Part2
青アザ青タンの日々
入門〜デビューまで●いざ入門!
さあ、いよいよ入門の日がやってきました。しかし、あまりに怖い北星ジムの外観を見て、一度逃げ帰りました。そして、2回目の訪問でやっと見学。即入門しました。その日は着替え等、何も持っていかなかったのですが「パンツでやればいいじゃん」といわれビビリました。そして、入門3日目。会長にいきなりスパを命ぜられました。そのころの私はまだ「プロ志望です!」とは言い切れない状態。「ゲ、まじかよ!」と思いましたが、やるしかありません。相手をしてくれたのは、木内さんという方。適当に遊んでくれました。しかし、会長が「おい、もっと強く打て! そんなんじゃいつまで経っても慣れん!」と言い出しました。「おいおいいい加減にしてくれよ!」と思う暇もなくボコボコにされ、私の初スパは終わりました。
●オーエンジャイデビュー
私はオーエンジャイでの試合は、いまだにあまり好きではありません。怪我もしたくないので、あまり積極的には出場しませんでした。入門して2か月でデビュー(北星の感覚ではあんまり早くはないです)。1か月に1度のペースで5戦しました(5勝)。でも、5戦目で拳を骨折。直ったと思ってスパーリングをしたらまた痛めて……という感じで、半年ほどブランクがありました。結果的にそのブランク期間中、きちんと基本を学べたので良かったような気がします。
そして、復帰して1,2戦して、初のタイ人・ダヌア・オーエンジャイと対戦。初めての敗北をしました。体重がかなり軽いので怖さはなかったのですが、やはりうまかった記憶があります。●プロテスト
NJKFの第1回目のプロテストだったと思います。井上玄斗と一緒に受験しました。1Rスパーの相手は小国ジムの人でした。採点表をのぞいたのですが、採点項目はたしか「攻撃力」「防御力」「プロ向き」……なんてのがあって、オール4でした。あるレフェリーが「プロ向き」の項目を、最初5にしていたのを4に書き換えたのにむかっとした記憶があります。
結果は合格。まあほとんどの人が受かったので、嬉しいというよりホッとしたと言ったところでしょうか。
なんだかんだと嬉しかったっしょ!
●合格後
もうこうなったら覚悟するしかありません。延藤師匠主催の朝連にも参加し、闘魂を注入されました。でも、延藤さん。朝の6時からパンチのスパやるのやめましょうよ!