物を自然の材料で作る課題は、まさに組のみんなの気持ちが高まって合致した状態でないと作れません。
出来上がったデンのツアーを行い保護者らも併せて投票も行いました。
夜はキャンプファイヤー。
年長のくまスカウト(小学5年)たちがマキに火を灯して、周りでソングやゲーム、スカウトや保護者らのスタンツ(即興芝居)が行われました。
明日でキャンプも終わりです。
4日目は体育館で、ボルダリング。
体育館の天井までの壁には勇者のみ挑戦。
スカウトは登れても、大人は登れません。
その後、カレーを食べて「くまの木」を後にしました。
解散場所の綾瀬ハト公園には保護者たちが待っていました。
すっかりたくましくなったその姿に驚いたり、喜んだりされていました。
夏季舎営は始まる前までは、「夏休みの宿題が〜」とか、「面倒〜」と思うスカウトもいないことはないですが、実際に現地に行き活動すると、そんなことはすっかり忘れて、楽しんでいます。
リーダーらも活動を行うごとに、成長するスカウトを見ることは喜びで、夏季舎営は特にそれを感じることが多いので、身体の疲れも吹っ飛びます。
そして大きなけがもなく無事に戻れてほっとしています。