下準備 海外へ行くには充分な準備が必要だ 2010年6月3~6日
[次頁以降この欄に示す移動手段記号] =:新幹線・KTX ^^:飛行機 -:JR在来線・私鉄・韓国国鉄在来線 **:バス _:地下鉄 >>:徒歩 ++:タクシー
 
 今回なぜ韓国へ行くことにしたかというと、平成22年2月か3月、グーグルマップの航空写真でソウルの名古屋・大曽根に相当する街・淸凉里を見ると、駅ビル工事が行われている等7年前と大きく変化しているため、ホームページ「名古屋・大曽根VSソウル・淸凉里」を更新しなければいけないと思ったからだ。このため急遽行こうと決めた。そしてまた①その他のソウルの街の変化と東京や名古屋のどこに似ているかの調査②KTX乗車③(本物の)ご当地の料理を食すること④韓国語会話の活用も目的とした。

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今回は水色ピンの釜山(부산そこから北西へとKTX(赤線)で赤紫ピンソウル서울)へ向かった。
 さあ、時期はいつにしようか。韓流は衰えていないことだし、航空券やホテル予約が難しい年末年始、大型連休、お盆、祝日と土日が連続する日本の連休期間、及び旧正月、秋夕(추석・チュソク=旧暦の8月15日前後で日本のお盆に相当)、韓国の祝日{公休日(공휴일・コンヒュイル)という}(韓国には日曜が祝日と重なった場合の振替休日はない)といった韓国の交通機関が混雑する時期、また、悪天候の梅雨時や台風シーズンや、冬季(韓国は-10℃位になる)は避けたい。このため旅行のシーズンオフや比較的天候が良い梅雨入り前の軽装でいられる時の6月初めを選んだ。しかしその日が近づいてくると、哨戒艦沈没事件が起きた。韓国は”北”の仕業ではないかと疑うと”北”は「戦争を実施する」と。ま、運に任せるということで予定通り6月3日に出発した。尚、3日後の6月6日は顯忠日(현충일・ヒョンチュギル)という公休日だが日曜と重なるので連休にはならない。
  前回は小牧(現・県営名古屋空港)出発であったが、今回はその後開港した中部国際空港(セントレア)から釜山(부산)へ行こうと考えていた。ところが1日2便の釜山行きがいつの間にか午後3時半発の1便に減っていた。それで行くと釜山近郊の金海空港(김해공항・キメゴンハン)に到着するのは夕方5時ごろだ。入国手続き、手荷物検査、預けた荷物の受け取り、両替、釜山市内へのバス待ち、バスの所要時間を考えればもう釜山市中心部に着くのは7時頃になってしまう。夕食を食べに飲食店に入っても混雑して入りにくいかもしれない。それを避けるためホテルで高い飯食って、風呂入ってコンビニで買った酒飲んで寝るだけで楽しいことは何にもない。そこで思いついた。関空からの便だ。昼ごろの出発便が2便ある。よし、これにしようと、JTBで予約を取った。2ヶ月前であるし(予約を取ったのは3月28日)、5月連休から1ヶ月後であることだし、結果はOK。帰国便{仁川(인천・インチョン)→中部}も大丈夫だった。しかも両方とも大韓航空の往復割引で30,100円とお値打ちだ。最近就航したAir JejuやAir Busanはもっと安いらしい。かつては高くても安全な面で日本航空を選んだ。しかし経営破たん。再建に努めているものの廃止になったり欠航する恐れがある。しかも大韓航空との共同運航ばかりで飛ぶのも大韓航空。全日空やアシアナ航空も時間が合わない。過去2回も大きな事件に遭った大韓航空は避けたいところだが、いたしかたない。なお、JTBでは韓国の新幹線・KTXや釜山の前回泊まったアリラン觀光ホテルは取り扱いなし。ソウル(서울)のホテルは、前回のパシフィックよりずっと安いサヴォイホテルを予約しようとしたがあいにく満室(クッソー、ツアー等団体で確保してやがるんだな、チャッ)、同じく安いニューオリエンタルやイビスアンバサダー明洞は予約を受け付けないとのこと。このためインターネットでの予約に狙いをつけた。
 帰宅後YAHOO検索で、釜山アリラン觀光ホテルとソウルのイビスアンバサダー明洞を見つけ出した。それは楽天トラベルでの予約サイトだった。幸いにもそれら2か所とも予約は取れた。アリラン觀光は予約した時点でのカード決済、イビスアンバサダー明洞は当日払いだ。また、「コネスト」で、韓國鐡道公社の英語サイトで、KTXの海外からの予約が乗車日の2ヶ月前よりできるということを知ったので実行した。KTX・釜山→ソウル、これもOKだ。一般室(普通車)(일반실・イルバンシル)は満席になり易いそうで、また座席は向きをかえられず半分は後ろ向きで気分を悪くする客が続出したというし、運悪く車両の真ん中の席だったら見ず知らずの人との向かい合わせだから居づらい。このため、日本の新幹線より料金がずっと安いことだし、席を回転できる特室(특실・トゥクシル、グリーン車に相当)を予約した。尚、英語サイトでは一般室はStandard class、特室はFirst classという。乗車は6月4日(金)で、71,700ウォン(=5,607円)とデラ安だ(金曜の料金)。ライバル・飛行機に負けないよう安く設定してあるという。月~木であれば更に安くなる。座席は5号車の4C(前から4番目、2人がけの窓席)。特室は通路をはさんで片側が1人掛け、もう片側が2人掛け。座席Aは1人掛け席、Bは2人掛けの通路側。一般室は両側とも2人掛け。車内写真は6月4日「KTXでソウルへ」に掲載してある。
釜山-ソウルの距離は、日本の新幹線・東京-米原の距離と同じくらいだが運賃はグリーン17,210円、普通でも12,060円と”高すぎる”(
너무 비싸요・ノムピッサヨ.)。
ウォン相場:1円=12.5~13.5ウォン

また、次の通り7年前とは異なることばかり。
・JTBで航空券ではなく「eチケット」が渡され、それには搭乗予定飛行機の出発・到着地・時刻、航空会社、便名が書かれてある。搭乗カウンターでそれを旅券と共に提示して搭乗券が渡される。
・大韓航空も予約再確認が不要になったこと。
・KTXの予約をインターネットで行ない、バウチャー(Booking confirmation)を印刷、当日それを窓口に渡し、パスポートも提示し乗車券と引きかえてくれること。

両国関係の歴史を知らねばならないので記しておく。 今年は日韓併合(韓日併合)から丁度100年、また朝鮮戦争(韓国動乱、6月25日に起きたから625=육이오・ユギオ)勃発より60年経つ。また、今まで2回韓国へ行ったが、2回とも大きな出来事があった。1回目はソウルの地下鉄がストライキ、2回目は当時の盧武鉉大統領の来日とサーズの流行、さて、今回は……。
   
          KTX列車乗車券と領収証
カード支払いで、口座引落しの知らせが来たのは乗車後のことであった。予約:2010.4.4 乗車:2010.6.4 口座引落:2010.7.12
eチケット   KTXのバウチャー(Booking confirmation  
KTX座席シート確認票の一部(赤丸の5は5号車、4Cが座席番号、その他出発日、時刻、出発駅、到着駅など)引きかえ時は不要
 
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