por 斎藤祐司
過去の、闘牛、最新情報
98年9月20日から99年1月2日まで | 99年1月11日〜3月1日まで | 3月9日から5月23日まで |
5月27日〜11月10日 | 2000年1月2日〜4月17日 |
2000年5月18日
4月28日セビージャで角傷を受けて休養していたモランテ・デ・ラ・プエブラは19日のサン・イシドロには出ないことになった。サン・イシドロ祭には、100%治らないと出ないと言っていた。代わって出場するのは、ミゲル・アベジャンだ。そして、復帰第1戦は26日コルドバで、ホセリート、ホセ・トマスとともに出場する。だから、29日のサン・イシドロには出場する模様。
4月から闘牛士達の怪我か続いている。モランテ・デ・ラ・プエブラはセビージャでコルナーダした。ビセンテ・バレラが牧場で1歳の雌牛相手のティエンタで40針縫う怪我をした。直ぐ復帰したが、左上腕骨を骨折した。エスパルタコ、エミリオ・ムニョス他数人怪我で休養中。クアドリージャ達の話だと、こういう年はずっと続くらしい。危ない年になりそうだ。
6月10,11日にホセリート、ホセ・トマスがラス・ベンタス闘牛場に出場する可能性は非常に低くなった。何故なら11日の昼にニーム(フランス)に出場するからだ。
セビージャの春祭りの結果。
最優秀闘牛士:マヌエル・カバジェーロ。
メホール・ファエナ:ダビラ・ミウラ。
メホール・エストカーダ:モランテ・デ・ラ・プエブラ。
最優秀騎馬闘牛士:パブロ・エルモソ・デ・メンドーサ。
全体的に良かった牧場:ヌニョス・デル・クビジョ。
メホール・トロ:ファン・ペドロ・ドメク牧場の“オピパロ”(フィニート・デ・コルドバのファエナで場内一周)。
1日に耳2枚以上取った闘牛士。
エウヘニオ・デ・モラ、耳1枚が2回。モランテ・デ・ラ・プエブラ、耳2枚。ダビラ・ミウラ、耳2枚。フィニート・デ・コルドバ、耳2枚。マヌエル・カバジェーロ、耳1枚が2回。パブロ・エルモソ・デ・メンドーサ、耳3枚(プエルタ・デル・プリンシペ)。耳2枚。
2000年6月10日
最優秀闘牛士:エル・カリファ、ミゲル・アベジャン。
メホール・ファエナ:エル・カリファ。。
メホール・エストカーダ:ダビラ・ミウラ。
最優秀騎馬闘牛士:パブロ・エルモソ・デ・メンドーサ。
最優秀見習い闘牛士:ハビエル・カスターニョ、マルティン・アンテケラ。
メホール・クアドリージャ:エル・チャノ。
メホール・キーテ:フランシスコ・ハビエル・ロドリゲス(ゴメス・エスコリアルのバンデリジェーロ)
メホール・トロ:アドルフォ・マルティン(6月4日オスカル・イガレスが相手にした6頭目の牛)
ミゲル・アベジャンは若手でも有望視されていたので、サン・イシドロ前からカルテルが一杯あった。エル・カリファはこれからドンドン地方の闘牛場に呼ばれるだろう。今決まっていても誰かが怪我をすれば直ぐにお呼びが掛かるだろう。また、同じ事がハビエル・カスターニョにも言える。やはり、プエルタ・グランデの威力は凄まじい。
ただ、パブロ・エルモソ・デ・メンドーサは別格。誰でもが認めているNO1騎馬闘牛士なのだから。彼は仕事を選ぶ事が出来る。それは、ホセリート、ホセ・トマスと同じように。ちなみに3人ともアポデラードは、エンリケ・マルティン・アランスだ。
2000年6月13日
バレンシアの闘牛士、ビセンテ・バレラは、4月下旬に牧場でティエンタ中に40針も縫う怪我をしてセビージャの春祭りをキャンセルし、その直後、モラ・デ・トレドに出場し、右上腕骨を骨折してサン・イシドロ祭もキャンセルした。いつ復帰するのか判らないまま各地のカルテルが発表になっていたが、正式に今シーズンの闘牛を全て辞めることを発表した。
非常に残念なことだが何も無理する必要は何処にもない。ゆっくり休んで来年に繋げて欲しい。
2000年7月5日
6月30日アルヘシラスで怪我をしていたホセ・トマスは7月16日バルセロナで復帰の予定。
6月25日アルヘシラスで右手にまた怪我をしたエル・カリファは、パンプローナには不出場になる。復帰は未だいつになるか判らない。1ヶ月くらいかかるだろう。
2000年7月17日
7月16日バルセロナのモニュメンタル闘牛場で、ホセ・トマスが怪我から復帰、プエルタ・グランデをした。エンリケ・ポンセは耳なし。ミゲル・アベジャンは、初めの牛のファエナで脳震とうを起こし医務室に担ぎ込まれた。その為に、この日は、ポンセとホセ・トマスのマノ・ア・マノになる。ホセ・トマスは、悪い牛で真面目にパセを繋いで耳1枚。良い牛で耳2枚。剣は角度が浅かった。良い牛だったが剣刺しの時コヒーダされて耳2枚。合計耳5枚という驚異的な耳を切り、復帰戦をプエルタ・グランデで飾った。これはもう信じられない数の耳の数だ。どうやら歴史的な記録らしい。
2000年7月18日
7月16日バルセロナのモニュメンタル闘牛場でコヒーダされた、ミゲル・アベジャンは非常に強い衝撃を頭に受けたが、回復に向かっているようだ。ただ、復帰はいつになるか判らない。
7月17日バレンシアでハビエル・カスターニョが右足中足骨、骨折をした。
7月17日、フランス、モン・ド・マルサンでホセリートがコヒーダされ、腰の上の部分を痛めた。検査が必要だそうだ。
ビセンテ・バレラの復帰戦は、メキシコの地方で9月17日になる模様。
2000年7月20日
17日にモン・ド・マルサンで腰を痛めたホセリートは22日パルマ・デ・マジョルカには出場しない。23日、バルセロナはどうなるにだろうか?
エル・カリファの復帰戦は、当初21日バレンシアの予定だったが27日サンタンデールになる模様。エスプラも復帰戦はサンタンデールになる模様。
ハビエル・カスターニョは、1ヶ月の骨折で復帰は、8月20日位の模様。なお、9月13日サラマンカでトマール・デ・アルテルナティーバをする予定。
2000年9月22日
19日サラマンカでホセ・トマスが怪我をした。手を怪我したのと、右太股10cmの角傷、外転筋挫傷。重症ではない。が、あらかじめ、今シーズンの闘牛は30日のサフラで終了の予定だったため、残りの日にちと怪我の状態を考えて、無理をせずに打ち切りを決めた模様。
22日のタラベラにはホセ・トマスに代わって、クーロ・バスケスが、24日のバルセロナには、ホセ・トマスに代わってホセリートが出場することが決まった。24日ホセリートはファンが納得するだろうが22日のクーロ・バスケスは、首を傾げる。ログローニョには誰が出るのだろう。興行主は代わりを捜すのは非常に難しいと言っている。ファンが納得するようなカルテルにするのは、やはり非常に難しいものになるだろう。当然、観客数は落ちるだろう。
また、今年のサン・イシドロ祭、最優秀見習い闘牛士になったハビエル・カスターニョは骨折が治らず未だ復帰していない。
エル・コルドベスの怪我の状態が思わしくなく今シーズンの闘牛を打ち切った。
2000年10月12日
・最優秀闘牛士: フリアン・ロペス“エル・フリ”
・最優秀見習い闘牛士: ハビエル・カスターニョ
・最優秀騎馬闘牛士: パブロ・エルモソ・デ・メンドーサ
・最優秀ピカドール: マヌエル・モンティエル
・最優秀牧場: ビクトリーノ・マルティン・アンドゥレス
・プロとしての偉大な経歴を表彰: ビクトル・メンデス
・闘牛に対して頑固で忠実であったことを表彰: ファン・アントニオ・ルイス・ロマン“エスパルタコ”
・闘牛中継放送に対して表彰: ビア・ディヒタル(Via Digital)
最優秀闘牛士に選ばれたのは、エル・フリだった。ホセ・トマスは今年彼自身最高の闘牛を見せていたが選ばれなかった。何故かは明白だ。第1級闘牛場には、バルセロナしか出ていないからだ。TV中継をホセリートと共に拒否したために、ビア・ディヒタルが中継するファジャス(バレンシア)、フェリア・デ・アブリル(セビージャ)、サン・イシドロ(マドリード)、5月のコルドバ、8月のビルバオ、10月のサラゴサと、ことごとく出場を拒否してきた。
ホセ・トマスの闘牛がいくら素晴らしくても、第1級闘牛場、出場がバルセロナだけという闘牛士に最優秀闘牛士として表彰する分けにはいなかったのだろうと、思うしかない。しかし、今年ホセ・トマスがやっていた闘牛はどの第1級闘牛場へ行ってもプエルタ・グランデが出来ただろうと闘牛ファンは知っているだろう。
それにしても、サラゴサのフェリア・デ・ピラールが終わってないのに2000年の闘牛を発表したコシオは、サラゴサの闘牛が駄目なことを良く知っているって事だろう。
2000年12月4日
・最優秀闘牛士: ホセ・トマス、フリアン・ロペス“エル・フリ”
・最優秀見習い闘牛士: ハビエル・カスターニョ
・最優秀騎馬闘牛士: パブロ・エルモソ・デ・メンドーサ
・最優秀牧場主: ビクトリーノ・マルティン・アンドゥレス、フルナンド・ドメク(サルドゥエンド牧場)
・最優秀バンデリジェーロ: ルシアノ・ヌニェス(ホセ・トマス)
・最優秀ピカドール: エフレン・アコスタ
・最優秀アポデラード: ルイス・アルバレス(現レオナンド・エルナンデス、前、モレニートデ・マラカイ、セサル・リンコンなど)
・最優秀第1級闘牛場: バルセロナ
・最優秀第2級闘牛場: アルバセーテ
・最優秀第3級闘牛場: サン・セバスティアン・デ・ロス・レジェス(マドリード)
・最優秀フランス闘牛場: モン・ド・マルサン
・マスコミ: フェルナンド・ビンジェス
・団体: フンダシオン・ホセリート
・特別表彰: ラファエル・デ・パウラ
2000年12月20日
2001年の闘牛の日程が一部発表になった。把握しているものを書いておく。
ラス・ベンタス闘牛場(マドリード)は3月11日から毎週と日曜日に闘牛を開催する予定。
3月のカステジョンのフェリア・デ・マグダレナは18日から25日に開催される。
8月のビルバオのフェリアは18日から26日まで開催予定。ガナデリアは、アタナシオ・フェルナンデス、ビクトリーノ・マルティン、サルドゥエンド、セバダ・ガゴ、ドロレス・アギレ、エル・ピラール、エドゥアルド・ミウラの予定。
2000年12月22日
2001年バレンシアのフェリア・デ・ファジャス(火祭り)は、興行主、ロベルト・エスピノサの発表では3月10日から19日まで行われる。19日はポンセとビセンテ・バレラ。二人はもう1日出場予定。16日か17日。エル・フリは2日間出場の予定。
2001年のマドリード、ラス・ベンタス闘牛場のフェリア・デ・サン・イシドロは、興行主、トレスマ2(エルマノ・デ・ロサノ)の発表では、5月12日から6月8日まで行われる。内、騎馬闘牛は3日間。 出場牧場は、プエルト・デ・サン・ロレンソ、ドミンゴ・エルナンデス、エル・シエロ、バルデフレスノ、ファン・ルイス・フライレ、タベルネロ、セレスチティノ・クアドゥリ、マリ・カルメン・カマチョ、グアルディオラ・デ・ラマ、ドロレス・アギレ、ビクトリーノ・マルティン、アドルフォ・マルティン、コンデ・デ・ラ・コルテ、サムエル・フロレス、アラウス・デ・ロブレス。ノビージャーダは、バルタサル・イバン、ラ・キンタ。
2000年12月31日
去年の9月のサラマンカでアルテルナティーバを予定していたハビエル・カスターニョは骨折のために出場できなかった。2001年のバレンシア(フェリア・デ・ファジャス)で、3月16日にパドゥリーノ、エンリケ・ポンセ、テスティーゴ、エル・フリで行われることになった。ハビエル・カスターニョは、2000年サン・イシドロ祭最優秀見習い闘牛士である。
Via Digital の Guran Via で闘牛放送で解説をしている元闘牛士、ロベルト・ドミンゲスが、モレノ・エルマノス牧場の牝牛50頭を買った。種牛は、ダニエル・ルイスから2頭。今までロベルトは牧場に興味を示さなかったが牧場を開くのだろうか。
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