コガタスズメバチのコロニーサイズ

コガタスズメバチは中規模営巣型に分類され,成熟巣でも大人の頭位の大きさにしかなりません.巣盤数は3〜4層,育房数も1,000房を超えることは希です.秋口になっても1層や2層の小さな巣も見られます.この原因としては女王バチの早期死亡やネジレバネの寄生が考えられます.

女王バチが死亡すると働きバチによる産卵が見られますが,未交尾の働きバチからはオスしか生まれず,そのため巣は大きくなりません. また,ネジレバネに寄生された働きバチは外役に参加しないため,寄生率が高くなると同じように巣は大きくなりません.         


巣盤数

巣盤数女王バチが単独で営巣している間は1層で,働きバチが羽化してもしばらくの間は1層のままですが,6月下旬には2層の巣が見られるようになります.7月までは1層の巣が多数を占めますが,8月に入ると2層の巣が,9月には2層と3層の巣が,10月になる3層と4層の巣が多数を占めるようになります.



育房数

育房数は女王バチの単独営巣期には40房前後です.働きバチが羽化する6月までは200房未満ですが,7月以降は働きバチの増加とともに大きくなっていきます.活動の最盛期の9月・10月になっても1000房を超える巣は非常に少なくなっています.




成虫数

成虫数は働きバチが羽化する6月中旬頃までは女王バチ1頭のみですが,働きバチの羽化と共に次第に数を増し,7月には17.58頭,8月には46.91頭,9月には75.4頭になります.ピークは10月ですがこの頃には働きバチよりもオスの方が多くなります.

オスと新女王はしばらく巣に止まった後巣を離れます.  この頃から新しい働きバチは育てられなくなるため成虫数は次第に減少し,12月に入るとコロニーの活動は終了します.