"スパークNo217"



トヨタ系労働者と西三河労連が刈谷労基署交渉

  タダ働き残業の根絶、最低賃金制の改正、市のパート職員にも有休を
二月二十一日、春闘行動の一環としてデンソー・アイシン・豊田工機・トヨタ車体の労働者は、西三河南地域労連の仲間と共に刈谷労基署を訪れ、切実な諸要求について要請行動をおこないました。
 トヨタ系各社の発言要旨は次の通りです。
デンソー
  @フレックス・非フレックス職場での時短十分差は法的に問題ないか。A国の審議会でもタダ働き対策として出・退勤時間打刻の明確化が検討されているが、監督行政としても出入り口をはっきりさせる方向で進めて欲しい。
アイシン
  社内で拡大傾向にある裁量労働制の問題点について
工機
  無償残業問題
トヨタ車体
  生産ライン運転の稼働時間、及びプレス工場での休憩時間のあり方に問題はないか。
知立市職員労働組合
  パート職員にも有休を保障するよう要望しました。これに対して応対した監督官は「無償残業には会社宛に、通達も出して厳しく対応している」と答えました。

前デンソー労組幹部、贈賄の容疑で逮捕される
 マスコミの報道によると参院議員を支援する政治団体の郵便物送付に絡み、料金を割り引かせる見返りに現金を渡したとして、愛知県警捜査二課などは2月15日、贈賄の疑いで全トヨタ労連前副会長でデンソー幸田製作所副所長安部修容疑者(46)=同県西尾市つくしが丘=を逮捕、収賄の疑いで元東海郵政局営業課職員柴原清浩容疑者(37)=同県岡崎市藤狭=を再逮捕したとのことです。
 安部容疑者は全トヨタ労連副事務局長を務め、同労連が推薦していた参院議員(現民主党所属)の支援団体代表だった1998年3月から8月にかけて、選挙関係の郵便物を送る際に料金の減額制度を適用してもらう見返りとして、柴原容疑者に現金50万〜60万円を渡した疑いです。
企業ぐるみ選挙を批判してきた、金田堅三さん(開発部)の話
 未だに組合から、きちんとした説明が何もないのはおかしな話です。そこで職場委員会に聞いたところ、次のような内容でした。「評議員会では、何か組合員から聞かれたら、申しわけない残念な事件ですと答えておくようにという話はあった。デンソー労組も同じようなことはないだろうなという質問も出て、執行部は一応調べて不正はなかったといっています」
 私は四年程前に他のトヨタ系の仲間と共に全ト労連委員会に「全ト参政会」はやるべきではないと申し入れました。またデンソー労組の支出している地域活動費と称するゆたか会への支援金もやめるよう要求し、支出内容の公開も求めましたが「きちんとやっている」という一言で拒否されました。組合幹部の大名旅行的な、国内外の「視察」もやめるべきです。もっと良い金の使い道はいくらでもあります。いずれにしても今回の事件の全体像の解明と労働組合の自浄能力が強く求められていると思います。

「市営神田駐車場の利用をもっと公平にできないか」
スパークのホームページを見た刈谷市民からメール届く

要望
 日本共産党の刈谷市議関連のページが見あたりませんでしたので、勝手ながらこちらへご送付させていただきました。
    私は、10年以上通勤のため市営の神田駐車場を利用していますが、定期券に似た「パスカード」の発行について非常に疑問に思っています。是非、貴党の議員の方で、明快な対応を頂けたらとメールさせていただきました。
    以前に二度ほど刈谷市へ質問をしましたが、とても納得できる内容ではありませんでした。以下その時のやりとりをご案内いたします。
    ○ 2000年8月(刈谷市への質問−主旨)
     神田駐車場のパスカードが「現在発行していません」と云う状況なのに継続利用と思われる方は、何年も利用を続けており、行政サービスについて不公平を感ぜざるを得ない。定期券は駐車場の確保ではなく、開いている時の割引サービスと理解している。
     何故、パスカードを希望者に発券してもらえないのか。
     何故、継続利用者にはサービスを提供し続けるのか。
     (カードの発行期間は1ヶ月のはず)
日本共産党野村武文市議の回答
    刈谷市営神田駐車場は、2001(平成13)年度において現在の204台を約600台収容に建替えします。この駐車場の規模は、立体式の3階4層簡易型であり、この完成により、刈谷駅周辺の駐車場不足がほとんど解消する見通しです。
    それにしても、貴兄のご指摘のとおり、駐車場の利用方法については、当然のこととして、利用者間の公平性を重視し、わかりやすい方式が大事です。また、使い勝手のよさや、できるだけ低料金に抑えることが必要です。
    今後もこの立場で、公益施設がいっそう利用しやすくなるようにがんばってまいります。

新連載、
写真に見る日本史の中の日本共産党

第一回
 志賀直哉と小林多喜二
  小説家、志賀直哉は小林多喜二(1903〜1933、戦前のプロレタリア作家、日本共産党員)がスパイの手引きで逮捕され、その日のうちに特高警察の拷問で虐殺されたことを知り、日記に次のように記しています。「実に不愉快、一度きり会わぬが自分は小林よりよき印象をうけ好きなり。アンタンたる気持になる、ふと彼らの意図ものになるべしという気がする」



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