ソウルの調査 ソウル市内巡り 6月5日(土) 晴れ・爽やかな暑さ
イビスアンバサダー>>味成屋>>明洞聖堂>>普信閣(鐘閣)>>淸渓川>>曹渓寺>>仁寺洞>>昌慶宮>>宗廟>>東大門_梨泰院_狎鷗亭_清潭洞_明洞>>明洞スンドゥブ>>南大門(再建工事中)>>ソウル駅_會賢>>新世界百貨店>>南大門市場>>イビスアンバサダー
 
宿泊したホテルは赤、飲食店は桃色、コンビニは緑色、土産物店は銀色、その他は青で表す。
 
1.早朝、いつものコース
 早朝6時起床。血圧:H134,L88、高い(正常高値)!先日の塩分摂りすぎが祟ったのか?チャジャンミョン、タコや牛肉やキムチが入った弁当、ピビムバブ?思い切って測定し直し!H129,L81、ギリギリだけど正常!緊張のせいか?
 6時半にホテルを出る。朝食は全州中央會館とともにソウルに来れば必ず寄る味成屋(
미성억・ミソンゴク)。명동길(明洞・ミョンドンギル)沿い、派出所向かいの角に入ると
明洞聖堂
L字型袋小路、そこに入って行くのだが、なかなか曲がり角が見つからない。ビル新築もやっている。ひょっとして閉店してしまったのか?と思った直後、工事中のビルから西に少し行った所に曲がり角を見つけ、そこに入る。突き当りにあった!そこでいつものように牛肉と麺が入った汁、雪濃湯
Tmoney
설농탕・ソルロンタン)を食した。壁に貼られたメニューに”ふつう”(普通盛のこと)なんていう平仮名もあった。思わず笑ってしまいそう。日本人もよく来るらしい。他に特(・トゥク=大盛)がある。普通(보통・ポトン)は7年前は5,500ウォン(当時のレートで550円位)、今日は8,000ウォン(今のレートで600円位)、思った通り値上がったんだ。汁には塩は入っておらず、自分でテーブルにある鉢に入っている塩を入れる。但し血圧が上がるといけないからホンのちょこっと。あとはキムチやカクトゥギを入れて味をカバーする。
  味成屋の次は有名なカトリック教会・明洞聖堂(명동성당・ミョンドンソンダン)そのばへ。前回行きそこなったので今回は行くこととした。19世紀末に完成した古い建物、韓国カトリックの総本山だ。そのあと乙支路(을지로・ウルチロ)に出て地下を通って渡る。ここも毎回通るルート。
 南大門路(남대문로・ナムデムルロ)に出て北上、すると紫の「Tmoney」と書かれたシールが貼られたコンビニ・バイザウェイを見つける。Tmoneyは地下鉄やバスの他公衆電話や買い物もできるJR東日本のスイカのような電子マネーだ。先日、キョトンカードでエラーが表示されたことを思い出し、よし、思い切ってここで買おう。予定では地下鉄駅で購入しようとしていたが、早いうちに(忘れないうちに)買おうということで、店に入った。「
안녕하세요.Tmoney주세요(アンニョンハセヨ。Tモネージュセヨ。=お早うございます。Tマネー下さい。)」。すると、店の人は初め何を言っているのかわからなかっ
淸渓川と廣橋、普信閣、曹渓寺
たが、現物を指差しているので「カード型とキーホルダー型とどちらにしますか?」とでも言っていることがわかった。私はカード型の方を指差した。カード代3,000ウォンをまず払い、続いて交通料金10,000ウォンを出すと、機械にカードを乗せ、1万ウォン札を入れ、すぐ出来上がり。カードを受け取り「
안녕히
계세요.(アンニョンギゲセヨ=さようなら)」と言って店を出て更にその道を北上する。
  暫くして、7年前は上を高架道路が走り姿が全くなかった川、淸渓川(
청계천・チョンゲチョン)にやって来て、そこに架かる(광교・クァンギョ)を渡る。清流の姿を見せており、上に道路が走っていたなんてウソのようだ。ソウルの街はポイ捨てゴミや吸殻は殆どないほどきれい、淸渓川復活も街の環境美化の一環だろう。そのあと普信閣(보신각・ポシンガク)へ。大晦日につく除夜の鐘がある。李氏朝鮮時代の15世紀に建てられ、城門の開閉時に33回ずつ鳴らしていた。このため除夜の鐘も33回鳴らす。詳しくは(神戸学生青年センターの)こちら。大晦日の晩、日本からもKBSラジオで聞くことができる(ブワーンという音色)。現在の鐘は1985年に付け替えられたものでそれまでの鐘は國立中央博物
LED信号機を撮影、歩行者用には青信号残り時間を表す物が付いている。
館に所蔵されている。横断歩道を渡る時LED化した信号を撮影。
 続いて曹渓寺(조계사・チョゲサ)へ移動。7年前にはなかった立派な門構え。韓国仏教最大の宗派・
仁寺洞と横道で見つけた伝統家屋(商店になっている)
曹渓宗の総本山だ。ワールドカップ開催が近いからサッカーボールも複数飾られている。合掌して門をくぐる。本堂の仏像も違っていた。7年前は銀の仏像(本尊)1体だけだったが、今は金の貫禄ある仏像3体だ。中央が本尊、両側に菩薩。境内はポクポクと木魚の音が鳴り響いていた。門で本堂に向かって再び合掌し、曹渓寺を後にした。
 曹渓寺前の郵政局路(南大門路の普信閣以北、우정국로・ウジョングンノ)を横断し、仁寺洞(인사동・インサドン)へ。2~3階の建物が立ち並んでいる名古屋・大曽根のオズモール商店街を思い出す街だ。7年前に、今度仁寺洞に来たら大曽根を懐かしく感じるかどうか確かめようと思ったが、おととい韓国に来たばかりのせいか大曽根を懐かしく思うなんて言うことはない。朝早いから店はまだやっていないところが多いから閑散としている(こういう所が普段の大曽根オズモール商店街との共通点)。せいぜい米国人夫婦とみられる人が通っている位。そして鉄腕アトムが置かれている店が目につく(思わず、え?と言ってしまいそう)。曲がり角を曲がった横道は伝統家屋が建ち並んでいた。ここは韓国であり、大曽根とは異なる所だ。
 

2.東大門市場 동대문시장
 仁寺洞のあと、故宮の昌慶宮(창경궁)と宗廟(종묘)へ行く予定にしていたが時刻はまだ8時前。開場の9時まで1時間以上ある。開くのを待っていればロスタイム。そこで今日行くつもりだった東大門市場(동대문시장・トンデムンシジャン)へ先に行くこととした。敦化門路(돈화문로・トンファムルロ)を南下、その道の曲がり角を曲がった先にもあった伝統家
栗谷路・安国驛付近の賣店(S-SHOP)と郵便ポストと市内バス、顔写真が落書きされている(思わず笑ってしまう)おわかりかな?尚、歩道上の賣店は殆どが新しくなっていた。敦化門路の横道にあった伝統家屋
屋が建ち並ぶ通り。戦災から免れ、また再開発もされていなく、残してもらいたい所だ。そこは商店街になっている。飲食店から流れ出た排水をなめている猫がいて、ついチャッチャッと舌を鳴らしてしまう。敦化門路に戻ってさらに南へと向かう。歩道の所々に屋台があり、朝食(粥が多いようだ)を食べている人を見かける。すき家に似たオレンジ色の看板・海苔巻きのファストフード店、
김밥천국(キムバッチョングク・キムパブ天国)も結構客が入っている。前々から行こうかと思っていたが”中国からの輸入品”だと聞いたので利用するのはよした。韓国も土曜を休日する企業が多くなり、スーツ姿の人はあまり見かけない。飲食店の客の殆どが普段着。月~金曜であれば屋台で朝食を摂っているスーツ姿の人を多く見かけたことだろう。
  地下鉄鐘路3街(
종로・チョンノサムガ)驛入口を東に曲がる。廣藏市場(광장시장・クヮンジャンシジャン)が見えてきた。東大門市場の西部だ。
배오개길
左より、東大門市場のアーケード(鐘路신진市場)南の入口、淸渓川上の高架道路が撤去されたため平和市場や斗山タワーがよく見えるようになった。
また道も明るくなった。
(ペオゲギル)を横断して西の入口から中に入る。8時頃にしては、韓国人は朝型が多いのかな、早起きで、もう開けている店が多い。だが客はまだ少ない。衣料品、魚介類、野菜類が売られていた。さらに東に行くと屋台がずらっと並んでいる斜めの通り。そこも店を開け始めている。客らは朝食の粥やミルクを口にしている。淸渓川路に出てさらに東へ歩く。正午~夕方であればもっのすごい人の多さだが、まだ人はまばら、速足で通り過ぎることが出来る。以前あった高架道路は撤去されているから、向こう岸の平和市場(평화시장・ピョンファシジャン)や高層の斗山タワー(두산타워・トゥサンタウォ―、DOOTA)がよく見える。
  再び裏道、魚定食が軒を連ねている所に来た。コネストで紹介された호남집・ホナムチプ)があり、また나주식당(羅州食堂・ナジュシッタン)もあったがやっていない(帰国後調べ直したら別の所であり、やっていなかった店は似たような名前の店か?)。호남집は東大門総合市場西、鐘路と清渓川との中間にある曲がり角を曲がった所にある。隣の店전주식당(全州食堂・チョンジュシッタン)と競い合っているようで、そこの主人(一見優しそうな人に見える)が店外で魚を焼きながら「いらっしゃい」という意味の言葉だろう、呼び込みをしていた。味成屋で朝食を摂ったことだし、韓国では魚は塩を使って保存し焼く時も塩をかけるし醤油も用いるので、塩分を摂りすぎないように、という意味で、店が並んでいるのを見るだけにした。この通りは
닭한마리골목タカンマリコルモク)、생선거리(センソンゴリ焼き魚通り)と称し、東京新宿の思い出横丁や大阪十三の古い小さな飲食店が建ち並んでいる所に雰囲気が似ている。東大門は高層ビルもできていることだし、また副都心であるし、一大商業地区であることから新宿に相当する所。となると、先日、淸凉里から東大門まで歩いたので、ソウルの大曽根からソウルの新宿まで3km以上だったが歩いたことになる。時刻は8時半近く、そろそろ故宮へ行くのには丁度良いと判断し、昌慶宮へと向かうこととした。
 

3.故宮巡り(昌慶宮・宗廟) 창경궁종묘
  李氏朝鮮時代王室の宮殿だった昌慶宮のそばに着いたのは開場15分位前の8時45分頃。そう暑くはないが日差しは強い。弘化門(홍화문・ホンファムン)脇で開場待ち。前の
昌慶宮南東角より見る北漢山、道路中央がバス専用レーンでバス停も真ん中にある(名古屋基幹バスと同じ)、「中央レーンバス専用ここまで」という標識(중앙전용끝=中央専用終わり 제=解除)
道を通るバスは名古屋の基幹バスと同様道路真ん中を通りバス停も歩道ではなく道路真ん中にあり透明の屋根や塀もある。バス専用レーンには青い線が引かれている。そんなことに気付づいているうちに9時が来て、1,000ウォンで入場券を手に入れ中に入る。前回、買物等は殆ど紙幣のみ出していたため小銭入れは釣りでパンパンにふくらましてしまった。帰国時の再両替では小銭は受け付けてくれないので、使ってしまおうと500ウォン硬貨2枚を出した。これで2枚分軽くなった。昌慶宮は一日に2回日本語ガイドによる案内があるが参加するかしないかは隣の昌德宮と違って自由。今度は10時で、更に1時間待たねばならないから自由見学とした。まず正殿の明政殿(명정전・ミョンジョンジョン)、続いてその裏の景春殿(경춘전・キョ
昌慶宮弘化門と塀
ンチュンジョン)など。塀の向こうは昌德宮(
창덕궁・チャンドックン)で一部の建物が見える。奥の春塘池(춘당지・チュンダンジ)へと行く途中、シマリスの姿を見かける。大変すばしっこい。さっと木の幹をよじ登って行ってしまった。写真を撮ったが首の部分は写っておらず胴体のみだった。あ~~。シマリスは昌德宮にもいた。ホントに野生なのか、飼っていたリスが逃げ出したか、逃がして野生化したのかはわからない。そして春塘池には鯉がいた。藻で濁っていて日本の池とそっくりだ。再び弘化門のそばに戻り、今度は南側へ。特にこれといった建物はない。林だ。宗廟(종묘・チョンミョ)への連絡橋に出ようとしたが今は宗廟へ行くことはできないらしい。連絡橋に出るとみられる門は固く閉まっていた。このため断念し昌慶宮を出て歴代国王・王妃の神主(位牌)を安置している宗廟へと向かった。昌慶宮を回った時間:約1時間。帰国後、コネストによると、2010年(今年)5月1日より宗廟への連絡通路は閉鎖になったことを知った。宗廟までは昌慶宮路(창경궁로・チャンギョングンノ)をまっすぐ南下。裏道を使っての近道があるが道を間違えて迷ってしまうといけないから、表通りを歩く。約1kmある。
 昌慶宮から歩いて宗廟の正門である外大門/蒼葉門(외대문・ウェデムン/창엽문・チャンギョンムン)が近づいてる。駐車場は観光バスが複数停まっていた。日本人団体が多くいるのだろう。そしてここでも500ウォン硬貨2枚出して1,000ウォンの入場券を買い中に入った。昌慶宮は人が少なかったが、ここは思った通り日本人団体が複数。最も広い正殿(전・チョンジョン)、その奥の永寧殿(영녕전・ヨンニョンジョン)、齋宮(재궁・チェグン)一帯、典祀廰(전사청・チョンサチョン)一帯、香大廰(향대청・ヒャンデチョン)一帯の5か所にわかれる。段がある所の多くは板が置かれてい

昌慶宮内部:左より正殿の明政殿、明政殿玉座、集福軒と迎春軒、春塘池、そこから流れる川と玉川橋、シマリス(すばしっこいので頭部は撮れなかった)
宗廟内部:左より正殿、正殿裏側、永寧殿、斎宮、典祀庁
た。つまりバリアフリーだ。尚、李氏朝鮮時代を再現した祭礼は5月の第一日曜に行われるというから、日本の大型連休の時、ものすごく混むだろう。混む時は行きたくない。パンフレットの写真だけで我慢した。宗廟を回った時間:約30分。
 尚、2010年5月1日(1か月前)から土曜と定休日の火曜以外は昌德宮と同様に決まった時間にガイドの案内で回らねばならなくなった。同時に昌慶宮と宗廟連絡通路が閉鎖となったのだろう。本日は土曜、自由に回ることが出来る。宗廟に到着したのは10時10分頃、ガイドの案内がある日であれば10時40分の開始まで30分待たねばならなく、4以降の予定が30分遅れてしまうことになる。ラッキーだ。
宗廟市民公園のハト

 宗廟見学を終え外に出て宗廟市民公園を通る。中高年男性らが木陰でで碁を打っていた。数えなかったが30組以上はいただろう。目には入らなかったが将棋を打つ人もいるそうだ。碁は日本と同じ白と黒の丸い石。しかし将棋の駒は五角形ではなく丸だと聞く。
 こういった木々の多い所にはスズメがいることを期待していたら、いたいた、スズメの群れが。100羽はいるだろう。ところがなんとその群れは一人の男性にたかっているのだった。手に2~3羽乗せていた。手乗り文鳥ではなく手乗り雀だ。スズメを慣らすなんて超難しいというのに。そしてハトもいた。公園にスズメやハトがいるのは日本とそっくり。しかも頬に斑点がある日本にいるのと同じスズメ。
余談だがスズメを참새(チャムセ)ハトを비둘기(ピドゥルギ)という。ピドゥルギは日本語のハト(古代はパト)と同源ではなかろうか。pidulgi:pato
またチャムセのチャムはスズメの鳴き声、セは鳥。チャンチャン鳴く鳥だからチャムセとよぶようになったのだろう。
それにしても、7年前に比べスズメもハトも減ったように思える。7年前は明洞のまん真ん中はハトの群れだらけだったが見かけない。フンに悩まされる等のため捕獲したのか?一方スズメは日本と同様に巣作りをする瓦屋根減少が主な原因のようだ。
 

4.東京や名古屋の○○を見つけ出すんで、江南(강남・カンナム)の街へ
  昌慶宮と宗廟を後にし、地下鉄鐘路3街(종로・チョンノサムガ)驛へ向かう。途中バス停でバスを待っている人の口から「……모자(モジャ=帽子)……」と言っているのが聞こえた。日差しが強いので帽子が必要だとでも言っていたのだろう。鐘路3街からは、ソウルのどこそこが東京や名古屋のどこそこに似ているか調査・確認するため、以前から計画していた梨泰院(이태원・イテウォン)、狎鷗亭(압구정・アックジョン)と潭洞(청담동・チョンダドン)へ行くのだ。早速買ったばかりのTマネーを鐘路3街自動改札にタッチした。エラーは出ず、アームは押せた。よかった。3号線に乗車し藥水(약수・ヤクス)に到着、6号線に乗り換え、梨泰院に着く。
 先日から気になっていた、次に到着する駅、出口は右左どちらかという地下鉄や国鉄の車内アナウンス、その内赤の部分(出口は)をどう言っていたのかわかった。가는곳은(ナガヌンゴスン=出ていく所は)でもなければ출구는(チュルグヌン=出口)でもなく、내리실문은(ネリシルムヌン=降りられる扉は)だった。駅に到着するこれから開くドア
梨泰院の街並み
の上にハングル
表示されていた。アナウンスはこう言う。「다음은 이태원,이태원입니다.내리실문은 왼쪽입니다. (タウムン イテウォン、イテウォニムニダ、ネリシルムヌン ウェンチョギムニダ。=次は梨泰院、梨泰院です。お出口は左側です赤い部分=お出口」また、近くに高齢者が立っていれば必ずシートに座らせることは7年前と一緒(現在の日本はそう多くは見られない)席を譲ることが面倒なら、特にガラスキでない限り、始めから席が一人分二人分空いていても立つ。そうしていた。
 
梨泰院にて下車後、外に出て並みをこの目で確かめる歩道の各街路灯には米国の星条旗と韓国の大極旗が並べて取り付けられている。1本道及び交差する道、分岐する道沿いに街が開けている。また坂が多い南山の麓だからだろう。こうであれば名古屋で似ている所は、地下鉄東山線沿線、千種区のどこかだ。星ヶ丘を候補に挙げようただその両者は米国色が薄いことが異なる。全体に見て梨泰院は自分には合わない街のようなのですぐにそこを後にした。今度は狎鷗亭と淸潭洞だ。梨泰院驛の改札機はアーム式ではなく、日本と同様扉式、エラーが出たキョトンカードを機械にタッチしてみた。何とエラー表示なはく、残り金額だ。このため改札口は問題なくパス。ホームに降りる、ここもホームドアが取り付けられている。乗車。そしてまた乗り間違い。ホームドアの副作用だ。次の駅表示が見にくくてしょうがない。乗ってから気がついた。(ハプニング号)。次のの駅が三角地삼각지・サムガッチ)、さっきこんな所通ったっけなと思ってわかった。梨泰院の次の緑莎坪(녹사평・ノッサピョン)は島式なので改札を出入りし直さずにすむ。向かいのホームドア前で待ち、本来乗るべきの藥水方面電車がやってきて乗車。ひとまずほっとする。6号線の車内路線図の漢字は中国式の簡体字、水は「药(葯の糸の字が更に簡略化)水」と書かれてい
 ほっとしたのもつかの間、次の難関が待っている。キョトンカードで改札を出られるかだ。3号線乗換え、漢江を渡り狎鷗亭で下車。さあどうだ?タッチ、エラー(やっぱりそうか)(でもまたやりゃあええ)もう一度タッチ、OK、生き返ったんだ、よかったあ韓国の第十関門突破)地上に出る。道路左側は団地、右側は商店が並ぶ。まるで名古屋・鶴舞南の空
左より狎鷗亭の街並み(道路反対側は団地)、ギャリア百貨店、立ち並ぶ高層ビル、先は淸潭洞
港線を歩いている
雰囲気だ。そこは東側が鶴舞公園・県立図書館、西側は商店。まったく異なるのは高速道路の有無と道の広さだ。とりあえず狎鷗亭は鶴舞の空港線沿道(南)に類似とする。歩いて潭洞方面行き続ける。ギャラリア百貨店갤라리아 백화점)前に辿り着く。そこで左側の団地は終わり、両側が商業ビルやオフィスビルという通りに変わる。更に歩き続ければ潭洞だ。それまで歩き続けると、今池から池下まで歩いているのを思い出す。また、高級店が多いということから東京の赤坂・六本木に相当か?それにしてもずいぶん歩いた。1キロ半は行っただろう。近くに地下鉄駅は無いから、狎鷗亭まで引き返すこととした。しかも同じ道、再び1キロ半か、ウンザリ。でも善玉コレステロールを増やそう歩き続けよう!戻る途中、血がドロドロになって血管が詰まるといけないから、セブンイレブンを見つけペットボトルの水を買って飲み、水分補給。狎鷗亭に到着。キョトンカードをタッチ、エラー!(またまたダメか)しかしTマネーはOK!忠武路乗換えで東大門へと向かった。これから後は”安全な”Tマネーを使うこととした。
 日本は今度パチンコ屋を全面禁煙にしてほしいと思っている昨今だが、韓国禁煙化が進み、バス停付近その他路上も禁煙(日本もそうしている所が多い)、歩道に設置してあった灰皿は見かけなかったそれにも拘らず路上で(こっそりと)タバコを吸う人がまだい、吸殻を消す時は、口に含ませたペットボトルの水か唾液を吐き出しているようだ。また今回は禁止されているせいで見なかったが、痰き方は喉を「ゴー」と鳴らしてからというのは日本と同じ、しかし真下に落とすのではなく、初めて訪れた時、(ニンニクパワーが溢れていると言えているみたいに)吹き飛ば
していた
 

5.再び東大門市場、そして都心部
  東大門下車後、東大門市場内、廣藏市場東の斜めの道から생선거리(センソンゴリ・焼き魚通り)に続く路上にある屋台で豚足を注文。焼酎で一杯しようかと思ったが、店のママさんは「プンチョン」とかなんか言った。包装のことを「포장(ポジャン)」というし、持ち帰りもそう言うことは前から知っていたが、初めて聞く言葉だ。おそらく「持ち帰り」のことかなと思ったが、わからないような表情を出した方が得策だろうと思ってそうしたら、ママさんはパックを取り出して見せた。私は「아,예.(アー、イェー・あー、はい)」と言って、1足分スライスしパックに入れ包んでくれた。7,000ウォン(≒530円)。日本とあまり変わらない。それにしても「まあいいか、ホテルで一杯やろう。」ということで持ち帰りに変更させられたことをプラスにしよう。帰国後韓国家庭料理店のママさん(在日韓国人)に「豚足もそうだがファストフードなどの持ち帰り、包むことを、プンチョンとでも言っていたが、本当はどう言うのか」と確認したがわからなかった。「先に日本語で言っちゃいなさいよ」であった。しかし日本語を話すことには抵抗がある。次に来た時、店の人に先に言われる前に「족발 하나,포장해 주세요.(チョッパルハナ、ポジャゲジュセヨ=豚足一つ、テークアウトでお願いします)」と言うことにする。また言葉の勉強ネタが増えた。
 東大門市場を後にし、地下鉄鐘路3街より1号線で市廰で下車し明洞に戻る。街中の両替所がやたら多い。前より増えたようにも思える。中国の元も加わっている。福沢諭吉の円の他に毛沢東の肖像画がある紙幣サンプルも貼られていた。
 次に、かな
り遅い昼食+早い夕食(寝坊をした休日に朝食+昼食の「ブランチ」をたまにするが、「ランディナー」とでもいうのだろうか?)として、明洞スンドゥブ(명동순두부に行きたいのだが、なかなか見つからない。イビスアンバサダーの裏(東側)にあるというのだが、飲食店であるのは前回行った明洞とんかつ。ガイドブックのミスとみて、曲がり角を曲がったらあったあった。時刻は午後3時頃。イビスアンバサダーと細い道を隔てた北側にある。入店し、食物繊維を摂る意味で、ポソッスンドゥブ(버섯순두부=茸と豆腐の鍋)を食した。粉唐辛子が入った真っ赤なチゲ鍋といえるようだが、そう辛くはなかった。韓国の唐辛子は日本の唐辛子に比べ辛さは弱いという。具はエノキダケと舞茸、浅蜊。小さな釜入りのご飯(自分でステンレスの茶碗によそう)、白菜キムチ、胡瓜が付いている。自由に入れるための鶏卵(赤玉)がテーブルの穴の中にある。コレステ摂りすぎ防止のため今回は卵はよした。6,500ウォン(だったかな)(≒500円)、安いといえる。店を出た後、まだ回っていない所へ行きたい。
 メトロ美都波(
메토로미도파・メトロミドパ)だったロッテヤングプラザ前(昔は美都波百貨店だったがロッテに吸収されてしまったか)、小公洞(소공동・ソゴンドン)、太平路(태평로・テーピョンノ)、火災になり再建工事中の南大門(남대문・ナムデムン、国宝第一号)、ソウル駅へと歩く。ソウル駅に来る途中、追突事故を起こしたとみられる車が放置
ヤングプラザにはユニクロの看板、しかし夕方はサッカーの画像が、再建中の南大門、リフォーム中のソウル駅旧駅舎
(?)さ れていた。ソウルの街は広い道の迷路、渋滞、事故ってもおかしくない。レンガ造りのソウル駅旧駅舎(史跡第284号)はソウル駅文化会館(仮称)としてリフォーム工事中で鉄板に囲まれている。よく似た東京駅丸の内駅舎も太平洋戦争空襲前の姿に復元する工事が行われている。ソウル駅旧駅舎は、他に名古屋の市政資料館(旧名古屋高等裁判所)や大阪市中央公会堂にも似ている。鉄板には1945年の日本敗戦時にソウル駅前で大喜びする人たちの写真など、ソウル駅の歴史に関する説明書きや写真のパネルが貼られていた。ゆっくり見ようかと思ったが、脇の線路ガード下はホームレスの住み家になっているらしく、小便のにおいで臭くてたまらない。このため見るのはよして、そこを去った。
 地下鉄4号線で會賢(회현・フェヒョン)まで行き、地下商店街経由で老舗の新世界百貨店(신세계백화점・シンセーゲーベックァジョム)に寄る。まず入ったのは2005年に完成した新館のデパ地下。ケーキ、パン、果物などがまず目につく。中でも全体が黄色いで白い縦縞の入ったまくわ瓜(참외・チャメ)がうまそうだ。いくらかは忘れたが、おそらく京東市場の露天商より高いだろう。地上1階は化粧品等、なんと日本のSHISEIDO(資生堂)もあるではないか!エスカレーターで上へ上へと行き、生活用品のフロアーに着く。ここには今話題の3Dテレビがある。つけられていた。まるで乱視の人が見たような画面だ。画面下を見たらSAMSUNG(三星/삼성・サムソン)と書かれてあった。三星は日本のパナソニックやソニーをしのいで薄型テレビ部門ではシェアがトップだとか。専用眼鏡が置かれているかわからなかったのでその場を去り、本館に入る。ここも大きく改装して(2006年完成)ファッション、デザイナー、コンテンポラリーのフロアーで、まるで専門店のようである。土産品は先日海苔名家で買ったから何も買わずにそこ後にした。尚、韓国の百貨店業界は毎年売り上げを伸ばしているくらい好調で、このところ売り上げ右肩下がり、経営統合、閉店ばかり聞く日本の百貨店業界と明暗が分かれている。
 會賢駅へとさっき通った地下商店街に出てた。ところが駅への通路がなかなか見つからない。そこで一旦地上に出て地下街に入りなおそうとする。ところが本館と新館との間の道が、南大門市場(남대문시장・ナムデムンシジャン)とつながっていることに気づき、予定を急きょ変更しそのままそこへと歩いた。離れていると思ったら意外と近い、近いと思ったら随分歩くし道に迷ってしまう、ソウルの街の特徴だ。露天に並べられた商品(アクセサリー、土産物が多い)、そして人人人。日本人もいるに違いない。ここ南大門市場は観光色が強いし、眼鏡店等日本人歓迎の店もある。生鮮食料品や日用品が大半を占める東大門市場や京東市場の方が好きだ。ただでさえソウルの都心部は迷路、市場の雑踏の中、まっすぐ行くべきなのにいつも間にやら曲がってしまっていて、こりゃ迷子になってしまうというので、すぐ表の広い道・南大門路(남대문로・ナムデムルロ)に出、韓國銀行前を経て明洞に戻り、明洞ギル西の入り口にあるコンビニ・バイザウェイで缶ビール、チャミスル、ペットボトルの水、ツマミ代わりのおにぎり、それぞれ二つずつを購入、10,200ウォン(≒780円)。日本に比べずっと安い(酒類が安いためだ)。もう20kmは歩いただろう。土産は買ったことだ、明洞裏道はやはり坂道+迷路だらけの、嫌いな東京・渋谷の休日並みの混雑、へとへとに近い状態だったし、ロッテ百貨店へ行くのはよして、ホテルに戻った。
 

6.お疲れの一杯
  あー、疲れたー、東大門市場で買った豚足(ホテルでゆっくり食えるから持ち帰りにしてよかった、コラーゲンを含み体に吸収されるようビタミンCを摂るよう自販機で林檎ジュースも買って飲んだ)や、おにぎりをつまみに、ビールとチャミスル、全部たいらげてしまった。栄養の偏りや飲みすぎは体に悪い。帰国日の翌日(あさって)、休肝日にしよう!
 テレビでは韓国プロ野球、三星(
삼성・サムソン)ライオンズ×ロッテジャイアンツの試合。舞台は三星の本拠地・大邱(대구・テグ)。クッソー三星はきのうに続いて負けている。そ
三星×ロッテの試合、ホテル窓よりのロッテ百貨店、その角のロッテリア看板、渋滞する中バス出発に必要な交通整理、日はとっぷりと暮れた
してそのまま逆転することなく連敗。日本プロ野球は埼玉西武ライオンズをひいきしている。今年のセパ交流線は対読売ジャイアンツ1勝3敗で負け越している。過去、日本シリーズでも6回対戦、西武が1勝もできずに終わってしまったこと1回あるが、4勝2敗と勝ち越している。まさに昨日・今日は因縁の対決韓国版だ。三星ライオンズのチームカラーは西武ライオンズと同じ”青”でユニフォームは昔の横浜ベイスターズに似ている。ロッテジャイアンツ(本拠地・釜山)はかつては日本のロッテオリオンズとユニフォームが同じだったが、今は読売ジャイアンツに近く、ビジター用は黒地にオレンジ。マークの方は千葉ロッテマリーンズとそっくり。ま、なかなか実現できないが、いつかは大邱で試合を観戦したい!
 韓国プロ野球は1リーグ8チーム、他に起亞(
기아・キア)タイガース/本拠地:光州、斗山(두산・トゥサン)ベアーズ/本拠地:ソウル蠶室、韓火(한화・ハンファ)イーグルス/本拠地:大田、SKワーバーンズ/本拠地:仁川、LGツインズ/本拠地:ソウル蠶室、ネクセンヒーローズ/本拠地:ソウル木洞{前身の現代(현대
・ヒョンデー)ユニコーンズは経営破たん}。
本日のソウル市内歩行距離:イビスアンバサダーホテル明洞→味成屋→明洞聖堂→鐘閣→曹渓寺→仁寺洞→安國驛→鐘路3街驛→廣藏市場→東大門市場→鐘路5街驛→昌慶宮8km、昌慶宮内4km、昌慶宮→宗廟1.2km、宗廟内2km、宗廟→鐘路3街驛380m、狎鷗亭驛→淸潭洞→狎鷗亭驛3.1km、東大門驛→鐘路3街驛1.8km、市廰驛→明洞スンドゥブ→南大門(工事中)→ソウル驛2.5km、會賢驛→新世界百貨店→南大門市場→明洞ギル入口バイザウェイ→イビスアンバサダー明洞1.2km、合計24.18km(+地下鉄乗換、新世界百貨店内歩行等)
血圧測定。H100,L57、低い!飲みすぎか?20km以上歩いたため?
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