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治験例集 卒業論文集
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治験例集

9:皮膚症状編

氏名(イニシャル)   M 性別   女 年令 20才 職業 接骨院受付
身長・体重  155cm  54s 嗜好  酒=少量       趣味 特になし
主 訴 (医師による診断名) 冷却された部分が紫色(紫斑?)になる
現在医師による本件の診断・治療は受けていない
その他の愁訴 腰痛・便秘・易疲労感・立ちくらみ・頭痛・悪心
病 歴 小学校の頃からプールに入ったり、冬に自転車に乗って皮膚の露出部があると胸や背中あるいはその露出部が紫色(紫斑?)になった。それは数時間から1日で元に戻るらしい。小さい頃に一度医師に診てもらったことがあるが、原因はわからなかった。
診 察 紫斑?と思われる部分を発症時に指などで圧迫してもらった際、紫色は消退しない。顔面にやや不完全な蝶形の発赤が認められるが腫脹はしていない。膝蓋腱反射が亢進、他の腱反射は正常(両側)。バイタルサインは正常。
治療・経過 本施術とは別に改めて専門医に受診することを勧め、実際に某病院に行ったが、結局原因はわからなかった。

内臓マニピュレーション = 胸腺と小腸パイエル板と脾臓

一週間に一度の施術を行った。
一週間に一度近くの銭湯の「水風呂」に入って自己モニターするようにした。
施術直後は当然「水風呂」にはいると症状が発症したが、6週間目頃から少しずつ緩和されてきた。3ヶ月で症状がほぼ寛介したので施術を終了した。
治効理論・根拠 皮膚の紫色の部分を圧迫しても色が消退しないことから、血管拡張などのようなものではないと推定される。その他の愁訴も貧血による可能性がある。
もし紫斑であれば、重篤な疾患も含めて多種存在するので、専門医による診察・診断が不可欠である。しかし本件では医師による診察では結論が出なかった。
そこで現時点で我々が施術を行っても「適切な医療を受ける機会の妨害」には当たらないと考え、又症状発言の形式から考えて、自己免疫疾又はアレルギー的な反応ではないかと推定したので、施術することを試みた
前項の「アレルギー」の項でも述べたが、免疫組織への施術を通してその緊張を緩和させることで何らかのアレルギー機序が解消するのではないかと考え、胸腺・パイエル板・脾臓にマニピュレーションを試みた。しかしなぜ症状の改善につながったか、そこから先はよくわからない。

氏名(イニシャル)   U 性別   女 年令  43才 職業 主婦
身長・体重  151cm  53s 嗜好  特になし       趣味 特になし
主 訴 (医師による診断名)

左手中指のアカギレ
医師による診断・治療を受けている

その他の愁訴 身体がだるくなりやすい。肩のこり。
病 歴 2年前から両手指にしもやけの様な状態で発症した。寒い地方在住の方なので冬場の炊事・洗濯時に悪化した。近所の皮膚科に受診後同医院よりハンドクリーム状の薬を処方され手につけていた。それによって手指のしもやけ状の炎症はほとんど軽減したが、左手中指先端のみが改善せず逆に悪化していき5o程の傷口が開いた。同様の治療は継続していたらしいが、改善の見込みがなかったので別の治療法を求めて来院された。
診 察

手指は全般的に冷たかったが皮膚所見で特に目立つものはなかった。ただ左中指の先端は傷口が認められた。軟膏薬は毎日塗布している。発熱はない。アドソンテスト、モーリーテストは左側で陽性。ライトテストは両側陰性。脈診でも左側が減弱していた。頚椎の後屈による失神・めまいの誘発はなかった。アレルギーの既往はなかった。左前・中斜角筋に筋緊張が認められた。頚椎4-5-6のセグメントでサブラクセーション(右後下方変位)が認められた。
腱反射は上腕二頭筋・上腕三等筋・腕撓骨筋で+。神経学テストで触覚・痛覚に異常は認められなかった。

治療・経過 筋肉調整(中国整体) = 左前・中斜角筋
アジャスト(骨格矯正)
= 頚椎4-5-6

2日おきに3回施術した。3回目には左中指先端の傷口がふさがってきていたので、これで終了した。

治効理論・根拠 2年前から持続し、その間他に全身に異常を示す所見がなかったので悪性なものではないと判断し治療を試みた。他の9本の指は軟膏で治癒したのに左中指先端だけが治癒しないのは、治癒しない理由があるはずである。解剖学的に診ると手指への血管の走行は撓骨動脈と尺骨動脈の2本でそれぞれ手首の外側端と内側端から手に入る。その後2つの動脈は最初に親指と小指に血液を送り、次いで示指と薬指に血液を送る。そして最後に中指に血液を送ることになる。よって何らかの原因で血圧が低下すると最初に影響が出るのは一番遠いところにある中指である。本ケースでは右側中指は問題がないので心不全やレイノー症候群のような中枢性のものは除外でき、いわゆる脈なし病(大動脈炎症候群)の所見も認められず、現段階では斜角筋症候群による鎖骨下動脈の狭窄を疑う所見が多いので、同筋の筋肉調整と、それに相互に影響を与えていたと思われる頚椎のサブラクセーションの矯正を行った。

 

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