野崎勇治
 東京北星ジム所属
 プロ戦績
 …18戦9勝4敗3分2無効試合


 

キックボクシングとの遭遇

いざプロデビュー

1997/2/26 対 スパーク吉田(仙台青葉) 1RKO勝ち
 

プロデビュー戦。オーエンジャイで十数戦を積んでからの出場であったため、悪い意味での緊張はまるでなし。勝利の瞬間、「こんなに嬉しいことはもう無いな」と思ったが、引退した今も、その想いに変化はない。

当時の戦闘記へ

1997/7/21 対 藤井 猟(仙台青葉) 3R引き分け
 

敵地仙台での一戦。序盤から調子に乗って攻め捲るが、後半バテバテになって失速。結局ドローに。キックボクシングの難しさを、あらためて実感した一戦。

当時の戦闘記へ

1997/10/11 対 新井光男(一心館) 3R判定勝ち
 

もしかしたら、キャリアの中で最も苦しかったかもしれない。耐えて粘って勝ったという点では「ベストバウト」と読んでもいいかもしれない。まだ、下手くそだったけど。

当時の戦闘記へ

1998/1/25 対 関 博司(名古屋JKF) 1RKO負け
 

生涯唯一のKO負けの相手は、ハードパンチャー関博司。1R、勢いに飲まれたまま、食らった強烈なボディーで悶絶。立とうと思えば立てたのに、気持ちが折れて立てず。最も悔いの残る一戦。「2度と腹では倒れない」と誓った。一応それは守れたようだ。

当時の戦闘記へ

1998/5/31 対 シンゾウ・バーンソンホン(WSR) 3R判定勝ち
 

KO負けの後の一戦ということで、もしここで負けていたら、ここで辞めていたかもしれない。3R終了間際、ローでダウンを奪って判定勝ち。なんとか生き残った。

当時の戦闘記へ

1998/7/23 対 藤井 猟(仙台青葉) 3R判定引き分け
 

一年前のドローを帳消しにすべく挑んだ一戦。3R、タイ人なら大喜びのヒザで攻めっぱなしの展開。「絶対勝った!」と思ったが、判定はドロー。「もう日本のジャッジは、試合中に計算しない」と心に誓った。

当時の戦闘記へ

1998/12/25 対 孫悟空丸山(小国) 3R判定勝ち
 

後にタイトルマッチまでのぼりつめる孫悟空だが、当時は結果が出なかった時期。1Rから、ローとパンチで積極的に攻め込み、文句無しの判定勝ち。

当時の戦闘記へ

1999/3/22 対 加藤秀樹(横浜征徳会) 2RKO勝ち
 

首相撲地獄へ引き込み、2R三つのダウンを奪ってのKO勝ち。試合後「俺が野崎だ覚えとけ!」と吠えたが、その後1年以上試合が組まれず、忘れられてしまった。

当時の戦闘記へ

2000/3/10 対 松本竜大(名古屋JKF) 5R判定勝ち
 

1年以上待たされた末の5回戦デビュー戦。風邪ひいてボロボロの体調で、案の定、生涯唯一の頭部打撃でのダウンを奪われる。しかし、起死回生の縦ヒジでダウンを奪い逆転勝利。

当時の戦闘記へ

2000/5/7 対 笛吹丈太郎(大和) 1R無効試合
 

ダイナマイトパンチの笛吹丈太郎にローキック、首相撲などで対抗。「面白くなりそうだ」と思った1R中盤、前に出て距離をつめると、ボディーを狙ってきた笛吹の頭と私の頭がぶつかり、笛吹丈太郎試合続行不可能。

2000/7/7 対 笛吹丈太郎(大和) 3R無効試合
 

前の試合から2か月遅れの決着戦。1、2Rは、生涯最高の動きとも言える出来でペースを握るが、3Rまたも悪夢が。前回と同じ展開で、キック界史上初?の2試合連続無効試合に。

当時の戦闘記へ

2000/9/24 対 ソムチャイ高津(小国) 5R判定負け
 

2試合連続無効試合のうっぷんをはらすべく挑んだ一戦だが、ソムチャイの首相撲地獄につかまり、何もできず判定負け。

当時の戦闘記へ

2001/1/26 対 孫悟空丸山(小国) 5R判定勝ち
 

「倒さなきゃ」と思い積極的に攻撃を仕掛けるが、反撃を食らい、生涯唯一?のパンチの打ち合いに突入する。4Rになんとかダウンを奪い、乱戦を制する。

2001/7/8 対 ラートニミット・キアットムアンカーン(タイ) 5R判定負け
 

最初で最後の国際戦。ラートニミットの重〜いミドルに、ガッツちしまつ先輩直伝?のバックブローで対抗する。結果は負けたが、楽しかった。。。

当時の戦闘記へ

2001/9/8 対 高野洋一(神武館) 5R判定勝ち
 

NKBトーナメント1回戦。負けるわけにはいかず、徹底したドロドロ首相撲攻撃。なんとか勝ちを拾った。

当時の戦闘記へ

2002/3/3 対 狩野卓(上州松井) 5R判定ドロー
 

NKBトーナメント2回戦。前半パンチとローのコンビネーションで優位に立つが、5Rにミドルを食らって悶絶。延長戦へ突入。生涯初の6R目を、僅差でものにした。

当時の戦闘記へ

2002/7/7 対 AVIS-SV01(小国) 5R判定ドロー
 

NKBトーナメント準決勝。これに勝てば決勝戦だが、どうにも気持ちが乗らず、決め手に欠けて延長へ。あえなく敗者扱い。「そろそろ潮時かな」と思う。

2002/9/8 対 ソムチャイ高津) 5R判定負け
 

前回負けの汚名返上すべく挑んだ一戦。自分では前回とは随分違う技術を見せられた試合だが、相手のほうが一枚上。あえなく返り討ちに合い、キックボクサー野崎勇治に区切りをつけることに。

2003年2月 引退 → 引退時の戯言