オーエンジャイ
NEWS & REPORT
2000年4月号
※出場予定選手はあくまで「予定」です。選手の出場は保証しかねますので、御了承ください。
4月29日興行
第1試合
●
赤羽秀一(藤原)
3R判定
上村なんとか(ウィラサクレック)
× 初参戦の上村。序盤は赤羽相手に互角な攻防を見せる。しかし、中盤から赤羽が攻勢。パンチと蹴りのバランスのいい攻撃を見せる。文句なしの完勝。第2試合
● 匿名希望(フリー)
2RKO
カンパイ(タイ)
× 初参戦の匿名希望。下ネタ系の名前を勝手につけてくれ、と言われたが、品行方正だけが取り柄の私には思いつかない。リングネーム募集中だ。プロ戦績0勝1敗の匿名希望に対し、カンパイ・バンコクストアは謎のタイ人。序盤鋭い、ミドルとヒザを見せるカンパイ。う、これはミスマッチだったかと思いきや、1R終盤から早くも失速。乾杯のしすぎか。2R怖いヒザ蹴りをかいくぐって、反撃に出る匿名希望。いいミドルが入り、ヨシっと思ったら、後ろを向くカンパイ。試合を放棄。おめえはファイトマネー没収だ! しかし、対する匿名希望のファイトには見所があった。またの参戦を期待したい。第3試合
長瀬 悟
2RKO
シンジュク(タイ)
習志野ジムの実力者長瀬。対するシンジュク・バンコクストアはオーエンジャイ初参戦。このふざけたリングネームは、ヌンポントーンがいい加減につけたものだ。序盤長瀬のハイキックに対して反応が鈍いシンジュク。「こいつも偽物か?」と思ったら、1R終盤いきなりのラッシュ。パンチ、蹴り、ヒザともに一級品の切れ味だ。2Rになっても動きは落ちず、3度のダウンを奪い、快勝。こんなのが、バンコクストアで普通に働いているんだから、恐ろしい国だ、タイって国は。第4試合
●
石田サトシ(東京北星)
1RKO
ルーロン(タイ)
× 石毛(整体の学校に通っている)の先輩にマッサージを受けていて、観てません。ゴメン。第5試合
▲
ヌンポントーン(タイ)
3R判定
ルーラウィー(タイ)
これも観てない。
4月15日興行
第1試合
●
赤羽秀一(藤原)
3RKO
朝生勝雄(北流会君津)
× 藤原ジムから2度目の参戦の赤羽。ジムに内緒での参戦だが、ホームページに「載せていい!」って言うから前回載せたら、やっぱ数人にはばれたそうである。それでも懲りずに今回の参戦だ。対する朝生は初参戦。入門してまだ半年らしい。しかししかし、いきなりパンチでラッシュをかける積極性を見せる朝生。赤羽はいきなりの鼻血だ。
しかし2R以降、オーエンジャイキャリアで勝る赤羽がじわじわと反撃。最後は、レフェリーが試合を止めた。第2試合
× 新谷 浩(東京北星)
3R判定
斉藤友行(北流会君津)
● いつになく気合い十分の新谷。プロテスト合格後の初戦を飾れるか。対する斉藤はプロ3戦の選手だ。
序盤はクリーンな打ち合い。テクニックでの勝負なら、新谷もなかなかのもの。一進一退の攻防を繰り広げる。やや新谷優勢か。
しかし、2R斉藤が首相撲に戦法を切り替えると、新谷なすすべがない。なんとか粘って最後まで持ちこたえたが、3Rダウンを2度奪われての完敗。接近戦と打ち合いとが完全に分離してしまっているのが、難点だ。ただ改善は見られるので、来るべきプロデビュー前の建て直しを期待したい。
本人の自己採点は75点らしい(新谷浩HPより)。ミット打ち
野崎勇治
玉城良光
この日から、試合後にアンケートをしてもらっているのだが、試合よりも評判がよかったのが、このミット打ち。ひごろキックに接していない人にはやはり新鮮なのか。
この日のゲストは2名。知る人ぞ知る、田島板金社長夫人がミットに挑戦。さかんに会長の股間を狙った攻撃を繰り出す。耐えていた会長だが、最後にはご婦人に左フックをたたき込んだ。もう一人のゲストは空手経験があるのか、なかなかの蹴りを叩きこんでいた。
第3試合
×
オリムピック名取(東京北星)
2RKO
山崎賢児(東京北星)
● 実は、山崎はオリムピックのバイトの先輩。彼にキックを紹介したのも山崎らしい。いわば師弟対決。
前回、石田に惜しくも敗れた山崎だが、実力はやはり本物。うなる左フックが初回からオリムピックを捕らえる。対するオリムピックも、オリムピックラッシュで反撃。一撃必倒のスリリングな攻防に場内が沸く。しかし、打ち合いなら、山崎の土俵か。最後は3度のダウンを奪って見事KO。
31歳、2児のパパ。一度は諦めたプロキックボクサーへの道。いま炎が再び燃えようとしている‥‥‥のか!?
4月8日興行
第1試合
●
オリンピック名取(東京北星)
3R判定
稲田陽一(小国)
× フライ級プロ2戦の実力者稲田に、オリンピックが挑む一戦。前半は距離をとってミドル、くっついてヒザの稲田の戦略にはまったオリンピック。首相撲に対応できない。稲田のヒザが名取をとらえるのは時間の問題かと思われたが、名取は細かいことは気にせず、とにかく「オリンピック・ラッシュ」を繰り返す。その勢いに、技術で勝る稲田が押され出す。後半は、完全にオリンピックペースとなり、文句なしの判定勝ち。稲田選手の元気のなさが気になった。第2試合
× チョコボール石田
特別ルール
山崎賢児(東京北星)
● 石田智史改めチョコボール石田久々の登場。対するは、オーエンジャイデビュー戦の山崎。某ジムで長いこと練習した経験があり、このほど北星に入門して一ヶ月ほどになる。31歳。2児のパパだ。技術のしっかりしている山崎だが、やはり石田とは差がある。ということで、「石田が倒せなかったら、山崎の勝ち」という特別ルールで行われた。
この二人、両方ともフック系のパンチャー。初回からブンブン振り回す。しかし、打ち合いではやはり石田が上。ボディフックを中心に山崎を攻め、スタンディングダウンを2度奪う。しかし、闘志が衰えない山崎。なんとか最後まで粘り、特別ルールによる勝ちを手にした。ミット打ち
石毛慎也
玉城良光
はっきり言って、試合より盛り上がるミット打ち。今後、毎週やることになった。
この日も、お客さんが乱入。「路上で鍛えた?」と思われるすばらしいパンチを披露。会場を沸かせた。
第3試合
▲
楠本勝也(東京北星)
3R判定
弘中史樹(ウィラサクレック)
▲ なかなか豪華なカードが実現。白熱の技術戦を展開するも、お互い決め手を奪えず、ドローとなった。
4月1日興行
第1試合
●
楠本勝也(東京北星)
1RKO
高野??(東京北星)
× この日は第1試合に出場した楠本。相手の高野は、まだ入門2か月。中窪とともに、ひさびさに生き残っている北星のルーキーだ。無謀さというか、そのネジのはずれ具合は、北星軍団が下を巻くほど。相手が楠本であろうと、ガンガン向っていく。しかし、仕事は早く終わらせたい楠本。初回からガンガンパンチを打ち込み、3度のダウンを奪い快勝。試合後、わしが「こんな試合ばっかやってると頭バカになるから気をつけろ!」と言ったら、「これ以上バカにならないですから」と言ってのけた。うん、大物だ。第2試合
× 弘中史樹(ウィラサクレック)
3R判定
ガジロウ・オーエンジャイ
● 実力者同士の一戦。弘中は得意の左ミドルでペースをつかみにかかるが、ガジロウはジャブ、前蹴りで弘中の距離にさせない。後半は、ハイキックを積極的に出し、弘中を翻弄。ガジロウって一体誰なんだ?第3試合
●
玉城良光
3R判定
峰山ケン(東京北星)
× な!な!なんと玉城良光参戦! 峰山はプロではないが、相当な実力者。以前プロテストで、魔裟斗にKOされ不合格になってしまったが、ミドルの破壊力はあの石毛をはるかに上回る。ただ、現在体重が75キロ以上あり、適切な相手がいない。どうしよう?…と困っていると、突然「俺がやるよ」と会長。そういう経緯で突然ドリームマッチが実現した。
トップロープを飛び越えさっそうと入場してきた玉城。現役時代のおなじみのポーズで観客に挨拶する。ゴング後、やはり現役時代のようにいきなりラッシュをかける。そしてノーガードで峰山を挑発。しかし、優しい峰山、会長を殴れない。。。
微妙な心理が交錯するリング上、会長だけは委細かまわず攻撃をしかける。時折ローキックまで出す(はんそく)。そこで峰山のセコンドのキャリー宇佐美が「反則だぞ〜!」と野次ると、会長試合を止め、「足払いだ、バカヤロー!」と本気でキャリーを説教。
結局、終始見えない圧力に押された峰山は自分の試合ができず完敗。玉城良光おそるべし。。。試合後。ベットに倒れ込んでしまった会長。石毛にマッサージをさせていた最中も、「宇佐美め、あれは足払いなんだ!」と怒っていたという。
第4試合
▲
松浦信次(東京北星)
3R判定
中村篤史(北流会君津)
▲ 後楽園の再戦となる一戦。お互い譲らずドローとなったが、松浦の動きは万全。小野瀬戦が楽しみだ。
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